ヴァイオレット・エヴァーガーデン(Violet Evergarden)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とは、暁佳奈によるライトノベル作品。京都アニメーションによりアニメ化された。京都アニメーションが開催している「京都アニメーション大賞」で初めて大賞を受賞した。心を持たない少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人に残された言葉を理解するため、「自動手記人形」と呼ばれる代筆屋の仕事に就く。ヴァイオレットは依頼人との出会いから少しずつ人間らしい心を育み、敬愛する上官「ギルベルト」が残した「愛してる」の意味を知る。

C.H郵便社

ベネディクト・ブルー

CV:内山昂輝

C.H郵便社で働く青年。
アニメ版ではホッジンズとは会社の設立前からの腐れ縁で、ホッジンズに敬語を使わず怒られていた。
ヴァイオレットに仕事を教えるようホッジンズから頼まれる。
ヴァイオレットに制服を渡したところ、ヴァイオレットが目の前で着替えを始めてしまい、顔を赤らめた。
しかし、顔を赤くしながらも、指の隙間からしっかり見ていた。
カトレアとホッジンズのただならぬ会話を聞いた際も、二人の関係を察し赤面していた。
原作版では戦闘能力が高く、アニメ版では身体能力の高さでヴァイオレットをピンチから救った。

カトレア・ボードレール

CV:遠藤綾

C.H郵便社の自動書記人形。
ヴァイオレットに自動書記人形の仕事の指導をした。
人々を魅了する文才があり客から人気がある。
手紙の代筆はほとんどカトレアに仕事が行き、エリカとアイリスは少なからずそのことに不満を持っている。
ホッジンズとは友人以上の関係のような描写がある。
ベネディクトとは日常茶飯事で喧嘩をしているらしく、一同が呆れていた。
C.H郵便社で一番の人気ドールであるが、その事を鼻にかけず、ヴァイオレットたち後輩の面倒を見る。
特に軍出身でギルベルトを亡くしたヴァイオレットの事を気にかけており、ヴァイオレットに「自分のしてきたことで燃えている」と言ったホッジンズを責めた。
ギルベルトの死を知ったらヴァイオレットが強く傷つく事を察していたため、ヴァイオレットがギルベルトの死を知らされた際にもまだ真相を話すのは早いとホッジンズを止めていた。
原作版よりもアニメ版の方がお姉さん役としての面が強い。

エリカ・ブラウン

CV:茅原実里

アニメオリジナルキャラクター。
C.H郵便社の自動書記人形。
以前にも自動書記人形をしていた経験がある。
盲目の小説家・モリー・オーランドの小説を読んで、自身も心を動かす文章を書きたいと自動書記人形を志した。
大人しい性格から人とのコミュニケーションが苦手で、依頼主に手紙の内容を気に入ってもらえず、自信をなくしていた。
そんな時に、必死に自動書記人形になろうとするヴァイオレットを見て、初心を思い出した。
ヴァイオレットの「愛しているを知りたい」という気持ちに心を動かされ、依頼人と揉め事を起こすヴァイオレットが問題視された際に、ヴァイオレットを辞めさせないで欲しいとホッジンズに強く頼んだ。

アイリス・カナリー

CV:戸松遥

アニメオリジナルキャラクター。
C.H郵便社の自動書記人形。ヴァイオレットをのぞいてもっとも新人。
主な代筆依頼がカトレアばかりになってしまっていることに不満を漏らす。
ヴァイオレットの働きぶりを見て、クビにしたほうがいいとホッジンズに言っていた。
故郷にいる幼馴染「エイモン・スノウ」に告白するが失恋したことと、自動手記人形という職業への憧れから猛勉強の末にC.H郵便社に入社。
両親がアイリスに代筆依頼をし、ヴァイオレットと共に故郷カザリへ行く。
初めは機械のようなヴァイオレットを嫌っていたが、ヴァイオレットがギルベルトを強く想っている事や「愛しているを知りたい」と思っている事を知り、考えを改める。
その後は同僚として仲良くするようになり、ヴァイオレットがギルベルトの死を知って引き篭もってしまった際にはエリカと一緒にヴァイオレットに手紙を書いた。
この手紙はヴァイオレットが初めて貰った手紙となり、ヴァイオレットが立ち直るきっかけの一つとなった。
名前の由来は、生まれた日に咲いていた花・アイリスから。

ローランド

CV:各務立基

アニメオリジナルキャラクター。
C.H郵便社に勤務する配達員。
ギルベルトの死を知って引き篭もってしまったヴァイオレットに手紙を届けたり、ヴァイオレットに配達を手伝ってもらい「届かなくて良い手紙なんてない」と語った。
この出来事がヴァイオレットが精神的に立ち直るきっかけとなった。

家族関係者

ティファニー・エヴァーガーデン

CV:沢田敏子

エヴァーガーデン家の当主・パトリック・エヴァーガーデンの妻。
ヴァイオレットの後見人となる。
戦争で息子を亡くしており、ヴァイオレットに優しくしようとするが人との接し方が分からないヴァイオレットを持て余し、ヴァイオレットは一人で暮らす。
原作では同居し、ヴァイオレットに淑女の教育をしている。

ディートフリート・ブーゲンビリア

CV:木内秀信

ギルベルトの兄で、ブーゲンビリア家の長男。
「辺境伯」の称号名で呼ばれ、海軍大佐をしているヴァイオレットの元主。
実家とは疎遠になっていたがギルベルトとは連絡を取り合い、持て余していたヴァイオレットをギルベルトに預けた。
原作では仲間を殺したヴァイオレットを恐れと憎しみから殺人人形と呼び、一番信頼するギルベルトに預ける事に複雑な気持ちを抱いていた。
ヴァイオレットを人間として扱わず、ヴァイオレットが人と人を繋ぐ職業である自動手記人形をやっている事を責めた。
しかしヴァイオレットが人間として成長してる事を知ると、ギルベルトの代わりにヴァイオレットに生きるように命令した。
だがヴァイオレットは命令はもう必要ないと、自分の意思で生きていく決意をし、ギルベルトもそんなヴァイオレットの存在を少し認めるようになった。

ブーゲンビリア夫人

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