上弦の壱・黒死牟/継国厳勝(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

黒死牟(継国厳勝)とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼である。
鬼舞辻無惨直属の12人の鬼「十二鬼月」のトップに立つ鬼であり、驚異的な強さを誇る。
人間だった頃は鬼殺隊の剣士であった為に、月の呼吸を使用する。「日の呼吸」の使い手である継国縁壱は黒死牟の双子の弟である。

黒死牟/継国厳勝の来歴・活躍

継国家の長男として生まれる

戦国時代、継国家という侍の家系に生まれる。父からは厳勝を送られた。
当時、双子は跡目争いの原因となってしまうため、不吉なものとされていた。厳勝の弟である縁壱には生まれつき不気味な痣があり、それが理由で父親は縁壱を殺すことにした。しかし、それに対し母親が烈火の如く怒り狂った為、縁壱は殺される事なく、十歳になったら出家する事になった。
それから厳勝と縁壱は差別されて育った。厳勝には縁壱よりも上等な部屋、食事、着物、教育などが与えられた。それが原因なのか、縁壱はいつも母親の左脇から離れようとしなかった。そんな縁壱を厳勝は憐れんだ。厳勝は縁壱に与えられた三畳の部屋に父親に内緒で遊びに行った。その時、厳勝は自分で作った不恰好な笛を縁壱に贈った。縁壱は笑う事なくその笛を受け取った。

縁壱は幼少の頃から表情を変える事がなく、厳勝は縁壱が耳が聴こえないものだと思っていた。しかし、七歳の時にそれが間違いだとわかった。
剣術の稽古をしていた厳勝は、縁壱から「兄上の夢はこの国で一番強い侍になる事ですか?」と話しかけられた。その事に厳勝は驚いて、思わず持っていた木剣を落とした。縁壱は続けて自身も侍になると言って笑った。縁壱は出家して僧になるはずで、侍になる事など不可能だった。それを知っているのかはわからないが、厳勝はにっこりと笑う縁壱のことが気味が悪かった。そもそも、母親を見つけてはすぐに抱きつきに行くような者が、侍になる事など不可能だと厳勝は思った。
それから縁壱は剣の稽古をしている厳勝の周りをうろつくようになった。その姿を見た指導役の男が、縁壱に袋竹刀を持たせ、構え方、打ち方を口頭で教えた。そして男は戯れで自身に打ち込んでくるように縁壱に告げた。しかし、次の瞬間、男は縁壱に打たれて気絶していた。縁壱は、厳勝がいくら挑んでも一本も取ることができなかった男を易々と倒したのだった。
それから縁壱は侍になりたいと言わなくなった。それは、人を打つ感触が耐え難く不快なものであったからだった。厳勝は縁壱に強さの秘訣を聞こうと食い下がった。すると縁壱は「打ち込んで来る前に肺が大きく動く。骨の向きや筋肉の収縮、血の流れをよく見ればいい」と不思議な事を言った。厳勝は「縁壱が生き物の体を透かして見ることができる」という事を理解するのに、しばらくの時間がかかった。

弟・縁壱への妄執の始まり

弟の縁壱(左)が自分より遥かに優れた資質の持ち主であることを知り、厳勝は彼に対する憎悪と羨望を抱き始める。

厳勝は、今まで憐れんできた縁壱が、自身より遥かに優れた者だという現実を突きつけられた。
厳勝は強い剣士になりたかった。才能を認められていた厳勝は、努力すればするだけ強くなった。しかし、それも縁壱と比べれば亀の歩みに他ならなかった。
どれだけ強くとも、縁壱は全く剣に興味がなかった。縁壱は酷くつまらなそうに剣の話をした。縁壱にとって剣は遊び以下のものだった。

ある夜更けに厳勝は縁壱が優れた剣の腕を持っていた事で立場が逆転し、自身が三畳の部屋に詰め込まれ、出家させられると考えていた。するとそこへ縁壱が訪ねて来た。縁壱は母親が死んだこと告げた。そして縁壱はこのまま寺へ行くと言った。縁壱は以前厳勝から貰った笛を取り出し「いただいたこの笛を兄上だと思い、どれだけ離れていても挫けず日々精進いたします」と笑顔で言った。厳勝は何が嬉しいのか分からず、何も縁壱に返さなかった。縁壱は笛を宝物のように布に包んで、懐にしまい、そして殆ど荷物を持たぬまま何処かへ行ってしまった。

