『ウロボロス』とは、神崎裕也による漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ、小説、舞台などのメディアミックス作品群。児童養護施設で育った幼馴染の二人が、幼少期に殺害された施設職員の女性の死の真相を追い、警察の腐敗に立ち向かう。「正義とは何か」「法で裁けない巨悪にどう向き合うべきか」という、人としての根源的な問いを、復讐劇とバディものの要素を交えて描いた作品である。勧善懲悪の枠にとどまらない倫理的葛藤が描かれており、権力と個人の葛藤を描いたクライムサスペンスとして高い人気を集めた。
ドラマ版演者:綾野剛
イクオと竜哉の幼馴染で、「まほろば」の出身者。彼らと同じく結子が殺害された真相を迫っているフリーライターだが、実際は行方不明になった自身の妹・日菜子を探し続けていた。
警察関係者
三島 薫(みしま かおる)
ドラマ版演者:吉田鋼太郎
2026年舞台版演者:我膳導
新宿第二署刑事課の課長で、階級は警部。かつては捜査一課に所属する刑事だった。一見だらしない人物だが、常に部下を気にかける懐の深さも併せ持っている。懲戒免職となって警察を退職し、以降はパンケーキ屋としての再就職に成功している。
神取 一馬(かんどり かずま)
ドラマ版演者:馬場徹
新宿第二署刑事課捜査員で、階級は巡査。イクオと美月の同僚。
元暴走族総長で言動は粗暴だが、根は義理堅く家族想い。捜査でコンビを組んでいる蔵には頭が上がらない。
蔵 直太郎(くら なおたろう)
ドラマ版演者:森下能幸
新宿第二署刑事課捜査員で、階級は巡査部長。イクオや美月の先輩にあたる。
美月に想いを寄せており、本人を前にすると極端に緊張してしまう。元白バイ隊員で、神取を警察の世界に引き込んだ張本人でもある。
蝶野 真一(ちょうの しんいち)
ドラマ版演者:滝藤賢一
2026年舞台版演者:新井敦史
新宿第一警察署刑事課所属の刑事で、当初は警部補だったが、後に警部に昇進した。
第二署に対しては優越感を持っており、美月には半ば敵視されている。自分が目をつけた犯罪者を逮捕することに対して強い執着心を持っており、逮捕のためなら立場が危うくなることも厭わない。刑事としての勘でイクオと竜哉の関係を疑い、彼らをマークしていた。
アルカナH&B(ドラマ版ではハイジマ・コーポレーション)で忍足と我那覇に襲撃された竜哉を助けたことをきっかけとして金時計の男に目をつけられ、公安警察官としてスカウトされる。その辞令を受け入れ、表向きは「コンビを組んでいた東海林の不祥事に責任を感じ、自ら異動願いを出した」という形で、第一警察署を去る。後に、エスメラルダ号にて聖隊の一員としてイクオたちに再会した。
東海林 太郎(しょうじ たろう)
ドラマ版演者:浜田学
新宿第一警察署刑事課所属の刑事で、蝶野とコンビを組んでいる。階級は巡査部長。
秘密裏に覚醒剤の横流しを行っており、それが元で「金時計の男」に脅迫され、蝶野を殺すように命じられるも見破られ逃走、最終的に自殺しているのを発見される。詳細は不明とされていたが、後に公安により、自殺するよう迫られていたことが判明する。
ドラマ版では明確な描写はないが、自殺ではなく公安のゼロによって暗殺されている。
阪東 士郎(ばんどう しろう)
警視庁刑事部捜査一課所属の刑事で、警視庁に派遣されたイクオとチームを組むことになった壮年の男性。階級は警部。
刑事としての腕は一流だが、個人捜査や強引な手段など身勝手な方法に訴えることが多く、上層部からは煙たがれている。裏ではアウトローな取引を行っている。妻と息子がいるが、現在は別居中。
三島とは警察学校時代の同期で捜査一課では犬猿の仲だった。三島と同様に懲戒免職となり、警察を退職。その後は探偵事務所を設立し、パンケーキ屋として第二の人生を謳歌する三島をしつこくスカウトしている。
日比野 圀彦(ひびの くにひこ)
ドラマ版演者:光石研
2026年舞台版演者:佐久間哲
警視庁警務部監察課の首席監察官。ドラマ版では課長代理を務める。階級は警視長で、日比野美月の実父。かつては神奈川県警の警務部長を務めていた。
冷静で穏やかな性格であることから、誰に対しても人当たりよく接する。しかし、その冷静さが時には狂気じみた様子を見せ、美月を危険に晒しても平然としている様子でいることも。イクオに対して何か企んでいる素振りを見せたが、首席監察官となってからは彼と美月を自分の権限で警視庁警務部監察課に異動させ、同時に監察官に任命している。実は「警察の腐敗を断つ」という目的を持っており、標的である聖たちが行った幾多の不正の調査をイクオと美月に命じる。
金時計組と同じタイプの時計を所有しているが、金時計組であるかどうかは不明。当初のターゲットであった聖を失脚させるまでは成功したものの、美月とウロボロスのペンダントにまつわる事件が原因で、公安に暗殺されてしまう。
田村 小夏(たむら こなつ)
ドラマ版演者:清野菜名
2026年舞台版演者:山内優花
警視庁警務部警務課の警部補で、日比野國彦の直属の部下。小柄で若く見えるが、階級も年齢もイクオより上。つかみどころがないと同時に腹黒く、自分よりも立場の弱い人間には容赦なく毒を吐くという一面を持つ。
日比野邦彦と一緒に廃ホテルに行った際、日比野は何者かに殺され、自身も襲撃されて怪我を負ったと話したが、実際は自身の父である早乙女の名誉を守るため、公安から日比野を射殺するよう命じられ、彼を暗殺していた。幼少期に心臓に重い病気を抱えていたが、日菜子の心臓を移植されて生き延びている。その事実をイクオたちに伝えて拳銃自殺を図ったが、那智に止められ思いとどまり、逮捕される。
聖 由起人(ひじり ゆきと)
ドラマ版演者:野村将希
2026年舞台版演者:瀬下尚人
