ウロボロス(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウロボロス』とは、神崎裕也による漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ、小説、舞台などのメディアミックス作品群。児童養護施設で育った幼馴染の二人が、幼少期に殺害された施設職員の女性の死の真相を追い、警察の腐敗に立ち向かう。「正義とは何か」「法で裁けない巨悪にどう向き合うべきか」という、人としての根源的な問いを、復讐劇とバディものの要素を交えて描いた作品である。勧善懲悪の枠にとどまらない倫理的葛藤が描かれており、権力と個人の葛藤を描いたクライムサスペンスとして高い人気を集めた。

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鷲尾 啓(わしお けい)

ドラマ版演者:堀部圭亮

警視庁刑事部捜査一課管理官で、階級は警視正。
副総監派閥の人間で、警察の不祥事に関しては隠蔽もやむなしという考えを持っている。組織的捜査を重視するスタンスで、個人捜査などのスタンドプレーを敵視する傾向がある。聖の指示で警視庁内での裏金作りに勤しんでいたが、その件で日比野國彦からの監察官聴取を受けることになる。指示していた人物を話せば諭旨免職にするという取引を持ちかけられたものの、先回りした聖に覚醒剤取引の冤罪を被せられて切り捨てられる。

竹ノ内 克美(たけのうち かつみ)

警視庁刑事部捜査一課理事官で、階級は警視。通称「マロ」。副総監派閥の人間。父親が国家公安委員会に所属する議員であり、そのコネを使う形で現在のポストに就くことになった。非常に傲慢で、父の地位を盾にして目上の人間に対しても傲岸不遜な態度を取る。

基 陽子(もとい ようこ)

ドラマ版演者:篠原ともえ

警視庁科捜研所属で、さっぱりした性格の女性。美月からウロボロスのペンダントの鑑定を依頼されるが、それが原因で警視庁公安部に命を狙われることになり、自殺に見せかける形で殺害されてしまう。
ドラマ版では、美月にウロボロスのペンダントの鑑定を依頼される部分までは同じだが、殺されずに生存した。

忍足 浩司(おしたり こうじ)

ドラマ版演者:モロ師岡
2026年舞台版演者:福場俊策

警視庁警備局警備企画課「ゼロ」の班長を務める男。階級は警視。眼鏡をかけた長身の体が特徴の、まほろば事件の実行犯の一人。
常に冷静沈着で、任務中は的確な状況分析に基づいて部下に指示を出している。血の気が多く、暴走しがちな我那覇を嗜めることも多い。人の命を奪うことにためらいがなく、それが自分の部下であっても変わりない。
常に落ち着いている反面、公安に所属しているという自身の立場に強い義務感を抱いており、熱弁を奮ってしまうことも。イクオや竜哉と対峙した際には我那覇を犠牲にしてまで有利に事を運ぼうとするが、奇襲という作戦を取ったイクオの襲撃に遭って重傷を負った。その後は命乞いをして逃走を図るが、自身を見限った公安特務班のメンバーに消されてしまう。
テレビドラマ版では名前が「浩二」の表記になっている。

我那覇 守(がなは まもる)

ドラマ版演者:山口祥行

警視庁警備局警備企画課「ゼロ」に所属する男。階級は警視。ギラギラした目つきをした、厳つい顔立ちの男性。元機動隊出身で、実技成績はトップという実力を持つ。まほろば事件の実行犯の一人。
享楽的で粗暴な性格をした人物で、人に命令されることを極端に嫌う。相手をいたぶることに愉悦を見出しており、この暴力性が原因で、訓練中の若手の機動隊員を死亡させてしまい、左遷されかけたところを忍足に買われ、ゼロにスカウトされたという経緯がある。
心身ともに非常にタフで、通常ならば失神してもおかしくない状況に陥っても平然としており、相対した竜哉を「化物」と驚愕させている。特技はボクシングで、拳銃が使えない状況では肉弾戦で対応する。
自制が効かない一面が強調されているが、最低限の節度は持ち合わせており、忍足同様に自身が危ない立場にあることは重々承知している。イクオや竜哉と対峙した際、隼人が落下させたシャンデリアの下敷きになり、重傷を負う。その状況を見た忍足に切り捨てられ、ボールペン型の注射器でテトロドトキシンを打たれて殺害された。

