THE BACK HORN(ザ・バックホーン)の徹底解説まとめ
THE BACK HORNとは1998年に結成されたロックバンドである。
1999年にアルバム『何処へ行く』でインディーズデビューし、2001年にシングル『サニー』でメジャーデビューを果たす。
デビュー以降、毎年のように作品のリリース、それに伴うツアー、全国各地のロックフェスへの出演など精力的に活動している。2018年にバンド結成20周年を迎え、それを記念した全国ツアーの最終日には日本武道館公演を行う。日本屈指のライブバンドととしてロックシーンには欠かせない存在となっている。
ギター担当。
生年月日 1979年10月16日
福島県須賀川市出身。
通称「栄純」「栄ズン」
THE BACK HORNの楽曲の作詞・作曲をメンバー内で一番多く手掛けている。
YouTuberとしても活動しており、自身のYouTubeチャンネル「すがちゃんねるYOU」にて生配信やTHE BACK HORNの楽曲解説などをしている。
岡峰光舟(おかみねこうしゅう)
ベース担当。
生年月日 1979年10月14日
通称「女将」「光舟」「岡峰」
広島県福山市出身。
2001年までベースを務めていた平林 直己の脱退で、ベーシスト不在だったTHE BACK HORNにサポートとして参加する。約2年間サポートで活動後、2002年12月から正規メンバーとなる。
ベーシストとして高く評価されており、音楽雑誌「ベース・マガジン」で何度も表紙を飾っている。
松田晋二(まつだしんじ)
ドラム担当。
生年月日 1978年5月24日
福島県東白川郡塙町出身。
バンドのリーダー。通称「マツ」
ライブではメインMCを務める。
メンバー全員が福島県出身のバンド「猪苗代湖ズ」のドラマーとしても活動している。2011年3月20日に東日本大震災で甚大な被害に見舞われた福島県の復興ソングとして「I love you & I need you ふくしま」をリリース。その年の「紅白歌合戦」にも出場して多くの被災者を勇気づけた。
元メンバー
平林直己(ひらばやしなおき)
生年月日 1979年生まれ。
ベース担当。
「バンド活動に自分の時間の全てを使うことは難しい」という本人からの申し出により2001年2月23日に脱退。
脱退後はフォトグラファーとして活動している。
THE BACK HORNのディスコグラフィー
インディーズシングル
1st『風船』
インディーズ期唯一のシングル。
20年以上前の楽曲であるにもかかわらず3曲ともファンからの人気は高い。
「桜雪」という言葉は実際に存在しておらず、造語である。
1. 風船
2. ザクロ
3. 桜雪
インディーズアルバム
1st『何処へ行く』
THE BACK HORN初の音源作品である今作は、演奏技術やレコーディング設備などが不十分なため、全体的に荒々しさが残るがそれが"味"となり、THE BACK HORNの作品の中でも唯一無二の存在感を放っている。(Vo)山田将司の感情剥き出しの力強い歌声や(Gt)菅波栄純のソングライティングはこの頃から遺憾無く発揮されている。3曲目「冬のミルク」は今でもライブで頻繁に演奏される人気曲である。
1. ピンクソーダ
2. カラス
3. 冬のミルク
4. 魚雷
5. 雨乞い
6. 怪しき雲ゆき
7. 晩秋
8. 何処へ行く
2nd『甦る陽』
インディーズ期最後の作品である『甦る陽』は演奏スキルの向上により『何処へ行く』に比べて荒々しさが減り、全体的に聴きやすい。ライブのアンコールの定番曲「無限の荒野」や(Dr)松田晋二のラップ(通称:松ラップ)がある「新世界」などが収録。
1. サーカス
2. 走る丘
3. 新世界
4. リムジンドライブ
5. 無限の荒野
6. 甦る陽
7. 茜空
8. ひとり言
9. さらばあの日
10. 泣いている人
メジャーシングル
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目次 - Contents
- THE BACK HORNの概要
- THE BACK HORNの活動経歴
- THE BACK HORN結成までの流れ
- インディーズ時代
- 2001年〜2004年 現在の体制になる
