はっぴいえんど(HAPPY END)の徹底解説まとめ
はっぴいえんどは1969年から1972年まで活動し、3枚のアルバムを残した日本のフォーク・ロックバンドである。バンドの先進的なサウンドと日本語歌詞によって歌われる、いわゆる"日本語ロック"は後進のバンドに大きな影響を与えており、日本のロックミュージックに大きな影響を与えたバンドとして考えられている。
01 風来坊
02 氷雨月のスケッチ
03 明日あたりはきっと春
04 無風状態
05 さよなら通り3番地
06 相合傘
07 田舎道
08 外はいい天気
09 さよならアメリカ さよならニッポン
1973年2月にリリースされたはっぴいえんどのサードアルバムであり、最後のスタジオアルバムである。
今作は1972年後半にロサンゼルスにあるサンセット・サウンド・スタジオで録音された。
ビーチボーイズやブライアン・ウィルソンらとの共作で知られるヴァン・ダイク・パークスが今作をプロデュースしている。
はっぴいえんどは本作がリリースされる2ヶ月前の1972年12月31日に正式に解散した。
はっぴいえんどの代表曲
春よ来い
1970年8月にリリースされたはっぴいえんどのファーストアルバムに収録されている曲。
作曲が大瀧詠一、作詞を松本隆が担当している。
歌の主人公は家から出て1人暮らしをしており、今までとは違い1人で年末を過ごしている。
東北から出て来た大瀧をイメージして松本が歌詞を書いたのではないかと言われている。
あやか市の動物園
1970年にリリースされたはっぴいえんどのデビューアルバムに収録された曲。
作曲を細野晴臣、作詞を松本隆が担当している。ヴォーカルは細野と大瀧でデュエットになっている。
1999年にリバイバル版としてリリースされた「あしたてんきになあれ」のシングル盤に今作のライブバージョンが収録されている。
ライブでは大瀧のみがヴォーカルを担当することが多かった。
しんしんしん
1970年リリースの「はっぴいえんど」収録曲である。
作曲は細野晴臣、作詞を松本隆が担当している。
2013年に本作をモチーフにした眞田康平監督の同名の映画「しんしんしん」が公開されている。
風をあつめて
1971年11月にリリースされた「風街ろまん」に収録されている曲。
作曲を細野晴臣、作詞を松本隆が担当している。
本作は矢野顕子、坂上香織など多くのアーティストによりカバーされている。
映画の挿入歌やコマーシャルにも度々使用される知名度の高い楽曲である。
暗闇坂むささび変化
1971年11月にリリースされたセカンドアルバム「風街ろまん」収録曲。
作曲を細野晴臣、作詞を松本隆が担当している。
タイトルになる暗闇坂は東京都港区麻布にある坂であり、松本の東京へ対するノスタルジックな気持ちが表されている。
原題は「ももんが」であった。
夏なんです
はっぴいえんどのセカンドアルバム「風街ろまん」に収録されている曲。
作曲は細野晴臣、作詞は松本隆が担当している。
夏の日差しが照りつける日本の情景を想起させる曲である。
のちに「花いちもんめ」のB面としてシングルカットされた。
あしたてんきになあれ
はっぴいえんどのセカンドアルバム「風街ろまん」収録曲である。
作曲を細野晴臣、作詞を松本隆が担当している。
1999年に宝島社「Sweet」のCMに使用されたことがきっかけで、同年にシングルCDとしてリリースされた。
明日あたりはきっと春
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