その後、厳勝は母親の日記を見た。その日記には、縁壱が自身が後継ぎになる事を知って、予定よりも早く家を出ることにしたと書かれていた。更に、縁壱が母親の病気と死期を悟っていたらしい事、母親が病により数年前から左半身の自由が利かなくて苦しんでいた事が書かれていた。それを見た厳勝は、縁壱が母親にくっついていたのは、甘えていたのではなく、母親を支えていたのだったと知った。
その時、厳勝は嫉妬で全身を灼かれ、縁壱という天才を心から憎悪した。

人から鬼へ、厳勝から黒死牟へ

厳勝の父親は縁壱を連れ戻すべく寺に使いを送ったが、縁壱は寺に行っておらず、消息が途絶えた。縁壱がいなくなる事を望んでいた厳勝の願いは突如として叶った。それから厳勝は妻を娶り、子供を作り、平穏な日々を送った。そんなある日、厳勝が配下の兵達と野営をしているとそこに鬼が現れた。部下達が次々と殺され、厳勝に鬼が襲い掛かった時、一人の剣士が厳勝を救った。その男は成長した縁壱だった。縁壱の姿を見た厳勝は、再び嫉妬で心を灼かれた。
縁壱は自身の到着が遅れた事で、厳勝の部下が死んだ事を詫びた。縁壱は幼少の頃とは比べ物にならない剣技を身につけ、非の打ち所のない人格者となっていた。厳勝は縁壱の剣技を習得するために、身分も、家族も捨てて、鬼狩りの剣士となった。
縁壱はためらう事なく剣技や呼吸を教えていた。だが、誰一人として縁壱と同じようにできなかった。そこで縁壱は人に合わせて呼吸法を変えて教えた。それにより多くの呼吸が生まれた。呼吸法を極めた者の体には、縁壱の体にもある痣のような模様が浮かぶようになった。
厳勝もまた呼吸法を学び、短期間で痣を発現させるほどの剣士となる。しかし修得したのは自ら編み出した派生である『月の呼吸』であり、『日の呼吸』を使うことはできなかった。このまま鍛錬を重ねればいつか縁壱に追いつくことができるのか、と苦悩していた時、痣を発現させた剣士達が次々と死んでいった。それにより、痣を発現させた者が早死にすることが分かり、自身に鍛錬を重ねる時間が無いことを厳勝は知った。そんな時に無惨と出会い、「鬼になれば無限の刻を生きられる」と唆された厳勝は、これを受け入れ鬼となる道を選んだ。この際、無惨への手土産に当時の鬼殺隊の当主の首を持参している。

月下の決闘

鬼となり、「黒死牟」と名を変えてから数十年後の赤い月の夜、一人の剣士に出会う。それは記憶にある姿より遥かに老いた縁壱だった。
生まれつき痣を発現させている縁壱が齢八十を超えて生き永らえている事に、黒死牟は驚きを隠せなかった。縁壱は鬼となった兄の姿を見て「お労しや 兄上」と言って涙を流した。感情を出す事がなかった縁壱が涙を流して兄を憐れむ姿に、黒死牟は怒りどころか、これまでに感じた事のない感情を抱いた。黒死牟は老人となった肉親を斬り捨てねばならない事に動揺した。しかし刀を構えた縁壱の前に、その感情は消え失せた。老いてなお、縁壱の剣技は鬼としての力を手に入れ数十年をひたすら研鑽に費やした黒死牟を果てしなく上回っていた。
縁壱はすれ違いざまに黒死牟の頸を斬り裂いた。黒死牟は次の一刀で自身が死ぬ事を確信した。黒死牟は「何故いつもお前が、お前だけがいつもいつも特別なのか。痣者であるというのに生き永らえ、その老骨で振るう技は、全盛期と変わらぬ速さ、そして威力。お前だけがこの世の理の外側にいる。神々の寵愛を一身に受けて生きている。お前が憎い。殺したい」という焦燥と敗北感で内臓がねじ切れそうだった。しかし、黒死牟の頸が落とされることは無かった。縁壱は刀を持ったまま、寿命が尽きて死んでいた。

