ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story（ときメモGS3）のネタバレ解説・考察まとめ

警察沙汰

主人公と琥一が下校していると人だかりが出来ていて警察がいた。すると警官が「君は桜井琥一君だろ？桜井兄弟の、上の」と琥一に話しかけてきた。琥一が「だったらなんスか」と返すと「いやぁ、今そこで喧嘩があってね？余多門高校の生徒が、重傷を負ったんだ」と話してきた。それを聞いた琥一は琉夏がやったのかもしれないと瞬時に思った。
そして警官は執拗に琥一に話を聞かせてくれと疑ってかかる。主人公は必死にここを通りかかっただけだと説明しても警官は「君、この辺りで彼らとケンカしたことがあったろ？付近の人が見てるんだよ。確か、弟もーー」と琉夏のことも話に出した。その瞬間琥一は「俺です」と嘘をついた。琉夏がやったと思い込んで罪を背負ったのである。そして主人公のことも巻き込むまいと知らないの一点張り。

そして主人公は琉夏に連絡し、琉夏が関わっていないことも知った。結局余多門高校の生徒同士のケンカだったということが判明して琥一は釈放される。そして琉夏はなぜ琥一はウソをついたのかという主人公に「責めないでやって。コウはさ、俺をかばったんだ。俺、信用ないから」と言い「アイツはさ、バカで乱暴で、自分の気持ちもよくわからなくて、でも…… いいヤツなんだ。きっと、誰かのためにしか生きられない。そして、その誰かは、もう、俺じゃない。……俺たちはもう、大人にならなきゃ」と言い残し去って行ったのだった。

ケンカは卒業

主人公と出会ったことによってケンカをする生活から離れようと余多門のヤンキーに「俺たち兄弟にもう関わらないでくれ」と告げた琥一。
琉夏も琥一も余多門の挑発をかわしてきていたが、最近は1人のところを狙われるようになってきた。学校の前に車を横付けして琥一を連れ去ろうとしていることを琥一は確信した。琉夏と主人公を守りたい琥一はもうすぐここに到着してしまう琉夏と後ろから青ざめながら「琥一くん！」と震える声で呼ぶ主人公を巻き込むまいと「カンケーねぇ。行くぞ」と1人でその車に乗り込んでしまう。
複数の相手に蹴られてフラフラになりながら「許してくれ」とこの因縁を終わらせようとプライドを捨てて頼みこむが聞き入れてもらえない。
なんとか解放された琥一は主人公に会いたくなり主人公の自宅近くの公園まで来たが動けなくなる。

主人公が琥一を見つけ話しかけると「これで少し奴らのアタマが冷えりゃしめたもんだ。体の傷なんて、休めば治る」と言い続けて「どってことねぇよ。いい加減、バカやんのも終わりにしねぇとな、…だろ？」と主人公のためにケンカはやめることを誓った。

告白エンディング

卒業式の日にサクラソウの真実を知るために主人公は教会へ向かう。そこに琥一が入ってくる。
「俺は汚ねぇやつだ。ずっと主人公が好きだったけど琉夏にも主人公にも自分にも嘘をついてきた」と琥一が言う。
そしてもう嘘をつきたくないと言って「オマエが好きだ。俺の女になってくれ」と告白をしてくる。そして主人公は受け入れ琥一はサクラソウを手渡してくる。それを受け取ると琥一は主人公にキスをしてエンディングとなる。

不二山嵐ルート・エンディング

はじめての練習試合

柔道部に入部してマネージャーをしている主人公が初めての練習試合で緊張していた。嵐は「なんでおまえが？」と言ってきて主人公は嵐は緊張していないのかと聞くと「してる。するような相手と試合組んでもらったし」と言う。
柔道部顧問の大迫先生が強豪校のコーチを連れてきて生徒全員であいさつをする。

