Gears of War(ギアーズ オブ ウォー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Gears of War』(ギアーズ・オブ・ウォー)は2006年アメリカのゲーム開発会社エピックゲームズが開発し、マイクロソフトから発売されたXbox 360用のサードパーソン・シューティングゲーム(TPS)である。
本作の「アンリアルエンジン3」を用いた美しいグラフィック、過激なゴア表現、ボタン一つで行えるスピード感あふれるカバーアクションは後のTPSに多大な影響を与えた。TPSにおける記念碑的な作品といえる。

『Gears of War』の概要

『Gears of War』(ギアーズ・オブ・ウォー)は2006年アメリカのゲーム開発会社エピックゲームズが開発し、マイクロソフトから発売されたXbox 360用のサードパーソン・シューティングゲーム(TPS)である。美しいグラフィックで描かれた荒廃した惑星セラで凝り広げられる人類とローカスの戦争をリアルに表現している。トリロジー(三部作)として制作されており、続編に『Gears of War 2』、『Gears of War 3』があり、今作の外伝である『Gears of War Judgment』(ギアーズ・オブ・ウォー ジャッジメント)。新トリロジーの『Gears of War 4』、『Gears5』がある。
タイトルの『Gears of War』とは、日本語で「戦争の歯車」という意味。即ち戦場の兵士を意味でありゲームタイトルの略称はおもに2つ存在し、ひとつは『Gears』(日本ではカタカナで『ギアーズ』とも)、もうひとつは『GoW』である。後者はソニー発売のプレイステーションシリーズ向けアクションゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』(God of War)と同じ略称であるため、混同を避けるために『ギアーズ オブ ウォー』を『GoW』とし、『ゴッド オブ ウォー』を『GOW』とする場合もある。

『Gears of War』のあらすじ・ストーリー

舞台は惑星セラと言う地球によく似た惑星。地下から採掘できる液体エネルギー「イミュリシオン」が発見され、人類はエネルギー問題を解決した。だが無限に採掘できるエネルギーには大きな代償を払う事となる。従来のエネルギーの陳腐化とイミュリシオン産出国への利権による問題で世界のパワーバランスは崩壊し全世界は戦争という道に突き進む。
79年間の世界大戦のさなか突如として地下から「ローカスト」なる生命体が突如として人類を攻撃、最初の24時間で人類の25%を虐殺し人類の世界大戦はここに終結する。のちに「エマージェンスデイ」と呼ばれるこの出来事ののち、人類の絶滅のみが目的のローカストを前に人類は為すすべもなく劣勢に追いやられていく。
圧倒的不利となった人類は、ローカストが採掘できない堅い岩で形成された地層のあるハシント高原へ退却。そして追い詰められた人類は化学兵器と軌道衛星のビーム兵器で、逃げ遅れた市民ごと焼き尽くす作戦を決行した。
人類は大きすぎる犠牲と地表の大部分を焦土化する犠牲を払ったがローカストは地下に逃げ込み未だ完全に脅威は去っていない。

マーカスフェニックス

ローカストが襲来してから14年後。敵前逃亡と命令違反の罪で刑務所に収監されていた軍人「マーカス・フェニックス」は古くからの友人「ドミニク・サンチャゴ(以降ドム)」の助けを借りながら刑務所から脱出に成功する。
その後デルタ部隊に合流し上官のキムと一般兵のカーマインと一緒に任務に当たることになった。
彼らの任務はローカストの拠点データを収集しライトマス爆弾という核兵器によりローカストを殲滅する事であった。

ACT.1 廃墟の町

刑務所に収監されているマーカスを助けに来たドム

ローカストとの戦役において数々の戦果をあげた英雄であったが、父親を救出するために命令違反を犯し、軍事刑務所に収容されていたマーカス・フェニックス。だが、戦況の悪化により軍事刑務所もローカストの襲撃を受け、救出された受刑者たちも戦線に復帰することとなった。
幼なじみで親友のドミニク・サンチャゴ(ドム)の手引きにより、ドムの所属するデルタ部隊に組み込まれたマーカスは、上官であるホフマン大佐からローカストを一網打尽にするほどの威力を持つライトマス爆弾を地下に撃ち込む作戦が進行中であることを知らされる。しかし、ライトマス爆弾を撃ち込む有効なポイントを割り出すにはレゾネイターによる地下構造の探査が必須であり、その任務にあたっているアルファ部隊の増援としてデルタ部隊は戦地へと赴くことになる。