無惨の片腕として

怒りのままに縁壱の遺骸を斬り捨てる黒死牟。

黒死牟は鬼になる事で全てのしがらみから解放されたはずだった。しかし縁壱は二十五を超えても死ぬ事は無く、比類無き強さを持って再び黒死牟の前に現れた。無惨でさえも縁壱に敵わず、誰一人として傷をつけることすらできなかった。
黒死牟は寿命で死亡した縁壱を前に「何故だ?何故いつもお前は私に惨めな思いをさせるのだ?」と憎悪の念を膨らませた。そして、死んだ縁壱の体を両断した。その時、縁壱の懐から巾着袋が飛び出した。その中にはかつて厳勝だった頃の自分が縁壱へ送った笛が入っていた。それを見た黒死牟の胸に自分でも理解できない膨大な感情が溢れ、その目からは涙がこぼれ落ちていた。

人生そのものを賭した最大の目的である「縁壱に勝つ」ことが永遠に不可能となり、その後は抜け殻のようになって生き続ける。それでも鬼としては無惨に次ぐ実力を持ち、その圧倒的な剣技で鬼殺隊の剣士たちを斬り続け、人を食らい続けた。
無惨は自身もまったく歯が立たなかった縁壱を恐れ、彼の強さを受け継ぐ存在が生まれることを警戒。鬼殺隊で『日の呼吸』を学ぶ者が現れるたびに、成長する前に率先して倒すようになり、黒死牟もこれを手伝うようになる。高い実力と忠誠心から、鬼の中でも特に無惨に評価され、ビジネスパートナーのような関係となっていった。

無限城で時透無一郎・不死川玄弥・不死川実弥と戦闘を繰り広げる

鬼となってから400年ほど経ち、時代は大正に突入する。異空間・無限城にて霞柱の時透無一郎と遭遇し、戦闘を始める。上弦の伍である玉壺を一人で倒した時透でさえも、黒死牟を前にすると身震いが止まらなかった。
『透き通る世界』により時透の体を透かして見た黒死牟は、時透の名を尋ねる。時透の名を聞いた黒死牟は「成る程…そうか…絶えたのだな。”継国”の名は…」と言う。そして、「私が…人間であった時代の名は継国厳勝…。お前は…私が…継国家に残して来た…子供の…末裔…。つまりは…私の子孫だ…」と明かした。
時透は一瞬にして平常心を取り戻し、黒死牟に『霞の呼吸』で斬りかかるが、黒死牟はなんなくそれを躱す。時透は痣を発現させ、玉壺を斬り伏せた『霞の呼吸 漆ノ型 朧』で斬りかかるが、黒死牟は「実に良き技」と評しながらも平然とかわしていた。そして「此方も抜かねば…無作法というもの…」といい、『月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮』を繰り出す。黒死牟はその一刀で時透の左腕を斬り落とした。
時透はすぐに止血し、『霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り』を繰り出すが、黒死牟は刀を素手で奪い、時透の右肩を刺して柱に磔にする。そして「我が末裔よ。あの方にお前を鬼として使って戴こう」と黒死牟は言う。

黒死牟と時透の背後には炭治郎の同期であり、風柱・不死川実弥の弟である不死川玄弥がいた。
玄弥は銃で黒死牟を撃つが、黒死牟は一瞬の間に玄弥の後ろに立っていた。玄弥は左腕を斬り落とされ、右腕で日輪刀を抜いて戦おうとするが、その右腕さえも斬り落とされてしまう。黒死牟は「鬼喰いをしていたのはお前だったか…」と言い、玄弥の胴体を切断した。しかし、玄弥はそれでも死なず、それを見た黒死牟は「三百年以上前、お前と同じく鬼喰いをしている剣士がいた…。その剣士は胴の切断で絶命したが…お前の場合は首か…?貴様のような鬼擬き…生かしておく理由はない…」と言い、首を切断しようとする。その時、風柱・不死川実弥が現れ、玄弥を救う。

