ウマ娘 シンデレラグレイ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ウマ娘 シンデレラグレイ』とはクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』のスピンオフ作品として、2020年6月より『週刊ヤングジャンプ』で連載している、久住太陽によるスポーツ漫画。アニメやアプリゲームと打って変わって全体的にシリアスな作風が特徴で、主人公はカサマツから突如現れた現れた稀代の逸材・オグリキャップ。彼女の走りはカサマツを越えて中央にまで及び、ウマ娘界の台風の目となっていく。彼女が様々なライバルと切磋琢磨し、日本一のウマ娘を目指していくストーリー。
このレースに勝てばいいのか、負ければいいのかわからず、思うように足が進まないオグリキャップ。その様子を直視できない北原だったが、六平に叱りつけられ我に帰る。オグリキャップに駆け寄った北原は、「走れ」と叫んだ。そして彼女に「時代を変え、誰からも愛されるウマ娘になれ」と語りかけた。奮起したオグリキャップはフジマサマーチを寄せ付けず勝利したのだった。
16R「ありがとう、カサマツ」
レース後に移籍を告げたオグリキャップ。北原は中央のトレーナーライセンスを取るべく猛勉強し、オグリに見合うトレーナーになることを誓う。そしてベルノライトはスタッフ研修生の編入試験に受かり、オグリと共に中央へ赴くことになった。ライバルや仲間に見送られ、カサマツに別れを告げたオグリキャップは、いよいよ中央の門をくぐる。
第一章 中央編入篇
17R「トレセン学園」
六平に案内され、トレセン学園を回ったり会長のもとを訪ねたオグリキャップたち。同じクラスには既にエースと呼ばれているディクタストライカや、サクラチヨノオー、メジロアルダン、スーパークリーク、ヤエノムテキといったウマ娘が顔をそろえていた。地方での12戦10勝という戦績に驚く一同だったが、ブラッキーエールは「田舎の砂遊びなんざノーカンだろ」とさっそくオグリに喧嘩を売る。しかし「あの砂はダートといって砂遊びをする為のものじゃないんだ」と持ち前の天然さでかわす彼女にさらに腹を立てたのだった。
18R「クラシック登録」
東海ダービーの代わりに日本ダービーの1着を北原にプレゼントすると意気込むオグリキャップだったが、転入した時には既にクラシックレースへの登録期間を過ぎてしまっていた。オグリキャップはシンボリルドルフを訪ね、「あなたの力で私を日本ダービーに出してくれ」と頼み込む。しかしルドルフは一笑し、それは叶わないと話す。さらにいきなり最高峰のレースを目指す彼女を「中央を無礼るなよ」と睨みつける。しかしオグリは怯まず、実力で覆すと誓ったのだった。
19R「初戦」〜21R「本物」
中央初戦、オグリキャップはペガサスステークスでブラッキーエールと相対する。ブラッキーエールにカサマツのみんなをバカにされ、奮い立ったオグリキャップは大外を回る作戦で見事勝利。中央での初勝利を飾った。そしてその走りっぷりを、記者の藤井泉助(ふじい せんすけ)は興奮しながら眺めていた。
22R「毎日杯」〜23R「並のウマ娘なら」
次走・毎日杯でオグリキャップは、デビューから無敗のヤエノムテキと対戦。オグリを徹底マークする作戦で順調にレースを運ぶヤエノムテキだったが、大外でオグリに差し切られてしまう。大外を回ってもバテないポテンシャルを発揮したオグリを見て、段々と周囲の目も変わろうとしていた。
24R「夢亡き者に理想なし」
ヤエノムテキは抽選枠を勝ち残り、見事皐月賞を制覇。これを受けてオグリキャップへの評価はさらに高まり、藤井泉助はこれを好機と捉える。1万人分の署名を引っ提げてシンボリルドルフに会った泉助は、ルドルフにURAへ話をつけるよう説得する。ルドルフも望みは同じと語り、ついに立ち上がった。
26R「日本ダービー」
URAの諮問委員会に呼び出されたルドルフ。オグリキャップがダービーに出ることで、トゥインクル・シリーズに待望のスターウマ娘が生まれる夢を現実にするため、ルドルフは頭を下げる。そして迎えた日本ダービー。ディクタストライカ、サクラチヨノオー、メジロアルダン、ヤエノムテキら優駿が出る揃う中、7枠20番に入ったのは1番人気、オグリキャップ。いよいよ日本ダービーがスタートした。
28R「私は私の道を行く」
接戦となった日本ダービーで勝利したのはサクラチヨノオーだった。同時にオグリキャップも1着でゴールする。しかし走っていたのはダービーではなく、ニュージーランドトロフィーだった。ダービーへの出走は叶わなかったのだ。しかしURAは制度の改定へ意欲的な姿勢を見せてくれた。ルドルフはオグリに、宣言通りルールも常識も覆したことを誇ってほしいと語った。オグリもまた、私は私の道を往く、と決意を新たにしたのだった。
第二章 白い稲妻篇
29R「最強」〜30R「日本一のウマ娘」
最強のウマ娘を見るため、宝塚記念にやって来たオグリたち。この日はGI3勝のアキツテイオーが1番人気に支持されていたが、勝ったのはタマモクロス。最強のウマ娘とは彼女のことだったのだ。その夜、フジマサマーチらカサマツのみんなと電話したオグリキャップは、会話の中で日本一のウマ娘になるという新たな夢を打ち立てる。
32R「毎日王冠」〜33R「誰にも触れられない」
偶然出会った泉助から、タマモクロスが天皇賞・秋を目指していると聞いたオグリキャップ。そこを目指し、まずは前哨戦の毎日王冠に挑む。シリウスシンボリら強豪たちがこぞってオグリをマークする作戦に出るが、オグリはものともせず、またも大外を回っての差し切り勝ちしたのだった。