キム中尉を刺殺するラーム将軍

アルファ部隊と合流を急ぐ一行は途中の広場でローカスト軍に待ち伏せされる。ローカスト軍にカーマインは頭部を狙撃され戦死してしまう、仲間を一人失うも任務遂行のために進軍をする。アルファ部隊と合流したデルタ部隊であったがまたしてもローカストの攻撃にさらされてしまう。仲間に建物の中に避難するように指示するキム中尉であったが、後ろからローカスト軍の司令官であるラーム将軍が迫ってくる、仲間の退却の援護射撃をしていて後ろにいるラーム将軍に気づかなかったキム中尉はラーム将軍に掴まれ腹部をナイフで刺され死亡してしまう。

アルファ部隊のコールとベアード

建物に避難したマーカスとドム、そしてアルファ部隊の生き残りのコールとベアードはバリケードを築いてローカストの攻撃を遮った。だが建物の中には巨大なローカストが徘徊していた。それは「ベルセルク」という名前で大きな体を武器にして突進してくるローカストである。ベルセルクは音に敏感で静かに移動して戦闘を避けようとベアードは提案した。静かにその場をやり過ごそうとしたが、こちらの存在にベルセルクは気づいてしまいマーカスとドムは逃げることに。そして通常兵器の利かないベルセルクに対して司令部にドーンハンマーの援護を要請した。屋内で使うことのできないドーンハンマーを使用するために外の広場までベルセルクを誘い出すことに成功した二人は何とかベルセルクを倒すことができた。

ACT.2 日没

難民キャンプを訪れるデルタ部隊

アルファ部隊との合流は果たしたものの、生き残ったのはアルファ部隊からはオーガスタ・コールとデーモン・ベアード、デルタ部隊からはマーカスとドムのわずか4名のみという状況。だが、切迫した状況でこの任務を中断することはできず、生き残った4名を新たなデルタ部隊とし、任務を続行することに。 デルタ部隊を率いることとなったマーカスは、作戦本部(コントロール)から次の目的地であるイミュルシオン工場へ向かうように指示を受ける。イミュルシオン工場までの距離はここから10kmとかなり離れているため、そこまでの移動の足となる車を確保すべく、ドムの知人をたずねて難民キャンプへと足を運ぶ。
歩いて旧市街を抜けて難民キャンプにたどり着いたデルタ部隊。どうやらドムはフランクリンと言う難民の知り合いがいるようだ。難民キャンプの人々はかつてドーンハンマーの攻撃により土地を焼き払われた事でCOG(デルタ部隊が所属する統一連邦政府)の人間を毛嫌いしているようで皆悪態をついてくる。フランクリンに車を貸してもらうように昔の借りを交渉材料にして話をするドムであったが、フランクリンはコールとべアードを人質として置いて行くことを条件に車の鍵を渡してくれた。車はガススタンドに置いてあるようでマーカスとドムは2人でガススタンドを目指す事になる。

夜になると空一面をクリルが覆いつくす。クリルに囲まれると一瞬で身体を引き裂かれてしまう。

日没になりグリルが空を覆い尽くしていた。クリルは肉食のコウモリの様なローカストであり光を嫌うが、暗いところでは大挙して押し寄せてくる。2人は光の下を移動しながらガススタンドに急ぐ事に。

車があるガソリンスタンドの住人に助けを借りるマーカスとドム

ガススタンドにたどり着いたマーカスとドムは車を見つける事に成功したものの、車にはガソリンが入っていない様で給油が必要であった、給油をしているところにローカストの大軍がガススタンドを襲撃してきた。ガススタンドの住人と協力しローカストを撃退し車に乗り込みローカストに襲撃を受けている難民キャンプで待つコールとべアードを助けに行く事になった。

ACT.3 魔物の巣窟

イミュリシオン工場の中は入り組んでおり発光性のレッチも多数徘徊している

コールとべアードを助け出したマーカスとドムはイミュルシオン工場に向かった。イミュルシオン工場にある坑道を下り、ポンプステーションにレゾネイターを設置して起動する。これが、デルタ部隊に与えられた任務である。しかし当然ながら、ローカストたちが棲む地下への侵入口となるイミュルシオン工場には、多数の敵が徘徊していた。豪雨の中イミユルシオン工場に着いたデルタ部隊だが、発光性のレッチ(小型で素早い動きのローカスト)に遭遇した。発光性のレッチは倒れる間際に爆発する性質のレッチである。

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@emeraruz7

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