警視庁副総監で、階級は警視監。通称「副将軍」。警察内部野中でも、最大規模の派閥を率いている人物で、常に尊大な言動を取っている。左側頭部に傷跡があり、イクオの面影には何か引っかかる節を見せるなど、初登場時から何かと謎めいた様子を見せる。警視総監狙撃事件発生で警視庁がトップ不在となり、自身が事件の捜査を指揮すると同時に派閥をさらに拡大。事実上の独裁体制を作り上げた。総監が復帰し、事件が実行犯の自殺で解決した後もその状態は続き、派閥争いでは完全勝利を収める。さらには警察庁長官さえも説き伏せ、組織犯罪対策部第四課に副総監特命係を設立するなど辣腕を奮う。
彼が率いる特命係は「聖隊」(ひじりたい)と呼ばれ、違法捜査も正当化する強引なやり口で自分にとって悪と判断した存在を力ずくで排除していくという手法を取っている。
実は15年前の結子の死に関わる人物であり、金時計組のひとりであることが発覚。イクオたちが探している金時計の男の正体を知る唯一の人物として描かれるが、当該の人物への恩義から「彼のことを探ったり、関わったりしてはならない」と強く警告している。
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目次 - Contents
- 『ウロボロス』の概要
- 『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』のあらすじ・ストーリー
- 「二頭の龍(ウロボロス)」の誕生
- 公安警察の干渉
- 真犯人の発覚
- 復讐の終わり
- 『ウロボロス』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 龍崎 イクオ(りゅうざき イクオ)
- 段野 竜哉(だんの たつや)
- 日比野 美月(ひびの みづき)
- 那智 聡介(なち そうすけ)
- 警察関係者
- 三島 薫(みしま かおる)
- 神取 一馬(かんどり かずま)
- 蔵 直太郎(くら なおたろう)
- 蝶野 真一(ちょうの しんいち)
- 東海林 太郎(しょうじ たろう)
- 阪東 士郎(ばんどう しろう)
- 日比野 圀彦(ひびの くにひこ)
- 田村 小夏(たむら こなつ)
- 聖 由起人(ひじり ゆきと)
- 鷲尾 啓(わしお けい)
- 竹ノ内 克美(たけのうち かつみ)
- 基 陽子(もとい ようこ)
- 忍足 浩司(おしたり こうじ)
- 我那覇 守(がなは まもる)
- 湯浅 敬一(ゆあさ けいいち)
- 桂田 仲路(かつらだ なかじ)/桂田 剛夫(かつらだ たけお)(ドラマ版)
- 北川 貴一郎(きたがわ きいちろう)
- 暴力団関係者
- 我孫子 桐乃(あびこ きりの)
- 我孫子 栄(あびこ さかえ)
- 深町(ふかまち) / 深町 武(ふかまち たけし)(ドラマ版)
- 山城 重禎(やましろ しげよし)
- 山城 隼人(やましろ はやと)
- その他
- 金時計の男(きんどけいのおとこ)
- 柏葉 結子(かしわば ゆいこ)
- 九条 隆明(くじょう たかあき)
- 那智日菜子(なち ひなこ)/那智陽奈(なち ひな)(ドラマ版)
- 『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』の登場人物・キャラクター
- 警察関係者の家族
- 三島 桜(みしま さくら)
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の登場人物・キャラクター
- 警察関係者
- 橘 都美子(たちばな とみこ)
- 新宿キッチンの関係者
- 真島 了(ましま りょう)
- 御手洗 カオル(みたらい カオル)
- その他
- ジーザス御子柴(ジーザスみこしば)
- 劉 宗鉉(りゅう そうげん)
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』のゲスト出演者
- 『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』と『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の違い・相違点
- イクオの出生にまつわる差異
- 最終話における展開の違い
- 北川貴一郎の末路における差異
- 結子の死の真相についての差異
- 『ウロボロス』の用語
- 警察組織
- 金時計組(きんどけいぐみ)
- ゼロ
- 副総監特命係(ふくそうかんとくめいがかり)
- その他
- まほろば
- まほろば事件
- 『ウロボロス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 竜崎イクオ「僕らは、自分たちがやってきたことが正義だなんて思ってない。20年間、人の道を外れて生きてきた。結子先生からだって、叱られるに決まってる。本当は別の生き方をした方がよかったってことも知ってる。きっと、それを選ぶこともできたかもしれないって。それでも、それでもこっちを選んだんだ。だから僕は、あんたをここで裁く!」
- 段野竜哉「何がエリートだよ?ただの人殺しが表には出れず、称賛や評価もされない汚い仕事に快感を覚えるとは屈折した負け惜しみだろ」
- 『ウロボロス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 大人気となったドラマ版の副音声「ウラバラス」
- 『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:嵐「Sakura」
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