「鬼才」と呼ばれた日本人監督たちの名作映画を紹介!溝口健二の『山椒大夫』など

本記事では邦画界において「鬼才」と称えられた日本人映画監督の作品をまとめて紹介している。記事中では『ブラック・スワン』を監督したダーレン・アルノフスキーを始めとして、世界中の有名な監督から支持されている塚本晋也や、「日本映画界の巨匠」の1人にあげられている溝口健二の作品を掲載した。

この映画を世界的名画たらしめたのは、原作の持つヒューマニティたっぷりのストーリーなどでは断じてなく、圧倒的な映像美にあることは一見すれば明らかだろう。

出典: www.jtnews.jp

日本人の細胞に残る映画だと思います。日本人として生まれたのなら一度は見ておきたい映画ではないでしょうか。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

「山椒大夫」予告編

映画史に残る傑作ドキュメンタリーで知られる…鬼才・原一男

出典: www.uploadimage.cn

原一男

主な作品:
『さようならCP』
『極私的エロス 恋歌1974』
『ゆきゆきて、神軍』
『全身小説家』
『学問と情熱』

至高のドキュメンタリー作家であり、日本映画界の異端児

出典: www.jackandbetty.net

『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』のマイケル・ムーアが最も尊敬する映画監督の一人

出典: ja.wikipedia.org

出典: www.amazon.co.jp

「ゆきゆきて、神軍」

【解説・あらすじ】
天皇に向けパチンコを撃ったこともあり、過激に戦争責任を追及しつづけるアナーキスト奥崎謙三が、ニューギニア戦線で起きた疑惑の真相を探るべく当時の上官を訪ね歩く姿を追った衝撃のドキュメンタリー。1982年、兵庫県神戸市。ニューギニア戦の生き残りで、いまはバッテリー商を営む奥崎謙三。ある日、終戦後23日もたってから、“敵前逃亡”の罪で二人の兵士が射殺されたことを知った奥崎は、処刑した上官5人を訪ね歩き、当時の生々しい状況を聞き出していく……。

「ゆきゆきて、神軍」でベルリン国際映画祭にてカリガリ映画賞、パリ国際ドキュメンタリー映画際グランプリ受賞

出典: ja.wikipedia.org

凄い映画だ。これが「つまらん」と思う大人じゃなくて本当に良かった。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

ドキュメンタリー映画の最高峰。とにかく奥崎氏の行動力に終始圧巻。彼の行動、元兵士達の証言等どう受け止めるかは個々の自由だが、とにかく多くの人に一度見てほしい。

出典: www.jtnews.jp

「ゆきゆきて神軍」Introduction

マーティン・スコセッシが師と仰ぐ…鬼才・今村昌平

今村昌平

主な作品:
『果てしなき欲望』
『にっぽん昆虫記』
『復讐するは我にあり』
『ええじゃないか』
『黒い雨』
『うなぎ 』

カンヌ国際映画祭でパルムドールを2度受賞

出典: d.hatena.ne.jp

三池崇史・細野辰興・金秀吉・佐々部清・本広克行・李相日・佐藤闘介などの映画監督、鄭義信などの脚本家、芥川賞作家の阿部和重、さらに、タレントのウッチャンナンチャン、俳優の長谷川初範、隆大介などの人材を輩出した、横浜放送映画専門学院(現:日本映画大学)を開校した

出典: ja.wikipedia.org

出典: www.kyoto-wel.com

「黒い雨」

【解説・あらすじ】
井伏鱒二の同名小説を「楢山節考」の今村昌平監督が映画化。原爆による“黒い雨”を浴びたたために人生を狂わされた一人の若い女性とそれを温かく見守る叔父夫婦のふれあい、そして被爆後遺症に苦しむ人々の姿を静かに淡々と描いていく。1945年8月6日、広島に原爆が投下される。その時、郊外の疎開先にいた矢須子は直後に降ってきた真っ黒な雨を浴びてしまう。5年後、叔父夫婦に引き取られた矢須子のもとへは縁談の話が持ち込まれるが、“ピカに遭った女”という噂からいつも破談になってしまう……。

「黒い雨」でカンヌ映画祭高等技術賞、日本アカデミー作品賞・監督賞・他多数受賞、文化庁芸術作品賞など数々の賞を受賞している

出典: d.hatena.ne.jp

かつてトラウマになった漫画「はだしのゲン」が吹っ飛んでしまう程の凄まじい衝撃映像

出典: www.jtnews.jp

傑作です!「原爆」ドラマを観たい時に、「覚悟して」観て下さい…

出典: info.movies.yahoo.co.jp

「黒い雨」予告編

反体制的な主張を込めた作品を数多く発表…鬼才・若松孝二

出典: japanese.ruvr.ru

若松孝二

主な作品:
『水のないプール』
『キスより簡単』
『完全なる飼育 赤い殺意』
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
『キャタピラー』
『海燕ホテル・ブルー』

