ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street

ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は2013年に公開された、マーティン・スコセッシ監督によるアメリカ合衆国の伝記・コメディ映画だ。原作は『ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』。経済大国アメリカのニューヨークにある、世界最大級の金融街ウォールストリートを舞台に繰り広げられる証券マンの実態を描く。主演はレオナルド・ディカプリオで、投資銀行・LFロスチャイルドに入社したジョーダン・ベルフォート役をユーモアたっぷりに演じている。

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ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Streetのレビュー・評価・感想

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ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street
10

思いつく限りの豪遊を観て楽しむ映画

仕事・人生を派手に楽しむためのモチベーションが自然と湧いてくるような作品です。
ただきれいな映画ではなく、人の欲望にまみれた大富豪が豪快に酒・ドラッグ・女に溺れて、崩壊していくまでのブラックコメディです。

アメリカのウォール街で起こった実話をもとにした映画です。
ウォール街が舞台の証券会社の話ではあるものの、真面目なビジネスの話ではありません。ペニー株と呼ばれるゴミ同然の株を巧みなトークで売りさばぎ、そのノウハウを何百人に教えて26歳でビリオネアになった実在する男の話です。

ウォール街の一流証券会社に就職でき、ようやく株を販売する資格を得たにもかからず、営業初日で会社が倒産。仕事を失ったジョーダンが、街のゴミ株を売る証券会社に入社して「こんな高い手数料でゴミを買うバカがいるのか」と気づき、自分で起業をして大金持ちに成り上がる。まさにアメリカンドリームを体現している映画です。

大富豪になってからの生活は誰でもあこがれるのではないでしょうか。
・200万円のランチ
・修理代に2億円がかかるほどホテルの一室で大暴れ
・仲間と薬でキマったあとにヘリコプターで帰宅

思いつく限りの派手な遊びをしてしまう主人公ジョーダンを見ていると、「若くしてお金持ちになると、こんな派手なことまでしてしまうのか」と終始笑っていられます。
薬物を使用しているときや、会社で「魂のスピーチ」をしているディカプリオの演技力は圧巻です。

3時間とかなり長いですが、友人に言われるまで気づかないほど熱中していました。1年で3回は観ています。

ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street
8

金・女・ドラッグに溺れる「ウォール街」の男達! 全てを手に入れて全てを失う「ウォール街の狼」の物語!

金・女・ドラッグ この欲望をひたすら満たすため「ウォール街」という戦場で闘い続ける狂気な男達!
金のためならば手段は関係ない 合法・違法は金の前には意味を持たない
金が正義! 金が法律! 金が神!!
ウォール街を舞台に狂乱の宴が咲き乱れる! 狂ったトレーダー達の絶頂と、どん底の物語!!

とにかくめちゃくちゃなストーリーです
ウォール街の株式トレーダとして辣腕を振るう主人公は、人格がぶっ壊れています
金より価値のある物はない 金されあれば皆を幸せにできるし、寄付をして感謝もされる
あらゆる問題も金で解決できる 金はこの世の調停者
そんな主人公がとにかくハチャメチャにやります!

証券会社に入社した主人公は「株屋」としてのノウハウとあり方をみっちり叩き込まれます
そこでドラックと女を覚えてしまう
「株屋」としての実力はピカイチで、みるみる頭角を現していきます
生活はどんどんド派手になっていく とてつもない屋敷に、大勢の使用人、用心棒
通勤はリムジンと自家ヘリコプター
週末は女とドラッグの乱痴気パーティー
結婚してもなにも変わらない 狂気な毎日を謳歌する
しかし、そんな栄華な毎日もいずれ終わりを告げます

金を求め、金に溺れ、金に振り回される
そしてすべてを失う

でも、自分の欲望に素直に従ってあるがままに生きる
誰しもが願う生き方です
それが幸せがどうかは人それぞれですが、主人公のように生きてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?
自分の生きたいように生きる、その光と影
自分の人生これでいいのかな? と思う方はぜひ、一度鑑賞してみる事をおすすめします
どんな人生にも光と闇があるということがよく分かる作品です

ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street
7

レオナルド・ディカプリオが伝説の証券マン、ジョーダン・ベルフォートに扮するブラックコメディ映画『ウルフオブウォールストリート』

『ウルフオブウォールストリート』は2013年公開の伝記映画の体裁を借りたブラックコメディで、監督はマーティン・スコセッシ、脚本はテレンス・ウィンター、原作は2007年出版の回顧録『ウォール街狂乱日記』(著者はジョーダン・ベルフォート)です。この映画では、ベルフォードの視点から、ニューヨーク市での株式ブローカーとして彼の経歴、彼の会社ストラットンオークモントがいかにウオール街の腐敗と関わったか、そして彼自身の破滅に至るまでが描かれています。この作品の製作者の一人でもあるレオナルド・ディカプリオがベルフォートを演じ、ジョナ・ヒルがベルフォートのビジネスパートナーであり友人を演じ、マルゴット・ロビーがベルフォートの妻、カイル・チャレンドラーがベルフォートを破滅させるFBI捜査官パトリック・デンハムを演じています。この映画はディカプリオとマーティン・スコセッシ監督のコラボレーションの記念すべき5作目にあたります。映画の先行公開はニューヨークで2013年の12月17日に行われました。全米公開は同年12月25日で配給はパラマウント映画。ヨーロッパでの配給はユニバーサル映画です。全編デジタルで公開されたのは本作が初めてでした。商業的には成功を収め、全世界でおおよそ3億9200万ドルの収益をあげてスコセッシの興行的な面では最高の映画となりました。この作品は道義的な論議を巻き起こしました。たとえば、事件を道徳的に曖昧に描写する一方で、性的な内容についてはあまりにも露骨であり、ドラッグの使用を露骨に描いていたりして、製作者と監督の見識が改めて問い直されたのです。

ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street
9

金とドラッグとレオナルド・ディカプリオ

監督は「タクシー・ドライバー」や「カジノ」で知られる巨匠マーティン・スコセッシ。主演は「ギャング・オブ・ニューヨーク」、「アビエイター」他二作に続き同監督と五度目のタッグを組むレオナルド・ディカプリオです。
物語は主人公ジョーダン・ベルフォートがウォール街で働きだすところから始まります。しかし、働きだしたその日に株価は大暴落、あっという間にリストラされてしまいます。ベルフォートは諦めることなく、天才的なセールス技術を武器にクズ株を売りまくり巨万の富を得ます。自身の会社ストラットン・オークモントを率いてウォール街に返り咲くベルフォートですが、次第にドラックや司法の追及によって身を滅ぼしていきます。
物語は実話で原作はベルフォート自身が書いた自伝本です。とにかくハチャメチャなライフスタイルが延々180分も続くだけの映画にも関わらず、観客を退屈させず二度観三度観させる魅力は演技派の俳優たちが見せる素晴らしい演技にあります。
ベルフォートを演じるディカプリオもその相棒を演じるジョナ・ヒルや妻役のマーゴット・ロビーもドラッグに溺れる自堕落な役どころを見事に演じ切っています。ただ、注目すべきは前半に10分ほど登場するマシュー・マコノヒーです。コカインに依存するビジネスマン役ですが、一度見ると記憶から離れない強烈な芝居をしています。
ぜひご覧ください。

ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf of Wall Street
10

ザ・アメリカという感じです。

ざっくばらんなストーリーとしては証券会社で働きだした若い主人公(レオナルドディカプリオ)が証券マンとして成り上がろうとしてやる気に満ち頑張り始めた矢先にその会社が不景気で倒産してしまいます。その後小さな怪しい株の売買をしている会社に入社することになってそこで成功し、独立して大金持ちまで成り上がるという話です。この中で金と女とドラッグというのが絡みあって破滅していくのですが圧巻なのはそのディカプリオの演技力です。今までディカプリオの映画はいくつか観てきましたがこの映画の演技は最高です。会社のリーダーとしてのカリスマ性やドラッグに溺れてラリっているさまなど本当に素晴らしい演技でした。またその他の俳優さんたちも名前は知りませんがとてもいい演技をしていて、それがまたディカプリオの演技を盛り上げています。
また展開がスピーディーかつ痛快で三時間くらいの長さなのですがすぐに観終わってしまうような感覚です。話自体もしっかりまとまっていて観終わってとてもすっきりした感じになります。私のようにアメリカのノリが好きな方にはぜひオススメです。逆に言えば少しぶっとんだ感じがあるのでファミリー向けではないでしょう。