Gears of War 2(ギアーズ オブ ウォー2)のネタバレ解説・考察まとめ
『Gears of War 2』(ギアーズオブウォー2)は前作『Gears of War』 の続編であり、エピックゲームズが開発し、マイクロソフトから発売されたXbox 360用のアクションアドベンチャーゲームである。日本語版のキャッチコピーは「あがけ、生きろ」。地下資源を巡って日々戦争を繰り広げる人類に対し、突如現れた謎の生命体「ローカスト」。ローカストの攻撃によって絶滅の危機に陥った人類は、報復として彼らの本拠地を爆弾で破壊する。両者生き残りをかけた壮絶な争いが始まった。
通常移動の速度は前作よりも若干遅くなっており、反面各カバーアクションは前作よりも隙が減少し速度も少しだけ向上した。このためカバーアクションの操作性とアクションとしての重要性が増した。
カバーアクション
遮蔽物の近くでAボタンを押すことにより物陰へ隠れて敵の銃撃を防ぐ。カバーしてからは左スティック+Aボタンで様々なアクションを直感的に行え、LTボタンで銃を構えることができる。銃を構えずに撃つとブラインドファイア(手榴弾も可能)となる。また今作からカバー動作に入る途中で左スティックを逆方向へ入れることによりモーションをキャンセルすることが可能になった。
アクティブリロード
RBボタンでリロード動作を行う際に一定のタイミングでRBボタンを再入力する事でリロード時間を短縮できる。更に特定のタイミングでRBボタンを押すとパーフェクトリロードとなり、一定時間ボーナスが付く。逆にタイミングを間違えた場合、RBボタンを押さない時よりもリロードの完了が遅くなってしまう。
本作からパーフェクトリロードのボーナスは攻撃力増加だけでなく、一定時間武器の性質が変化するものも加わった(射程距離の向上や連射速度の向上など)。
ローディーラン
平地でAボタンを押し続けることで身を低く屈めて力走する。今作ではローディーラン中の方向転換が容易となり、延々と走り続けられるようになった。ダイブ(飛び込み前転)後はすぐこの体勢に入れる。しかし、ストッピングパワーのシステムが付加され、ローディーラン中に射撃を受けると歩行速度が遅くなるようになった。
処刑
ダウンした敵に近づいてA、X、Y、Bいずれかのボタンを押すことによって様々な種類の「処刑」を行うことができる(Gears of War では1種類の動作のみだった)。処刑のモーションは装備によって異なり、個性的かつ凄絶なものが多い。ゲームモードによっては処刑しなければ敵を倒すことができない。
ミートシールド
今作の新システムで処刑の一種である。ダウンした相手の近くでAボタンを押すことにより敵を捕獲し、盾として自分の前方へと構える。ミートシールド中はローディーランとカバー不可。武器はハンドガン系のみ使用可能となる。
レベルデザイン
前作よりも総じて大規模化しており、2〜4人だった主人公の部隊の人数も最大5人に増えた。ただし、協力プレイで操作可能なのは前作同様2人までで残りはAIの操作となる。1ステージに出現する敵の数も増えており、また敵の種類・武器の種類も大幅に追加され大規模化・バリエーションの多彩化が行われた。
その一方で、前作の特長だった小人数同士ながらも広く複雑な地形を活かした側面攻撃やかく乱が出来る入り組んだ戦闘が可能なステージは減少し、本作は大人数で派手な反面、正面からの撃ち合いしか出来ない(あるいはそれ以外が非常に困難)ステージが多い。開発者も後に認めた問題点であり、続編の『Gears of War 3』では改善されている
他の大きな変更点としては、本作は仕掛けられた罠をカバーアクションやローディーランや銃撃などを駆使して切り抜けるパズルの場面が大幅に増えている。乗り物に乗っての戦闘も増えており、通常戦闘以外のステージの割合がかなり多い。
マルチプレイヤー
ストーリーモードの協力プレイは前作同様2人までだが、新モードであるホードでは最大5人での協力プレイが楽しめる。また対戦は1チームの人数が4人から5人(ウィングマンを除く)に変更されておりストーリー同様規模を大きくする方向に改訂された。
また、前作の対戦モードで開発者が問題視したショットガンを駆使する近接戦闘の対策も講じられた。本作においては全体的に近接戦闘がやりづらくなる様に調整されている(次回作ではまた違った方向性の調整が行われている)。前述のローディーランのストッピングパワーはその一つである
キャンペーン
マーカス・フェニックス軍曹およびドミニク・サンチャゴ伍長となってローカストと戦う全5幕(Act1 - Act5)のストーリーモード。各幕は複数の章(チャプター)に分かれている。
難易度は簡単な順からカジュアル(Casual)・ノーマル(Normal)・ハードコア(Hardcore)・インセイン(Insane)の四つでインセインは二周目以降から選択可能。オンラインまたはローカルでの分割画面により二人での協力プレイ(CO-OP)も可能。今作ではCO-OPの際お互い異なる難易度でプレイすることも可能となった。
