花燃ゆ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花燃ゆ』(はなもゆ)とは、2015年1月4日から放送されたNHK大河ドラマ。大河ドラマとしては第54作目にあたり、吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文(後の楫取美和子)の生涯を描いた作品となっている。主演はテレビドラマ『花より男子』などで知られる女優の井上真央が務め、伊勢谷友介や大沢たかおといった人気俳優たちが脇を固める豪華出演陣でも話題となった。

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野村 靖(のむら やすし/演:大野拓朗)

松下村塾の塾生で入江九一の実弟。兄とともに松陰に最後までつき従い、城下の岩倉獄に投獄される。赦されて出獄した後は、幕府に恭順する家老の暗殺計画に関わったり、四境戦争で幕府軍と戦うなど、倒幕運動に身を投じた。明治維新後は内務大臣や逓信大臣を歴任するなど、近代日本の成立に尽力した。明治9年(1876年)、沼崎吉五郎から松陰の遺書・留魂録を受け取った。

前原 一誠(まえばら いっせい/演:佐藤隆太)

松下村塾の塾生で、維新十傑の一人に数えられる志士。松陰に似て、まっすぐな性格の人物として知られ、のちに越後府判事(現在の新潟県知事)に就任した際、農民のために独断で年貢を半減したエピソードなども残っている。また、時代の変化に取り残され困窮した士族を見捨てることができず、新政府に不満を持つ者を集めて明治9年(1876年)「萩の乱」を起こす。しかし、即座に鎮圧され、人生の幕を閉じた。

寺島 忠三郎(てらじま ちゅうさぶろう/演:鈴木伸之)

松下村塾の塾生。兵学をよくし、詩文に長けていたという。松陰の再入獄が決した際は救護、減刑に向けて尽力した。その後も、尊王攘夷運動に奔走するが、禁門の変で久坂玄瑞とともに自刃。

品川 弥二郎(しながわ やじろう/演:音尾琢真)

画像左が品川

松下村塾の塾生。薩長同盟の成立に尽力するなど、活躍。明治維新後はヨーロッパ諸国への留学を経て、駐独公使、内務大臣などを歴任した。学校や、信用組合、産業組合の設立にも貢献している。

赤禰 武人(あかね たけと/演:阿部亮平)

松下村塾の塾生。高杉晋作らが企てた藩内クーデターに反対して失脚。その後も幕府との全面戦争を避けるよう、かつての同志を説得しようとするが、裏切り者との嫌疑をかけられ、刑場の露と消える。

松浦 松洞(まつうら しょうどう/演:内野謙太)

画像左手前が松浦

松下村塾の塾生。幼少から絵に秀で、安政の大獄で松陰先生が江戸に送られる際、吉田松陰の肖像画をかき残した。その後、松下村塾一派と対立していた長井雅楽の暗殺を図るも失敗し、自刃。

山県 有朋(やまがた ありとも/演:永岡佑)

第三代内閣総理大臣。元老・元帥として政治・軍事に絶大な力を及ぼした。

山田 顕義(やまだ あきよし/演:達淳一)

近代法典の編纂に携わる。天才的軍略家。

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