ミステリと言う勿れ(田村由美)のネタバレ解説・考察まとめ

『ミステリと言う勿れ』とは田村由美により『月刊フラワーズ』2017年1月号に読み切りとして掲載され、2018年1月号より連載を開始したミステリー漫画である。2022年1月より、菅田将暉主演でテレビドラマ化された。心理学を学ぶ大学生・久能整(くのうととのう)が様々な事件に巻き込まれ、会話から事件の本質をあぶり出していく。ミステリー漫画でありながら、謎解きよりも登場人物の悩みを解決することに重きを置いており、整が話す内容に読者は共感したり既成概念に疑問を持つこととなる。

久能 整(くのう ととのう/演:菅田 将暉)

3月生まれの魚座。心理学も学ぶ教育学部の大学生。教師を志している。
カレーライスは好きだが、それ以外のカレー味は苦手。
画家はレンブラントが好き。

トイレは小便も座ってする。
ガロのことが家に遊びに来て欲しいと思う程好き。ライカには異性としての好意がある。
他人の真似をする癖をガロに指摘され、気を付けている。
他人の家のお風呂や他人に洗濯されることが、生理的に無理である。そして、人がいる中で眠ることが苦手。
本人は否定しているが、子どもの頃に広島に住んでいた雰囲気がある。そして、「とろろ」が子供の頃のあだ名かもしれない。
心理カウンセラーの喜和と大学の准教授である天達とは、子供の頃からの知り合いである。
小さい頃に母親を亡くしており、母親の自殺を他殺だと考えている。父親と父方の祖母に母共々、無体な扱いを受けていた。

池本 優人(いけもと ゆうと/演:尾上 松也)

巡査。
妻と子供がいる。
整を気に入っており、整によく話を聞いてもらっている。そして、捜査情報をよく漏らす。
育児を権利ではなく義務と感じていることを整に指摘されてから、権利と思うように努めている。

犬堂 ガロ(いぬどう がろ/演:永山 瑛太)

整と初対面のバスジャック時は熊田 翔(くまだ しょう)と名乗った。ガロは漢字では我路と書く。
愛珠の弟でハヤとオトヤのいとこ。実家が金持ちのお坊ちゃん。
愛珠を殺した煙草森を殺害した容疑がかかっており、警察から身を隠している。そして横浜の事件では指紋を残してしまい、余計に警察の目を引いている。
汐路と友人で、婚約者のふりをする約束をするほどの仲。
左利き。描いた絵に左利きの癖が有り、整に素人の下手の横好きレベルと言われたことを根に持っている。
乙女座。

ライカ(演:門脇 麦)

病院に入院している少女。
解離性同一性障害で、主人格の名前は千夜子(ちやこ)。ライカの人格は、春には統合されて無くなる。
『自省録』を暗記しており、それを使った書籍暗号で喋る。
天使に救われた子供の1人である。天使について調べて欲しくて、整に接触する。後に、整の良き話し相手となる。
ライカとはカメラに由来する名前である。

大隣警察署関係者

青砥 成昭(あおと なりあき/演:筒井 道隆)

巡査部長。
前はもっと大きな警察署にいたが、冤罪事件を起こし飛ばされて来た。その事件は鍵山事件と呼ばれ、青砥はその事件の容疑者である小諸(こもろ)をずっと犯人であると確信していた。しかし整に指摘され、考え直すことにする。後に娘の友香の誘拐事件をへて、犯人を知る。
鍵山事件の裁判後、冤罪を作った刑事として雑誌に晒される。そのため幼馴染の妻と離婚した。友香とは血が繋がっていないが深く愛している。
横浜港中央署の備前島とは知り合いである。

風呂光 聖子(ふろみつ せいこ/演:伊藤 沙莉)

巡査。大隣署一係で唯一の女性刑事。その立ち位置に悩んでいたが、整のアドバイスで吹っ切れる。
飼っていた猫を亡くしている。

乙部 克憲(おとべ かつのり)

画像右が乙部

巡査。
妻と年頃の娘がいる。娘の授業参観や入学式、卒業式に参加する子煩悩な父親。

犬堂家の人々

犬堂 ハヤ(いぬどう はや/演:久保田 悠来)

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