ストリート・オブ・ファイヤー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ストリート・オブ・ファイヤー』とは、ウォルター・ヒル監督による1984年製作のアメリカ映画。ロックンロールを中心とした音楽が効果的に使用された、ミュージック・ビデオ感覚のアクション映画である。本国アメリカよりも、日本で熱狂的に受け入れられ、1984年の「キネマ旬報」人気投票では読者部門第1位を獲得した。リッチモンドの街を舞台に、ストリートギャング“ボンバーズ”に拉致されたかつての恋人を救うため、故郷に帰ってきたヒーローの活躍を描く。
リーヴァ・コーディ(演:デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ)
トムの姉。
リッチモンドのレストランで働いている独身女性。
エレンがボンバーズに拉致されたことを、街を離れていた弟のトムに手紙で知らせた。
弟がエレンと別れ街を離れた理由を知っており、彼がエレンにまだ未練が有ることも分かっていた。
クライド(演:ビル・パクストン)
リッチモンドにあるバーのバーテンダー。
トムの旧友であり、エレンの大ファンでもある。
マッコイが店に飲みに来た際、面倒臭そうな態度を取ったため彼女に殴られた。
エド・プライス(演:リチャード・ローソン)
リッチモンドの街を守るベテラン警察官。
白人の若い警官と常にパトロールしている。
街にいた頃の悪ガキだったトムの事をよく知っており、トムとボンバーズとのいざこざでは常に仲裁に入るも、最後にレイヴェンが挑戦的な態度で来た際にはトムに「ぶっ潰せ!」と引導を渡した。
ザ・ソレルズ(演:ロバート・タウンゼント / グランド・L・ブッシュ / ストニー・ジャクソン / マイキリティ・ウイリアムソン)
黒人4人組の駆け出しのコーラス・グループ。
エレン救出後のトムら一行が、繁華街を抜けようとした際にトムに無理やり停められ乗り込まれた小型バスの持ち主。
大スターであるエレンの顔を知っていて、逃走中のバス車内で歌を披露した結果、ビリーやエレンに気に入られ、エレンの凱旋コンサートの前座を務める事になった。
ベイビー・ドール(演:エリザベス・デイリー)
自称”エレン・エイムの大ファン”を名乗るグルーピーの女性。
エレン救出後のトムら一行が、車を捨てて繁華街を歩いていたところに遭遇し、自らエレンに大ファンだと名乗る。以降付き人の如く勝手にエレンと行動を共にする。
グリア(演:リー・ヴィング)
ボンバーズのNo.2。
レイヴェンからの伝言を伝えに1人でリッチモンドのトムの元へやって来る。
レイヴェンがトムにKOされた後、団員全員に対し撤退の合図を送った。
『ストリート・オブ・ファイヤー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
"A ROCK&ROLL FABLE” “ANOTHER TIME ANOTHER PLACE"
本作の冒頭、メインタイトル『Streets of Fire』の後に続けて出る2枚のクレジットタイトルに書かれた言葉。
"A ROCK&ROLL FABLE”( ロックンロールの寓話)
“ANOTHER TIME ANOTHER PLACE"(いつかどこかでの物語)
この2枚の言葉には監督の作りたかった”ロックンロール映画”への情熱を感じさせる。クレジットタイトルでありながら最初の名言と言えるだろう。
「あんたのせいよ!2年間手紙もくれず…私を責めるの?」
Related Articles関連記事
グランド・ブダペスト・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『グランド・ブダペスト・ホテル』は、ウェス・アンダーソン監督、レイフ・ファインズ主演で製作された。ズブロフカ共和国にあるグランド・ブダペスト・ホテルが物語の舞台である。コンシェルジのグスタヴと部下のムスタファを主人公に、常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。本作は1930年代、1960年代、1985年、現在と4つの時間軸で展開されていく。
Read Article
スパイダーマン(サム・ライミ版)のネタバレ解説・考察まとめ
『スパイダーマン』とは、スタン・リーとスティーヴ・ディッコのアメコミが原作、サム・ライミ監督の2002年公開のアメリカ映画。全3部作の1作目である。高校生のピーター・パーカーは校外学習先で遺伝子操作された“スーパースパイダー”に偶然かまれ驚異的な力を手に入れた。幼なじみのメアリー・ジェーン・ワトソン(MJ)や友人のハリー・オズボーンとともに過ごしながら、ピーターが正義のために悪と戦うスパイダーマンになるまでが描かれている。
Read Article
ジョン・ウィック(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジョン・ウィック』とは、2014年に公開されたアメリカのアクション映画。 監督はチャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチ。 主演を務めたキアヌ・リーブスが製作総指揮も行っている。 引退した殺し屋が、大切なものを奪われたことで、たったひとりロシアン・マフィアに戦いを挑む復讐劇を描いており、R15+指定作品となっている。 ジョン・ウィックのアクションシーンが売りである。 日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「見惚れるほどの、復讐。」となっている。
