ペット2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ペット2』とは、2019年公開のアメリカのアニメーション・コメディ映画で、『ペット』の続編である。製作会社はイルミネーション・エンターテインメント。監督は引き続きクリス・ルノー。共同監督はジョナサン・デル・ヴァル、脚本はブライアン・リンチが務めている。ペットがどう考え過ごしているのかというのが描かれた物語である。小型犬マックスは大型犬デュークと平和に過ごしていたが飼い主が妊娠しリアムが産まれたことで、心配性のマックスは行動障害を起こす。そんな性格のマックスの成長が見られる作品である。

セルゲイは電車でサーカスへ向かっており、マックスとスノーボールは電車の後ろに飛び乗っていた。
電車の上に上がったマックスとスノーボール。後ろ向きで歩いていたスノーボールは天井の窓から電車の中へと落ちた。マックスはスノーボールの心配をしたが、狼たちに見つかってしまい逃げる。

スノーボールは電車の中でデイジーを見つけるが、デイジーは大砲の中に詰められていた。スノーボールはデイジーを助けようとするが、セルゲイのペットである猿のリトルセルゲイに見つかってしまう。
リトルセルゲイはデイジーがいる大砲に火をつける。

しかし、なんとか大砲から逃げ出したデイジーが、リトルセルゲイを蹴って大砲に入れた。火が付いた大砲はリトルセルゲイを吹き飛ばした。

成長したマックス

一方マックスはフーを見つけて、助けようとしていた。しかし大砲で飛ばされたリトルセルゲイが空から飛んできて、マックスとぶつかり電車から落ちてしまう。電車は走って行ってしまうが、マックスは諦めず近道を利用して電車前方に飛び乗る。

運転席にいたセルゲイを見つけたマックスは、セルゲイを攻撃する。運転手は危険だと思い電車を止めた。電車から降りたセルゲイはマックスたちに銃を向けるが、ギジェットたちが乗る車に轢かれてしまう。
猫おばさんは状況を察してか、車をバックし立ち上がろうとするセルゲイをもう一度轢く。そして猫おばさんの車でマックスたちも一緒に帰ることになった。

その後フーのことを猫だと思っている猫おばさんが、フーを飼うことにした。

リアムは幼稚園に通うことになり不安そうな顔をするが、マックスが背中を押してくれる。デュークがマックスに「大丈夫か?」と聞くとマックスは「大丈夫」と笑顔で返した。
リアムは一度マックスとデュークの元に戻って「大好きだよ」と抱きしめる。その後ケイティとチャックに別れを告げ、元気に幼稚園に入って行った。

『ペット2』の登場人物・キャラクター

主要キャラクター

マックス

CV:パットン・オズワルト/設楽統(日本語吹き替え)

『ペット2』の主人公。犬種はジャック・ラッセル・テリア。心配性で怖がりな性格。飼い主のケイティがリアムを産んでからは子守担当になり、危険な目に遭わないように常にリアムのことを見守っている。その過度な心配性が原因でストレスになり、首元を掻く行動障害を起こす。その後農場でルースターと出会い、経験は大事なものと学ぶ。怖がりであったが、ルースターならどうするかを考え電車に飛び乗ったりと危険を冒してまで仲間を助けようとした。リアムには幼稚園は必要ないと思っていたが、経験させることが大事だと分かった後笑顔で幼稚園に送った。

マックスの家族

デューク

CV:エリック・ストーンストリート/日村勇紀(日本語吹替)

マックスと共に暮らす親友である。犬種はニューファンドランド。おおらかな性格。デュークはマックスが首元をよく掻くのを見ていたので心配していた。それからはあまりマックスのストレスにならないように、マックスに話を合わせるようにしている。農場に旅行に行った際、デュークは牛を見つけ「モー」と何度か牛に向かって鳴きまねをするが、牛からバカにされる。牛から犬の存在をバカにされてもデュークは怒らず「じゃあな」と言ってその場を去った。

ケイティ

CV:エリー・ケンパー/佐藤栞里(日本語吹替)

マックスとデュークの飼い主。優しい性格である。チャックと出会いリアムを出産。リアムが産まれた後マックスはストレスで首を掻くようになってしまったのをいち早く気づき動物病院に連れていく。リアムが幼稚園に初めて行く日にはチャックと共に泣いていた。

チャック

CV:ピート・ホームズ/木村昴(日本語吹替)

ケイティの結婚相手で、優しい性格。叔父・シェップの農場に皆を連れて行き楽しませようとする。リアムを散歩に連れて行ったり育児に協力的。リアムが幼稚園に初めて行った日にはケイティと泣いたが、チャックの方が大泣きをしていた。

リアム

CV:ヘンリー・リンチ/井上一輝(日本語吹替)

ケイティとチャックの子供。マックスとデュークのことが大好きで、マックスに「大好き」と抱きつきながら言う。それからマックスから見守られるようになった。リアムはよくマックスとデュークと一緒に動きを真似して遊んでいる。ベビーサークルによく入れられているが1人でも楽しく遊ぶ。絵本『赤ずきん』で怖い狼が出てきてマックスは怖がったが、リアムは「いけない狼さん」と言いながら狼を叩くほど強い子供。

マックスとデュークの友人・その家族

ギジェット

3kokagawawa
3kokagawawa
@3kokagawawa

Related Articles関連記事

ペット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ペット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ペット』とは、2016年公開のアメリカのアニメーション・コメディ映画である。製作会社はイルミネーション・エンターテインメント。監督はクリス・ルノーとヤーロー・チーニーが務めている。マンハッタンとブルックリンを舞台に、飼い主がいない間のペットの暮らしぶりを描く作品である。小型犬マックスは飼い主と平和に過ごしていたが、ある日保健所から大型犬デュークを連れてきた。マックスはデュークを受け入れられないでいるが、一緒に過ごすうちに和解する話である。2019年には、続編『ペット2』が公開された。

Read Article

怪盗グルーのミニオン危機一発(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

怪盗グルーのミニオン危機一発(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『怪盗グルーのミニオン危機一発』とは、『怪盗グルーシリーズ』の第2作目で2013年公開の3Dアニメーションのコメディ映画。 日本の興行収入は25億円となった大ヒット作品。 監督は前作同様、ピエール・コフィンとクリス・ルノーが務める。 前作で三姉妹マーゴ、イディス、アグネスとすっかり打ち解けたグルーは悪党稼業から足を洗いよき父となり、すっかりマイホームパパになっていた。しかし、巨大磁石でとある極秘研究所が盗まれるという事件が起き、反悪党同盟はグルーに協力を仰ぐことになる。

Read Article

怪盗グルーの月泥棒(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

怪盗グルーの月泥棒(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『怪盗グルーの月泥棒』(原題: Despicable Me)とは、2010年に公開されたアニメーション映画。 『怪盗グルーシリーズ』の第1作であり、ユニバーサル・ピクチャーズ配給映画初の3Dアニメ作品となっている。 グルーは性格のねじまがった泥棒で、黄色いミニオンズを手下にして悪事を働いている。ひとつ大きな盗みをしようと月泥棒を計画していると、ひょんなことから孤児院で暮らす3姉妹を引き取ることになる。3姉妹に手を焼き、ライバル泥棒ベクターと戦いながら、次第にグルーは子供たちに心を開いていく。

Read Article

目次 - Contents