THE BACK HORN(ザ・バックホーン)の徹底解説まとめ

THE BACK HORNとは1998年に結成されたロックバンドである。
1999年にアルバム『何処へ行く』でインディーズデビューし、2001年にシングル『サニー』でメジャーデビューを果たす。
デビュー以降、毎年のように作品のリリース、それに伴うツアー、全国各地のロックフェスへの出演など精力的に活動している。2018年にバンド結成20周年を迎え、それを記念した全国ツアーの最終日には日本武道館公演を行う。日本屈指のライブバンドととしてロックシーンには欠かせない存在となっている。

THE BACK HORNの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

初めての呼吸で

5thアルバム『太陽の中の生活』に収録。
歌詞の「「死んでやる」と飯を炊きながら日々を越える」や「闇を抱いて 日々を超えて」など菅波栄純の作詞家としてのセンスがキラリと光る楽曲。
(Gt)菅波栄純が学校の家庭科室でカレーを作ったり、(Dr)松田晋二が路上に置かれている謎の洗濯機で洗濯をするなど、エキセントリックな雰囲気のMVが作成されている。

あなたが待ってる

25thシングル『あなたが待ってる』に収録。
かねてより親交のあるシンガー・ソングライター宇多田ヒカルとの共同プロデュースにより作成された楽曲。
経緯は、(Gt)菅波栄純がメロディを作る中で「(Vo)山田将司と一緒に宇多田ヒカルの歌声が聞こえた」ことがきっかけで宇多田に参加のお願いをしたところ彼女がこれを快諾し、制作がスタートする。
楽曲に新たな歌詞の追加、ピアノやストリングスのアレンジなど、宇多田の方も積極的にアイデアや意向を提案し、メンバー達とも入念に話し合いながら楽曲制作を進めていった。

瑠璃色のキャンバス

2020年6月24日に配信シングルとしてリリース。
新型コロナウイルスの影響でメンバー揃っての活動が不可能になったため、リモートでの打ち合わせ、データファイルのやり取り、レコーディングもパート毎に各個人で行うなど、今までとは全く異なるやり方で制作された。
リリースされた当時は、新型コロナウイルスの影響でライブ活動ができない状況であったため、"またいつか皆と音楽を共鳴しあえる日が来る"ことを想って(Vo)山田が詞を書いた。

世界の果てで

5thアルバム『太陽の中の生活』に収録。
菅波栄純は自身のYouTubeチャンネルにて、「メンバー目線で見たバックホーンのおすすめ曲」としてこの楽曲を挙げている。
「世界の果てで」の作詞・作曲を手掛けてた菅波栄純はこの曲をシングルとしてリリースしたかったが、『太陽の中の生活』に収録されているシングル曲「カオスダイバー」「ブラックホールバースデイ」「初めての呼吸で」が強すぎたため、泣く泣くシングルから外れたと上記の動画内で語っている。

冬のミルク

インディーズ 1stアルバム『何処へ行く』に収録。
(Gt)菅波栄純がTHE BACK HORNで初めて書いた楽曲である。
この曲を栄純が初めて持ってきた時、曲の完成度の高さに他のメンバーは衝撃を受けたそう。
バンド結成10周年を記念して発売されたバンド初のベストアルバム『BEST THE BACK HORN』では、新録版が収録されている。新たに録音した経緯として栄純は「この楽曲が無かったからバンドは始まらなかった」と言えるくらいバンドにとって大事な曲であるから、バンド結成10周年を機に現体制のTHE BACK HORNでもう一度録りたかったと述べている。(当時のベースは岡峰ではなく、元メンバーの平林が担当)。

コバルトブルー

4thアルバム『ヘッドフォンチルドレン』に収録。
作詞を担当した菅波栄純が、鹿児島県の特攻隊の基地跡の展示館に訪れた際に、インスピレーションを受けて書かれた作品。
THE BACK HORNのライブの定番曲であり、特にライブ終盤に演奏されることが多く、イントロのギターリフが鳴った瞬間に会場から歓声が起きる。

ハナレバナレ

THE BACK HORNと小説家、住野よるのコラボレーションしたCD付き小説「この気持ちもいつか忘れる」に収録。
住野よるとTHE BACK HORNのコラボ作品「この気持ちもいつか忘れる」は住野よるが描く小説とTHE BACK HORNが作る楽曲が同じ世界観となっており、音楽と小説の両方を味わうことで、より深く作品の持つ世界観に浸ることができるという前衛的なプロジェクトであり、その音楽作品のリード曲が「ハナレバナレ」である。
20周年記念の日本武道館公演のアンコールでも演奏されており、ファン人気も高い楽曲である。

心臓が止まるまでは

12thアルバム『カルペ・ディエム』に収録。
この曲の持つサイケ感とMVのカオスさが頭から離れない、非常に中毒性の高い楽曲。
作詞・作曲を担当した菅波栄純は"何があっても音楽やり続けてやる!"という気合を込めて書いたとコメントしている。

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