花燃ゆ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花燃ゆ』(はなもゆ)とは、2015年1月4日から放送されたNHK大河ドラマ。大河ドラマとしては第54作目にあたり、吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文(後の楫取美和子)の生涯を描いた作品となっている。主演はテレビドラマ『花より男子』などで知られる女優の井上真央が務め、伊勢谷友介や大沢たかおといった人気俳優たちが脇を固める豪華出演陣でも話題となった。

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1864年(元治元年)に京都で起こった、長州藩と幕府・会津藩・薩摩藩を中心とする勢力との武力衝突。文の夫である久坂玄瑞がこの戦いで命を落とすなど、ドラマにおける重要なターニングポイントの一つとなった。

『花燃ゆ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

寅次郎「己を磨くために人は学ぶんじゃ」

「なぜ人は学ぶのか」という問いかけに対し、寅次郎(後の吉田松陰)が返した言葉が「己を磨くために人は学ぶんじゃ」である。
当時、禁書となっていた本が藩校内で見つかり、教師が犯人捜しをしていた際に、「そもそも禁書とするのがおかしいのだ」という流れで話したこの言葉は、人生の命題ともいえる「学び」に対する哲学がぎゅっと詰まっている。

『花燃ゆ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

タイトルの『花燃ゆ』の由来は吉田松陰の「草莽の臣(そうもうのしん)」

「草莽の臣(そうもうのしん)」を残した吉田松陰

本作の『花燃ゆ』というタイトルは、吉田松陰が実際に残した「草莽の臣(そうもうのしん)」という思想に由来するという説がある。
この思想は「志ある人々が天下の草(野に咲く花のこと)となり、やがて燃え盛るように大きな力を発して新しい時代を築く」という思想に由来するというもので、表舞台には出なかったが松陰らと同じ「新しい時代を築きたい」という強い志を持った文や、多くの無名の志士たちの熱い思いが時代を動かしていく、というドラマ全体のテーマを表している。

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