砂時計(漫画・テレビ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『砂時計』は、漫画家・芦原妃名子による少女漫画、およびそれを原作としたドラマ、映画である。単行本全10巻、文庫全5巻からなる。主に本編は8巻までで、9・10巻はオムニバス集になっている。
両親の離婚により、島根に引っ越してきた主人公・杏と、島根で育った大悟の切ない14年間の大恋愛を描いた少女漫画。舞台は主に島根と東京で、遠距離恋愛を経て、再度2人は再会し結ばれることになる。
ドラマ化・小説・映画化され、様々な形で作品に触れることができる。島根の方言が印象的で、方言ブームに火をつけた。
『砂時計』の概要
『砂時計』とは、漫画家・芦原妃名子による少女漫画、ドラマ、映画である。単行本全10巻、文庫全5巻となり、芦原妃名子の代表作。Betsucomi(小学館)で2003年5月号から2005年11月号まで連載。その後、その人気から2007年にテレビドラマ化、2008年に小説・映画化した。第50回小学館漫画賞少女向け部門受賞作品。
作品名『砂時計』は、過去・現在・未来を示唆しており、物語も作品名の通り14年にも及ぶ時間軸で描かれる。
舞台は主に島根県。中でも印象的な舞台となるのは、島根県にある砂の博物館・仁摩サンドミュージアム。そして同じく島根県にある”鳴き砂”で有名な琴が浜という海岸。
両親の離婚により島根に引っ越してきた杏と、地元の男の子・大悟が出会い、2人は恋に落ちる。しかし、杏は母の自殺と父の迎えによって東京へ帰ることになり、杏と大悟の遠距離恋愛が始まる。2人はその後破局してしまうが、26歳の時に再会。再度交際にいたり、結婚することになる。実に14年間の恋愛物語を繰り広げ、壮絶なストーリーとなっている。
ドラマ化で多くのファンがつき、漫画に立ち返る人も多かった。また、映画では松下奈緒と夏帆がW主演を飾ったことにより大ヒットした。
『砂時計』のあらすじ・ストーリー
杏と大悟の出会い
現在・過去・未来 二度と戻らないあの日の約束ーーー
杏26歳。エリート商社マンの佐倉圭一郎と婚約中。佐倉の海外勤務が決まったので、杏もついていくことに。その準備を、杏の異母妹・千衣としている。千衣が杏の押し入れをいじっていると、砂時計が落ちる。杏はその砂時計を千衣に「もういらないから」とあげる。
時はさかのぼり、14年前の冬。両親の離婚によって杏は母・美和子と母の実家、島根に引っ越す。母はこのころから精神的に不安定なところが垣間見えるようになる。仁摩サンドミュージアムで杏は母に、砂時計を買ってもらう。東京から引っ越してきた杏にとって、島根の村は、何もなかった。村の人たちはみんな顔見知り、距離感が近くてどこへ行っても自分のことを知っている人ばかり。そんな状況に杏が泣いていると、1匹のウサギが顔を見せる。そろそろ近づく杏に後ろから声がかかる。「あぶねえっしゃがんどけ!!」とウサギを捕まえたのは大悟という男の子。ウサギを捕まえて喜んだ2人だったが、大悟が食用としてウサギを捕まえたことを知り、杏は大悟に飛びつき、ウサギを逃がす。その拍子に杏の顔に大悟の腕が当たってしまい、それに対して杏は大悟を殴る。
杏は仕事をしてきた母と合流する。母は東京で働きすぎが原因で体を壊していた。そのことを心配する杏だが、母は「今までよりももっともっと頑張る」と言う。そんな母に杏は「がんばって!!」と声をかける。
その後再び大悟と再会し、大悟は島根で1番にできた杏の友達になる。
藤、椎香との出会い
大悟と友達になり、島根での生活にも慣れてきた杏。そんな中、母が仕事場で倒れてしまう。杏は母にかけた「がんばって!!」という言葉が母を追い詰めてしまったのではないかと感じ、後悔する。そんな杏に大悟は「お前のせいじゃないが」と元気づけようとし、「大丈夫だ!!」と励ます。その言葉で杏は気を取り戻し、母のために何かできることはないかと考える。
杏と大悟は「月島家」という大きい屋敷での仕事に行くことになる。2人が月島家で作業をしていると、「お手伝いしようか?」と少女に声をかけられる。この子が椎香だ。椎香も加わり、3人で作業していると、杏は「東京ってどんなとこ?」と男の子に尋ねられる。彼が藤である。藤に「人がいっぱいいる所」と答える杏。藤と椎香、大悟と杏の4人で月島家のもちつきに参加する。
