『ウロボロス』とは、神崎裕也による漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ、小説、舞台などのメディアミックス作品群。児童養護施設で育った幼馴染の二人が、幼少期に殺害された施設職員の女性の死の真相を追い、警察の腐敗に立ち向かう。「正義とは何か」「法で裁けない巨悪にどう向き合うべきか」という、人としての根源的な問いを、復讐劇とバディものの要素を交えて描いた作品である。勧善懲悪の枠にとどまらない倫理的葛藤が描かれており、権力と個人の葛藤を描いたクライムサスペンスとして高い人気を集めた。
ドラマ版演者:ムロツヨシ
竜哉の部下で、松尾組の構成員。のちに段野組の若頭となる。
常に冷静で無表情だが竜哉のことは慕っており、竜哉の生存を知った際には涙を浮かべて喜んだ。
山城 重禎(やましろ しげよし)
ドラマ版演者:佐々木勝彦
関東最大の広域指定暴力団、山城会の会長。暴力団でありつつも警視庁警備局警備企画課の「ゼロ」との関わりがあり、警察から危険視されている。北川狙撃の命令を下した首謀者として逮捕されかけたうえに、口封じのため我那覇に射殺された。殺害される直前に会長を救出しようとする竜哉と電話し、「まほろば」に関する情報を息子の隼人に預けたことを伝えた。常に多忙で息子に十分な愛情を与えることができなかったが、一度だけ隼人を遊園地に連れて行ったことがあり、隼人にとって最高の思い出となっている。
山城 隼人(やましろ はやと)
ドラマ版演者:中野裕太
山城会会長の嫡男で、同組織の幹部も務める。事実上の後継者であったが、本人にその力量がないことから内部で問題となっており、結果的としてその不和につけ込んだ警察組織に利用されてしまう。
父に対しては深い尊敬と愛情を持っており、ゼロによって父が殺害されたことに強い憤りを見せた。子どもの頃に一度だけ連れて行ってもらえた遊園地を思い出の場所として大切にしており、細かい設定を覚えるほど通い詰めた。忍足と我那覇の因縁に決着をつけた後、竜哉の手引きで亡命している。
その他
金時計の男(きんどけいのおとこ)
15年前にイクオと竜哉が証言した殺人犯の情報をもみ消し、「お前らの人生を潰せるのは警察だ」と2人に脅しをかけた人物。
警察関係者であることを除き長らく素性不明で、手がかりは身に着けていた金時計のみだったが、のちに正体が現警視総監の北川貴一郎であることが判明する。
ドラマ版では、15年前の事件で、イクオと竜哉に脅しをかけた金時計の男は聖で、柏葉結子を殺害した金時計の男は北川となっている。
柏葉 結子(かしわば ゆいこ)
ドラマ版演者:広末涼子
児童養護施設「まほろば」の職員で、孤児たちを世話していた女性。常に明るく元気で、さっぱりした性格の姉御肌。孤児であったイクオや竜哉にとっては家族のような存在であり、「結子先生」という通称で慕われていた。料理は苦手。
15年前の事件で何者かによって殺害され、事件は金時計の男によってもみ消される形でほとんど捜査されず、公表されないまま隠蔽されてしまったことから、その死については謎が多い。
九条 隆明(くじょう たかあき)
ドラマ版演者:北村有起哉
ホームレス連続殺人事件の犯人。元警察官で多くの重要事件を検挙し、かつては警視総監賞も授与されるほどの敏腕刑事だったが半年前に依願退職している。
以降は金時計の男の命令で動き、ホームレスとなった湯浅を殺すべく狩りを行っていた。
過去に解決した事件で恨みを持った暴力団の残党が九条の家族を襲い、妻は頭を撃ち抜かれて即死、息子は意識不明の重体にされ、暴力団に対しての恨みがあるという背景から、「湯浅を殺せば、子供に最高の医療を提供して助ける」という交換条件を受け入れる形で動いていた。
ドラマ版では、湯浅の殺害を依頼したのは忍足であり、その後イクオと竜哉に敗北した際、イクオに説得されるが口封じのために我那覇に狙撃されて射殺された。
那智日菜子(なち ひなこ)/那智陽奈(なち ひな)(ドラマ版)
聡介の妹。幼い頃はイクオや竜哉、聡介らと一緒に「まほろば」で暮らしていた。しかし、結子が殺害されるより少し前に、「別の児童養護施設へ移ることになった」として半ば強制的に施設から連れ出され、音信不通になっていた。
その後の聡介の調査により、当時心臓に重い病を抱えていた小夏のドナーとして心臓を移植され、死亡していたことが判明する。
『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』の登場人物・キャラクター
警察関係者の家族
三島 桜(みしま さくら)
三島の養女。麻薬中毒の実父に児童虐待を受けながら育った少女で、実父亡き後に三島に引き取られた。アダルトチルドレンでもあり、普段はしっかり者で人当たりの良い印象を与えるが、あまり本心を表に出すことはない。26年前の誘拐事件で救った三島を憎む女性が裏で糸を引く事件を経て、真の意味で父娘の絆を築くことに成功。三島を「父ちゃん」と呼び、慕うようになる。
