セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさんの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』とは、ナンセンスギャグを得意とするうすた京介が、『週刊少年ジャンプ』で描いた伝説的なギャグマンガである。
謎の格闘技「セクシーコマンドー」の使い手である本作の主人公・花中島マサルの繰り出すシュールで支離滅裂なギャグが本作の見所である。
本作に出てくる名言もシュールなものばかりで、名言と言うより、どちらかと言うと迷言に該当しそうなものばかりである。

マサルは、空手部の元主将・近藤真茶彦(以下、マチャ彦)そしてフーミンと供にセクシーコマンドー部を設立することになった。本当は廃部寸前だったマチャ彦の空手部を立て直すつもりで、マサルが教頭の下へ直談判しに行ったのである。しかし、マサルが教頭に書かせた誓約書には「3日以内に部員を5人集めたら、空手部改めセクシーコマンドー部の設立を認める」とあった。

当然マチャ彦は猛抗議をしたが、マサルは「男だったらやってやれだ!!」と言って強引に押し切った(マチャ彦は「男らしい」という類の単語に弱い)。尚、フーミンはマサルが勝手に部員にした。

セクシーコマンドー部を設立するにはあと2人必要であった。そして新たに見つかった部員は磯辺強という少年だった。彼は恐ろしいほど華奢な体躯をしていたが、マサルが部員集めの際に披露したセクシーコマンドーの技を見て、自分も強くなりたいと思い、セクシーコマンドー部に入ろうとした。その際マサルに肩を軽く叩かれたことで強は脱臼していしまい、保健室に担ぎ込まれることになった。マサルは彼にキャシャリンというあだ名を付けた。

マサルたちに保健室に運ばれたキャシャリンは、「嫌だなあ、こんな体」と言いながら、慣れた様子で脱臼を治してみせる。その際彼は、「自分は中学までは普通の体であったが、マッスルボディに憧れて筋肉をつけようとしたら、どんどんやせて弱くなってしまった」と語った。それを聞いたマチャ彦は、「普通やったらやった分、筋肉つくはず」と言った。するとキャシャリンは「そうですよねえ…今も毎日やっているのになあ…コレ」と言って、キャシャリンは自作の栄養剤を取り出し、何粒も一気に飲み込むと、「オクレ兄さん」と叫んでトリップした。

「オクレ兄さん」の元ネタは、吉本所属のお笑い芸人「Mr.オクレ」であるが、なぜキャシャリンが「オクレ兄さん」と叫んだかは、彼も自身正気を失っているので誰にもわからない。あまりにもインパクトがあるセリフなのか、ネットではアニメ作品『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するキャラクター「スティング・オークレー」に「オクレ兄さん」とあだ名をつけている人が大勢いた。

マサル「トレンディ」

マサル、フーミン、マチャ彦、キャシャリン、そして赤い覆面を被った謎の男・田中・スーザン・ふ美子(その正体はセクシーコマンドーの使い手である、わかめ高校の校長)の5人が部員として認められ、セクシーコマンドー部は教頭から部活として認められるようになった。

本来5人目は石黒だった。だが、彼はマサルに敗れただけでなく、マジックで額に肉と書かれたことで、彼に恨みを抱き、わざとセクシーコマンドー部に入部して問題を起し、教頭にセクシーコマンドー部の設立を取り消させようと企んだのだ。
それを知った校長は生徒に成りすましてマサル達に近づき、石黒の企みを暴露し、そして彼をセクシーコマンドーで倒してしまうと、マサルに石黒の代わりに自分を部員にしてもらうように言った。

セクシーコマンドー部が設立されると、マサルは勝手に部長になり、部のきまり事を作った。それは部の主題歌と、部のシンボルマーク、そして部のポーズであった。主題歌とシンボルマークはすぐに決まったので、一同は部のポーズを決めることになった。

マサルは「トレンディさを表現するかがポイントだ」と言って、「トレンディ」と言いながらポーズをとった。

フーミンは口で言っているだけじゃないかと、突っ込んだが、後で「なかなか芸術的でよかったかも」と思いなおした。この後、フーミンも積極的にポーズのアイディアを出し、全員が知恵をしぼったが一向にポーズが決まらなかった。そこでマサルは「ポーズはもう自由」と言ってしまった。

その後、マサルが録音した主題歌を流し、部員一同がそれを聞きながら思い思いのポーズをとっていたが、フーミンはふと我に返り、さっきまで自分がポーズを考えることを楽しんでいたことに対して、ショックを受けていた。