湯浅 敬一(ゆあさ けいいち)

ドラマ版演者:康すおん

新宿の公園で暮らしていたホームレスの男。かつて警視庁警備局警備企画課「ゼロ」に所属していた、まほろば事件の実行犯の一人。まほろば事件で逃走する際、車の事故で背中に火傷を負っている。
元々は真面目な警察官のひとりで悪事とは無縁だったが、過酷な任務による度重なるストレスに耐え切れず、妻子や経歴などの一切を捨ててホームレスとなっていた。
「金時計の男」の依頼を受けた九条に命を狙われ、イクオや竜哉によって保護されていたが、恐怖のあまりに逃走。その後はイクオたちに真相を話して謝罪することを決意したが、「金時計の男」の命令を受けた警官に射殺されてしまった。

桂田 仲路(かつらだ なかじ)/桂田 剛夫(かつらだ たけお)(ドラマ版)

ドラマ版演者:デビット伊東

アルカナH&B(ドラマ版ではハイジマ・コーポレーション)の社長。かつては警視庁警備局警備企画課「ゼロ」に所属していた刑事で、まほろば事件には実行犯の一人として関与していた。
非常にがめつい性格をしており、私利私欲のために公安の機密情報をマスコミに売ろうと目論んでいた。その粛清として、忍足と我那覇によって服毒自殺に見せかける形で殺害される。
ドラマ版では、イクオと竜哉に面会した時、すぐにまほろばに居た孤児であると気付き、竜哉に取引を持ちかける。しかし、その前に忍足と我那覇によって殺害されている。

北川 貴一郎(きたがわ きいちろう)

ドラマ版演者:中村橋之助
2026年舞台版演者:モロ師岡

警視庁警視総監。何者かによって狙撃されて重傷を負ったが、一命を取り留めて復帰している。政略結婚で結婚した妻と、一人息子の慶太と共に暮らしている。
正体はまほろば事件の黒幕にして、イクオと竜哉が長年探し続けていた金時計の男。自身が重傷を負った「警視総監狙撃事件」は、まほろば事件の真相を探る人間から自分を守るため、聖に依頼した自作自演のものだった

暴力団関係者

我孫子 桐乃(あびこ きりの)

ドラマ版演者:武田久美子

我孫子会会長夫人で、金時計組の1人でもある女性。かなりの切れ者であり、重度の鬱病を患った夫に代わって組織を動かしていることから、現在の我孫子会の実質的権力者ともいえる。
竜哉は金時計組の女性がいるという理由から我孫子会へ入ることを決めており、気に入られようと画策していた。竜哉の目論見通りに彼を気に入り、異例ともいえる直参入りをさせ、クルーザーをプレゼントしたりと、何かと可愛がっている。
辣腕を振るう一方で、配下の者たちに自身との情事の相手をさせているため、竜哉からは「色欲ババア」と呼ばれている。しかし、本当の桐乃は任侠を重んじる女傑で、利益のためにどんな非道も平気で行う組員や幹部たち、夫である会長のことも一切信用していない。夫を含む周辺人物に命を狙われている自覚があったため、配下に情事の相手をさせているのも、実はそういった事情が絡んでいたためであった。
聖由起人とは大学で同期だったため、当時の彼をよく知っており、エスメラルダ号で再会した時に「一体何があった」と言葉に出してしまうほど、彼の変貌ぶりに動揺した。

我孫子 栄(あびこ さかえ)

我孫子会会長。重度の鬱病で、基本的に重要行事以外では床に伏した状態で過ごしている。
傘下を使って桐乃と腹心の竜哉を暗殺させようとしたが失敗し、殺人教唆の容疑で逮捕される。

深町(ふかまち) / 深町 武(ふかまち たけし)(ドラマ版)

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