大河ドラマ『花燃ゆ』のキャスト・あらすじ・ネタバレ・感想まとめ!井上真央・大沢たかおが出演

ここでは2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』のキャスト・あらすじ・ネタバレ・感想などをまとめた。吉田松陰の妹で、後に久坂玄瑞の妻となる主人公・杉文(楫取美和子)を井上真央が演じた。伊勢谷友介、東出昌大、大沢たかおなどが出演している。

杉滝 檀ふみ

貧しい杉家に嫁ぎながらも、持ち前の大らかさで家族を明るく支えていく優しい文の母。松陰が松下村塾で教えるようになると、塾生たちの食事の世話をしたり、自らも学んだりするなど、積極的に塾と関わっていった。
子どもたちを風呂に入れるのが好きで、松陰が安政の大獄で処刑される直前、一日だけ帰宅を許された際にも、松陰を風呂に入れ、我が子の無事の帰りを祈ったという。

玉木文之進 奥田瑛二

山鹿流の兵学者。スパルタ教育で、幼い松陰を鍛え上げた。
講義中に蚊にさされた頬をかいた松陰に、「頬がかゆいというのは『私』である。『公』のために学んでいる時に『私』を優先させるとは何事か」と言って激しく叱ったという。明治維新後、再び松下村塾を開いて教育に心血を注いでいたが、明治9年(1876年)に前原一誠が起こした萩の乱に多くの門弟が参加したため、その責任を取って自ら命を絶った。

杉梅太郎 原田泰造

杉家の長男。幼い頃は松陰と同じ布団で寝ていたほど兄弟仲がよかった。早くから松陰の志を理解し、松陰から旅費の相談があれば、生活を切り詰めながらも金を送り、松陰が野山獄に入れば、望みの書物を届けるなど、常に松陰を支え続けた。維新後の明治13年(1880年)、幕末を生き抜いた梅太郎は、松下村塾を再興し、松陰の志を伝え続けた。

杉寿 優香

文の姉。小田村伊之助(後の楫取素彦)に嫁ぎ、長男・篤太郎と、次男・久米次郎をもうけた。幕末の混乱の最中、夫の小田村伊之助が野山獄に投獄されたり、幕府軍が押し寄せてきたりする中でも気丈に振る舞い、“烈婦”として評判になったという。
仏教に深く帰依しており、夫が群馬県令に就任した後は、県内各地に説教所を開設するなど布教に力を注いだ。また、県内で生産された生糸の直売ルート開拓のために渡米する新井領一郎に、兄・松陰の形見の短刀を渡したことでも知られている。

杉敏三郎 森永悠希

杉敏三郎(少年期) 大橋律

文の弟。生まれながら耳に障害があり、話すことができなかった。

杉敏三郎(幼年期) 山田瑛瑠

杉亀 久保田磨希

梅太郎の妻。いつも笑顔を絶やさす、滝とともに家族を和ませる杉家の癒し的な存在。時にしっとして機嫌を悪くすることもあるが、夫・梅太郎を献身的に支える。

玉木彦助 冨田佳輔

玉木文之進の長男。父、及び、いとこの吉田松陰に学ぶ。幕府による長州征討により幕府への恭順を唱える「俗論派」が台頭すると、高杉晋作らとともにこれに反発。「俗論派」との戦いに身を投じるが、戦闘中に負傷し自害した。

長州藩

毛利敬親 北大路欣也

長州藩第13代藩主。有能な人材を藩政に登用して改革を推し進め、藩の財政を建て直した。家臣たちに十分に議論をさせたうえで、その判断を信頼して任せることが多かったため“そうせい侯”とも呼ばれていたという。また、藩校の明倫館を移転・拡充させるなど、藩士の教育にも力を注いだ。
松陰が11歳の時に兵学の講義を受け、その英才ぶりに感銘を受けて以来、松陰を陰ながら庇護(ひご)し続けた。明治2年(1869年)に家督を子の元徳に譲るまで、32年間の長きにわたって藩主の座にあった。

毛利都美子 松坂慶子

第13代長州藩主・毛利敬親の正室。前藩主・毛利斉宏の娘として生まれるが、男兄弟がいなかったため、敬親が都美子の婿として迎えられ、父の後を継いだ。都美子は大奥の主として、質素倹約に努めた。敬親との間に授かった娘がよう逝、その後も子宝に恵まれなかったため、元徳と安子を養子夫婦に迎える。二人の子で都美子の孫にあたる元昭の守役(養育係)に抜擢されたのが文だった。

桂小五郎 東山紀之

天保4年(1833年)、藩医・和田昌景の子として江戸屋横町に生まれ、8歳の時に大組士・桂孝古の養子となった。嘉永2年(1849年)、明倫館で吉田松陰に兵学を学び、「事を成すの才あり」と評された。嘉永5年(1852年)には練兵館に入門。神道無念流の剣豪・斎藤弥九郎に師事し、のちに練兵館の塾頭となった。
帰国後は長州藩の中枢で活躍。元治元年(1864)年の禁門の変で一時潜伏生活を送るが、高杉晋作の下関挙兵後は長州藩のリーダーとして討幕運動に奔走する。
慶応2年(1866年)、長州藩の代表として薩長同盟を締結し、明治維新の立役者となった。