Read Article
アクアマン(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アクアマン』とは、アメリカ合衆国で2018年12月21日に公開されたスーパーヒーロー映画。日本では2019年2月8日に公開された。「DCコミックス」のアメリカン・コミック『アクアマン』の実写映画で、『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの6番目の作品である。監督はジェームズ・ワン。海底王国アトランティス帝国の女王である母と、人間の父との間に生まれた主人公アーサー。人間として地上で成長したアーサーだったが、ある日を境に海底王国間の戦争に巻き込まれる事になる。
Read Article
デイブレイカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『デイブレイカー』とは、オーストラリア出身のスピエリッグ兄弟の監督・脚本によるSFアクション・ホラー。人口の9割以上がヴァンパイアと化した近未来を舞台に、人間の減少により血液不足に陥った状況を解決するために代用血液の開発を進めていたヴァンパイアの男が、人間とヴァンパイアの双方を救う新たな道を探ろうとする。09年・オーストラリア・アメリカ製作。
Read Article
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』とは、2016年に公開されたアメリカ合衆国のヒーローアクション映画。「DCコミックス」から出版された人気アメリカン・コミック『バットマン』と『スーパーマン』を原作とした、実写映画作品である。『マン・オブ・スティール』で、地球の危機を救ったスーパーマンだが、その戦いでの被害は甚大なものであった。地球外から来た異星人は追放すべきだと世論が強まっていく中、バットマンも自社のビルを破壊されて社員を失ったことから、スーパーマンを危険視してしまう。
Read Article
マン・オブ・スティール(DCEU)のネタバレ解説・考察まとめ
『マン・オブ・スティール』とは、2013年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「DCコミックス」の人気アメリカン・コミック『スーパーマン』の実写映画作品である。『スーパーマン』シリーズを含めると、本作は通算第6作目の作品だ。科学や文明が発達して人工生育が常識である、地球から遠く離れた惑星「クリプトン」で、数百年ぶりに自然出産で「カル=エル」という子供が生まれた。のちに「スーパーマン」と呼ばれる彼は、子供のいなかった夫妻に育てられたのち、自分の出自を知るための旅にでる。
Read Article
マイ・ドッグ・スキップ(My Dog Skip)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ・ドッグ・スキップ』とは、2000年にアメリカ合衆国で公開された、孤独な少年と飼い犬の交流を描くヒューマン映画である。原作は作家ウィリー・モリスによる同名の自伝小説『My Dog Skip』。 原作者の回想記を元に、一匹の子犬との出会いによって、孤独な少年が愛と友情と別れを学び成長していく実話に基づいた感動ストーリー。監督はジェイ・ラッセル、主演はフランキー・ムニッズが務めた。
Read Article
スパイダーマンの歴代スーツまとめ
『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。
Read Article
ジョン・ウィックシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ジョン・ウィック』とは、2014年に公開されたアクション映画。2017年『ジョン・ウィック:チャプター2』、2019年に『ジョン・ウィック:パラベラム』が公開され、2023年には第4作である『ジョン・ウィック:コンセクエンス』も公開予定。主演を『マトリックス』シリーズや『スピード』に出演したキアヌ・リーブスが務めている。愛する妻を失い殺し屋業を引退したジョンが復讐のために再び殺し屋となるアクションシーンが話題の映画。ここでは、そんな『ジョン・ウィック』シリーズに登場する数々の名言を紹介。
Read Article
スパイダーマンのヴィラン一覧!グリーンゴブリンやヴェノムなど
アメリカン・コミックを代表するスーパーヒーロー、スパイダーマン。蜘蛛のそれを模した様々な超常能力を持ち、明るく勇敢な“ニューヨーカーの隣人”である。 ここでは、そんなスパイダーマンが戦ってきたヴィランこと有名な悪役たちについて紹介する。
Read Article
【スーパーマン】映画化されたアメコミヒーローの強さランキング【スパイダーマン】
アメコミを原作にした映画に登場する様々なヒーロー達。作品の垣根を超え、映画化された彼らの強さをランキング化しました。有名ヒーローから、アメコミファンなら納得のヒーローまで、様々なヒーローを紹介していきます!
