ハイキュー!! / Haikyu!!

『ハイキュー!!』とは、古舘春一による高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2012年12号より連載され、2020年33・34合併号にて完結した作品。
春高バレーの中継を見た主人公、日向翔陽が「小さな巨人」と呼ばれるエースに心奪われ、憧れの烏野高校から全国大会を目指す話。「劇的青春」というキャッチコピーを掲げ、バレーボールのリアルな試合や個性的なキャラクターからファンの心をつかみ人気を博している。また、作中でバレーボールのルールや戦略を解説しているため、バレーボール経験のない人でも楽しめる内容になっている。
2018年には「高校生が"好きなマンガ・コミック"BEST10」の女子部門で1位となっており、シリーズ累計発行部数は最終45巻発売時点で5000万部を突破している。2014年よりテレビアニメがTBS系列で放送されており、2021年時点で第4期まで放送されている。原作とは違った試合の迫力や躍動感を感じることができるものとなっている。原作漫画、アニメ双方共に人気が高くファンが多い要因になっている。

ハイキュー!! / Haikyu!!のレビュー・評価・感想 (7/7)

ハイキュー!! / Haikyu!!
8

今までにない青春漫画!

週刊少年ジャンプにて大人気連載中の漫画、ハイキュー!!。
その名の通り排球、バレーボールを取り上げた作品となっています。舞台は宮城県。公立高校である烏野高校バレー部がバレーの大会で全国を目指します。バレーボールについて分かりやすく説明がしてあるので、ルールやポジションを知らないという人も勉強になり、楽しみながら読むことができます。
この漫画の主人公は高校1年生・日向翔陽。この作品には、日向翔陽をはじめとした登場人物がとにかく沢山登場するのが特徴です。登場人物のほとんどが、烏野高校バレー部のライバル校、対戦校ですが、この漫画の見どころは他にもあります。
この漫画には、登場人物全ての人にも過去やバレーボールに対する思いが詳しく描かれています。普通の漫画では、ライバルである相手はライバルのまま終わることが大半だと思いますが、このハイキュー!!は、ライバルが試合にかける思いでさえも主人公のように語られています。単純に言えば、全ての登場人物に感情移入がしやすい工夫がされているのです。ライバル校なのに、対戦校なのに、何故か負けてほしくないと思ってしまう。勝ってほしいと思ってしまう。なんだか不思議な気持ちにさせてくれる漫画に目が離せません。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

キャラクターの多彩さに驚き、全米が泣いた…。

今までにこんなバレー漫画を見たことがあるだろうか。否!ないはずだ!!スピード感、じわるセリフ、キャラの濃さ、紙媒体が衰退しているこの時代に、こんなにも胸を熱くし、次のページが気になって早く見たいと好奇心を掻き立てる漫画に久しぶりに出会えたと思っている。

舞台は烏野高校バレー部。高校の名前もいかしている。主人公の日向翔陽は、主人公にありがちな低身長がコンプレックスで、ハイスペックのくせにその実力を生かしきれない、少し残念な少年。もう一人の主人公の位置にいる影山飛雄は、最近の子らしい少し変わった名前に、空気の読めない絡みずらい子だが、バレーセンスだけはずば抜けた10年に1人のキセキの世代のひとりなんじゃないかと思わせる少年だ。まるで陰と陽、戦隊ヒーローなら何も考えずに突っ込んでいく赤にいつも突っかかっている黒。こんな2人が手をとり点を取り、私の心を鷲掴みにして離さないのだから困っている。
2人以外のキャラ作りも完璧で、嫌いなキャラが一人もいないのも魅力の一つだ。試合シーンの白熱した、まるで映像を見ているかのような描写も素晴らしいが、推しキャラが必ず見つかるであろう多彩さにも注目してほしい。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

リアルと願望の融合

高校生が春高を目指す男子バレーボール部のスポーツ漫画です。
子供がバレー部に入ったことで買い始めたのですが、親もすっかりハマってしまってます。スポーツ漫画でありがちな、「現実としてあり得ないよね?」という部分も多少はありますが、ほぼリアルに忠実だと思います。
コートの中での選手の動きや、どう考えてそのポジションの子が動くかなど、実際のプレーそのままです。高校生男子なので、それぞれいろいろ考えてるけど、イジメなど陰惨な映写は今の所なく、読んでいてスッキリ。思わず、手に力が入って読んでしまうほど、スポーツに無縁な人間でもスポ根が芽生えてしまう、それくらい読み応えのある漫画です。
そして、描写の仕方もすごくキレイで、選手が飛び上がる姿は、本当にそのカメラワークから物語が見えるかのように、立体的。人体を描くことをとても練習されてるんじゃないかと思います。
そして、それぞれのキャラクターも魅力的。いろんな性格の子がいて、個性豊かだけどひとつのことに向かって、頑張っている姿は涙を誘います。自分の息子たちが頑張っているかのように、応援してしまいます。アニメもやっているので、両方で見ていますがどちらも良いです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