周布政之助 石丸幹二

藩校・明倫館に学び、若くして政務役筆頭となって藩政を取り仕切った。酒好きが高じてたびたび失敗を起こしたが、その優秀さ故に常に藩政の要として期待され続けた。松陰が塾で正式に講義ができるよう計らったり、塾生らを江戸や京に送ったりするなど、松下村塾の活動を支援した。
しかし、松陰や塾生らの思想や活動内容が過激さを増すにつれ、その対処に追われるようになっていく。元治元年(1864年)に幕府による長州征討が決まり、四国連合艦隊により砲撃を受けると、藩での実権を失い、山口で自害した。

椋梨藤太 内藤剛志

幕末期の長州藩で、権勢を誇った重臣。もともとは藩の歴史や記録を編さんする役所にいたが、40代半ばを過ぎて、政治の中枢を担う役に抜擢された。長州藩と幕府が対立すると、幕府への恭順を示し、反対する勢力を次々に粛清していくが、反旗を翻した高杉晋作・伊藤博文らによってついに政権の座から降ろされる。戦いに敗れ、脱走を試みるも捕らえられ、処刑される。

椋梨美鶴 若村麻由美

長州藩の重臣・椋梨藤太の妻。夫の藤太は藩の中枢で権力を振るうが、高杉晋作らと対立し、敗れて追放されたため、美鶴に関する資料はほとんど残っていない。ドラマでは、藩士の妻たちの中でも一目置かれる存在で、野望を秘めた女性として描いていく。派閥争いの中で、藤太が小田村伊之助を取り込もうとすると、美鶴は伊之助の妻である文の姉・寿に近づき…。

出典: getnews.jp

来島又兵衛 山下真司

松下村塾の塾生たち

高杉晋作 高良健吾

長州藩でも名門の高杉家の嫡男として生まれる。藩校・明倫館で学んだ後に松下村塾に通う。松陰からは「将来、人の上に立つ人材だ」と才能を高く買われていた。
松陰の死後、上海に渡り中国の惨状を目にした高杉は、イギリス公使館焼き討ちを行うなど、過激な尊王攘夷活動を実行していく。1863年、外国からの防備のため、奇兵隊を結成するが、四国艦隊による下関が砲撃や幕府による長州征討が進められる中、幕府への恭順を唱える「俗論派」が台頭。高杉は「俗論派」を一掃し、長州藩諸隊の軍備強化に取り組んだ。1866年、幕府との戦い(小倉口の戦い)の最中に持病の肺結核が悪化。翌年、下関新地で29年の短い生涯を終えた。

高杉晋作(少年期) 山崎竜太郎

吉田稔麿 瀬戸康史

松下村塾の塾生。高杉晋作・久坂玄瑞・入江九一らとともに松下村塾の四天王と称されている。実直な人柄で、松陰から特にかわいがられた。情報を集めるのが得意で、江戸に出てからは幕府とのパイプを使い、重要な情報を入手しては松陰に伝え続けた。松陰の死後、尊王攘夷運動に傾倒していったが、元治元年(1864年)、池田屋事件に遭遇して討ち死にする。
同じ塾生で後に明治政府の内務大臣にもなった品川弥二郎は「もし稔麿が生きていたら総理大臣になっていただろう」と語ったと言われている。

伊藤博文 劇団ひとり

松下村塾の塾生。貧しい農民の家に生まれたが、父親が萩の下級武士の家を継いだため、自身も下級武士に連なる。松陰の死後、井上馨らとイギリスに秘密留学。帰国後、塾生の高杉らと行動をともにし、倒幕運動へと突き進んでいく。明治政府樹立後、岩倉使節団の副使として欧米を視察。大久保利通の死後、内務卿となった伊藤は憲法の制定に尽力し、日本初の内閣総理大臣となった。

入江九一 要潤

松下村塾の塾生。高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿らとともに松下村塾の四天王と称されている。下級武士の家に生まれたため、働きながら家計を支え、学問に励んだ。松陰の思想に深く傾倒し、他の塾生が過激さを増す松陰から距離を取ろうとしたのに対し、投獄されるまで弟の野村靖とともに最後まで松陰に従った。松陰の死後はさらに尊王攘夷運動に奔走し、下関砲撃事件や奇兵隊の結成に関わった。禁門の変では参謀として会津・薩摩連合軍と戦ったが、重傷を負って自刃した。

野村靖 大野拓朗

松下村塾の塾生で入江九一の実弟。兄とともに松陰に最後までつき従い、城下の岩倉獄に投獄される。赦されて出獄した後は、幕府に恭順する家老の暗殺計画に関わったり、四境戦争で幕府軍と戦うなど、倒幕運動に身を投じた。明治維新後は内務大臣や逓信大臣を歴任するなど、近代日本の成立に尽力した。明治9年(1876年)、沼崎吉五郎から松陰の遺書・留魂録を受け取った。

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