ホリミヤ(堀さんと宮村くん)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホリミヤ』とは、漫画家・イラストレーターのHEROによる漫画『堀さんと宮村くん』を基に、漫画家の萩原ダイスケが描いた青春漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。とある「秘密」を抱えた堀さんと宮村くんを中心に、その周囲の人々の変化や交流を描く。キャラクター達によるユニークな掛け合いや爽やかなテイストの中に混ざった切ない展開などが多くの反響を呼び、2021年にアニメ化に加え、ドラマ・映画化までもが行われることとなった。

創太に2人の関係を認めて貰えてからしばらくが経ったある日。堀と宮村は、下校中に谷原マキオ(たにはら まきお)とその友人達と出会う。
谷原達は中学時代の続きのように、宮村にちょっかいを出し始めるが、それに腹が立った堀に拳で追い返されてしまう。その後谷原は、待ち合わせをしていた進藤に自分の身に起きた事を話す。
そんな谷原に「気にいらない癖に宮村に構わずにはいられないのか」と呆れる進藤。しかし実は進藤が知らないだけで、谷原が宮村を構う理由は明確に存在していた。彼等がまだ同じ中学に通っていた頃。当時、学校では兎を飼っていたのだが、ある年の夏休み、世話係だった谷原が餌をやり忘れた事で兎が死んでしまう。バレるのを怖がった谷原は、それを宮村のせいにする。以降、谷原は何故か宮村をいじめるようになっていた。

しかしその事に後悔の念も少なからず抱いているのも事実だった谷原は、宮村と再会した後日、兎の事を夢に見る。そしてそれを機に宮村と向き合おうと決め、宮村の連絡先を知る友人から彼の携帯番号を教えて貰う。だが電話は繋がらず、谷原は宮村のところへ直接向かう。宮村と再び対面するも謝罪の言葉は口を出ず、谷原は全く関係ない雑談を始めてしまう。だが宮村の方は彼と普通の会話が出来ている事が嬉しく、それを喜ぶ。

最終的に谷原は宮村の店のケーキを取り置き予約し、宮村と別れようとするが、その直前、電話の事を思い出して口にする。結果「壊れていて電話が取れなかった」という事実が発覚。シカトされていたわけではなかったのかと安堵する谷原だったが、同時に、自分が宮村にシカトされる事を恐れていたと気付き唖然とする。

帰り道、谷原は自分が宮村を嫌っていた理由を改めて考え始める。しかしその理由を思い出す事はできず、「覚えていないという事は特に理由がなかったのだ」という事実に気づく。そうして改めて、あの兎が死んだ時に宮村に謝罪が出来なかった事を深く後悔する。
以降、谷原は宮村と友人として接していくようになる。ぎこちなさは抜けないものの、宮村と谷原の関係は確実に以前とは違うものへと姿を変えたのであった

『ホリミヤ』の登場人物・キャラクター

ここでは『ホリミヤ』に登場する人物・キャラクターのみの紹介を行う。
原作『堀さんと宮村くん』にのみ登場している人物・キャラクターの紹介は割愛する。

片桐高校生徒(かたぎりこうこうせいと)

堀 京子(ほり きょうこ)

アニメ『ホリミヤ』の堀京子

実写『ホリミヤ』で堀京子を演じた久保田紗友

CV:瀬戸麻沙美(OVA)/戸松遥(テレビアニメ)
演:久保田紗友
主人公。父、母、弟創太の4人家族の長女。第1話の時点では高校2年生だったが、本編中に3年生へ進学。成績優秀で快活で、おしゃれなギャルとして学校では人気者。だが家では化粧のけの字もない姿で、共働きの両親の代わりに家事を行っている。その変わりざまは、街中で学友達に出会っても気づかれないほど。力が強く、友人や家族からは「打撃系」「粉砕系」と恐れられている。強気な性格も相まって、横暴的な面も見られる。
家事料理が全般的に得意。だがケーキといった特殊な料理は作るのが苦手らしく、よく失敗している。嫌いな食べ物も多く、なかでもシチューが大嫌い。しかし宮村の好物な為、宮村同伴の夕飯時には鼻をつまみながら作ることもある。
他にもおしゃれでギャルな学生時の姿とは真逆に、実は流行り廃りには疎い一面がある。創太の影響で子供向けのアニソンならよく聴く。最近のアーティストの曲はさっぱりわからない。
そのほかにも、パソコンなどの機械系をいじるのが苦手だったり、絵や工作といったたぐいも上手とは言い難い。器用なように見えて、その実不器用な面が多いもよう。

宮村 伊澄(みやむら いずみ)