祖母が正月のおせちの準備をしている際、杏は砂時計を眺める。それを見た祖母は杏に「『現在・過去・未来』砂時計を人生に例える」話をする。砂が減っていくところが未来、くびれの部分が現在、砂がたまっていくところが過去に例えられ、未来が減って過去がたまる様子を人生に例えた。
藤と椎香とも仲良くなり、杏は島根の村に居場所を見つけ始めた。
母の自殺
杏が居場所を見つけ、月島家での仕事をしている際、祖母は母に「しゃんとせえ!!」と喝を入れる。
正月を迎え、母は元気になったことを杏に伝える。初詣に行った際に、母は昔の自分が書いた絵馬を見つける。そこには「この村から連れ出してくれる人が現れますように」と書かれていた。涙が零れ落ち、絵馬を割る母・美和子。帰ってきてから杏は大悟と遊びに行った。その夜、母は家を出て行ったきり帰ることはなかった。山での自殺だった。おいて行かれた悲しみと何もできなかったふがいなさに母の遺影に形見である砂時計を投げつけ「弱虫!!裏切り者!!」と叫ぶ杏。杏はショックから学校に行けなくなってしまった。そうして家にいたときに、祖母が泣いているのを見つける。お互いが母を追い詰める言葉を言ってしまったことに後悔していた。
しばらくして杏が外に出られるようになると、藤が家に来ていた。渡されたのは砂時計、母の形見と同じものだった。その砂時計は大悟が杏に渡すよう藤に頼んだものだった。それを受け取った杏は大悟のもとに走る。大悟には「大丈夫だ!!」と言った後ろめたさがあった。仁摩サンドミュージアムまで砂時計を買いに行った大悟は、「ずっと一緒におっちゃるけん」と杏を抱きしめる。
杏の恋敵
中学生になり、大悟は柔道部に所属。弁当を届けるのが杏の日課。杏は大悟に惹かれ始めている。そんな杏の前に恋敵が現れる。楢崎歩、大悟と同じ柔道部に所属している同級生。藤と椎香も誘って学校行事のサマーキャンプに行くことになる。サマーキャンプでは楢崎が大悟に猛アタックしている、そんな光景を目にし、自信のなくなる杏。そんなさなか、雷雨が訪れる。藤には嫌な記憶を思い出させる天候だった。それは「母の不倫現場を見たこと」。雷が鳴ると寝られなくなってしまい、部屋を出るとたまたま杏に遭遇する。藤には杏が心なしか落ち込んで見えたので、雨が弱まったタイミングで蛍の見える場所に連れ出す。元気を出した杏は、「大悟のそばで笑っていたい」という気持ちに気づく。次の日も雷雨になってしまった、そんな中杏は、砂時計がないことに気づく。砂時計は楢崎のいたずらで隠されたと知る。雨の中、砂時計を探しに行く杏。大悟は杏がいないことに気づき、楢崎を問いただすと、砂時計は楢崎が持っていた。その頃杏は崖から落ちてしまい、幸いにも崖の出っ張りにいた。大量に出血をしていることに気づき、叫ぶ杏。それを聞いた大悟と藤は杏を見つける。無事帰れた杏だが、大量出血の原因は生理。けがはなかったものの大悟に見られたことからショックを受ける杏。サマーキャンプが終わり、帰りの電車で杏と大悟は互いの気持ちを伝えあい、両想いだったことがわかる。手をつなぎながら眠ってしまった2人を見かけた藤の表情は曇った。
父との再会
15歳の秋、大悟と交際を始めた杏。そんな杏は藤が東京の学校に進学することを知り、別れが来るのだと落ち込む。「月島家」の跡取りとして生まれた藤の、将来のことを考えての決断だろうと大悟が諭した。大悟と杏が学校から手をつないで帰っていると、杏の父親とすれちがう。母の自殺を聞き実家にあいさつに来ていたようだ。父は杏に母とになれそめを話し、「この女を一生幸せにしたいって本気で思った」と語る。母の衰弱ぶりをすぐ近くで見ていた杏にはそんな言葉は白々しく聞こえ、「元気でね」と突き放す。父は、借金の返済のめどがついたからもう1度一緒に暮らすことを提案するが、杏は1番つらい時に支えてくれなかった父と住むことを認めない。父が東京に帰ってからというもの、父と住むことはしない、島根で暮らすと決めた杏だったが、心は揺れていた。そんなときに、父の同級生・楓から”父が倒れた”と電話が入る。東京に、父の様子を見に行く杏。そこで、父の苦労を聞かされる。母との約束、「借金を自力で返すめどがつくまでは杏に会わない。電話もしない」を守っていた。しかし、杏が心配だった父は杏には会わないように島根に何回か行っていた。それを知った杏は、涙が止まらず、高校生の間だけ父と東京で住むことにした。
