ドラマチックな人生を描いた衝撃的な映画まとめ!『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など

ここでは実在の人物のドラマチックな人生を描いた映画をまとめた。伝記映画だけでなく、事実に基づいた創作も掲載している。「ウォール街の狼」と呼ばれたブローカーの半生を描いた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、世界的ミュージシャンであるフランク・シナトラの人生を綴る『最後のマイ・ウェイ』などを紹介した。

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運命に翻弄されたアイルランドの独立運動家、マイケル・コリンズの生涯を描いた作品である。コリンズは、アイルランド出身のリーアム・ニーソンが演じた。詳細な内容に関しては、史実と異なる部分があるという指摘を受けてはいるが、アイルランド国内では歴代1位の興行収入を記録している。ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞した。

こちらもアイルランド出身の映画監督ニール・ジョーダン。特にゴシック・ホラーや社会派ドラマを多く手掛け、独自の浪漫を漂わせる作風で知られる。前者は『狼の血族』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』など、後者は『ブレイブ ワン』『クライング・ゲーム』や本作など。アイルランド人の彼が母国の英雄を描くことは相当な勇気が必要であっただろう...。最新作は吸血鬼の母娘の運命を描いた『ビザンチウム』。

『マイケル・コリンズ』予告編

祖国独立のためにわずか31年の生涯を終えてしまった彼の実績は、この映画を観てたら、暗殺手段を使っているだけに納得できない部分もあるが、イギリスとの戦いを早く終わらせるために尽力したのも事実だ

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映画経由で歴史に関心を持った僕が上澄みだけでもアイルランドのことを調べてるわけで、それだけで教育効果がある。そのような関心を喚起するのが映画本来の効用であり、役割だと思う。

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それにしても独立を勝ち取るための過程のなかで内戦勃発となってしまう部分は辛かった。内戦てむご過ぎるもの…色々と考えてしまう作品でもあります。

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▼『ジャームス 狂気の秘密』

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”パンク・シーンを一瞬で駆け抜けた、あまりにも痛切で純粋な男の生き様!”

ロサンゼルスのパンク・シーンの伝説となったバンド「ジャームス」のあまりにも短命に終わった活動を、事実に基づいて描いた作品。ロサンゼルスで結成されたバンドを母体とするパンク・バンド、ジャームスは、ヴォーカリストのダービー・クラッシュとその親友を中心としたローカル・バンドだった。ダービーの、自らの体を傷つけるなどの過激なパフォーマンスでライブハウスを暴動化させる程の衝撃を与えたが、その過激さ故に演奏を拒否するライヴ・ハウスが続出し、バンドは活躍の場を失っていく。絶望したダービーは、アルコールとドラッグに溺れていく...。

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この実在したパンク・バンドに大きな影響を受けたというロジャー・グロスマンの熱意と執念によって、彼の監督・脚本によりバンドの真実が映画化された。ダービー・クラッシュを演じた俳優のシェーン・ウェストは、本作がきっかけでジャームズ再結成の新ヴォーカリストとなった。

こちらはダービー・クラッシュ本人。本名はジャン・ポール・ビーハム。ロサンゼルスの大学生だったが、友人のグレッグ・ルーゼンバーグ(後のパット・スメア)と共に大学をドロップ・アウトしてバンドを結成した。当初のバンド名があまりにも長かったため、極端に短いバンド名に変更した。過激すぎるパフォーマンスにより、ライヴハウスから締め出しを食い、徐々に活動の場を失っていった。1980年12月7日、クラッシュはヘロインの過剰摂取により死亡、大きなニュースとなったが、その翌日に起こったジョン・レノン暗殺事件の陰に隠れてしまった...。

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ダービー・クラッシュの学生時代からの親友で、もちろん"Germs"結成時からのメンバーだったパット・スメアが音楽プロデューサーを担当。彼はバンドが崩壊した後にも音楽活動を続けた。サポート・ギタリストとして"ニルヴァーナ"に参加、あのアンプラグドでの姿が印象的だった。その後は元ニルヴァーナのデイヴ・グロールと共に"フー・ファイターズ"を結成、一旦脱退したが、現在はメンバーとして復帰している。

『ジャームス 狂気の秘密』予告編

まさにGERMSのサウンドそのもののフィーリングだ。ゆっくりとダービーの空漠感と焦燥感が見えてくるかのような空気に覆われていき、ゆっくりと最期に向かっていることがわかる。

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20代を一気に駆け抜け、決してセレブにならなかったけどロックの歴史のはじっこに傷痕を残したこの男の生きざまに胸を焦がされる思いをすると思う。

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良識ある人間たちは、ダービーのことをただのバカだと嘲笑するかもしれない。けど、ダービーの生き様は、少なくともあんた達の人生よか、よっぽどチャーミングでカッコイイもんだったと思うよ、僕は。

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