ホリミヤ(堀さんと宮村くん)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホリミヤ』とは、漫画家・イラストレーターのHEROによる漫画『堀さんと宮村くん』を基に、漫画家の萩原ダイスケが描いた青春漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。とある「秘密」を抱えた堀さんと宮村くんを中心に、その周囲の人々の変化や交流を描く。キャラクター達によるユニークな掛け合いや爽やかなテイストの中に混ざった切ない展開などが多くの反響を呼び、2021年にアニメ化に加え、ドラマ・映画化までもが行われることとなった。

くのいちっ!!

桜が好きな漫画。宮村も読んでいる様子。「ドクロ忍者コノハ」と同雑誌で連載している。アニメ化も決定するほどの人気漫画のもよう。

幕末レンジャー(ばくまつれんじゃー)

朝放送型の特撮番組。レッド、ブルー、グリーン、イエロー、ブラックの5人が江戸の町を守る、というストーリー。
どうやらブラックが宮村に似ているらしく、吉川に宮村とコノハが同一人物だとバレかけた時に「幕末レンジャーのブラックに似ている」と石川がごまかした。

高級食材

略称は「KS」。吉川家独特の柳に対する呼び名。要するに「かっこいい」男に対しての呼称のもよう。

『ホリミヤ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

宮村伊澄「この時間は俺だけのものだ──って思うし」

『ホリミヤ』コミック1巻、第1話での宮村のセリフ。学校とプライベートで別の顔を持つ宮村。しかし堀家に向かう最中に、堀の友人であるユキに、その姿を一瞬だけ見られてしまう。
そのことを知った堀が「なんか私以外の人に宮村のそういう格好を見てもらいたくない」と口にする。すぐになんでもないとごまかす堀だったが、宮村は彼女の言葉を真剣に受け取り、同じ秘密の時間を共有する仲間として自分の思っていることを堀へ告げる。
まっすぐに目を見て伝えられたこのセリフに、真っ赤になる堀。宮村と堀の距離の縮まりを感じると共に、堀の女子らしいかわいい一面が見れるシーンとなっている。

堀京子「宮村は私のだもん!!あげないから!絶対!!あげないから!!」

『ホリミヤ』第2巻収録、第11話での堀京子のセリフ。「宮村君ってかっこいいね」「レミ、宮村くんもらっていい?」とレミに言われ、2人が付き合っている場面を想像した堀がそれを拒絶するシーンでのセリフとなっている。
堀が宮村への想いを自覚し始める、第1歩とも取れるセリフである。ホリミヤの物語が大きく動き出す、そのきっかけともいえよう。

宮村伊澄「俺のだ!」

『ホリミヤ』第5巻収録、29話での宮村のセリフ。ほのかと堀さんの奪い合いを繰り広げた際に、ほのかに向けて放った一言。宮村の堀への想い、本気がすべて集約された一言といえる。また第11話で、レミ相手に堀が放った「宮村は私のだもん」というセリフを思い出させるものにもなっている。堀と宮村、互いに対して強い独占欲を持つ2人は、これ以上ないお似合いの恋人同士なのだということを感じざるえないセリフだ。

堀京介「なんで?だって娘が選んだ人なんだよ?そんな人と仲良くなるって超嬉しいことじゃね?」

『ホリミヤ』第4巻収録、25話での京介のセリフ。堀家に遊びに来た宮村を快く出迎えた京介。そんな京介の様子に「普通娘の彼氏とかって父親は嫌がるものじゃないんですか」と宮村が尋ねる。その時の京介の返答が、このセリフとなっている。堀京介という人間の人柄、そして娘に対する愛情を感じる一言といえよう。
普段はちゃらんぽらんな男だが、その芯にはしっかりとした「父親」としての顔が存在しているようだ。

進藤晃一「キレたらヤバいのはみんな同じ 宮村に限ってなんてことはない」

『ホリミヤ』第3巻収録、第18話での進藤のセリフ。宮村の中学時代について語られた第18話。宮村と仲良くなり始めた進藤にイラだった谷原は進藤につっかかる。その時に進藤が、谷原へ返したセリフ。
普段は底抜けない明るい姿を見せている進藤が垣間見せた、怒りの顔。「キレたらヤバいのはみんな同じ」というセリフは、まさしくこの時の彼そのものを指している言葉だといえよう。どんなに笑ってばかりの人間でも「怒り」がわかないわけではない。誰にでも平等にある感情なのだという、当たり前だけど忘れがちなことを改めて認識させられるシーンである。

『ホリミヤ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作『堀さんと宮村くん』には2つのパロディ漫画が存在している

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