マサル「ヒトリ・デ・デキルモン!!」

マサルは両肩にいつも不思議な黄色い輪っかをつけていた。この黄色い輪っかは、雨に濡れると急に蒸気を噴き出し、近くにある電子機器が狂って勝手に文字が出てきたり(「たスケテー」という文字が表示されたことがあった)、身につけるとなぜか髪が部分的に伸びてくる(マサルの前髪だけ長いのはそのせい)など、様々な奇怪な現象を起こす力があった。おまけに異様なほど重たく、マサルは難なく身につけているが、常人の力では1個でも持ち上げることができない。

まったく奇怪な物質であり、フーミン達は宇宙人の道具ではないかと疑ったが、マサルは意にも介さなかった。

そんな時に、大男のボビーと小男のエリックがマサルの前に現れた。二人の目的はマサルの輪っかを奪い取ることであった。そしてボビーがマサルを羽交い締めにすると、エリックはマサルに「お前の肩につけているものを渡せ」と言った。それに対しマサルは「断る、これはオレのチャームポイントだ。」と言った。

するとエリックは、ボビーに羽交い締めされているマサルが、いつのまにか両足をボビーの腕に引っ掛けて、変なポーズをとっていることに気付いた。その姿はまるで、お母さんが幼児におしっこをさせているようなポーズであった。うろたえるボビーに、マサルは「ヒトリ・デ・デキルモン!!」と叫んで肘鉄を食らわせた。

「ヒトリ・デ・デキルモン!!」の元ネタは、NHK教育テレビの子供をターゲットにした料理番組「ひとりでできるもん」である。マサルがセリフを言う前に、「お母さんが幼児におしっこをさせているようなポーズ」をとっていることで、このセリフが強力なインパクトになっている。

尚、マサルの肩についているチャームポイントは、正式な名称も含めて最後までその正体が明かされることはなかった。

マサルの肩についているチャームポイント。異様に重たく、身につけると髪毛の一部分が伸び、近くにある電子機器を狂わせる力を持つ。

第2巻

ロボピッチャが打ち上げたメッセージ「ボスケテ」

謎の男達、ボビーとエリックは、マサルのチャームポイントを狙っていた。しかし、ボビーがマサルのセクシーコマンドーによって倒されたので、エリックは慌てて逃げ出して、アジトに戻るとボスに報告した。
エリックの報告を聞いてボスはうろたえたが、アジトにいたもう一人の仲間、キースはエリックに加勢し、ボスにチャームポイントを持ち帰ると宣言した。

2人はセクシーコマンドーの練習をしているマサル達に近づいたが、マチャ彦の不意打ちによってエリックが倒されてしまう。あまりにマサル達が強かったためにキースは怯えて、ボスに救難信号を送るための信号弾発射装置を取り出した。その形はマサルの大好きなセガのロボピッチャそっくりだったので、マサルはこの装置をロボピッチャだと思いこみ、露骨に物欲しそうな目で装置を見ていた。
本当はロボピッチャを改造した装置だが、キースはマサルの物欲しそうな様子を見て、自分の装置とマサルのチャームポイントで物々交換しようとした。
しかし、マサルは、「卑怯だぞコンチクショー!!、1度くれると言ったモノもくれずに…そのうえ人のチャームポイントまで奪うおつもりかー!!」とわがままを言い出した。キースはマサルを説得するのを諦め、装置をマサルにやると伝え、その後「故障しているか確かめないと」と言ってチェックのフリをして装置に「ボスたすけてー」というメッセージを入力して信号弾を撃った。

だが、信号弾は4発しか撃てないので、メッセージは「ボスケテ」と4文字に省略されてしまった。

この名言は、森美術館で開催された「ジャンプ展」で、「ボスケテ」のオブジェが作られ、現在でもネットのスラングとして使われているほど浸透しており、本作屈指の名言といえる。キャラクターのセリフではなく、ロボピッチャの信号弾であるというのが本作らしい。ちなみにロボピッチャは実際にセガが発売した玩具であり、原作者のうすた京介はセガを贔屓にしていることで有名。

尚ボスは、「ボスケテ」のメッセージを見て、「ボス 決して走らず急いで歩いてきてそして早く僕らを助けて」と深読みし、新兵器を持って徒歩で助けに向かった。

「ボスケテ」の意味を深読みしてしまうボス。

モエモエ「ヒゲは女の命なんだよ!」

北原ともえ。あだ名はモエモエ。元は演劇部の裏方であったが、マサルに請われてセクシーコマンドー部のマネージャーとなる。

わかめ高校の女子生徒・北原ともえは演劇部の裏方を務めており、「ヒゲは女の命なんだよ!」と言って役者のメイクの際、付けヒゲを整えるのにたっぷり時間をかけてやるほど、ヒゲに対して尋常ではないこだわりを持っている。