大迫が「一本！」と嵐の勝利を告げた。
嵐が「ありがとうございました。勉強になったっす」というと相手コーチが「それはこちらのセリフだよ。まさか、ウチの連中がまさかあそこまでやられるとは……なぁ、君……ひょっとして野瀬道場出身かな？」と言い嵐が「……はい」と答える。するとコーチは優勝もしていたのになぜわざわざなぜこの学校にきたのかと問うが嵐が返答に困っていることに気づき話を切り上げた。主人公が近づいていくと嵐は「……びっくりした。師範の名前が出てくるとは思ってなかった」と主人公に言う。
「そう。……やっぱいいな、コーチとかいると。一人だと、感じる。久しぶりに、師範キッツイ稽古つけてもらいてーな…… 」と言う嵐に対して主人公がもう一度入門出来ないのかと聞くと嵐は無言のまま答えることは無かった。なにか戻れない理由があるのではと主人公は心配する。

新名の入部

学校帰りに嵐は1人ではばたき城に来て自分の柔道人生を振り返っていた。
嵐は小さい頃体が弱く両親から柔道をして心身を鍛えなさいと言われ始めたのだった。
最初は行くのが嫌で泣きながら通っていたが尊敬する師範に出会い試合で優勝したりして柔道が大好きになっていた。
しかし高校を受験する際に両親から「もう十分始めた目的は達成したから今後は将来のためにはばたき学園に入って勉強して、大学に入って身の丈にあった会社へ就職しなさい」と言われた。
柔道の強豪校に入ろうとしていた嵐にとって寝耳に水だった。しかし両親の勧めを断れずに柔道部が無いはばたき学園に入部する。
しかし大迫先生と主人公に出会い柔道部を立ち上げることが出来て柔道を続けていることは両親は知らない。
そんなことを新名が入部したことで昔の自分と新名を重ね合わせて回想する嵐であった。

引き抜き

ある日の部活後一体大付属（柔道強豪校）のコーチが不二山に会いに来ていた。
不二山はなぜコーチが来たのか理由が分かっていた。主人公が大迫先生を呼んでくるかと問うといいからあっちに行ってくれと言われ主人公はその場を離れる。

嵐が「お疲れさまです。……例の件っすよね」というとコーチ「ああ、転校の決心はついたかな？」と言う。
主人公は話が聞こえてしまい動揺しているとコーチは続ける。
「前にも話したとおり、転校にかかる一切の費用はこちら持ちだ。ご両親の説得も、もちろんこちらで引き受ける。心配は要らない。春の全国大会で優勝するには君が必要なんだ」と熱心に嵐に頼み込む。
しかし嵐は「………… ありがとうございます。そこまで評価してもらって嬉しいっす。でも、俺はここにいます」と断ってしまう。理由は主人公と作り上げたこの柔道部の仲間と柔道をしたいとのことだった。
念願だった強豪校を仲間のために断った嵐に主人公は後悔しないのかと聞く。すると嵐は「俺の勝手で始めた柔道部に、今は仲間がいる。大迫先生だってそうだ。それを放っては行けねぇと思った。特に、おまえ」と主人公が大きな理由だと告げる。
続けて嵐は「おまえだけが、はじめからの仲間だから」と主人公に告げる。そして明日からまた一緒に頑張ろうと励ましあう。

父と子

両親に柔道を続けていたことを内緒にしていた嵐だったがついに言うときがきた。そしてこれからも柔道を続けたいとも告げた。
父は10分以上黙ったままで母も何も言わない。そして父は「わかった」と告げた。嵐は父の反応に驚いた。更に父が出した条件は「その代わり、大学には必ず行くこと。一流でも二流でも……一流体育大学でも、どこでもいい」というものだった。
嵐は嘘をついて続けてきて3年間親不孝してきたのにと言うと「親不孝？3年間でこうも成長した姿を見せておいて、どこが親不孝だ」と父が言った。今まで抱えていた罪悪感や親とのわだかまりが消え去り嵐は大学受験へと向かって勉強を始めるのだった。

告白エンディング