ゾンビランドサガ(ゾンサガ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゾンビランドサガ』とは、2018年に放送されたオリジナルアニメーション作品。「MAPPA」「エイベックス・ピクチャーズ」「Cygames」の共同企画で製作された。放送前に物語に関する情報を伏せ、第一話でゾンビ物でありながらアイドル物でもあったことが発覚し大きな話題となった。各種2018年の人気アニメランキングで1位を獲得。アイドルを目指していた「源さくら」は、トラックに轢かれて死亡しゾンビになってしまう。そして「巽幸太郎」と出会い、何故かアイドルを目指す事になってしまう。
CV:田野アサミ
1979年5月15日生まれ、1997年8月30日(仏滅)没。享年18歳。
ゾンビ2号。「伝説の特攻隊長」。佐賀弁を話す。
死因はチキンレースでの事故死。
ゾンビ姿の時は死亡時に負ったであろう傷が顔にあり、体は火傷があるのか一部包帯を巻いている。
自らの立候補でフランシュシュのリーダーとなる。
普段はスカジャンとロングスカートを着用。
生前は、九州地方を制覇した暴走族のレディースチーム「怒羅美(どらみ)」の特攻隊長。
ライバルチーム「殺女(ころすけ)」とのチキンレースをして、崖から落ちて死亡。
口癖は「ぶっ殺すぞ」。
口が悪くガラも悪いが、仲間に対しては情に厚く面倒見が良くリーダーシップがある。
生前は『たまごっち』にハマっていた。
全国制覇の夢を叶える前に死亡してしまった事とたまごっちができない事でふてくされており、ゾンビになった直後は幸太郎に従う気が無かった。
そして幸太郎に従順に見えたさくらに対して突っかかっていたが、ラップバトルをした事でさくらを認め、アイドルで全国制覇を目指すと新たな夢を決める。
ドライブイン鳥やガタリンピック、雑誌サガジンなどのローカルネタに精通しており、それらの物に対して反応が強い。
生前はドライブイン鳥でよく飲食していた。
生前の友人「天吹麗子」の娘「天吹万梨阿」が現在の努羅美総長をやっている事と、万梨阿が「殺女」とチキンレースをやることを知り、万梨阿の代わりにチキンレースに出る。
レースで崖から落ち、死んだときと全く同じ状況となるがゾンビであるため生還。
その場に居た麗子・万梨阿・レディースたちをライブに招き、彼女達をフランシュシュのファンにした。
面倒見が良い性格であるため、愛に雷に対するトラウマを持っている事を打ち明けられ、野外ステージのサガロックに出る愛を心配していた。
水野 愛(みずの あい)
CV:種田梨沙
1992年3月7日生まれ、2008年8月4日(仏滅)没。享年16歳。
ゾンビ3号。「伝説の平成のアイドル」。標準語で話す。
死因は野外ライブの際に落雷に遭ったこと。
そのため全身火傷跡があるのか、ゾンビの姿では目元以外包帯を巻いている。
普段はブレザーとミニスカートを着用。
生前は日本一のアイドルグループ「アイアンフリル」に所属し、不動のセンターと謳われていた。
真面目な努力家で、物事をハッキリ言い、自他共に厳しいストイックな性格。
初めは自身がゾンビであることやゾンビがアイドルをする事に懐疑的で、同じ気持ちを持つ純子と共に逃走を計る。
しかし警官に撃たれたことや絡んできたラッパー達が自分の容姿を見て怯えたことなどから、自分がゾンビで且つそれを隠して生活しなきゃいけないことを自覚する。
ストリートライブでは純子と共に初めは乗り気ではなく参加しなかったが、さくら達がてんやわんやするのを見かねて参加。
日本一のアイドルグループのセンターであった愛であるが、さくらたちと一緒にパフォーマンスしたことで、もう一度一からアイドルをし直すのも良いと思うようになる。
その後はゾンビであってもアイドルをする事にプライドを持ち、精力的に活動をしている。
一番近い時代でアイドルをしていたため、ダンスの練習ではリーダーシップを発揮。
野外ライブで落雷に遭い死亡したため、ゾンビになったあとは雷がトラウマになってしまう。
野外ライブであり夏に開催されるサガロックではトラウマを克服しようと練習を重ねるも、本番では死んだときと同じ状況になってしまう。
しかしゾンビであったため落雷で死ぬことはなく無事トラウマを克服し、放電しながらパフォーマンスしライブは成功を収めた。
純子とは同じアイドル経験者として一緒に居ることが多いが、アイドルとしての価値観の違いが生まれた時はお互いに距離を置き、関わらないようにしていた。
