邦楽オルタナバンドのど真ん中・ストレイテナー特集
結成17年・ロックバンドとして不動の地位にあるバンド、「ストレイテナー(通称テナー)」。穏やかなナンバーから激しいロックチューンまで自由自在な演奏でファンの多い彼ら。今回は、改めてテナーの初期時代から現在までの名曲たちについて振り返ってみました。
最初は2人、それから3人、そして4人体制に
ストレイテナー(STRAIGHTENER)は、1998年に結成された日本のオルタナティヴ・ロックバンド。ghost records(自主レーベル)、EMI RECORDS所属。略称は「テナー」。
バンド名には「真っ直ぐにする人」という意味がある[2]。
出典: ja.wikipedia.org
現在のバンド名表記は「ストレイテナー」とカタカナですが、初期は「STRAIGHTENER」という英語表記でした。
1998年に幼馴染であったGt/Vo.ホリエとDr.ナカヤマの2人で結成され、2003年にBa.日向が加入。
2008年にGt.大山(通称OJ)が加入し、現在の4人体制となりました。
2009年には初の武道館公演を行い、大盛況のライブとなっています。
Gt/Vo.ホリエはFULLARMORと、ソロでもentとして活動。
ロックファンにとっては、Ba.日向はひなっちとしてNothing's Carved In StoneやFULLARMOR、killing boyでもおなじみですね。
また、Ba.日向とGt.大山はART-SCHOOLの元メンバーであり、
Dr.ナカヤマとGt.大山はanother sunnydayという別のバンドでも各パートを担当しています。
このようにそれぞれのメンバーが多彩に活動し、それゆえに相当実力派バンドともいえます。
ちなみにDr.ナカヤマはイラストレーターとしても活動していたりもします。
情景が浮かんでくるような美しく、叙情的な楽曲たち
テナーといえば、美しいメロディと叙情的な歌詞が魅力の一つ。
ピアノを使った楽曲も多く、その世界にはイントロからすぐに引き込まれてしまうようです。
テナーのスローテンポナンバーは、本当にすさまじく名曲ぞろいなのです。
特に「SIX DAY WONDER」はGt/Vo.ホリエの優しい歌声と、美しいピアノの音色が際立ってエモーショナルな一曲。
まさに晴れた冬の日に聴きたい一曲!
サビの疾走感と爽快感がいっそう冬の寒さを感じさせます。
目を閉じると情景が浮かんでくるようなエモさ満点のナンバー。
とにかく綺麗で、一切粗のない美しい楽曲がたくさん。ですが、これだけじゃなく、かっこいいロックチューンももちろんたくさん!
か、かっこいい…!ロックチューンも秀逸な名曲ばかり!
こちらはスリーピース時代のもの。
文字通りのキラーチューンで、今でもライブで根強く演奏される、先の静かで綺麗なナンバーとは真逆の超ロックな一曲。
サックス奏者の田中邦和とSOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビが楽曲に参加した豪華な仕上がり!
力強い歌詞とロックとジャズが融合した展開がすばらしいロックナンバーです。MVもかっこいい!
抜群の安定感でロックファンを魅了し続けるバンド
ライブの最後で演奏されることも多く、アップテンポなメロディの中に切なさ、美しさが見事に同居したテナーの代表曲の一つ。
バンプやアジカン、ACIDMANといった「ロキノン世代」の代表格ともいえるテナー。
各メンバーがそれぞれ幅広く活動しながら、これだけ安定感のある楽曲を生み出し続けるセンスはまさしく天才としかいいようがありません。
シングル、アルバム、どれも一切ハズレなしの名曲ぞろいです!
フルアルバムが今までに8作リリースされているので、興味を持たれた方はすぐに聴いてみることをおすすめします。
今年は「The Place Has No Name」、「NO ~命の跡に咲いた花~」、「DAY TO DAY」の3作をリリースし、ますます精力的な活動を行う彼ら。
「The Place Has No Name」は岡田将生主演のドラマのタイアップ曲となりました。
その美しいかつロックなメロディセンスとプレイでファンの多いストレイテナーの今後の活動にも期待大です!