妹さえいればいい。(ラノベ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『妹さえいればいい。』とは、平坂読による青春ラブコメライトノベル、およびそれを原作としたアニメ作品である。
今をときめくライトノベル業界を彩る作家たちを舞台に妹をこよなく愛する小説家『羽嶋伊月』を中心とした個性豊かな登場人物たちが繰り広げていく、青春ラブコメ作品。

ニックネーム『ぷりけつ』として働くイラストレーター。
伊月とは違う『尻フェチ』であり、千尋のことを『先年に一人の神ケツ』として、彼女のズボンを脱がす事もあった。
締め切りがあるにも関わらず逃亡している事がバレ、編集者の土岐に捕まった、そして北海道の現地にて一週間ホテルに閉じ込められた。
また千尋のケツを見ただけで、彼女の性別を判別した。

大野アシュリー(おおの あしゅりー)

自称32歳の女性税理士。
忙しさにかまけ、部屋の掃除をおろそかにする所やまた作家の趣味などをいやらしげに漁る性質を持つ。
部屋の汚さは伊月以上だったため、バイトに来た千尋に本気を出させた。

三国山蚕(みくにやま かいこ)

伊月の作品、『妹法学園』のコミックイラストを担当している。
彼女自身、実力は十分にあるのだが下着をこよなく愛してしまっている事もあって、作中にあるはずの裸場面を勝手に下着にしたりと問題行動を起こし、伊月と衝突したが彼女自身の実力によって原作をねじ曲げる事に成功する。
しかし、那由多と宮子の頑張り(裸になって、絵の参考にされた)の甲斐あって原作通りの伊月が求めるものとなった。
頭のリボンと思われたそれは下着で在り、下着を顔に被ることで彼女の実力が発揮されると本人は語っている。

『妹さえいればいい。』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

伊月が健次郎に原稿を見せるシーン

第一話の冒頭、伊月は健次郎に原稿を見せる。その内容とは、起きた直後に妹とキスを交わす、妹が入った風呂の水で顔を洗い、妹のブラジャーで顔を拭く、などといった常軌を逸した内容だった。もちろん健次郎によりその原稿はボツにされた。
伊月がどれ程の妹バカなのかがわかるシーン。

「絶対に離れてやるもんか…!」

京と伊月は大学で出会った。京から見ると周りの人間と違って友達も作らず黙々とパソコンを打っている伊月は確固たる自分を持っているようだった。興味を持った京は伊月と話すようになった。しかし、それからしばらくして伊月はあっさりと大学を辞めてしまった。京が伊月に電話をかけると、伊月は「ハッハッハー!やはりオリコントップ10ランカーの天才売れっ子作家の俺には大学など時間の無駄でしかないと悟ったまでだ。」と言い放った。京は伊月が本気で「時間の無駄」と言っているのが分かった。電話を切った京は「絶対に離れてやるもんか…!」と呟いた。
京がどれだけ伊月のことを思っているのかが分かる。

「ダメだ!この子たちは純粋に俺が愛でる為に買ったものだ!それを資料なんて無粋なカテゴリに入れたくない!」

伊月は税理士である大野アシュリーと対面する。アシュリーは伊月の部屋を物色して経費であげられそうな物を探す。そこでアシュリーは伊月がコレクションしている妹キャラのフィギュアを経費にしようと提案する。それを聞いた伊月は「ダメだ!この子たちは純粋に俺が愛でる為に買ったものだ!それを資料なんて無粋なカテゴリに入れたくない!」と言って反発した。
妹に対するただならぬこだわりが見えるセリフである。

「見てろよ世界。僕が…俺が主人公だ!」

伊月は早くに母親を亡くし、元気をなくしていた。そんな時、三田洞彩音という女子高生が現れる。彩音は伊月の家の家政婦の娘で、母親から伊月の話を聞いてやってきていた。それから彩音は度々伊月の家を訪ねるようになり、伊月は彩音に恋をした。伊月は彩音に告白をする決意をするが、ある日、彩音から失恋したことを告げられた。伊月は彩音に気持ちを伝えるが、彩音は伊月を恋愛対象として見ていなかった。伊月は「主人公になりたい」と思った。
それから伊月は自分で小説を書く気になった。今ならば妹への愛や幻想、痛々しい失敗、苛立ちや劣等感、主人公になりたいという渇望を書ける気がしていた。そして伊月は「見てろよ世界。僕が…俺が主人公だ!」と宣言する。
伊月が小説家を目指すことを決めたセリフである。

『妹さえいればいい。』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):Choucho『明日の君さえいればいい』

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