アニメ『ホリミヤ』の宮村伊澄

実写『ホリミヤ』で宮村伊澄を演じた鈴鹿央士

CV:松岡禎丞(OVA)/内山昂輝(テレビアニメ)
演:鈴鹿央士
堀のクラスメイトの男子生徒。第1話は高校2年生であったが、本編中で高校3年生へ進学。
目立つことが嫌いで、学校では地味な眼鏡男子として振る舞っているが、実は耳や口に合計9つのピアスの穴をあけており、さらに身体には刺青まで彫ってあると、ひどく目立つ姿をした男子。学校の外では長い髪を結び、ピアスもつけて出歩いている。その変わりざまは堀同様に、街中で出会った同級生にも気づかれないほどのものとなっている。なお眼鏡は地味に見せる為だけの伊達であり、学校外ではかけていない。髪を切ってからは、学校でも眼鏡をかけることをやめた。ただし刺青に関しては周囲にバラすわけにいかなかった為、髪を切った後も季節関わらず長袖を着用し隠し続けている。顔の造形に関しては、堀いわく「そこそこかっこいい」だそう。
基本的に温厚。鈍感な面もあり、時々無遠慮な発言を平然とする。特に中学時代からの友人である進藤に対しては、強烈な毒を吐くことが多い。
実家はケーキ屋。その為か、堀とは真逆にケーキが作れる。ケーキ以外の料理も得意。その他にも美術的なセンスが高く絵や裁縫も得意と、やはり堀とは真逆な器用さを持っている。代わりに勉強は苦手なのか、成績はさほど良くない。しかし保健体育だけは常に学年1位と不動の座を獲得している。

石川 透(いしかわ とおる)

アニメ『ホリミヤ』の石川透

実写『ホリミヤ』で石川透を演じた鈴木仁

CV:細谷佳正(OVA)/山下誠一郎(テレビアニメ)
演:鈴木仁
堀と宮村のクラスメイトの男子生徒。堀と仲がよく、恋心を抱いている。だが告白して振られてしまう。堀と仲良くなり始めた宮村の存在が気になったことをきっかけに、宮村とつるむようになる。宮村からすれば、クラスで高校生活で最初にできた男友達。宮村の刺青の存在を知る、数少ない人物ともなっている。
協調性の高い、面倒事を引き起こすことの多い友人達の保護者役兼ツッコミ役となることが多い。元来世話焼きな性格らしく、親戚の子供たちからも慕われているらしい。しかし成績は宮村同様にあまりよくない。保健体育も含めると、宮村以下の学力と認定できる。
実はお金持ちの家の一人息子であり、家にはお手伝いさんもいたりと驚きの出生となっている。しかし本人の感覚はごく庶民的な為、周囲の誰よりも常識がある人間となっている。
井浦秀とは幼馴染。

吉川 由紀(よしかわ ゆき)

アニメ『ホリミヤ』の吉川由紀

実写『ホリミヤ』で吉川由紀を演じた岡本莉音

CV:植田佳奈(OVA)/小坂井祐莉絵(テレビアニメ)
演:岡本莉音
堀と宮村のクラスメイト。1年生の頃から2人と同じクラスであり、特に堀、くわえ石川とは当時からの付き合い。
元気な体育系女子。音楽はORANGE RANGE好きで、映画も笑える系が好きと明るいものを好んでいる。けれど反面、好きなものを好きと言えない性格をしており、恋愛事に関しても一般的な恋愛観とはどこかズレたものを持っている。柳からの告白されたことをきっかけに石川と「付き合っていることになっている」。石川に対しては好きだが、恋愛感情ではないという。しかし複雑な感情を抱いていることも本当のもよう。
宮村のことを最初はオタクっぽいと敬遠していたが、堀と石川が仲良くなっていくのをきっかけに打ち解けた。影で言われていた宮村の悪口を聞いて、悲しくなり泣いてしまうほどには物語半ばでは心を開いた仲となっている。
美紀という美大生の姉がいる。

仙石 翔(せんごく かける)

アニメ『ホリミヤ』の仙石翔

実写『ホリミヤ』で仙石翔を演じた小野寺晃良

CV:島﨑信長(OVA)/岡本信彦(テレビアニメ)、小市眞琴(テレビアニメ幼少期)
演:小野寺晃良
片桐高校生徒会長。堀とは幼稚園の頃からの幼馴染。親ぐるみでの付き合いがある。小さい頃は堀の横暴な面によく困らせられ、その為、今も堀には歯が立たない状態となっている。それでも会長という立場もあってか、初登場時は堀に対して強気の態度を取っていた。話数を追うごとにそのメッキは剥がれていくことになる。本当は気が弱い性格で、虫も触れなかったりする。しかしなぜかトンボだけは触れるらしい。
成績は非常に優秀で、保健体育を除くほとんどの科目で学年トップを取っている。なお、身体を動かすことは苦手なもよう。体つきも細身で、筋肉や運動の文字からは遠い体つきとなっている。
読書が非常に好きで、一度集中すると話しかけられても上に乗られても気づかない。恋人との綾崎レミとは、この本好きをきっかけに仲良くなった。

1215chika
1215chika
@1215chika

目次 - Contents