ドラマチックな人生を描いた衝撃的な映画まとめ!『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など

ここでは実在の人物のドラマチックな人生を描いた映画をまとめた。伝記映画だけでなく、事実に基づいた創作も掲載している。「ウォール街の狼」と呼ばれたブローカーの半生を描いた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、世界的ミュージシャンであるフランク・シナトラの人生を綴る『最後のマイ・ウェイ』などを紹介した。

▼『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

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”株式ブローカー「ウォール街の狼」のヤバすぎるドラマチックな仰天人生!”

監督マーティン・スコセッシ、主演レオナルド・ディカプリオのタッグによる2013年の最新映画。学歴も経験もコネも無いにも関わらず、弱冠22歳でウォール街で成功した伝説の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの栄光と挫折を描く。ベルフォート自身による自伝の映画化。無謀とも言える斬新なアイディアと話術で、“ウォール街のウルフ”と呼ばれ、成り上がっていったジョーダン。しかし、大金を稼ぎ出し、常識外れな金遣いの粗い破天荒な行動を取った彼の行く末には、成功以上にセンセーショナルな破滅が待っていた……。

www.wolfofwallstreet.jp

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実在する元株式ブローカーのジョーダン・ベルフォートを破天荒に演じたのは、レオナルド・デュカプリオ。スコセッシ監督とは、『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』『ディパーテッド』『シャッター アイランド』に続く5作目のタッグとなる。

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こちらが”ウォール街のウルフ”ことジョーダン・ベルフォートご本人。22歳で証券会社を立ち上げて大きな成功をおさめたが、その背景には株式相場の操作やペニー株といった詐欺行為のために逮捕され、22ヶ月間投獄された。彼自身の回想録『ウォール街狂乱日記 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』は40カ国で出版され、18ヶ国語に翻訳された。

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ご存じマーティン・スコセッシ監督。1970年代にロジャー・コーマンの弟子として映画界へ入る。その頃から盟友のロバート・デ・ニーロと組んだ『タクシードライバー』『レイジング・ブル』が高く評価される。その後も痛烈な風刺や裏社会を描いた鮮烈な作品を数多く手掛ける。2002年の『ギャング・オブ・ニューヨーク』から、レオナルド・ディカプリオとタッグを組み、大作を数多く手がけている。映画監督フランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ブライアン・デ・パルマとは長らく親交がある、アメリカ映画界を代表する監督。

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』予告編 - YouTube

ジョーダン・ベルフォートという人の半生を、説教くさく描くのではなく、「ムチャクチャなんだけど、こういう生きかたをした人もいるんだなあ」と感心してしまうくらい、フラットに描いているのが、この映画のすごいところなのでしょう。

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彼の回顧録が原作なのでTHE実話なわけですが、まあビジネス絡み、ドラッグ絡み、女絡みとぶっ飛び過ぎてて何も羨ましく感じないという(笑)でも見てて笑えてくるので面白いんです。

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これは、ジョーダン氏自身による回想記をもとにしたものですが、これ、すごいことに「えっ、これ、本人的に大丈夫なの?」ってくらい、かなりの悪意もって描かれています。

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▼『最後のマイ・ウェイ』

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”世紀の名曲を作り出したアーティストの喝采と苦悩のドラマチックな生涯!”

フローラン=エミリオ・シリ監督、ジェレミー・レニエ主演による2012年の作品。フランク・シナトラが歌って世界的なヒットとなった『マイ・ウェイ』。意外と知られていない、この曲を作曲したフランスのミュージシャン、クロード・フランソワの半生を描いた伝記的作品。エジプトの裕福な家庭に育ったが、第二次中東戦争の影響で貧しくなった家計を助けようと、地元の楽団でドラマーとして働くようになったクロードは、その音楽的才能を開花させ、成功を収めていくが、その裏にはスーパースターである事の苦悩と、ひた隠しにしてきた秘密があった...。

持ち前の音楽への情熱とセンスで、フランスでは国民的スターとなったクロード・フランソワであるが、他国では知名度は低かった。スターにありがちな、酒やドラッグには手を出さず、自ら作詞作曲と歌唱をするのはもちろん、振付もプロデュースして自らも踊る。自身のプロダクションを立ち上げて、ショービジネス全般の才覚を発揮する。そんな彼も成功の裏では、歌手フランス・ギャルとの密愛と破局、他のスターへの妬み、ガセネタの演出によるマスコミ操作、隠し子の存在といったスキャンダルも絶えなかった。

こちらは実際のクロード・フランソワ。「クロクロ」という愛称で知られ、1960年代~70年代にかけてフランスで大成功をおさめ、500曲以上の自作曲を残した。彼の「Comme d'Habitude」は、この曲に感銘を受けたポール・アンカによって新たに英語の歌詞をつけられ、フランク・シナトラによって「マイ・ウェイ」として世界的にヒットした。しかし、39歳という若さでこの世を去ることになる...。

映画『最後のマイ・ウェイ』予告編 - YouTube

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シナトラが歌う『マイ・ウェイ』に涙するような純粋さも持ち合わせていて、あらためてこの歌本当にいい歌だよね。この曲が誕生したときのシークエンス、さりげないけど曲の良さがよくわかっていいシーンだったよね。

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バンドマンの一人に、「落ち目になってレストランで歌っても、残ってくれるか?」と尋ねるシーンは印象的だ。生き馬の目をぬくようなショー・ビジネスにあって、強さと弱さを併せ持つ一人の男を描いてみごとだ。

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