実弥は黒死牟の技に食らいつき、それを見た黒死牟は「やりおる…。肉体的にも技の…全盛と見た…」と評する。この時、実弥は『月の呼吸』での一振りに不規則で細かな刃が付き纏う事に気づき、「時透がやられる筈だ。長い経験で培われた感覚が無けりゃ無理だ」と分析している。その後、打ち合いを続ける二人だったが、異次元の強さを持つ黒死牟を相手に、実弥は「瞬きもできねぇ!ほんの少し、切っ先の振りをしくじっただけで即死だ!」と言い、追い詰められる。そして黒死牟は『月の呼吸 陸ノ型 常夜孤月・無間』を放ち、実弥に重傷を負わせる。
その時、黒死牟の体に異変が現れる。実弥は『稀血(人間の中でも稀少な血。喰らうと鬼の力を大きくあげる事ができる)』の中でもさらに稀少な血の持ち主だった。実弥の血を前にした鬼は、血に酔い千鳥足になってしまうのだった。臓物が溢れるほどの傷を負った実弥だったが、筋肉を引き締める事で戦闘を続けた。だが、血に酔った黒死牟に傷ひとつさえつける事ができなかった。そこへ岩柱である悲鳴嶼行冥が現れる。

悲鳴嶼行冥が応援に現れる

鍛え抜かれた悲鳴嶼の体を『透き通る世界』で透かして見た黒死牟は、「素晴らしい…極限まで練り上げられた肉体の完成形…。これ程の剣士を拝むのは…それこそ三百年振りか…」と称賛した。悲鳴嶼の日輪刀は、手斧に鎖で繋いだ鉄球であった。悲鳴嶼はその日輪刀を巧みに操り、黒死牟の刀を絡め取って切断する。しかし、黒死牟の刀は、黒死牟の肉で形成されていた。それ故、黒死牟はすぐに刀を再生させた。
黒死牟の強さを体感した悲鳴嶼は痣を発現させた。それを見た黒死牟は「そうか…お前も…痣の者…残念だ…」と零した。悲鳴嶼がその意味を問うと、黒死牟は「喪失を…嘆いている…。痣の者は例外なく…二十五の歳を迎える前に死ぬのだ」と伝えた。痣は大きく力を飛躍させるが、それは寿命を前借りして力を向上させる事と変わりなかった。二十七を超えて痣を出した悲鳴嶼は、今日の夜にでも死ぬことを告げた。それを聞いた悲鳴嶼は命を惜しんでいると思われた事に激怒した。そして悲鳴嶼は黒死牟が嘘をついた事を指摘する。悲鳴嶼が「例外はあったのだろう。痣を持ち、二十五を超えて尚、生き続けた者がいた」と言うと、黒死牟は顔色を変えて斬りかかった。

その後、傷の処置を終えた実弥が戦闘に復帰する。実弥は痣を発現させていた。
悲鳴嶼と実弥は凄まじい速さで戦闘を行いながら連携を取り、黒死牟の着物を斬り裂いた。しかし、2人は黒死牟の間合いの外で傷を負う。黒死牟は刀を伸ばし、3つの刃を枝分かれさせていた。それにより間合いが大幅に伸び、悲鳴嶼行冥・不死川実弥の両名は防戦一方となった。不死川実弥は避けることに全力を注いでいたが、それでも指を切り落とされ、足と背中を負傷した。
その後、時透が戦いに加わり、3人は一斉に攻撃を仕掛けてくる。黒死牟は一遍に片付けようとして『月の呼吸 拾肆ノ型 兇変・天満繊月』を繰り出すが、3人はそれを掻い潜ってくる。さらに悲鳴嶼と時透は戦いの中で『透明な世界』に入ることが可能となっていた。悲鳴嶼は黒死牟が同じ世界を見ていることを察し、わざと血の巡りを悪くしており、黒死牟を欺いた。それにより黒死牟は悲鳴嶼の鉄球を受けて胸から右手を吹き飛ばされた。そして、左脚を斬り落とされながらも時透が黒死牟の懐に潜り込み、日輪刀で胸を突き刺す。さらに黒死牟の折れた刀を喰って力を増した玄弥が自身の肉で作った弾を浴びせる。玄弥は血鬼術を使えるようになっており、弾から大木を生やして黒死牟の動きを封じる。黒死牟は眼前に迫る悲鳴嶼と実弥を見て死の危険を感じる。その時、黒死牟は400年前の事を思い出す。