悩んだ時、マンネリ化してきた人生に疲れた時、是非この漫画で元気を補給してほしい!

バレーボールは誰もが知っている競技でしょう。決してボールを落としてはいけない緊張感、たった一点でも、その一点のために走り続け、最後まで諦めずボールに食らい付く。そんなドラマチックな競技がバレーボールなのです。
「ハイキュー!!」は、そんなバレーボールに全てをかける高校生を描いた漫画です。熱血少年漫画、と一言で表すなかれ!時には思わずにやにやしてしまう場面あり、涙する場面あり、喜び思わず一人キャラクターに共感する場面あり。部活動をしていた人なら誰でも、「ああ、こんな青春を送りたかった!」と胸躍らせる事間違い無しでしょう。
登場人物も、主人公のみならず、他校の選手もまた魅力ある選手が勢揃い。曲者、お人好し、単純。様々な選手がいても、共通しているのはバレーボールへの愛。対戦相手でありながら、相手を尊敬し、勝つか負けるかの勝負を楽しめる。高校生ならではの熱意と、友情溢れるストーリーです。しかも、魅力的なのは天才的運動能力を持ちながら全てのプレーに置いて相方に「下手くそ」と常に怒鳴られる日向(メインキャラクター)がエースを目指しながらも様々なプレイでの技術面の向上を怠らない点。人間なら誰しも、もうダメかも、もうこれぐらいでいいかな、と思う時があると思います。しかし、日向はそんな事は思わないのです。悔しい、だからどうすればいいか考える。常に前を向いている。自分の努力を打ち砕くような相手に出会っても、自分が成長できる機会ととらえワクワクするほどに。
他のメンバーも魅力的な面々ばかり!自分よりもチームの勝利を優先し、自分をレギュラーから外すようにコーチに進言する3年制菅原。他の1年に比べ何の取り柄もなく活躍も出来ず、唯一見つけたサーブという武器をひたすら磨く山口。誰よりも格好良く前向き、技術も最高レベルでありながら常に進化を目指すムードメーカーのリベロ。もちろん他校の選手も書ききれないほどの魅力溢れる選手ばかりです。物語の展開には勿論ですが、それぞれの魅力溢れるキャラクターから自分の好きなキャラクターが絶対に見つかる事でしょう。彼らのようになりたいと、この漫画を見れば思わず前向きになれるはずです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

身長というハンデを乗り越えるバレーボールの青春活劇

物語は、中学校の男子バレーボール地区大会で、日向翔陽が念願の大会デビューをするところから始まります。今までバレー部には人数が足りず、翔暘はママさんバレーや壁当てなど、独自の方法で自主練してきた。そしてある日、街角の電気屋さんのテレビに映った「烏野高校」のバレーボールを見て衝撃を受ける。170cmほどの身長ながらコートを支配する「小さな巨人」の姿がそこにはあった。春高バレー出場という実績を烏野高校に刻んだ「小さな巨人」の栄光はストーリーが進むに従って徐々に明らかになっていきます。翔暘は身長160cm台の選手。しかし、念願叶って烏野高校に入学した翔暘は、影山飛雄という中学時代にも名を馳せた名セッターと共に全国大会(春高バレー)に向けて奇跡的な成長を遂げる。この物語は10巻辺りまでは翔暘と飛雄の2人の葛藤が描かれており「変人速攻」と呼ばれる翔陽と飛雄のコンビネーションを中心にまだまだ未熟な存在として伸び代を匂わせながらストーリーが続いていきます。そして後半は絶対に負けられない試合と3年生のための日向達1年生の気持ちの変化が描かれています。
このマンガの魅力的な理由は全国から集まる多種多様なキャラクターです。そんなキャラクターが合同合宿(5校)で集結するシーンは2度3度と読み返すことでよりインパクトを感じることができます。「諦めない」って口で言う程簡単な事じゃねぇよ、というセリフがこの物語のキーワードになっていると思います。スポコンではなく青春マンガです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

