宇宙人ポール(Paul)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙人ポール』とは、アメコミのイベントに参加するためイギリスからやって来たSFオタクの二人の男が、UFOの跡地巡りの旅の途中でポールと名乗る本物の宇宙人と遭遇し、彼を故郷の星に返してあげようと奮闘しまくるアメリカとイギリス製作のSFコメディ。2011年公開。様々なSF映画ネタが出てくるストーリーを担当したのは主演の二人を演じているサイモン・ペッグとニック・フロスト。

キャンピングカー用の車中泊施設の経営者で熱心なキリスト教信者。
施設の事務所で、息が続かず姿を現したポールを見て驚き、逃げる彼に銃をぶっ放す。娘のルースがポールやグレアム達とキャンピングカーに同乗していると知り、後を追いかける。
ポールが仲間の宇宙船との合流地点まで追いかけ彼に向けて銃を撃つが、ポールを助けようとしたグレアムの胸に弾丸が当たってしまう。
死んでしまったグレアムを、ポールが蘇生能力を使って生き返らせるのを見たモーゼは、「これは奇跡だ」と自分の今までの考えを改める。

ビッグ・ガイ(演:シガニー・ウィーバー、演:弥永和子)

政府機関で働くゾイル達の上司。
ポールの仲間の宇宙船との合流地点で初めて姿を現すが、何かのパーティに行く途中だったのかゴージャスなドレス姿で登場する。
部下達がなかなかポールを捕まえることが出来ず、業を煮やして自ら赴き、向かってくるグレアムやクライブ達をあっさり倒してポールを亡き者にしようと銃を向けるが、頭上に降りてきた宇宙船の階段にぺしゃんこにされ死んでしまう。

アダム・シャドウチャイルド(演:ジェフリー・タンバー、吹替:玉野井直樹)

コミコンでサイン会を開いていた人気SF小説家。
著書に「スターペッパーと毒吐き虫」「スターペッパーと真鍮のニワトリ」「ウラナスの愛人」「囚人441」などがある。クライヴと会って2年後、同じコミコンでクライブの書いた小説「ポール」がネビュロン賞を受賞したことで彼を表彰する式で司会をする。

ガス(演:デヴィッド・ケックナー)

ダイナー“エイエリアン・イン”でグレアムに絡む、見るからにガラの悪い中年男。
グレアムとクライブを見て、さげすむ様に二人にオカマ野郎と暴言を吐きまくる。グレアム達は相手にせず、そそくさとカフェを出るがクライブが運転を誤ってガス達の車の車体を凹ませてしまう。
後で、また別のレストランでグレアム達と出くわし彼らを追いかけるが、キャンピングカーから姿を見せたポールに驚き卒倒してしまう。

ジェイク(演:ジェシー・プレモンス)

ガスの相棒の青年。
ガス同様に、グレアム達を小バカにするイヤなヤツ。ポールを見た後は動揺が隠せず、ハガードからポールの似顔絵を見せられた時はビビリまくってしまう。

パット・スティーヴンソン(演:ジェーン・リンチ)

ダイナー“エイリアン・イン”で働く女性。
コミコンでのクライヴのネビュロン賞の表彰式の会場では、なぜかルースの隣の席にいた。

『宇宙人ポール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

キャンピングカーにぶつかって死んだ鳥をポールが生き返らせるシーン

走行中のキャンピングカーに鳥がぶつかり死んでしまうが、ポールが死んだ鳥を両手で抱え、グレアムとクライブの前で蘇生能力を使って念じると、鳥が羽根をばたつかせ生き返った。
「奇跡だ」とクライヴは驚きながらも喜ぶが、ポールは生き返った鳥をガブリッと口に入れ旨そうに食べてしまう。「生き返ったのにどうして」とクライヴがいぶかると、「死んだ鳥は食えんだろ」とあっさり答えるポール。ちょっぴり残酷なのに、妙にユーモラスなシーンだ。

ポールに誘われ、彼と一緒に宇宙船に乗りこむタラ

ポールはタラに一緒に行こうと誘い、彼女もそれに応じ宇宙船に乗り込む

ポールがグレアム達との最後の別れ際、タラに「一緒に行こう」と誘うシーン。自分のせいで彼女に辛い人生を送らせたことに対する責任を取って新しい人生をプレゼントしたいと考え、誘ったのだ。タラは一瞬戸惑うが、今は家も失い地球に何の未練もないとオーケーし宇宙船に乗り込む。ファンタスティックで心温まる名場面だ。

「屁の採取も、ケツの研究もしねえよ」

ishikawa04227
ishikawa04227
@ishikawa04227

Related Articles関連記事

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』とは、2018年に公開されたスパイ・アクション映画。1996年の『ミッション:インポッシブル』から続くトム・クルーズ主演・製作シリーズ作品の第6作目。 イーサン・ハントがテロ組織「シンジケート」の残党「アポストル」によるプルトニウム爆破テロを防ぐためにチームと一丸となって奮闘する展開と共に、彼がいかに家族や仲間を大切に想っているかが描かれる。

Read Article

M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ

M:i:III(ミッション:インポッシブル3)のネタバレ解説・考察まとめ

往年の人気TVドラマ「スパイ大作戦」の映画化で、大ヒットスパイ・アクションにまで成長させたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第3弾。2006年公開のアメリカ映画。TVシリーズ「エイリアス」「LOST」で注目を集めたJ・J・エイブラムスの劇場映画初監督作品。フィアンセとの結婚を控え、一線を退き教官となった主人公イーサン・ハントが、凶悪な敵を前に世界を駆け巡り、再び危険なミッションに挑む。

Read Article

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

往年の人気TVシリーズを、トム・クルーズ製作・主演、「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード監督で映画化した大ヒット・アクションシリーズ第4弾。前作から5年後の2011年、日米同時公開。爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられたイーサン・ハントとそのチームが、組織の後ろ盾を失いながらも事件の黒幕を突き止めるべく世界を股に過酷なミッションに挑む姿を圧倒的なスケールで描き出す。

Read Article

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トム・クルーズの代名詞ともいえる大ヒットスパイアクションのシリーズ第5作。2015年公開のアメリカ映画。監督は、クルーズ主演映画「アウトロー」のクリストファー・マッカリー。各国の元エリート諜報部員を集めた謎のスパイ組織「シンジケート」の暗躍により、秘密工作機関IMFはまたも解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む。

Read Article

スター・トレック BEYOND(Star Trek Beyond)のネタバレ解説・考察まとめ

スター・トレック BEYOND(Star Trek Beyond)のネタバレ解説・考察まとめ

世界的人気を誇るジーン・ロッデンベリーのオリジナル『スター・トレック』を元に、2009年にJ・J・エイブラムズによってリブートされた作品。本作はシリーズ3部作の最後を飾る。 ジャスティン・リン監督(『ワイルド・スピード』シリーズ)が指揮。 エイリアンの襲撃を受け、エンタープライズ号を脱出したクルー達。降り立った未知の惑星でクルー達の絆が試される。

Read Article

目次 - Contents