「人を妬まぬ者は運がいいだけだ。出会ったことがないだけだ。神々の寵愛を一身に受けた者に。全てを焼き尽くす程、強烈で鮮烈な、太陽の如き者に」と独白しながら過去を回想する黒死牟。弟との最後の戦いと、縁壱を追い続けるために全てを捨ててきた己の半生を振り返り、その自分が弟以外の者に敗れるわけにはいかないとの想いを新たにする。

戦いの決着

絶体絶命となった黒死牟だったが、黒死牟は体中から刀を生やして斬撃を放つ。それにより、玄弥の血鬼術により生えた樹はなくなった。また、悲鳴嶼と実弥は吹き飛び、時透は胴と脚を切り離され、玄弥も半身を両断された。悲鳴嶼と実弥は再び黒死牟に飛びかかるが、黒死牟は技を出して迎え撃とうとする。それを察した時透は黒死牟を止めようと黒死牟に突き刺さった日輪刀を握る。すると時透の日輪刀が赤く染まり、黒死牟は灼けるような激痛を覚えて体を強張らせる。さらに玄弥が黒死牟の体内に残っていた肉弾から樹を生やす。その樹は黒死牟の血を大量に吸っており、それにより黒死牟は技を出せなくなる。悲鳴嶼が黒死牟の頸に鉄球を振り下ろして頸を焼く。そしてその鉄球に実弥が刀を振り下ろした事により黒死牟は遂に頸を落とされた。

しかし、黒死牟はそれでも負けを認めようとしなかった。黒死牟は出血を止め、時透の日輪刀と、玄弥の血鬼術によって生えた樹を引き抜く。そして頭部を再生する。その時の黒死牟は人間の姿から大きくかけ離れた異形の姿となっていた。鬼の弱点を克服した黒死牟は愉悦に浸るが、実弥の刀に映る自身の姿を目にし、その醜悪さに驚嘆する(※本来であれば実弥の刀に映る姿は鏡のように右左逆である必要があるが、修正する時間と技術がなかったと単行本20巻で作者が語っている)。その時、黒死牟は「俺も兄上のようになりたいです。俺はこの国で二番目に強い侍になります」と笑顔で微笑む、幼い縁壱の姿を目にする。黒死牟は「これが本当に俺の望みだったのか?」と自問自答する。すると黒死牟の身体が崩壊を始めた。
悲鳴嶼と実弥から攻撃を受けながら、黒死牟は「お労しや 兄上」と涙を流す縁壱の姿を思い出す。
黒死牟は「こんなことの為に私は何百年も生きてきたのか?負けたくなかったのか?醜い化け物になっても。強くなりたかったのか?人を喰らっても。死にたくなかったのか?こんな惨めな生き物に成り下がってまで。違う。私は…私はただ…縁壱…お前になりたかったのだ」と考えながら消えていった。

着ていた服と、どうしても捨てられなかった縁壱の笛を残し、黒死牟はこの世から消滅する。

黒死牟は心の底から縁壱を憎悪していた。顔を見れば吐き気をもよおし、声を聞けば腹が立ちこめかみが軋んだ。しかし、何百年も生きた中で何よりも鮮明に記憶しているのは両親や妻子の顔ではなく、縁壱の顔だった。
黒死牟は「ああ、何も、何も手に入れることができなかった。家を捨て、妻子を捨て、人間であることを捨て、子孫を切り捨て、侍であることも捨てたというのに。ここまでしても駄目なのか?道を極めた者が行き着く場所は同じだとお前は言った。しかし私は辿りつけなかった。お前と同じ世界を見ることができなかった。日の呼吸の型を知る剣士も、お前の死後、あの方と私で徹底して殺し尽くした。それなのに何故お前の呼吸は残っている。なぜ私は何も残せない。何故私は何者にもなれない。何故私とお前はこれ程違う。私は一体何の為に生まれて来たのだ。教えてくれ。縁壱」と想いながら消えていった。
黒死牟が消えた跡には、厳勝が縁壱へ送った笛が残されていた。