また、第一話の自我が目覚める前にさくらに火掻き棒を突き立てられた事があり、それを無意識に覚えているのか火掻き棒に対して顔が歪むほど恐怖する。
紺野 純子(こんの じゅんこ)
CV:河瀬茉希
1964年9月2日生まれ 1983年12月9日(仏滅)没。享年19歳。
ゾンビ4号。「伝説の昭和のアイドル」。
死因はツアーで佐賀に向かう際の飛行機事故。
そのためゾンビの姿の時は全身に縫い目がある。
普段はワンピース型のセーラー服を着用。
1980年代のアイドルブームの火付け役となった存在。
普段は大人しめであるが、アイドルとしてのプロ意識が高く頑固な面もある。
歌唱力はメンバー1で、低音で力強い歌声の持ち主。
生前の頃のアイドルと、現在(2018年)のアイドルの在り方の違いに戸惑い、ファンと一緒に写真を撮るチェキ会などに嫌悪を示した。
アイドルとファンは適切な距離を保つのが良いとし、考え方が古いと愛に言われるが納得できず、フランシュシュを抜ける事を考えた。
しかし幸太郎にチェキ会が嫌ならやらなくても良いと言われ、且つそういった事を個性として扱うためには支えてくれる仲間が必要であると諭され、フランシュシュとして再びステージに立つ決意をする。
純子自身も、生前は一人でアイドルをやっていたため、チームとして支え合う仲間がいるのも良いと感じていた。
サガロックでは雷がトラウマになっていた愛を支え、ライブを成功させた。
チェキ会ではファンと馴れ合いをする事を拒否したが、純子と写真を撮ろうと並んだファンの数はフランシュシュの中で人気ナンバーワンでもあった。
ゆうぎり
CV:衣川里佳
1863年11月23日生まれ、1882年12月28日(仏滅)没。享年19歳。
ゾンビ5号。「伝説の花魁」。廓詞(くるわことば)で話す。
死因は不明であるが、ゾンビ姿の時に首に傷がある。
普段は振袖と袴を着用し、明治時代の女学生風の姿をしている。
おっとりとしたマイペースな性格で、純子と同い年であるが他のメンバーよりお姉さん的な立場にある。
一番年下のリリィの面倒を見ている描写が多々ある。
文久生まれで、他のキャラクターよりも生きた時代が一際古い。
生前は島原にいて壬生浪士組が得意客であった。
三味線や芸妓が得意で、序盤はライブ中に三味線や踊りを披露。
わざとか天然なのかは不明であるが、人の話を最後まで聞かずビンタして叱咤激励することがあり、さくらと幸太郎がビンタを受けた。
バーのマスターと生前に何らかの関係があるようである。
アニメの中でメインボーカルや個人回などでピックアップされる事が無く、生前や死因などの情報も不明で、未だ謎の多いキャラクター。
星川 リリィ(ほしかわ リリィ)
CV:田中美海
1999年10月6日生まれ、2011年11月30日(仏滅)没。享年12歳。
ゾンビ6号。「伝説の天才子役」。
死因は自分に髭が生えていた事によるショック死。
ゾンビの時は驚くと胸からハート型の心臓が飛び出る。
普段はブレザーとプリーツスカートを着用。
全チャンネルのゴールデンタイムの番組で主演を果たした天才子役。
元気で天真爛漫な性格であるが、たまに毒舌になる。
サキからは「ちんちくりん」「ちんちく」と呼ばれている。
女の子に見えるが、肉体的には男の子であり本名は「豪正雄(ごう まさお)」。
しかし本人は男として扱われることを嫌がり、「リリィはリリィ」としている。
生前は、幼い頃に母が亡くなり父と二人暮らしをしていた。
父親は高身長でガタイが良く男勝りな顔つきで、リリィは母親似であった。
テレビが好きな父を喜ばせるために子役事務所に入り、人気子役になる。
しかし仕事の疲労が重なり、忙しさから父との会話も減り、段々と衰弱してしまう。
そしてリリィは顎に髭が生えてきた自分の姿を見て大きなショックを受け、疲労の影響もあり心臓発作で死亡。
その後フランシュシュの6号として父と再会し、父への想いを歌にした。
山田 たえ(やまだ たえ)
CV:三石琴乃
誕生日・没年不明。享年29歳。
ゾンビ0号。「伝説の山田たえ」。
死因不明。
普段は肩が出た黒いワンピースを着用。
メンバーで唯一自我が芽生えていない。
そのため喋ることができず、歌唱には不参加。
うめき声を上げる事が出来、中盤からはメンバーと意思疎通は出来ている。
ドライブイン鳥のCMでは鳥の鳴き声の真似を覚え、持ちネタとなった。
人間としての自我は目覚めていないが、ゾンビとしての自我は目覚めつつあり、段々と踊りを覚えたりステージで暴れないようになっていく。