- 2005年〜2008年 結成10周年を記念して初の日本武道館開催
- 2009年~2013年 東日本大震災の復興に尽力
- 2014年~2018年 結成20周年を記念して3度目の日本武道館公演を開催
- 2019年〜2020年 新型コロナウイルスの影響でバンド活動に変化
- THE BACK HORNのメンバー
- メンバー
- 山田将司(やまだまさし)
- 菅波栄純(すがなみえいじゅん)
- 岡峰光舟(おかみねこうしゅう)
- 松田晋二(まつだしんじ)
- 元メンバー
- 平林直己(ひらばやしなおき)
- THE BACK HORNのディスコグラフィー
- インディーズシングル
- 1st『風船』
- インディーズアルバム
- 1st『何処へ行く』
- 2nd『甦る陽』
- メジャーシングル
- 1st『サニー』
- 2nd『空、星、海の夜』
- 3rd『世界樹の下で』
- 4th『涙がこぼれたら』
- 5th『未来』
- 6th『光の結晶』
- 7th『生命線』
- 8th『夢の花』
- 9th『コバルトブルー』
- 10th『キズナソング』
- 11th『ブラックホールバースデイ』
- 12th『初めての呼吸で』
- 13th『カオスダイバー』
- 14th『声』
- 15th『美しい名前』
- 16th『罠』
- 17th『覚醒』
- 18th『戦う君よ』
- 19th『閉ざされた世界』
- 20th『シリウス』
- 21st『バトルイマ』
- 22nd『シンメトリー/コワレモノ』
- 23rd『悪人/その先へ』
- 24th『With You』
- 25th『あなたが待ってる』
- 26th『孤独を繋いで』
- デジタルシングル『世界中に花束を』
- メジャーアルバム
- 1st『人間プログラム』
- 2nd『心臓オーケストラ』
- 3rd『イキルサイノウ』
- 4th『ヘッドフォンチルドレン』
- 5th『太陽の中の生活』
- 6th『THE BACK HORN』
- 7th『パルス』
- 8th『アサイラム』
- 9th『リヴスコール』
- 10th『暁のファンファーレ』
- 11th『運命開花』
- 12th『カルぺ・ディエム』
- 1stミニアルバム『情景泥棒』
- THE BACK HORNの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 初めての呼吸で
- あなたが待ってる
- 瑠璃色のキャンバス
- 世界の果てで
- 冬のミルク
- コバルトブルー
- ハナレバナレ
- 心臓が止まるまでは
- 罠
- THE BACK HORNの名言・発言
- (Dr)松田晋二「このアルバム聴いたから、よし!明日も歩いて行こうかな」っていう。本当にそんぐらいのことなんですよね。「告白しろ」とか「会社辞めるって言え」とか(笑)そういうことじゃなくて。自分たちもそうなんですよ。「雨降っててじめじめしてっから、カラッとした音楽聴こうかな」とか「真冬に真夏の曲聴くと、意外に良い」とか。それしかできないと思うし、でもそれが最大にできることだと思う。
- (Dr)松田晋二「音楽っていろんな形があると思うんですけど、1曲だけ聴くよりはやっぱりアルバム聴いてほしいと思うし、アルバム1枚だけ聴くよりそのアーティストを聴いてほしいなと思うし。バンドだったらバンドのヒストリーも気になっちゃうぐらいの聴き方が楽しいと思うんですよね。その1曲の向こう側にはもっと素晴らしい世界が待っているので、1曲が好きになったらせめてアルバムまでは聴いて「こんな世界が待ってた」って驚いてほしいなって。」
- (Vo)山田将司「俺たちはずっと、バックホーンはずっと、ステージの上に絶対いつでもいるから。いいことばっかじゃないけど「うわぁー!」ってまたやりに来てくれよ」
- (Gt)菅波「音楽ではお腹が膨れる訳でもねぇ。人の命を蘇生させられる訳でもねぇ。でも音楽をやるっていうのは、そういう意味でのしなやかな戦い方のひとつではあると思うんですよ。」
- THE BACK HORNの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 栄純の恩返し
- 結成当初のバンド名は「GYORAI」