一生大好きな漫画

この漫画は宮城県のある高校のバレーボール部に焦点を当てた物語です。
主人公は身長160センチ弱の高校一年生。小学校6年生の時にテレビで見た春高バレーで小柄の選手が大活躍してる場面に影響を受けるも、小中学校では環境に恵まれず満足のいくバレーボールができませんでした。その後、猛勉強し強豪と言われ自分をバレーに導いたあの選手の出身校に入学し、バレーボールに没頭する、という話です。

この漫画に出てくる登場人物たちは、とにかくキャラが濃いので他の人と間違えたり混乱してページを読み返すということはまずないです。また、テニスの王子様のようなミラクル技は飛び出してこないけど試合中はまるでコートにいるかのようにドキドキさせられて、見るたびに手汗も掻いてしまうほどです。
私が一番お薦めする選手は月島蛍です。彼は私のドストライクな外見と性格の上に、初めからの著しい成長、それに伴う心の変化がとても素晴らしいです。現実にいたら間違いなく惚れることでしょう。また、バレーボールの知識が自然に身について、合コンの時もバレーボールの話で盛り上がります。私の場合は実際にプロの中学校の大会やプロの試合を見に行ったり、テレビで春高バレーやバレーの世界大会を頻繁に見るようになって生活行動が以前より向上しました。
どれをとっても人生を楽しくしてくれる漫画です。知らないまま死ぬのは本当にもったいないのでぜひ一度読んでみてください。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

子供・大人、勝者・敗者、どんな目線からでも楽しめます!

スポーツ漫画で、ここまでしっかりと楽しめる内容の漫画に出会ったのは初めてでした。主人公の成長に関しては、言わずもがなしっかりと描かれていますが、先輩たちの葛藤や想い、同級生たち個々の、行動した先の結果など、同じ学校のメンバーだけでも一人ひとりの物語がしっかりと存在しています。他校の生徒たちも、ただ試合をするだけではなく、なんで因縁があるのか、なぜ良きライバルになっていったのか、イラスト、言葉で伝わってくる物語に自分が学生だったころ若しくは、学生の人たちには、当事者としてのリンクする気持ちなどで楽しめるとおもいます。
また、生徒たちだけではなく、監督やコーチにOBまで関わりあった人たちの言葉や想いが大人になった読者たちの記憶を刺激してくれるともおもいます。試合で敗者になってしまったチームにスポットを当て“ただ負けたチーム”ではなく、負けたチームも努力をしていたんだと、負けてしまったけど好きなんだバレーボールが。そう伝わってきたシーンでは、自分のことを思い出して涙ぐんでしまいました。コーチだって人間で、コーチをしている理由に個人的な気持ちだって入るし、応援団にだってプライドがある。兄弟が心配になる理由も、家族だから知っていることがある。そんな、小さくても一人の人間が成長していく時に訪れるであろう事が物語の様々な箇所に描かれています。着々と力をつけていく主人公たちを見守りながら、自分とリンクする人の物語も楽しめる漫画です!

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

ハイキュー!!で感じたスポ根の良さ

主人公の日向翔陽は背が低い主人公で、小さくても全国大会でエースとして活躍していた『小さな巨人』に憧れて古豪・烏野高校のバレー部に入部しました。そこで中学時代の天敵で倒そうと思っていた影山飛雄に再会し、今度は仲間として共に戦うというストーリーです。

烏野高校は着実に力をつけていき、地区大会で王者を倒し全国に出場するのですが、全国に出場するまでにも一度負けたり、壁にぶち当たったり、覚醒したりと様々な感動シーンが込められています。
アツいシーンをたくさん書いているのですが、いわゆるスポ根マンガにありきたりな展開が多いと思っていたのが最初の感想でした。スポ根マンガはどれも展開がだいたい読めてしまうのであまり好みませんでした。
しかしわたしはこの作品を読んできたことでスポ根の良さに気付かされました。というより、この作品が特別なのかもしれません。

この作品のよかったと思うところは、主人公の高校が必ず勝ってしまうという主人公補正がまず打ち砕かれたところ。そして、負けた高校の散り際とその後がとても感動的で心にきました。
この作品では一貫して負けた高校を描く際に、◯○高校、◯◯大会◯回戦敗退 の文字と一コマが描かれます。セリフのないそのシーンが非常にかっこいいです。ぜひスポーツマンガを読みたくなったらこれを読んでもらいたいです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
8

熱いスポーツ漫画!

