花燃ゆ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花燃ゆ』(はなもゆ)とは、2015年1月4日から放送されたNHK大河ドラマ。大河ドラマとしては第54作目にあたり、吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文(後の楫取美和子)の生涯を描いた作品となっている。主演はテレビドラマ『花より男子』などで知られる女優の井上真央が務め、伊勢谷友介や大沢たかおといった人気俳優たちが脇を固める豪華出演陣でも話題となった。

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金子家

金子 重輔(かねこ しげのすけ/演:泉澤祐希)

画像中央が金子

吉田松陰の弟子。安政元年(1854年)に黒船が来航すると、松陰とともに国禁を犯して下田に停泊中だった黒船に乗り込み渡米を試みるも、失敗して自首。その後、萩に送還され、獄中で病没した。

金子 ツル(かねこ ツル/演:麻生祐未)

吉田松陰の弟子・金子重輔の母。夫と染物屋を切り盛りし、跡取り息子の重輔を大事に育てていたが、重輔は松陰に出会い、学問にのめり込んでいく。嘉永7年(1854年)、黒船が来航すると、重輔は松陰とともに渡米を計画するが、失敗して捕らえられてしまう。ツルは、獄中で衰弱する息子に一目会おうと通い続ける中で、文に出会う。

肥後藩

宮部 鼎蔵(みやべ ていぞう/演:ビビる大木)

肥後藩の医者の家に生まれるが、家業を継がずに、叔父の宮部丈左衛門から山鹿流兵法を学ぶ。藩の兵学師範に任じられた宮部は、嘉永三年(1850年)、九州遊歴で熊本を訪れた吉田松陰と出会う。
文久二年(1862年)、熊本に戻っていた宮部は、京都に上り肥後藩の興起を促すことに努めたが、八・一八の政変により、三条実美ら七卿らとともに長州に落ちることに。
再起を期して再び京都に潜入したが、元治元年(1864年)6月5日未明、新選組に捕縛された同志を救出するため、京都三条小橋池田屋で、長州、土佐、肥後の尊王攘夷派とひそかに会合。そこを新選組に襲撃される。これにより宮部鼎蔵は自刃し、四十五歳の生涯を閉じた。

薩摩藩

西郷 吉之助(さいごう きちのすけ/演:宅間孝行)

出典: www.oricon.co.jp

徳川幕府

井伊 直弼(いい なおすけ/演:高橋英樹)

第15代彦根藩主で、江戸幕府大老。朝廷の反対を押し切って日米通商条約を結び、開国の道を開く。活性化する尊王攘夷派の動きに目を光らせ、幕府の方針に対抗する勢力を次々に粛清していった。そして「安政の大獄」で、ついに吉田松陰を処刑。その強引な手腕は多くの反発を招き、万延元年(1860年)3月、大雪の中、対立を深めた水戸藩の脱藩浪士らによって、江戸城・桜田門外で暗殺された。

『花燃ゆ』の用語

松下村塾(しょうかそんじゅく)

主人公・文が兄や夫、そして多くの志士たちと青春時代を過ごし、彼らの思想や志に触れていく、物語の原点となった場所。
文の兄である吉田松陰が主宰した私塾で、身分に関係なく、多様な若者たちが集まって教えを受けていた。後の明治維新で活躍する多くの人材を輩出し「明治維新の胎動」と呼ばれている。

長州藩(ちょうしゅうはん)

ドラマの主な舞台であり、文が生まれ育ち、生涯の大半を過ごす場所。 現在の山口県にあたる地域を支配していた藩で、毛利家が藩主を務めていた。
幕末には、薩摩藩(現在の鹿児島県)と並んで倒幕の中心的役割を担い、明治維新を主導。尊王攘夷運動の拠点の一つであり、激しい政治抗争の舞台となった地域でもある。

禁門の変(きんもんのへん)

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