妄想代理人(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『妄想代理人』とはマッドハウス製作の今敏監督によるテレビアニメ作品で2004年2月2日からWOWOWにて全13話放送された。癒し系マスコットキャラクター・マロミを生み出した事で一躍脚光を浴びたクリエイターの鷺月子は、次のヒットキャラクターを期待する周囲にプレッシャーをかけられていた。ある日月子が通り魔・少年バットに襲われ、その後も次々と被害者が出る。少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で被害者が他人に言えない秘密や心の闇を抱えているという共通項に気付く。
CV:園部好徳
馬庭の夢に出てきたウェイター。
署員
CV:小原雅一
声のみ登場。
刑事
CV:亀井俊彦、吉田浩二
声のみ登場。
かもめ
CV:富永みーな
ゼブラと冬蜂のチャット仲間で自殺志願者の1人で9歳。天真爛漫なわがまま娘で2人をさんざん振り回す。
冬蜂(ふゆばち)
CV:川久保潔
かもめとゼブラのチャット仲間で自殺志願者の1人。カールした白髪と白髭をたくわえた礼儀正しい老紳士。65歳。何故か千歳飴の袋をさげている。温厚で良心的な人物で、まだ幼いかもめを自殺に巻き込むのを是とせずたびたび巻こうとした。心臓に持病があり薬を持ち歩いている。
ゼブラ
CV:松本保典
冬蜂とかもめのチャット仲間で自殺志願者の1人。大らかでガタイのいい青年。27歳。同性の恋人との破局が原因で自殺に走った。胸には恋人との2ショットを入れたハート型のロケットペンダントをさげている。
サラリーマン
CV:藤井啓輔
冬蜂達の先を越して電車に飛び込んだサラリーマン。何故か血塗れで生還する。
男性
CV:早瀬俊行
冬蜂達が泊まった旅館で少年バットに襲われた被害者。
女子高生グループ
CV:桃森すもも、秋葉好美、渡邉由紀、仲西環
冬蜂達の近くで写真を撮った女子高生グループ。冬蜂達が写りこんだ心霊写真に恐れ慄く。
鴨原美栄子(かもはら みえこ)
CV:能登麻美子
団地に引っ越して間もない主婦。30歳。夫は脚本家で、マロミが主人公のアニメ「マロミまどろみ」の脚本を担当していたが後に少年バットの被害者となる。
押しに弱く引っ込み思案で先住の主婦たちの会話に加われず孤立する。さらには自分が披露する少年バットの噂に片っ端からダメだしされ、鬱屈を募らせていく。
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目次 - Contents
- 『妄想代理人』の概要
- 『妄想代理人』のあらすじ・ストーリー
- 少年バット
- 犯行
- 模倣犯
- 狂言
- マロミ
- 破裂
- さようなら
- 『妄想代理人』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 鷺月子(さぎ つきこ)
- マロミ
- 猪狩慶一(いかり けいいち)
- 馬庭光弘(まにわ みつひろ)
- 謎の老人
- 謎の老婆
- 少年バット
- 少年バットによる被害者
- 川津明雄(かわづ あきお)
- 鯛良優一(たいら ゆういち)
- 牛山尚吾(うしやま しょうご)
- 蝶野晴美(ちょうの はるみ)/まりあ
- 蛭川雅美(ひるかわ まさみ)
- 狐塚誠(こづか まこと)
- 蛭川妙子(ひるかわ たえこ)
- その他の人物
- 亀井正志(かめい まさし)
- 老人の息子
- 鳩村真祐(はとむら まさひろ)
- 優一の母
- 担任の先生
- 笠明彦(かさ あきひこ)
- 精神科医
- ダブルリップのボーイ
- 半田順次(はんだ じゅんじ)
- 真壁俊介(まかべ しゅんすけ)
- 司会者
- 主人公
- ヒロイン
- 主婦たち
- 蛭川の妻
- 柴崎みどり(しばさき みどり)
- ニュースNA
- 妙子をいじめる少年
- 妙子の友人
- 尚吾の母
- ニュースNA
- ウェイター
- 署員
- 刑事
- かもめ
- 冬蜂(ふゆばち)
- ゼブラ
- サラリーマン
- 男性
- 女子高生グループ
- 鴨原美栄子(かもはら みえこ)
- 団地の主婦たち
- 少年
- 猿田直行(さるた なおゆき)
- 高峰明弘(たかみね あきひろ)
- 平沼芳雄(ひらぬま よしお)
- 龍田慎一郎(たつた しんいちろう)
- 織田伸長(おだ のぶなが)
- 鰐淵良宏(わにぶち よしひろ)
- 鹿山里子(しかやま さとこ)
- 蟹江瞳(かにえ ひとみ)
- 熊倉武則(くまくら たけのり)
- 佐藤道子(さとう みちこ)
- 猪狩美佐江(いかり みさえ)
- 犬飼悟郎(いぬかい ごろう)
- 月子の父
- バーニーちゃん
- 『妄想代理人』の用語
- ダブルリップ
- マロミ狩り
- マロミまどろみ
- スタールビー
- ムーンサファイア
- 男道
- M&F(エムアンドエフ)
- NBN(NIPPON BROADCASTING NETWORK)
- レーダーマン
- 解離性同一性障害
- 『妄想代理人』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「覚えてる、子供の頃?楽しかったよね……全部壊してあげる」
- 「よし……逝きますか。遠くへ」
- 「ね。休みなよ」
- 「たとえ世の中が間違っていようと正しいことはきっとある、だから俺達は生きていける」
- 「俺の居場所がないってことはとっくにわかってるんだよ、居場所がないって現実こそが俺の居場所なんだ!」
- 「マロミ……ごめんなさい……」
- 『妄想代理人』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 10話に登場した鰐淵良宏は2話の絵コンテ担当としてクレジットされているが、これは今敏監督のペンネームである
- 13話にて、10年前の月子がマロミのリードを手放した理由は初潮を迎えたから
- 13話のラストシーンは1話の冒頭にループする
- 8話のサブタイトル「明るい家族計画」は、冬蜂・ゼブラ・かもめの関係から何も生まれない皮肉をこめたもの
- 『妄想代理人』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):平沢進『夢の島思念公園』
- ED(エンディング):平沢進『白ヶ丘-マロミのテーマ』