残酷で幻想的な世界観の映画まとめ!『パンズ・ラビリンス』など
ここでは美しく哀しいストーリーや、残酷で幻想的な世界観が魅力の映画をまとめた。残酷な現実の中で自分だけの幻想に救いを見出す少女を描いた『パンズ・ラビリンス』、『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の美しくグロテスクなファンタジー映画『ロスト・チルドレン』などを紹介している。
▼フランスのデジタル映像作家ピトフの監督作品は、連続殺人者「鏡の顔を持つ男」と、伝説の英雄ヴィドックの謎を絡めて描くミステリー。世界で初めてフィルムを使用せずに撮影された独特の色彩が粋!
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世界で初めてフィルムを使用しないHD24Pカメラでデジタル撮影された映画。監督はジャン・ピエール=ジュネ監督のもとで特撮を手がけていたピトフ。
ラスト30分はまさにゲーム感覚!スピーディな展開とアクション、劇画タッチのカット割と目がくらみそうだ。凝りに凝った映像で、時にはワザに溺れるのもまた快感。
陰影が強くついた黄昏色、黄金色の場面が多い。最初は目が慣れず、画面を読み取りにくくて困ったが、その色合いとコントラストが現実であるにもかかわらず幻想的な映像を作り出していて面白い。
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▼アレックス・プロヤスお得意のダークでスタイリッシュな映像感覚が、哀しくて切ない復讐の物語を暗闇で彩る!今作が遺作となったブランドン・リーの憂いを秘めた立ち姿も素晴らしい!
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『クロウ-飛翔伝説-』予告編
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CGを使い未撮影分を補ったという技術の驚異もさることながら、厚いメイクの下からも、魔物となった男の哀しい熱情を充分に伝える、ブランドンの演技力はたいしたものだ。
10年近く前に鑑賞後 そのあまりのロック性と格好よさで私の中でのベスト映画の座をずっとキープしていたものである。今でもたまに見ると非常に熱いものを感じさせられる。
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死があまりにも残酷な時、カラスはその不条理を正そうと魂を連れ戻す…。オカルト的な発想ですが、ホラー映画としての雰囲気を楽しめるだけでなく、泣ける感動作です。
▼少女が見る終わりのない悪夢の中の幻想的なおとぎ話の世界は、あまりにも哀しくて残酷で血生臭い狼男のファンタジックなストーリー!史上最もグロテスクな変身シーンも話題となった!!
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ファンタジーの中に凄く生々しい表現があるので、 昔の童話にある本来の残酷さやエロスは独自の解釈で映画の中に蘇ってます。
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不思議系美少女を主役に、夢の中のさらに夢、いや、どこからが夢なのかすら判別不可能な、複雑に入り組んだ怪奇なおとぎ話が展開されます。
変身シーンが独特で面白くてイマジネーティブでグロテスクで残酷。この映画は、この変身シーンの面白さで語り草になっているんじゃなかったかな。
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▼偉大なるマペット作家、ジム・ヘンソンが作り出したアニマトリクス技術を駆使したマペットによる奇想天外で不思議な感覚の世界観で描く、不可能を可能にした圧巻のファンタジー・ストーリー!
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パペットがほんとうにかわいいし、なめらかに動くので感動します。着ぐるみのところとパペットのところに分けているらしいんだけれど、ぜんぜん違和感がない。世界観もとっても素敵。
人間はおろか、既知の生物は一切登場しないという、完全なる異世界もののファンタジーで、最初のうちは見慣れない世界なので取っ付き難い印象を受けると思いますが、すぐに気にならなくなるくらい魅力的なキャラクターが揃っています。
完璧どころか、やりすぎなまでに作り込まれた世界。セットの隅々、小物一個まで気の狂ったようなこだわりよう。不可能にあえて挑戦するかのような強烈なクリーチャーデザイン。これを「素晴らしい」と言わずになんと言おう
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