本作のヒロインであるともえは、見た目は可愛らしい女子高生だが、初登場で「ヒゲは女の命なんだよ!」という名言を言うほどのヒゲマニアであり、本作のヒロインらしく、彼女がかなりシュールな性格であることがわかる。

彼女の父親はヒゲ師(ヒゲを整えたりすることを専門とした理容師のことと思われる)であり、彼女もヒゲ師の才能があるのか、自作した付けヒゲをいつも持ち歩いているが、周囲から変人と思われるのが嫌で今まで誰にも見せたことがなかった。

このエピソードの最後の場面でともえはセクシーコマンドー部のマネージャーになるのだが、きっかけはマサルが彼女に声をかけてきたことだった。彼はこの時、セクシーコマンドー部のマネージャーになってくれる女子生徒を探していたのである。ともえはマサルを見て「この人、変な人ね」と思い、大急ぎでその場から離れようとしたが、その際自作した付けヒゲを落としてしまいマサルにそれを見られてしまう。

だがマサルはともえの作ったヒゲを見て、「なんて見事なヒゲなんだ」と言って賞賛し、ともえに自分の部のマネージャーになってくれるように頼んだ。自分の作ったヒゲを褒めてくれる人に、初めて出会ったことで嬉しくなったともえは快く引き受けたが、彼女はマサルの部活を「ヒゲ部」だと思いこんでいた。

この後、ともえのあだ名は「モエモエ」になり、マサルは「セクシーコマンドー部を略してヒゲ部にする」と勝手に決めてしまう。

トレパン先生「セクシーこもんドーね…」

松田達郎。あだ名はトレパン。セクシーコマンドーの顧問をしている教師。マサルとフーミンのクラスの担任でもある。本人は自分を熱血教師だと思っているが、実はただの根性なし。

マサルとフーミンのクラスの担任・松田達郎はアマチュア無線部の顧問だったが、アマチュア無線部が廃部になってしまい、それっきり部活の顧問になっていなかった。しかし、本心では顧問をやりたがっており、いつも部活の顧問をしている別の教師の姿を羨ましそうに見ていた。そんな時、達郎は偶然マサル達がセクシーコマンドー部の顧問を探していると立ち聞きし、授業の終わりにマサルとフーミンに声をかけた(マサルは達郎に「ようトレパン」と声をかけた)。

トレパンはマサルが何の部活を立ち上げたのか聞き、マサルが「セクシーコマンドー部だ」と言うと、トレパンは「セクシーこもんドーね…」と自分がセクシーコマンドー部の顧問をやりたいという事を遠まわしにアピールした。トレパンのトンチンカンな性格を現しているセリフである。

この後トレパンは、マサル達が部活動を始めているときにも乱入して、彼らの前で派手に転び、「先生こもんじゃったよ」と言ってアピールしたため、見かねたマサルの計らいで、セクシーコマンドー部の顧問になることができた。

しかし、トレパンはセクシーコマンドーに関して無知であるうえ、すべてのことはマサルがやっているので、トレパンの仕事は何もなかった。そこで彼はマサル達がセクシーコマンドーの訓練をしている時に音頭をとるつもりでホイッスルを吹いていたが、ホイッスルの音を鬱陶しく感じたマサル達は、彼を邪魔だと思いはじめた。

さかきばらのぶゆき「わかめ~わかめ~ボサノバー」

さかきばらのぶゆき。わかめ高校の校長で、実はセクシーコマンドーの達人。その実力はマサルが唖然とするほどのものだが、時折臨死状態となる。

田中・スーザン・ふ美子。マサルがセクシーコマンドー部を立ち上げることを知って、のぶゆきが興味を示し、生徒に成りすました時の名前と姿。

マサルとフーミンが学校の掃除の時間に、中庭の掃き掃除していた。やがて掃除の時間が終わると、「わかめ~わかめ~ボサノバー」という掃除の終了を告げる放送が聞こえてきた。

マサルに言わせるとこの放送は、「掃除の終わりを告げる、校長の甘いささやき声だ!」であり、わかめ高校は始業・終業ベルの代わりに校長が放送で「わかめ~」と呟いているようである。

本作らしい、なんともシュールな光景であるが、この放送の「わかめ~わかめ~」と言った後の、「ボサノバー」のくだりには色んなバージョンがあり、休み時間の場合は「休み時間~」になり、放課後になると「放課後~プリシラ~」というパターンもあって、その時間帯ごとに言葉を変えている。

マサル「メガネの時は……まじめぶっている!!!」

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