妄想代理人(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『妄想代理人』とはマッドハウス製作の今敏監督によるテレビアニメ作品で2004年2月2日からWOWOWにて全13話放送された。癒し系マスコットキャラクター・マロミを生み出した事で一躍脚光を浴びたクリエイターの鷺月子は、次のヒットキャラクターを期待する周囲にプレッシャーをかけられていた。ある日月子が通り魔・少年バットに襲われ、その後も次々と被害者が出る。少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で被害者が他人に言えない秘密や心の闇を抱えているという共通項に気付く。
CV:鈴木清信
月子の上司であるM&F(エムアンドエフ)の社員で34歳。角刈りと片耳ピアス、オネエ口調が特徴。
月子のマネージャーを兼任しちやほやおだてて新作を催促するが、彼女がスランプに陥った事で新作の納期に間に合わず、自らも追い詰められていく。最後は月子を車で自宅に送り届けた帰りに事故死した。
優一の母
CV:紗ゆり
優一の母親。優一の誕生会を計画するが、誰も来ずに呆然とする。息子にはやや甘い。晴美の雇い主でもある。
担任の先生
CV:金月真実
武蔵野南小学校の教師で優一と尚吾の担任の女性。学校に事情聴取にきた猪狩と馬庭に、事件のせいでいじめを受けている優一の為に事件の早期解決を求める。
笠明彦(かさ あきひこ)
CV:小林俊夫
晴美の上司で慈愛大学の研究員。33歳。堅実で実直な男性。
助手の晴美にプロポーズして夫婦となるが入籍はしていない。晴美の二重人格には気付かずにいたが、物語終盤でまりあの誘惑を受ける。13話にも出演し、マロミに現実逃避の癒しを求める。
精神科医
CV:仲野裕
晴美を担当するカウンセラー。晴美がプロポーズを受けたことを聞き、パートナーへのカミングアウトと治療への協力を勧める。
ダブルリップのボーイ
CV:大倉正章
まりあが働く風俗店「ダブルリップ」のボーイ。本作では声のみ出演。マリアに電話をかけてくる際は非常に軽薄な口調。
半田順次(はんだ じゅんじ)
CV: 郷里大輔
蛭川から警察の情報リークの見返りに報酬をせびられているヤクザ。「ダブルリップ」の経営にも関与しており、その揉み消しと引き換えに風俗嬢の世話まで頼む蛭川の厚かましさにウンザリしていた。
真壁俊介(まかべ しゅんすけ)
CV:藤原啓治
半田の上司にあたる暴力団の幹部で36歳。額のほくろと黄色いサングラス、灰色のもじゃもじゃ髪が特徴。舎弟に運転させた黒塗りのベンツを乗り回すインテリヤクザ。慇懃無礼で酷薄な男で、蛭川を恐喝して大金を貢がせた。ゲイで同性の愛人がいる。
司会者
CV:渡部猛
少年バットの起こした通り魔事件を報道するニュースキャスター。
主人公
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目次 - Contents
- 『妄想代理人』の概要
- 『妄想代理人』のあらすじ・ストーリー
- 少年バット
- 犯行
- 模倣犯
- 狂言
- マロミ
- 破裂
- さようなら
- 『妄想代理人』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 鷺月子(さぎ つきこ)
- マロミ
- 猪狩慶一(いかり けいいち)
- 馬庭光弘(まにわ みつひろ)
- 謎の老人
- 謎の老婆
- 少年バット
- 少年バットによる被害者
- 川津明雄(かわづ あきお)
- 鯛良優一(たいら ゆういち)
- 牛山尚吾(うしやま しょうご)
- 蝶野晴美(ちょうの はるみ)/まりあ
- 蛭川雅美(ひるかわ まさみ)
- 狐塚誠(こづか まこと)
- 蛭川妙子(ひるかわ たえこ)
- その他の人物
- 亀井正志(かめい まさし)
- 老人の息子
- 鳩村真祐(はとむら まさひろ)
- 優一の母
- 担任の先生
- 笠明彦(かさ あきひこ)
- 精神科医
- ダブルリップのボーイ
- 半田順次(はんだ じゅんじ)
- 真壁俊介(まかべ しゅんすけ)
- 司会者
- 主人公
- ヒロイン
- 主婦たち
- 蛭川の妻
- 柴崎みどり(しばさき みどり)
- ニュースNA
- 妙子をいじめる少年
- 妙子の友人
- 尚吾の母
- ニュースNA
- ウェイター
- 署員
- 刑事
- かもめ
- 冬蜂(ふゆばち)
- ゼブラ
- サラリーマン
- 男性
- 女子高生グループ
- 鴨原美栄子(かもはら みえこ)
- 団地の主婦たち
- 少年
- 猿田直行(さるた なおゆき)
- 高峰明弘(たかみね あきひろ)
- 平沼芳雄(ひらぬま よしお)
- 龍田慎一郎(たつた しんいちろう)
- 織田伸長(おだ のぶなが)
- 鰐淵良宏(わにぶち よしひろ)
- 鹿山里子(しかやま さとこ)
- 蟹江瞳(かにえ ひとみ)
- 熊倉武則(くまくら たけのり)
- 佐藤道子(さとう みちこ)
- 猪狩美佐江(いかり みさえ)
- 犬飼悟郎(いぬかい ごろう)
- 月子の父
- バーニーちゃん
- 『妄想代理人』の用語
- ダブルリップ
- マロミ狩り
- マロミまどろみ
- スタールビー
- ムーンサファイア
- 男道
- M&F(エムアンドエフ)
- NBN(NIPPON BROADCASTING NETWORK)
- レーダーマン
- 解離性同一性障害
- 『妄想代理人』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「覚えてる、子供の頃?楽しかったよね……全部壊してあげる」
- 「よし……逝きますか。遠くへ」
- 「ね。休みなよ」
- 「たとえ世の中が間違っていようと正しいことはきっとある、だから俺達は生きていける」
- 「俺の居場所がないってことはとっくにわかってるんだよ、居場所がないって現実こそが俺の居場所なんだ!」
- 「マロミ……ごめんなさい……」
- 『妄想代理人』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 10話に登場した鰐淵良宏は2話の絵コンテ担当としてクレジットされているが、これは今敏監督のペンネームである
- 13話にて、10年前の月子がマロミのリードを手放した理由は初潮を迎えたから
- 13話のラストシーンは1話の冒頭にループする
- 8話のサブタイトル「明るい家族計画」は、冬蜂・ゼブラ・かもめの関係から何も生まれない皮肉をこめたもの
- 『妄想代理人』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):平沢進『夢の島思念公園』
- ED(エンディング):平沢進『白ヶ丘-マロミのテーマ』