ゾンビランドサガ(ゾンサガ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゾンビランドサガ』とは、2018年に放送されたオリジナルアニメーション作品。「MAPPA」「エイベックス・ピクチャーズ」「Cygames」の共同企画で製作された。放送前に物語に関する情報を伏せ、第一話でゾンビ物でありながらアイドル物でもあったことが発覚し大きな話題となった。各種2018年の人気アニメランキングで1位を獲得。アイドルを目指していた「源さくら」は、トラックに轢かれて死亡しゾンビになってしまう。そして「巽幸太郎」と出会い、何故かアイドルを目指す事になってしまう。

CV:かぬか光明(デスおじA)、佐藤せつじ(デスおじB)

デスメタルを愛する二人組。
第一話でメタルライブに飛び入り参加したフランシュシュ(この時点ではデス娘)を場違いだとからかう。
しかし、たえが観客に飛び込むモッシュダイブをしたり、サキがデスボイスで叫んだり、メンバー達が首が折れているような(実際に折れている)激しいヘッドバンキングをした事に感動しファンとなる。
その後のライブにも観客として現れており、どのライブでもフランシュシュのパフォーマンスに感動している。

大古場 新太(おおこば しんた)

大古場(右)、犬走(左)

CV:奈良徹

佐賀県の情報誌「サガジン」の記者。
カメラマン「犬走」と共に活動。
ドライブイン鳥のCMと鹿島ガタリンピックで純子を見かけ、昭和のアイドル「紺野純子」に似ている事に気づく。
その後独自にフランシュシュについて調査をしている。
サガロックでのフランシュシュの活躍をサガジンに掲載し、アイドルとしても評価している。
最終話ではフランシュシュの3号4号6号が、かつて芸能界で活躍した故人「水野愛」「紺野純子」「星川リリィ」に瓜二つな事に気づくが、真相は分からず頭を抱えた。

『ゾンビランドサガ』の用語

ゾンビ

本作に出てくるゾンビはフランシュシュのメンバー七人のみ。
幸太郎は「ゾンビィ」と呼んでいる。
全員完璧な肉体を維持してゾンビになっている。
全員が青い顔に赤い目をし、顔や体に死因となる傷があり縫われていたり包帯で覆われている。
七人とも当初は自我がなく、何らかの刺激を受けることで自我が目覚める。
さくらは一番最初に自我を目覚めさせたが、作中の後半までずっと生前の記憶がなかった。
たえは他のメンバーのような人間の自我の目覚めは無いが、ゾンビとしての自我に目覚めつつある。
ゾンビであるため体が脆く、強い衝撃を受けると体が捥げたり目が飛び出したりしてしまう。
しかし練習の成果かダンスではそう言ったハプニングは少なく、むしろ雷を浴びても無傷で放電したことでテクノボイスになって歌うというパフォーマンスをした。
人前に出る時は幸太郎のメイクによって生前と変わらない姿になる事が出来る。
しかし化粧であるため水を浴びるなどするとメイクが落ちてしまう。
サガロックでは靴用の防水スプレーを浴びせられ、雨の中でもメイクが落ちる事はなかった。
ゾンビの姿のままで人前に出ると、偶然見てしまった周りの人間には恐怖される。
さくら・愛・純子はゾンビの姿で警官Aに出会い発砲されている。
幸太郎もさくらたちにゾンビ映画を見せ、ゾンビであることがばれると人間に倒されるから絶対に隠すよう指導した。
ゾンビであるため体温はなく雪山でも半袖で過ごすが、凍結はする。
食欲もあり、ものを食べることも可能で、味覚もある。
他にも汗をかいたり涙を流すなどの人間らしい機能も残っている。
肌からの影響を受け易く、温泉では効能が顕著に現れ、湿布の効果もかなり強く出る。

ゾンビランドサガプロジェクト

幸太郎による、さくらたち7人のゾンビをアイドルにするプロジェクト。
様々な「伝説」を持つ7人を集めゾンビにし、佐賀県のご当地アイドルとして活躍させ、存在が風前の灯火となった佐賀県を救うという計画。
幸太郎は営業で、ご当地アイドルが終焉に向かう今だからこそ、逆に爪痕を残した時のインパクトは大きいと答えている。

フランシュシュ

幸太郎による佐賀県を救う「ゾンビランドサガプロジェクト」として作られたゾンビアイドルグループ。
メンバーはさくら・サキ・愛・純子・リリィ・ゆうぎり・たえの七人。
本名ではなく「○号」という呼び名で名乗り、正体やゾンビである事を隠している。
リーダーはサキ。
たえは歌えないためダンスのみで参加。
グループ名はさくらの考えた「フランボワーズ」と、たえのくしゃみからリリィが「フランシュシュ」と命名。
第一話では「デス娘(仮)」、第二話では「グリーンフェイス」と、幸太郎が適当につけた名前でステージに上がった。

無名でファンもない状態からはじまったが、デスメタルライブに来ていたデスおじの二人や、路上ライブでフランシュシュを気に入った子供など少しずつファンを増やしていく。
ドライブイン鳥のCMや、サガロックなどで段々と有名になっていく。

幸太郎の作ったフランシュシュのホームページ。とてもダサい。

幸太郎の作ったフランシュシュのTシャツ。とてもダサい。

アイアンフリル

生前の水野愛が所属していたアイドルグループ。
アイドル戦国時代の中トップに君臨し続けている大人気のグループ。
愛は不動のセンターと呼ばれ人気が高かったが、ライブ中に事故死してしまい当時大きなニュースになった。
その事もあってか人気は続き、愛の死後もメンバーを交代しながら2018年の時点で15周年を迎えている。
生前のさくらが憧れていたグループでもあり、12話では生前のさくらが落としたアイアンフリルのCDを乾(幸太郎)が拾って渡している。

怒羅美(どらみ)

20世紀末に九州地方を制覇していたレディース暴走族。
初代総長は霧島麗子。特攻隊長は二階堂サキ。
一代で九州を制覇するほどの大きなチームであった。
2018年の時点での八代目総長は麗子の娘・万梨阿。
メンバーは3人で、原付バイクではなくスクーターになるなどスケールダウンしている。
一方怒羅美のライバルであるレディースチーム「殺女(ころすけ)」は、勢いを萎えさせず、現在も強いチームとして君臨。
2018年の時点で総長は10代目で、「東鶴美沙(あずまつる みさ)」が務めている。
怒羅美と殺女は対立関係にあったがサキの活躍によって和解し、どちらのチームも仲良くフランシュシュのファンになった。

ライバルチーム「殺女(ころすけ)」。

洋館

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