『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の登場人物・キャラクター
警察関係者
橘 都美子(たちばな とみこ)
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目次 - Contents
- 『ウロボロス』の概要
- 『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』のあらすじ・ストーリー
- 「二頭の龍(ウロボロス)」の誕生
- 公安警察の干渉
- 真犯人の発覚
- 復讐の終わり
- 『ウロボロス』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 龍崎 イクオ(りゅうざき イクオ)
- 段野 竜哉(だんの たつや)
- 日比野 美月(ひびの みづき)
- 那智 聡介(なち そうすけ)
- 警察関係者
- 三島 薫(みしま かおる)
- 神取 一馬(かんどり かずま)
- 蔵 直太郎(くら なおたろう)
- 蝶野 真一(ちょうの しんいち)
- 東海林 太郎(しょうじ たろう)
- 阪東 士郎(ばんどう しろう)
- 日比野 圀彦(ひびの くにひこ)
- 田村 小夏(たむら こなつ)
- 聖 由起人(ひじり ゆきと)
- 鷲尾 啓(わしお けい)
- 竹ノ内 克美(たけのうち かつみ)
- 基 陽子(もとい ようこ)
- 忍足 浩司(おしたり こうじ)
- 我那覇 守(がなは まもる)
- 湯浅 敬一(ゆあさ けいいち)
- 桂田 仲路(かつらだ なかじ)/桂田 剛夫(かつらだ たけお)(ドラマ版)
- 北川 貴一郎(きたがわ きいちろう)
- 暴力団関係者
- 我孫子 桐乃(あびこ きりの)
- 我孫子 栄(あびこ さかえ)
- 深町(ふかまち) / 深町 武(ふかまち たけし)(ドラマ版)
- 山城 重禎(やましろ しげよし)
- 山城 隼人(やましろ はやと)
- その他
- 金時計の男(きんどけいのおとこ)
- 柏葉 結子(かしわば ゆいこ)
- 九条 隆明(くじょう たかあき)
- 那智日菜子(なち ひなこ)/那智陽奈(なち ひな)(ドラマ版)
- 『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』の登場人物・キャラクター
- 警察関係者の家族
- 三島 桜(みしま さくら)
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の登場人物・キャラクター
- 警察関係者
- 橘 都美子(たちばな とみこ)
- 新宿キッチンの関係者
- 真島 了(ましま りょう)
- 御手洗 カオル(みたらい カオル)
- その他
- ジーザス御子柴(ジーザスみこしば)
- 劉 宗鉉(りゅう そうげん)
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』のゲスト出演者
- 『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』と『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の違い・相違点
- イクオの出生にまつわる差異
- 最終話における展開の違い
- 北川貴一郎の末路における差異
- 結子の死の真相についての差異
- 『ウロボロス』の用語
- 警察組織
- 金時計組(きんどけいぐみ)
- ゼロ
- 副総監特命係(ふくそうかんとくめいがかり)
- その他
- まほろば
- まほろば事件
- 『ウロボロス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 竜崎イクオ「僕らは、自分たちがやってきたことが正義だなんて思ってない。20年間、人の道を外れて生きてきた。結子先生からだって、叱られるに決まってる。本当は別の生き方をした方がよかったってことも知ってる。きっと、それを選ぶこともできたかもしれないって。それでも、それでもこっちを選んだんだ。だから僕は、あんたをここで裁く!」
- 段野竜哉「何がエリートだよ?ただの人殺しが表には出れず、称賛や評価もされない汚い仕事に快感を覚えるとは屈折した負け惜しみだろ」
- 『ウロボロス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 大人気となったドラマ版の副音声「ウラバラス」
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:嵐「Sakura」
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