黒死牟/継国厳勝の関連人物・キャラクター

鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)

shuichi
shuichi
@shuichi

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鬼滅の刃の十二鬼月と血鬼術まとめ

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『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 竈門炭治郎は鬼舞辻無惨により家族を惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子を鬼へと変えられた。炭治郎は鬼を退治する組織『鬼殺隊』に入り、禰豆子を人間に戻し、無惨を討つ旅に出る。 『十二鬼月』とは、無惨直属の配下であり、圧倒的な力を持つ鬼である。それぞれが持つ力と複雑な過去は、敵でありながらも魅力的であり、ファンからも人気が高い。

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鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

鬼滅の刃の大正コソコソ噂話・小ネタ・エピソードまとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎が炭を売って家へ戻ると、家族が惨殺されており、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして諸悪の根源である「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』では、本編では語られなかった裏話や細かい設定が「大正コソコソ噂話」として紹介されている。本記事ではそれらの情報をまとめていく。

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鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

鬼滅の刃の表紙・カバー下イラスト・扉絵・挿絵まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 『鬼滅の刃』の原作コミックスには、表紙のイラストの他、カバー裏や扉絵、話の合間など多くのイラスト・挿絵が描かれている。この記事ではそれらの絵をまとめていく。

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【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼滅の刃の原作最終回では平和になった現代の様子が描かれているが、そこでは登場人物たちの子孫や生まれ変わりと思われる人物が多数登場している。本記事では、それらのキャラクターについてをまとめていく。

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鬼滅の刃の柱まとめ

鬼滅の刃の柱まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化された。 町に炭を売りに行った炭治郎が家に戻ると、家族が惨殺されていた。唯一息があった妹の禰󠄀豆子を連れて炭治郎が山を下っていると、禰󠄀豆子が突然暴れ出す。禰󠄀豆子は人を喰う鬼になっていた。炭治郎は禰󠄀豆子を鬼にした鬼舞辻無惨を倒すべく刀を取る。 鬼殺隊の中で最高位の剣士が「柱」である。変人が多いが、過酷な過去を背負いつつも他人を守ろうとする柱は非常に人気が高い。

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鬼滅の刃の日輪刀まとめ

鬼滅の刃の日輪刀まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へ入隊し、妹を人間に戻すため、鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼と戦う剣士たちは、特殊な刀「日輪刀」を用いて戦うが、この日輪刀には持ち主の才能によって違う色に変わるなどの特徴がある。本記事では、その日輪刀についてまとめていく。

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鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『鬼滅の刃』(きめつのやいば)とは、 吾峠呼世晴原作の少年漫画及びアニメである。日本の大正時代を舞台に、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼たちとの戦いを繰り広げる和風の剣戟奇譚である。登場人物・キャラクターのほとんどが若いため、厳しい環境の中でも生まれた淡い恋心や青春が詰まったカップリングが多い。最終話では現代編が描かれ、夫婦になったカップルや命を落としてしまったけれど生まれ変わって結ばれたカップルなどが分かる。

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鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした、吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』。作中には非常にリアルで美味しそうな食事やお菓子が多数登場している。さらにアニメや映画の作画が非常に良かったため、ファンの間では「飯テロアニメ」として話題となった。本記事では『鬼滅の刃』に登場した料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介している。

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鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ

「双六大好き善逸の今日の一振り!」とは、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』の本編開始前に流れるオリジナルアバン作品。 『鬼滅の刃』のキャラクターの中でも特に人気の高い我妻善逸が、双六を進めていきながら止まったマス目に書いてあるお題についてあれこれと夢想するというもの。1話15秒で、本編とは無関係に話が進む。「刀鍛冶の里編」では出番の無い善逸にむりやり出番を作るための演出であり、フジテレビ系列の放送局でのみ公開されている。

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鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画。人を食う鬼と、鬼を狩ることを役目とする鬼殺隊の壮絶な戦いの中で、鬼にされてしまった妹を救うために命を賭して剣を振るう少年の活躍を描いた作品だ。 物語の舞台は大正時代の日本で、主要なキャラクターは個別のプロフィールがかなりしっかり設定されている。物語の中では第1話から最終決戦までで2〜3年が経過しており、それと同じ分キャラクターも加齢している。ここでは、『鬼滅の刃』に登場する主要キャラクターの誕生日と年齢を紹介していく。