Read Article
【マーベル】アメコミヒーロー誕生のきっかけとなった名言・名セリフまとめ【DCコミックス】
人気アメコミ映画の中で、ヒーロー誕生のきっかけとなった名言・名セリフをまとめました。『スパイダーマン』の「大いなる力には、大いなる責任が伴う」や、『バットマン ビギンズ』の「人はなぜ落ちる?這い上がるためだ」など、主人公たちの心を揺さぶった名言を網羅。各作品の簡単なあらすじや見どころなどもあわせて紹介していきます。
Read Article
シビルウォー直前! 歴代実写スパイダーマン!
2016年4月29日公開のキャプテン・アメリカ3 シビルウォーに、スパイダーマンの登場が発表されました。 実写スパイダーマンの歴史もかなり長くなりました。というわけで今回は、日本で公開された実写スパイダーマンの変遷を追ってみたいと思います。
Read Article
【マーベル・コミックス】アベンジャーズなどアメコミヒーローのカッコいい画像まとめ【DCコミックス】
スーパーヒーロー集団・アベンジャーズやスパイダーマン、バットマンなど、アメコミヒーローのカッコいい画像を集めました。原作テイストで描かれたイラストやアートな雰囲気がたまらないもの、映画の名シーンが甦るものなど、様々な画像を網羅。壁紙にもおすすめのイラストを紹介していきます。
Read Article
スパイダーマンのアーティスティックな壁紙画像まとめ【マーベル・コミックス】
壁紙におすすめしたいスパイダーマンのアーティスティックな画像を集めました。原作のアメコミタッチのイラストや、映画の印象的なワンシーンなど、スパイダーマンらしさたっぷりのオシャレな画像を紹介していきます。
Read Article
【MCU】スパイダーマンのカッコいい画像まとめ【マーベル・コミックス】
スパイダーマンの画像集です。マーベル・コミックスのイラストやサム・ライミ監督版の映画三部作、アメイジング・スパイダーマンの映画のワンシーンなどをまとめました。スパイダーマンだけでなく、ヴェノムやグリーンゴブリンなどのヴィランの画像もあわせて紹介していきます。
Read Article
マーベル・コミックスに登場するカップル画像まとめ
世界中にアメコミヒーロー映画旋風を巻き起こしたマーベル作品。ここでは原作に登場したカップルたちの画像をまとめました。アイアンマン&ペッパー・ポッツのツーショットをはじめ、スパイダーマンと歴代彼女等、ヒーローたちのロマンチックな姿を描いたイラストを紹介していきます。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の概要
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』のあらすじ・ストーリー
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の主な登場人物・キャラクター
- トム・コーディ(演:マイケル・パレ)
- エレン・エイム(演:ダイアン・レイン)
- レイヴェン(演:ウィレム・デフォー)
- ビリー・フィッシュ(演:リック・モラニス)
- マッコイ(演:エイミー・マディガン)
- リーヴァ・コーディ(演:デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ)
- クライド(演:ビル・パクストン)
- エド・プライス(演:リチャード・ローソン)
- ザ・ソレルズ(演:ロバート・タウンゼント / グランド・L・ブッシュ / ストニー・ジャクソン / マイキリティ・ウイリアムソン)
- ベイビー・ドール(演:エリザベス・デイリー)
- グリア(演:リー・ヴィング)
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- "A ROCK&ROLL FABLE” “ANOTHER TIME ANOTHER PLACE"
- 「あんたのせいよ!2年間手紙もくれず…私を責めるの?」
- トムとレイヴェン、ハンマーでの決闘
- 「俺は君の付き人になる男じゃない。だが、必要な時は俺がいる!」
- エレン最後の熱唱が感動を呼ぶラストシーン
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 当初は3部作の予定だった
- トム、エレン、マッコイ役決定までのエピソード
- 夜のシーンは日中に撮影された
- 衣装はすべてアルマーニ
- エレンの歌は吹き替えだった
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の主題歌・挿入歌
- オープニング曲:ファイヤー・インク「Nowhere Fast」
- 挿入曲:ザ・ブラスターズ「One Bad Stud」
- 挿入曲:ザ・ソレルズ「Countdown To Love」
- 挿入曲:ザ・ソレルズ「I Can Dream About You(あなたを夢見て)」
- エンディング曲:ファイヤー・インク「Tonight Is What It Means To Be Young(今夜は青春 )」
- エンディングタイトル曲:ザ・フィクス「Deeper and deeper」
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の関連映像
- デジタル・リマスター版 予告編映像
- オリジナル版 メイキング映像
- 『ストリート・オブ・ファイヤー』の関連サイト