大悟との別れ
杏が東京行きを決めたことで、大悟とは遠距離恋愛になってしまう。高校に進学してからも交際は続いていた。杏は東京で小学校時代の友達・朝ちゃん、みっちょんと過ごしている。みっちょんの好きな人が藤の学校の生徒だと知り、藤に会いに行くことになる。実は、みっちょんの片思いの相手・園田と藤は友達で、藤と一緒に杏の誕生日会に参加することになった。杏の誕生日が近づき、大悟にほしいものがあるか尋ねられる杏、「プレゼントはいらないから1回でも多く電話してほしい」と頼む。杏の誕生日会が開かれ、藤は杏にプレゼントを渡そうとするが、そのタイミングで大悟から電話がかかってくる。「今から夜行バスで東京行く」と告げられ、半年ぶりの再会を果たす。会えたのはうれしかったが、ほかのカップルよりも会えないことにさみしさを募らせていた。そのとき、藤は自分が「不倫相手の子」か明らかにするために、母の不倫相手・高杉恭一と会う。”母から高杉に対しての手紙”を読んだと高杉は誤解し、「オレには関係ないから」と藤を突き放す。手紙のことを藤は知らなかったが、その言葉から自分が不倫相手の子だったと考え、「否定して欲しかった」と嘆いていた。大悟が島根に帰ってしまい、その喪失感から友人に電話をかけ、藤に繋がる。藤と会うことになり、プレゼントを渡される。髪飾りだった。喜ぶ杏に藤はキスをして「おやすみ」と言い立ち去る。
16歳・夏休み
夏休みの間、島根に帰ることにした杏。大悟には毎日会えるが、藤のキスが脳裏をよぎり、うまく大悟に接することができない。あの頃と同じように月島家で椎香と大悟と3人で集まっているときに、「藤は不倫相手の子」という噂を耳にする杏。藤も東京に帰ってきていて、あの時したキスの意味を訪ねた杏だったがその会話を大悟に聞かれてしまう。「隙見せってからだろ!!」と近くにいられないやるせなさを杏にぶつける大悟、杏は返す言葉がなかった。藤は高杉が言っていた手紙のありかを、祖母に尋ねるが教えてくれなかった。しかし、その返答を椎香が聞くことになり、椎香は手紙のありかとともに自分が不倫相手の子だったことを知る。椎香はショックを受け、無心で手紙を燃やした。
藤と杏、大悟と椎香
藤とは気まずいまま時間が過ぎた。悩む杏に朝ちゃんが恋愛に「余計なもん持ち込んだら沈む」とアドバイスをする。杏はつらいとき支えてくれた藤を、切る覚悟をしないといけないのかと苦しむ。一方、椎香は自分が不倫相手の子だったと知り苦しんでいた。月島家で毎日していたお茶のお稽古をさぼり、大悟が心配して自分の神輿仲間のところに連れて行った。はじめはなじめなかった椎香だが、徐々に居場所に変えていく。それとともに大悟に惹かれていく椎香だった。神輿が完成し、お祭りで椎香が変な男に付きまとわれ、それを助ける大悟。何も信じられないと思っていた椎香にとって、大悟は一筋の光に見えた。思わず抱き着く椎香。
「ずっと好きだった」そう告白したのは藤。杏に思いを伝え、藤はそのあと姿を消した。
藤の失踪
杏が告白の後、藤が失踪したことを知ったのは椎香からの電話だった。大悟は藤を心配し、東京に来るが見つからない。見つからないまま時間だけが過ぎた。
杏の母の自殺があった冬。命日なのもあり、冬休みも島根に帰った杏だが、いつもより繊細になる杏だった。大悟と杏は、藤の従妹・茉利子と出会う。茉利子は杏になぜ藤の失踪をとめられなかったのか、と詰め寄るが何も言えなかった。杏は母の自殺と藤の失踪が重なり、また悩んでいる人を救えなかったと自分を責める。そんな杏に「大丈夫だ!!」と声をかける大悟。母に自殺の時もそういった大悟に、杏は「いいかげんなこと言わないで!!」と言いその場から立ち去った。言いたくなかったのに言ってしまった言葉に頭が真っ白の状態だった。大悟は、母親がいなくても守って支えてやりたかったと心の内を椎香に話した。それを聞いた椎香は、後日杏に「あたしも大悟くんのことが好きだけん」とカミングアウト。冬休みが終わり、杏は東京に帰った。
藤の発見