前作同様一度クリアしたチャプターは自由に選択可能。
対戦モード
「ホード」モードは5人まで、その他の対戦は10人まで同時にプレイ可能。マッチングにはパブリック、プライベートの二種類が存在する。パブリックではプレイヤーのランクを元に自動的にマッチングされるが、フレンドなどとパーティを組んで戦うことも可能で、一試合ごとにマッチングしなおされる。プライベートでは招待したプレイヤーと自由なルールで続けてプレイすることが出来る。
また、今作では「ホード」以外のモードでコンピュータ操作のボット(Bot)を入れる事ができるようになり、オフラインや少人数でも対戦を気軽に楽しめるようになった。
ウォーゾーン
ウォーゾーンは「戦闘地帯」などの意。2チームに分かれて敵チームの全滅を目指す。一度死んだらそのラウンドは復活することができない。処刑(後述)の必要がなく、即死系の射撃でなくとも遠距離から敵を殺すことが可能。
エクセキューション
基本的にはウォーゾーンと同じだが、処刑または即死系の攻撃(ヘッドショット・爆発物など)でなければ敵を殺すことができない点が異なる。
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目次 - Contents
- 『Gears of War 2』の概要
- 『Gears of War2』のあらすじ・ストーリー
- ACT.1 標的
- ACT.2 地底の居住者
- ACT.3 垂れこめる暗雲
- ACT.4 巣窟
- ACT.5 予期せぬ結果
- 『Gears of War 2』のゲームシステム
- 移動速度
- カバーアクション
- アクティブリロード
- ローディーラン
- 処刑
- ミートシールド
- レベルデザイン
- マルチプレイヤー
- キャンペーン
- 対戦モード
- ウォーゾーン
- エクセキューション
- ガーディアン
- サブミッション
- アネックス
- キング・オブ・ザ・ヒル
- ウィングマン
- HODE(ホード ) モード
- 『Gears of War 2』の登場人物・キャラクター
- COG(統一連邦政府)および人類
- マーカス・フェニックス
- ドミニク・サンチャゴ
- オーガスタス・コール
- デーモン・ベアード
- ベンジャミン・カーマイン
- タイアロア・カリーソ
- ディジー・ウォーレン
- アーニャ・ストラウド
- ビクター・ホフマン
- リチャード・プレスコット
- マリア・サンチャゴ
- アダム・フェニックス
- ジェイソン・ストラットン
- ナイルズ・サムソン
- フランクリン
- ローカスト
- ドローン
- グレネーディア
- スナイパー
- ビーストライダー
- フレイム・グレネーディア
- ブーマー
- グラインダー
- フレイマー
- ブッチャー
- モーラー
- カンタス
- ティッカー
- レッチ
- セロン・ガード
- パレスガード
- ネーマシスト
- サイア
- ロックワーム
- リフトワーム
- ネーマサイト
- ミラ
- スコージ
- 『Gears of War 2』の武器
- ライフル系
- ランサーアサルトライフル
- ハンマーバーストII
- ナッシャーショットガン
- ブームショット
- ロングショット スナイパーライフル
- スコーチャーフレイムスロウワー
- トルクボウ
- ドーンハンマー
- ハンドガン系
- スナッブピストル
- ボルトックピストル
- ゴルゴンピストル
- グレネード系
- スモークグレネード
- フラググレネード
- インクグレネード
- 銃火器 その他
- 迫撃砲
- マルチャー
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- トロイカ
- ブームシールド
- 車両・搭乗物・動物兵器など
- キングレイブン
- アサルト・デリック
- グラインドリフト
- ケンタウロス
- リーバー
- ヒドラ
- ブルマック
- ガンボート
- ビースト・バージ
- 『Gears of War 2』の用語
- イミュルシオン
- 肺さび病
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- 『Gears of War 2』のダウンロードコンテンツ
- ネクサスへの道(追加ステージ)
- 『Gears of War 2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 携帯電話の着信ボイスが存在していた
- 『Gears of War 2』のBGMが日本のドラマ『BOSS』でBGMとして使用されている