35R「勝負服」
Related Articles関連記事
勇気爆発バーンブレイバーン(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『勇気爆発バーンブレイバーン』とは、大張正己が監督を務める、Cygames原作のオリジナルアニメ作品。放送前は軍事色が強いロボットアニメのように宣伝されていたが、初回の放送でヒロイックなロボットが活躍する作品であることが明かされ、視聴者を驚かせた。 TS(ティタノストライド)と呼ばれるロボット兵器が存在する世界。突如始まった宇宙からの侵略に地球各地が襲われる中、自衛隊員のイサミ・アオは唐突に現れた意志を持つ謎のロボットブレイバーンに「共に戦おう」と怪しく囁かれ、これに乗り込むこととなる。
Read Article
ウマ娘 プリティーダービー(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ウマ娘 プリティーダービー』はCygamesによって提供されている、基本プレイ無料のソーシャルゲームで略称は『ウマ娘』。プレイヤーは競走馬を擬人化したキャラクターである「ウマ娘」を育成し、「トゥインクル・シリーズ」と呼ばれるレースでの勝利を目指す。登場するウマ娘は全て実在の競走馬をモデルとしており、史実に基づいた様々なネタが盛り込まれているのが特徴。その完成度の高さが話題を呼び、リリースから1年足らずで1300万ダウンロードを突破し、流行語大賞にもノミネートするなど、社会現象を巻き起こした。
Read Article
ドラガリアロスト(Dragalia Lost)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『ドラガリアロスト(Dragalia Lost)』とは、Cygamesが開発、任天堂と共同運営していたスマートフォン向けアクションRPG。王国存亡の危機に際し、主人公ユーディルが聖片を手に入れるため、伝説の碧竜の元へ向かうところから物語は始まる。人がドラゴンに進化して戦う要素が含まれている。配信開始日に100万ダウンロードを突破し、「ドラガリ」の愛称で多くのプレイヤーに親しまれたが、2022年11月末をもってサービスは終了した。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の概要
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじ・ストーリー
- 序章 カサマツ篇
- プロローグ
- 1R「私を見て」
- 2R「私をレースに出して」〜3R「信じて良いかも」
- 4R「今度は勝つ」
- 5R「次元が違う」
- 7R「ジュニアクラウン」〜9R「2度目」
- 10R「国内最高水準」
- 11R「ライセンス」〜12R「一番の選択肢」
- 13R「だったら私に勝て」
- 14R「何やってんだよ」〜15R「怪物」
- 16R「ありがとう、カサマツ」
- 第一章 中央編入篇
- 17R「トレセン学園」
- 18R「クラシック登録」
- 19R「初戦」〜21R「本物」
- 22R「毎日杯」〜23R「並のウマ娘なら」
- 24R「夢亡き者に理想なし」
- 26R「日本ダービー」
- 28R「私は私の道を行く」
- 第二章 白い稲妻篇
- 29R「最強」〜30R「日本一のウマ娘」
- 32R「毎日王冠」〜33R「誰にも触れられない」
- 35R「勝負服」
- 37R「天皇賞(秋)」〜43R「日本一」
- 45R「奇跡」〜47R「強くなります」
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- オグリキャップ
- ベルノライト
- 北原穣(きたはら じょう)
- 六平銀次郎(むさか ぎんじろう)
- カサマツ組
- フジマサマーチ
- 柴崎宏壱(しばさき こういち)
- カサマツのウマ娘たち
- 川村日和(かわむら ひより)
- 中央組
- タマモクロス
- 小宮山勝美(こみやま まさみ)
- スーパークリーク
- 奈瀬文乃(なせ ふみの)
- ヤエノムテキ
- ヤエノムテキのトレーナー
- サクラチヨノオー
- メジロアルダン
- ディクタストライカ
- ブラッキーエール
- アキツテイオー
- シンボリルドルフ
- マルゼンスキー
- ミスターシービー
- ゴールドシチー
- シリウスシンボリ
- 駿川たづな(はやかわ たづな)
- その他
- オグリキャップの母
- 赤坂(あかさか)
- 藤井泉助(ふじい せんすけ)
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の用語
- ローカルシリーズ
- カサマツトレセン学園
- トレセン学園(中央)
- URA
- 領域(ゾーン)
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- シンボリルドルフ「中央を無礼るなよ」
- シンボリルドルフ「今後未来永劫、誰も『葦毛は走らない』とは言うまい」
- オグリキャップ、カサマツ最終戦
- オグリキャップ、ダービーに出走できず
- 初のGⅠ、タマモクロスとの葦毛対決
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オグリキャップの大食いキャラ
- マルゼンスキーと日本ダービーの関係
- オグリキャップが変えたクラシック制度