かくりよの宿飯(第16話『双子の板前と雨女のお嬢様』)のあらすじと感想・考察まとめ

松葉様の食事を毎日一回作ることになった葵は、食材のことや、癒えぬ足の痛みに悩んでいた。そんな折葵は、魚屋に変装して折尾屋にやって来た大旦那と再開する。大旦那に食材の調達や、足の手当てをしてもらった葵は、松葉様の食事を無事作ることが出来た。そして、折尾屋の板前の鶴童子たちとの出会いを通じて、新しく雨女の淀子の食事を依頼されることとなる。
今回は「かくりよの宿飯」第16話『双子の板前と雨女のお嬢様』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「かくりよの宿飯」第16話『双子の板前と雨女のお嬢様』のあらすじ・ストーリー

羽サバと添えられた手紙
葵は折尾屋の旧館の調理場で、まだ癒えぬ足のあざを冷やしながら、明日の献立や、今日の自分の夕ご飯のことを思い煩っていた。2階で「ごとっ」と音がしたので上がってみると、10数匹の羽サバが、氷の敷き詰められた箱に入れられて、一通の手紙と一緒に置かれていた。

羽サバの味噌煮
葵は手紙を読み上げた。
『この羽サバで何か作るといいよ、僕は味噌煮が好きだな』
葵は、手紙の筆跡が大旦那だと感じ「大旦那様いるの?」と部屋を見回して呼び掛けてみたが、返事はなかった。葵は羽サバの味噌煮を作り1人で夕食を摂った。

入り口に仕掛けられたバケツ
翌朝、葵は旧館の調理場の入り口に仕掛けられていたバケツの水を頭から浴びた。こんなあからさまな嫌がらせは、天神屋でもなかった、と葵は釈然としない気持ちになった。
ずぶ濡れで入り口に立ち尽くす葵は、大八車が、調理場の脇に止まっているのに気づいた。
不審に思って調理場の中に入ってみると、面を付けたあやかしが中にいた。

面を外す大旦那
葵が「誰?」と聞くと、面を付けたあやかしが「ああ葵、何て格好をしているんだ。まさかいじめられたのかい?髪も着物もひどいな、どれ僕が拭いてあげよう」と言った。あやかしは紺色の着物に、濃い紺色の魚と書かれた前掛けを付け、魚屋の格好をしていた。
葵はじっと面を付けたあやかしを見上げた。
葵「この感じ、まさか大旦那様?」
大旦那「当たりだ」
大旦那は面を取って、首に掛けた手拭いで、葵の濡れた髪を拭こうとした。葵は大旦那の手を軽く払った。

ずぶ濡れの葵を気遣う大旦那
大旦那「なんだ、魚の匂いでもするか?新しい手拭いの方が…」
葵「いいえ、そうじゃなくて。本当に大旦那様?大学生くらいに見えるし、角もないし」
大旦那「普段の僕のまま、折尾屋に来られるわけないだろう。うつしよでもいつも変装してるんだ、実は得意でね」
葵「そうなんだ」
大旦那「ほらっ、僕だとわかったらおとなしくして」
大旦那はそう言って葵の髪を手拭いで拭いた。そして、食材と共に替えの着物もあるので、ずぶ濡れの着物を着替えるよう葵に促した。

葵の髪を手拭いで拭く大旦那
葵「ねえ、花火大会って何?あっちこっちで聞くんだけど、不穏な感じがするのよ」
大旦那「銀次を連れて帰れないのは、ここでやらなければならないことがあるからだ。もうすぐこの地で行われる、折尾屋主催の花火大会でね」
葵「そんなのよくある行事じゃない?」
大旦那「この南の地では違う。花火の裏で、100年に1度の重要な儀式を執り行なうんだ。絶対に成功させなければならない、この地は呪われているから」

早朝に逢う約束をする
葵「私に出来ることはある?」
大旦那「すでに始めているよ」
葵「松葉様を引き留めること?」
大旦那は無言で頷いた。
葵「そう、ならなおさら天神屋には帰れないわ」
大旦那「銀次は、お前を巻き込みたくはなかっただろうな。けど、お前に頼らねばならないほど、折尾屋は儀式の準備に手こずっている」
葵「そんなに大変なの?」
大旦那「僕でも骨が折れる。国宝級の品物を、いくつも揃えなければならないんだ」
大旦那は葵の頬に手をやり「お前が早起きでよかった、こうやって早朝に密会が出来るからな」と言って表へ出た。

ペンダントに鬼火を注入する
大旦那を見送りに出た葵は、羽サバの味噌煮のお弁当を作って、松の木に下げておくと大旦那に提案した。大旦那は葵のペンダントに鬼火を注入して「またな葵」と言って、変装した魚屋としての仕事に戻って行った。
葵「来てくれてありがとう、大旦那様」

鶴童子たちとの出会い
葵は松葉に、大旦那が持って来てくれた岩牡蠣を、フライにして出した。松葉は畳の上を転げまわって喜び、上機嫌だった。旧館の調理場に戻る途中の葵を「ねえ君、津場木葵」と呼び止める者があった。
葵「へっ、誰?」
葵はあたりを見回した。
「ここだよ」と2人でぴったり合った声を掛けたのは、男の子とも女の子ともつかぬ2人のあやかしだった。
「僕は黒鶴の戒(*)」
髪の黒いあやかしがそう言った。
「僕は白鶴の明(*)」
髪の白いあやかしが続けて言った。
葵「双子?」
戒「そうだよ」
明「僕ら折尾屋の板前さ」
葵「何か御用?」
*:黒鶴の戒(こくつるのかい)とは、折尾屋の板前を務める鶴童子の双子の1人で髪が黒い。
*:白鶴の明(はくつるのめい)とは、同じく、折尾屋の板前を務める鶴童子の双子の1人で髪が白い。

牡蠣殻を投げる仕草をする葵
戒、明「そう御用」
2人は声を合わせて答えた。
戒「僕たち少し困ってるんだ」
明「君の力を借りたいと思ってる」
葵「折尾屋の従業員が?胡散臭い」
葵は手に持っていた牡蠣殻を、2人に投げる仕草をした。

息の合う戒と明の双子
戒「ちょっと待ってよ」
明「胡散臭くないよ」
戒「僕ら、君の料理に興味があるんだ」
明「時彦さんが、君に力を借りるといいよって言ってたんだ」
葵「えっ、時彦さんが?」
葵は、旧館の調理場に2人を案内して話を聞いた。

戒と明の話を聞く葵
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