さくらがゾンビになってからの記憶を失ったときには、引き篭もってしまうさくらを引っ張り出して説得しダンスを教える素振りをし、さくらがメンバー達と向き合うきっかけを作る。
自我が目覚めていないためあまり感情が表に出ないが、記憶を失ったさくらにキツく言われた時や、ゆうぎりがさくらをビンタした際には普段見せないような悲しそうとも取れる顔をした。
食欲旺盛で食べ物を見ると涎を垂らし食いつく。
序盤ではさくらに噛み付いたり、純子を追い回していた。
さくら以外のメンバーが「伝説の○○」と幸太郎に紹介される中、たえだけ「伝説の山田たえ」であり、それを突っ込んだためさくらは幸太郎に伝説ネームをつけて貰えなかった。
声優は第一話では「?」表記になっており、三話で「三石琴乃」である事が判明した。
フランシュシュ関係者
巽 幸太郎(たつみ こうたろう)
目次 - Contents
- 『ゾンビランドサガ』の概要
- 『ゾンビランドサガ』のあらすじ・ストーリー
- フランシュシュの誕生
- 新旧トップアイドル問答
- 記憶喪失のさくら
- 嵐の単独ライブ
- 『ゾンビランドサガ』の登場人物・キャラクター
- フランシュシュ
- 源 さくら(みなもと さくら)
- 二階堂 サキ(にかいどう さき)
- 水野 愛(みずの あい)
- 紺野 純子(こんの じゅんこ)
- ゆうぎり
- 星川 リリィ(ほしかわ リリィ)
- 山田 たえ(やまだ たえ)
- フランシュシュ関係者
- 巽 幸太郎(たつみ こうたろう)
- ロメロ
- 豪 剛雄(ごう たけお)
- 天吹 麗子(あまぶき れいこ)
- 天吹 万梨阿(あまぶき まりあ)
- バーのマスター
- その他
- 警察官A
- デスおじ
- 大古場 新太(おおこば しんた)
- 『ゾンビランドサガ』の用語
- ゾンビ
- ゾンビランドサガプロジェクト
- フランシュシュ
- アイアンフリル
- 怒羅美(どらみ)
- 洋館
- サガジン
- ドライブイン鳥
- 鹿島ガタリンピック
- GEILS(ガイルス)
- 656広場(むつごろう広場)
- 佐賀ロックフェスティバル
- 唐津市ふるさと会館アルピノ
- 『ゾンビランドサガ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 開始早々主人公が死んでゾンビとなってしまうという展開で話題になった第1話
- 第2話のラップシーン
- フランシュシュメンバーの死因
- さくらの死因
- 愛の死因
- 純子の死因
- サキの死因
- リリィの死因
- 死因不明のゆうぎりとたえ
- メンバーの見せ場
- さくらの即興ラップ
- サキのメイン曲
- 愛のトラウマ克服と、純子の成長
- リリィのメイン曲
- 「コケコッコー!」と叫ぶたえ
- ゆうぎりのビンタ
- 破天荒すぎる幸太郎
- 回収されてない伏線と明かされてない謎
- 『ゾンビランドサガ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 聖地巡礼
- 企画が出来るまで
- ストーリー・セッティング
- 劇中歌について
- プロモーション
- キャスティング
- 作品の反響
- 佐賀県での影響
- イベント
- 『ゾンビランドサガ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):フランシュシュ「徒花ネクロマンシー」
- ED(エンディング):フランシュシュ「光へ」
- 挿入歌
- 第1話「Temptation from the Hell」
- 第1話「FANTASTIC LOVERS」
- 第1話「ようこそ佐賀へ」
- 第2話「サガ・アーケードラップ」
- 第2話「DEAD or RAP!!!」
- 第3話・第4話・第7話「目覚めRETURNER」
- 第5話「ドライブイン鳥」
- 第5話・第8話「ドライブイン鳥(フランシュシュver.)」
- 第6話・第7話「アツクナレ」
- 第7話「ゼリーフィッシュ」
- 第7話「Peace & Love」
- 第8話「To My Dearest」
- 第9話「特攻DANCE」
- 第9話「鹿島一声浮立」
- 第2話・第12話「ヨミガエレ」
- 第12話「FLAGをはためかせろ」
- 『ゾンビランドサガ』のDVD・BD
- 『ゾンビランドサガ』の関連商品
- コミック
- 『ゾンビランドサガ』の関連リンク