「映画には時効はない。 僕が死んでも作品は死なない。 志があれば、表現はできる」

出典: ja.twtrland.com

4jsho0506
4jsho0506
@4jsho0506

Related Articles関連記事

新宿スワン(漫画・ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

新宿スワン(漫画・ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新宿スワン』はアンダーグラウンド系の日本の漫画である。作者は和久井健。講談社『週刊ヤングマガジン』で、2005年20号から2013年45号まで連載された。スカウトマンをテーマにした物語で、和久井にとって連載のデビュー作品となった。主人公は19歳の白鳥龍彦、通称タツヒコ。ライバルの死や暴力団がからむ違法薬物の取引、そして信頼していた仲間の裏切り、そして、タツヒコの知らないところで大きな復讐の計画が動き出していた。数々のトラブルに見舞われながらも逃げずに立ち向かうタツヒコの成長する姿を描く。

Read Article

愛のむきだし(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

愛のむきだし(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『愛のむきだし』とは園子温監督の23作目の作品として製作されたヒューマンドラマ映画である。実話を元にした作品であり、盗撮、レズビアン、女装、自慰行為、新興宗教団体による洗脳等、アブノーマルな題材を軸に、物語が進行していく。237分の大長編映画で、国内外からの評価は高く、2009年のベルリン映画祭での「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」を始めとして、数々の権威ある賞を受賞している。過激なシーンが多いため、Rー15指定。

Read Article

“自撮りの神”池田エライザってどんな人?映画監督・園子温も大絶賛!

“自撮りの神”池田エライザってどんな人?映画監督・園子温も大絶賛!

『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』で有名な園子温が監督する映画『みんな!エスパーだよ!』のヒロインに池田エライザが抜擢されたのは2015年。この頃の池田エライザはまだまだま女優としては駆け出しであまり名が知られていなかったが、Twitterでは”自撮りの神”として既に有名だった。”自撮り”を投稿する芸能人が多い中、なぜ池田エライザは”自撮りの神”と呼ばれるようになったのか。池田エライザがどのような人物かまとめてみた。

Read Article

【新宿スワン】綾野剛らに野次馬殺到で浜松での撮影が一時中止…関ジャニ∞大倉忠義のロケにも不安の声【クローバー】

【新宿スワン】綾野剛らに野次馬殺到で浜松での撮影が一時中止…関ジャニ∞大倉忠義のロケにも不安の声【クローバー】

2015年に公開された映画『新宿スワン』。その撮影が浜松で行われることになった際、綾野剛ら映画の出演者たちに野次馬が殺到しました。当然、現場は大パニック…撮影が一時中止されるほどの騒ぎになりました。浜松では関ジャニ∞の大倉忠義が出演する映画『クローバー』の撮影も予定されており、こちらにもファンが押し寄せるのではないかと不安視されています。芸能人を見かけてテンション上がる気持ちはわかるけど、彼らは仕事で来てるんです。どうか邪魔しないであげてください。

Read Article

沢尻エリカの演技力が再評価された作品まとめ【ファーストクラスなど】

沢尻エリカの演技力が再評価された作品まとめ【ファーストクラスなど】

「パッチギ!」や「1リットルの涙」で高い演技力を見せた女優・沢尻エリカ。しかし「別に」発言でイメージが急降下、その後はゴシップ週刊誌やワイドショーを騒がせるようになってしまいました。そんな彼女でしたが、久々に出演したドラマ「ファーストクラス」の演技が再評価され、イメージが急上昇!ここでは、沢尻エリカの演技力が再評価されるきっかけとなった作品を紹介していきます!

Read Article

強くてかっこいい女性が登場する映画19選!かたせ梨乃・梶芽衣子・志穂美悦子・満島ひかりがセクシーに戦う!【愛のむきだし】

強くてかっこいい女性が登場する映画19選!かたせ梨乃・梶芽衣子・志穂美悦子・満島ひかりがセクシーに戦う!【愛のむきだし】

ここでは強くてかっこいい女性が戦う映画をまとめた。かたせ梨乃が主演の『肉体の門』、梶芽衣子が主演の『怪談昇り竜』、志穂美悦子がアクション女優としてスタートを切った『女必殺拳』、満島ひかりの転機となった『愛のむきだし』など、ちょっとセクシーで時折グロい描写があるような作品を紹介している。

Read Article

目次 - Contents