ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story(ときメモGS3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story(ときメモGS3)』はコナミデジタルエンタテインメントがニンテンドーDS向けに発売した女性向けの恋愛シュミレーションゲーム。その後PSP版も発売された。主人公が高校生活を送りながら恋愛をして卒業式に告白されることを目指す。10人の男の子と恋愛出来る。シリーズ初の三角関係システムで2人の男の子が主人公を奪い合ったり、W大接近モードで大画面に映し出される2人の男の子の顔にタッチして反応を楽しんだりという新しいシステムも魅力である。

夕暮れの音楽室

決意を主人公に語る聖司

ある日の放課後聖司からメールが届く。音楽室、とだけ書かれたメールだったが主人公は向かった。
すると設楽はピアノの前に座り「一曲弾くからその辺で聞いてろ」と主人公に言った。いつもは気が散るからと一緒にいさせてもらうことすら出来ない主人公は驚いた。いつもと違うと言うと「コンクールじゃ何百人もの観客が来るんだぞ。おまえ一人くらいどうってことない」とまたコンクールを目指し練習を始めることを告げられる。
「俺にはやっぱりピアノしかない。もう逃げるのはやめだ」と今までピアノから逃げていたことも告げる。
「……これでも昔は国際コンクールの常連でさ。あちこちで賞を取りまくって、神童だなんて言われていい気になってた。中学二年の秋までは……。その時のコンクールでとんでもない奴が現れて……アレには勝てないって演奏を聴いた瞬間に悟った。同時に怖くなったんだ。俺にはピアノしかないのに、負けたらどうなる?」とピアノ漬けだった聖司の敗北への恐怖感が分かる。
「だから逃げ出したんだよ。結果さえ出さなければ、負けたことにはならないと思った。いつも弾いてる曲、そのコンクールで弾くはずだったんだ。馬鹿みたいだよな。飽きるまで弾いて、飽きたらピアノを捨てられると思ってたんだ。でも、気が変わった。おまえのせいだぞ」とまた弾くきっかけは主人公だったと告げられる。
更に「覚悟を決めたってことだよ。だからここから本気でいく。その一番最初の演奏を、おまえに聴かせてやるよ」と一番に演奏を主人公に聞かせると約束したのだ。

告白エンディング

当時の苦悩を語る設楽

卒業式の日、教会に主人公が行くとすでに卒業していないはずの聖司が立っていた。
「俺はピアノをやめるためにはばたき学園に来た。でも気付けばピアノを弾きに音楽室に行っていた。自分でも何してるんだと嫌気がさしていたがオマエに出会った。そこからはピアノとも向き合えたしその結果いまやっと道が見えてきた。でもなにをしていてもオマエの顔が離れない。このままじゃ前に進めないからケジメをつけさせてくれ。お前が好きだ。気持ちを聞かせてほしい」と告白される。主人公は受け入れる。
するとパスポートはあるかと聞かれ、なぜかと聞き返すと「お前はパリに留学するんだよ。その手続きはもうしてあるから来い」と強引にパリにいこうと言われる。主人公が急すぎるから考えさせてくれというと「考える時間はやる。でも形にしないと不安だ」と言い、キスしてエンディングとなる。

紺野玉緒ルート・エンディング

リーダーの重圧

主人公が生徒会執行部の入部して初めてのはばたき学園の文化祭が開催された。舞台の目玉として、人気ロックバンド”SUPER CHARGER”を呼ぶつもりが、失敗してしまった。その企画を聞いたときに軽率にオッケーを出さずに止めるべきだったと玉緒は自分の当時の判断を誤ったことをずっと後悔していた。はばたき祭から三日後の生徒会執行部定例会議。
議題は”はばたき祭の反省会”だった。執行部の信頼をガタ落ち等のブーイングが起こっている中紺野は皆に向かって頭を下げて「みんな、すまなかった」と深々と頭を下げるとみんなぎょっとした顔で今までブーイングを言っていた人も焦って態度を変える。
ぴんと張りつめていた空気が柔らかくなり一安心したが、他の人が生徒会長なら自分と違う責任の取り方するんだろうなとつくづく自分はリーダーの器じゃないと思い始めていた。

行動力を褒められ照れる玉緒

しかしその年のクリスマス会を執行部のみんなでしていると”SUPER CHARGER”が突然現れた。みんなが感激しているとボーカルが「えーと、まず謝らせてくれるかな。本当はオレ、はば学の文化祭にお邪魔する予定でした。それが大人の事情で急にダメになっちゃって……楽しみにしてくれたみんな、ホントごめん!」と文化祭の時の真実を知る。
そして続けて「君の熱心な勧誘のおかげで、うちのマネージャーがついに折れたんだ。」と熱心に玉緒が頼み込んだことを知った主人公と執行部のメンバーは玉緒の今までとは違う行動力に感動する。玉緒自身その行動の原動力は主人公なのだと気付く。

2人乗り

主人公を後ろに乗せて気持ちよさそうに走る玉緒

ある日の放課後、校門の外で玉緒が主人公を待っていた。主人公を一緒に帰ろうと誘った玉緒は自転車の後ろに主人公を乗せ2人乗りで走り出した。
いつもは電車通勤の玉緒だが今日は自転車で来たのだという。遠くないのかと主人公が尋ねると「まぁね。でも、たまにこうして風を切りたいときがあるんだ。がむしゃらに漕いでると頭がからっぽになって、自分をリセットできるような気がして……」と、いつも温厚で悩みなど見せない玉緒が色々考えている様子が分かる。そんな時に主人公にも一緒にいてほしいということから、玉緒にとって主人公が居心地がいい存在になっているのである。

玉緒の卒業

3年間の思い出を振り返る玉緒

ついに玉緒は卒業式を迎えた。生徒会長として人望の厚い玉緒は生徒から引っ張りだこで主人公のもとにたどり着くまで時間がかかった。主人公がモテモテでしたねと伝えると「やめてくれよ……生徒会長だったからってこんなときばかり持ち上げるんだ。……でも、そう呼ばれるのも最後だと思うと、やっぱり寂しいな。あっという間の3年間だったな…」と噛み締めるように3年間を振り返る。

辛かった事もいい思い出だと語る玉緒

玉緒は高校生活の3年間を振り返り、生徒会長の肩書は周りの顔色を伺ってみんなの期待に応えないといけないという重圧で辛かったという。
生徒会長としての玉緒の心の重圧を初めて知り主人公はなにも言えず立ちすくむ。しかし振り返ると全部いい思い出だったという玉緒に主人公はほっとする。
玉緒は「……駄目だな、君には言わなくてもいいことばかり言ってる。これからは今までみたいに会えなくなるんだな。いや、その分もっと一緒に出かけよう。また連絡するよ」と卒業しても主人公と会う約束をしてはばたく学園を卒業していった。

告白エンディング

告白をする玉緒

卒業式の日、主人公は教会にやってきた。すると卒業したはずの玉緒がいた。なぜここにいるのか尋ねると「君に会いに来た。僕は高校に入学したとき学校が好きではなかった。生徒会や学級委員長も頼まれたら断れなくて今までしたくないけどしてきた。周りを失望させないために。でも君に出会って自分の変化に驚いている。自分の見せたくない部分も君には自然に見せてしまっている。いつの間にか学校も好きで戻りたいとさえ思ってしまうよ。でも、もう戻れないけど君の隣にはいたい。君が好きなんだ」と告白される。
主人公が私もですと気持ちにこたえると「君に触れられるたびに僕も触れたかった」とキスをしてエンディングとなる。

新名旬平ルート・エンディング

ナンパでの出会い

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