藤を発見したのは杏だった。藤からの手紙が杏の家のポストに入っていたのだ。藤が無事に見つかったが、大悟とはこの間の言葉がわだかまりとなってうまく話せなくなった。藤をかくまっていた女性・遥は二児の母で離婚協議中だった。子供たちが希望だから「たったひとつでも希望があるうちは絶対死ねない」と語る遥の言葉に、「ママの希望になれなかった」とつぶやく杏。不安定な杏は母の面影を残すようになった。遥の後押しもあり、大悟に会いに行き謝る杏。しかし、「本音だろ」と突き放され、伝わらない気持ちに涙が出る杏を見て、「いちいち泣くなや!!」と責められている気分になることを感情あらわに伝える。杏と大悟はそのまま距離が縮まらない。放心状態の杏に大悟が言ったのは「しばらく距離おこう」という言葉だった。しばらくの期間もわからないまま、大悟からの電話を待つことしかできない杏だった。杏が東京に帰ってから、椎香は大悟に思いを伝え、キスをする。
杏と大悟
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目次 - Contents
- 『砂時計』の概要
- 『砂時計』のあらすじ・ストーリー
- 杏と大悟の出会い
- 藤、椎香との出会い
- 母の自殺
- 杏の恋敵
- 父との再会
- 大悟との別れ
- 16歳・夏休み
- 藤と杏、大悟と椎香
- 藤の失踪
- 藤の発見
- 杏と大悟
- 月島家の真実
- 初恋の終わり
- 杏の覚悟
- 大悟と藤
- 強くなりたい
- 20歳・冬
- 佐倉圭一郎との出会い
- 母の影
- 大悟のかけら
- 絶対幸せにする
- 『砂時計』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 植草 杏(うえくさ あん)
- 恋人
- 北村 大悟(きたむら だいご)
- 島根で出会う友達
- 月島 藤(つきしま ふじ)
- 月島 椎香(つきしま しいか)
- 杏の親族
- 植草 美和子(うえくさ みわこ)
- 水瀬 正弘(みなせ まさひろ)
- 植草 美佐代(うえくさ みさよ)
- 黒木 楓 / 水瀬 楓(くろき かえで / みなせ かえで)
- 水瀬 千衣(みなせ ちい)
- その他
- 朝田 リカ(あさだ りか)
- 平川 実茅子(ひらかわ みちこ)
- えだっち
- 園田 洋介(そのだ ようすけ)
- 楢崎 歩(ならさき あゆむ)
- 佐倉 圭一郎(さくら けいいちろう)
- 月島 茉利子(つきしま まりこ)
- 月島 志津代(つきしま しずよ)
- 高杉 恭一(たかすぎ きょういち)
- 北村 広子(きたむら ひろこ)
- 『砂時計』のドラマ概要
- 展開に関する漫画との相違点
- 登場人物と設定に関する漫画との相違点
- 『砂時計』の映画概要
- 登場人物と設定に関する漫画との相違点
- 『砂時計』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 大悟「大事に想っとった気持ちを消そうとすんな オレがずっと一緒におっちゃるけん」
- 藤「二度目三度目があるから『初恋』っつーんだよ!一度で終わらすな!!」
- 杏「物語に終わりは必ずくるけれど それでも君となら 『永遠』を信じてみたくなる」
- 朝ちゃん「知ってる?『恋愛船』の定員は、ジャスト2名だよ。余計なもん持ち込んだら、沈むよ」
- 杏「星の数ほど人はいて、毎日、数え切れないほどの人とすれ違うけど、こんなに優しい手はない、こんなにあたしを大事に想ってくれて、あんなに大事に想える人は、絶対どこにもいない」
- 杏の祖母「もしこの先、誰かと出会ったなら、その人のために苦もなく頑張れるかどうか考えなさい」
- 『砂時計』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『砂時計』の舞台・ロケ地
- 仁摩サンドミュージアム
- 波根駅
- 琴が浜
- 大森町
- 『砂時計』は全10巻からなるが、本編は8巻で終わり、9・10巻はオムニバス集となっている。
- 作者も実際に「仁摩サンドミュージアム」に訪れている
- 『砂時計』の主題歌・挿入歌
- ドラマ版主題歌:柴咲コウ『ひと恋めぐり』
- 映画版主題歌:いきものがかり『帰りたくなったよ』