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鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。大正時代を舞台に、主人公竈門炭治郎及びその妹禰豆子と、人食い鬼達との戦いを描く。作中には様々な鬼が登場し、圧倒的な力で炭治郎と彼の所属する鬼殺隊を追い詰める。その中でも特に強力とされるのが、鬼の首魁鬼舞辻無惨直属の「十二鬼月」である。「十二鬼月」でも別格の強さを誇る「上弦」について、その名前の由来が大正時代に流行した疫病・伝染病であるという説がある。

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鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。連載は人気絶頂の内に終了したが、中には回収されていない伏線もあり、多くの謎が残ったままである。現段階で明らかになっている伏線と、いまだに謎のままの伏線、また、一応の解説がされているものの謎の多い描写について解説する。

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鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】

鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。アニメ化・映画化し社会現象にまでなった本作のキャラクターの由来について様々な観点から解説していく。

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鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。最高位である「柱」を始めとした鬼殺隊に所属する剣士について、そのモチーフが十二支ではないかという説が広まっている。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

人食いの怪物「鬼」と、それを狩る「鬼殺隊」の壮絶極まる死闘を描いた『鬼滅の刃』には、“命を懸ける戦い”に赴く理由として十分過ぎる凄惨な過去を持つキャラクターが多く登場する。 鬼に家族を殺された竈門炭治郎。鬼とは無関係に辛酸を味わわされてきた栗花落カナヲ。自業自得気味に苦難を背負ってきた我妻善逸。一方、周囲の悪意によって追い詰められた妓夫太郎、望まずして鬼となった猗窩座など、もともとは人間である鬼たちも多様な過去を持つ。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『鬼滅の刃』のキャラクターたちを紹介する。

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鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ

鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品およびそれをもとにしたアニメ。炭焼きをして暮らす少年・竈門炭治郎は鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼にされてしまった。炭治郎は元凶である鬼舞辻無惨を倒し、妹を人間に戻すことを目的に鬼殺隊に入隊し、鬼との戦いに身を投じていく。鬼との戦いは苛烈を極め、最終回を迎えるまでに多くのキャラクターが死亡した。ここでは死亡キャラ・生存キャラを紹介していく。

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鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ

鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ

『鬼滅の刃』とは、2016年から2020年まで吾峠呼世晴が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。舞台は鬼と鬼狩りの剣士が存在する大正時代の日本。鬼に家族を惨殺された炭焼きの少年・竈門炭治郎が、鬼に変えられた妹の禰豆子を人に戻すため、鬼を滅する組織「鬼殺隊」の隊士となり、仲間たちと共に鬼の脅威から人々を守る戦いを描く。

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鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化され、その高いクオリティから世界的に人気となり、一大ブームを巻き起こした。 炭治郎は鬼舞辻無惨という鬼によって、家族を惨殺された上に妹の禰󠄀豆子を鬼にされた。禰󠄀豆子は強靭な精神力で人間を襲おうとしなかった。炭治郎は『鬼殺隊』という鬼を滅する組織へ入り、禰󠄀豆子を人間にする方法を探す。 この作品の特徴は、人間だけではなく敵である鬼も悲しみを抱えている所である。愛憎渦巻く名言が多数存在している。

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鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『鬼滅の刃』とは吾峠呼世晴による和風バトル漫画とそれを原作にしたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。アニメはufotable制作で2019年4月から放送開始され、社会現象となるほどのブームを巻き起こした。主題歌も大きな注目を集め、大ヒット曲を数多く生み出した。この記事では『鬼滅の刃』のアニメと劇場版で使用されたオープニング・エンディング主題歌、挿入歌を紹介する。

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上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ

妓夫太郎・堕姫とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼である。 鬼舞辻無惨直属の十二人の鬼『十二鬼月』の一体であり、上弦の陸に位している。 兄の妓夫太郎、妹の堕姫の二人で一体の鬼であり、妓夫太郎と堕姫の頸を同時に落とさなければ倒すことができない。遊郭に巣喰い、多数の人間を喰らっていた。

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