ホリミヤ(堀さんと宮村くん)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ホリミヤ』とは、漫画家・イラストレーターのHEROによる漫画『堀さんと宮村くん』を基に、漫画家の萩原ダイスケが描いた青春漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。とある「秘密」を抱えた堀さんと宮村くんを中心に、その周囲の人々の変化や交流を描く。キャラクター達によるユニークな掛け合いや爽やかなテイストの中に混ざった切ない展開などが多くの反響を呼び、2021年にアニメ化に加え、ドラマ・映画化までもが行われることとなった。

『ホリミヤ』がモノクロ漫画であるのに対し、原作『堀さんと宮村くん』はカラー漫画での連載が行われていた。カラーに際し、それぞれのキャラクターには個を象徴するカラーが割り振られており、緑や赤、紫と言った派手やかなカラーリングの髪・瞳の着色が行われている。このカラーは、もちろん『ホリミヤ』にも受け継がれている。スクウェア・エニックスから出版された『堀さんと宮村くん』も、カラー版のままで出版が行われた。
また原作者HEROのTwitterにて、各キャラクターに関するカラーチャートの公開もされている。原作者本人も少々曖昧な部分があるようだが、これが正式な『堀さんと宮村くん』のカラーチャートである事は確かである。

改めて見直されたストーリー構成

『ホリミヤ』は、原作『堀さんと宮村くん』の構成を見直し、改めた上での連載が行われている。構成の練り直しには原作者のHEROも携わっており、原作から受け継がれたシーンでも『ホリミヤ』では見せ方、舞台となっている場所が異なるなどの変更がされている。その他にも原作では「おまけ」にしか登場しなかったキャラクター達が、『ホリミヤ』では本編内に登場する。
随所随所に原作とは違う一面が盛り込まれ、『堀さんと宮村くん』を完読済のファンでも心新たにストーリーを楽しむ事ができる仕様となっている。

『ホリミヤ』の為に描き下ろされた、追加エピソード

追加エピソード「体育祭編」の1シーン。体育祭開会式で堀に意気込みを見せる宮村。

『ホリミヤ』には、原作者HEROの描き下ろしエピソードがいくつか存在している。その代表格としてあげられるのが「体育祭編」だ。
「体育祭編」はその名の通り、堀達の通う学校「片桐高校」で行われる体育祭を中心としたエピソードであり、全5話(Ep.47、Ep.50~53)で構成されている。これは追加エピソードの中においては、最多の話数で追加されたエピソードとなっている。
なおこの「体育祭編」は、『ホリミヤ』初の公式ファンブック『ホリミヤ 10.5 OFFICIAL FANBOOK』にて、原作者HEROが作成したネームが掲載されている。さらにファンブック内でも12ページの描き下ろしエピソードが追加されていたりなど、『ホリミヤ』にはこの作品内でしか味わえないエピソードが多く存在している形となっている。

『ホリミヤ』の用語

片桐高校(かたぎりこうこう)

堀や宮村達が通っている学校。略称は「桐校」

八阪高校(やさかこうこう)

進藤と千佳の通う学校。略称は「パチコー」
偏差値は片桐高校よりも少し上。地元でも有名な高偏差値の学校のもよう。作中では「堀がここを受けようと思えばたぶん受かっていた」ことも明かされている。

あかり小学校

石川と井浦の母校。

あかり幼稚園

堀と仙石が卒園した幼稚園。実は宮村も年長児のみ通っていた。

ケーキ屋「伊織(いおり)」

宮村の父母が営むケーキ屋。店名は宮村母の名が由来。宮村も時々仕事を手伝っている。
テレビで紹介をされたこともあり、町内ではオススメのケーキ屋さんとして知られている。
オススメのケーキは、チーズケーキ。

魔神戦機天使隊ハリケーンスター(まじんせんきてんしたいはりけーんすたー)

創太の好きな児童向けアニメ。その影響を受けてか、堀もOPを歌えるもよう。映画化も行われた人気作。

ドクロ忍者コノハ

宮村、創太、桜が好きな漫画。40巻以上出ている人気漫画。「瞬間白骨化」という必殺技をもった忍者「コノハ」が主人公。

コノハ

突如堀家に来訪してきた吉川に対し、宮村がとっさに名乗った偽名。
「ドクロ忍者コノハ」から取ってきた。堀家に居た理由は「従兄弟だから」という設定で押し通した。

くのいちっ!!

1215chika
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@1215chika

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