ハイキューはスポーツ漫画であり、バレーボールが題材となっています。
主人公の日向は、中学3年間部員が1人で孤独な学生生活を送っていました。練習はママさんバレーに行ったり、試合では他の部活の部員に手伝ってもらったりしていました。そして公式戦で戦ったのが、北川第一という強豪校でした。結果は大きな差をつけて、北川第一が勝利したのですがこの時、北川第一のセッターである影山は日向の身体能力の高さに気付きます。そして、日向は烏野高校、落ちた強豪飛べないカラスと呼ばれている元強豪校へ入学し、そこで北川第一のセッター影山と再会するのです。2人はそこで一緒のチームとして、他の先輩や同級生達と全国制覇を目指す物語です。
この物語がとても面白いですし、出てくるチームメイトもキャラが良くて物語に引き込まれます。烏野高校はとても応援したくなるチームです。そして、敵に出てくるチームもとてもユニークで面白い、そしてカッコいいキャラが多いです。この漫画のキャラクターはみんな大好きです。烏野高校が強くなっていく度、試合でみんなが活躍する度に泣きそうになってしまうほど、感極まるシーンが多いです。スポーツ漫画でこんなに感情移入したのは初めてです。スポーツをしていた方なら特に楽しめるストーリーとなっています。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

バレー初心者でも!

ハイキュー!!は、烏野高校バレー部を舞台に描かれたマンガです。
たくさんの高校、そして個性溢れるライバル達と熱い試合を繰り返し、憧れの選手へと近づいていく。主人公の成長と、最初は全く噛み合わなかった仲間達と絆が深まりあっていく様子に涙します。
そして、なんといってもみんなかっこいいです。公式で認定されているイケメンキャラはもちろん、女子から非モテとされているキャラまで全てのキャラが愛おしい個性を持っており、嫌いな登場人物などいません!
また、バレーボール経験者ではなくても楽しめるマンガだと思います。バレーボールを経験していない人でも、マンガやアニメでわかりやすく解説されており、とても頭に入っていきやすいです。私自身バレーボール経験者で青春をバレーに捧げてきましたが、主人公達が試合に敗れ涙を流している時、私も試合に負けて泣きながらお別れ会をしたなぁ…と思い出してしまいます。バレーボール経験者だともっと楽しめるマンガなのかな?とも思います。お試しでもいいのでとりあえず最初の一、二巻読んでみてください。少し足を入れてみただけなのに沼にハマっていくという感覚になると思います笑。
私自身がお試しで読んで沼にハマりましたから笑

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

忘れていた青春の輝き

とある年の春高バレーで偶然見かけた「小さな巨人」と呼ばれたプレイヤーの背中に魅了された主人公・日向翔陽。自分もあのコートに立ちたい、とバレー部のない中学で1人練習を続け、たくさんの人達に手伝ってもらい初めて出場した公式戦はあっという間に終わってしまう。基本すらできていない日向に、最高のセンスを見出したのは対戦相手のセッターである影山飛雄。そんな胸熱な始まり方をする、ハイキュー!!はとにかく絵が美しく、迫力があり、様々なキャラクターやコンセプトのあるライバル校達と魅力がたくさんあります。
よくある主人公チート設定なんてなく、まともにアタックすらできなかった日向が試行錯誤を繰り返しては吐くほど練習して成長していく物語で、日向が笑えば一緒に笑い日向が泣けば一緒に泣く、感情移入しやすい物語になっています。キャラクターも多彩で、必ず推しが見つかること間違いなしです。
そしてなんといっても、随所に散りばめられた作者・古舘春一のバレーボールへの愛が素晴らしく勝者だけでなく、敗者への思いやりに満ちています。
キラキラ輝いていた青春時代に何かに熱中したことがある人ならば、必ず好きになること間違いなしのハイキュー!!読んで損なしです!

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

タイトルなし

週刊少年ジャンプで連載中のバレーボール漫画である。
主人公は高校1年生。仲間やライバルとの関係の中で成長していく、王道のストーリーだ。実はこの漫画、主人公が2人いる。運動神経だけは良いがバレーボールの経験が浅い、日向翔陽。中学時代から「王様」と呼ばれ、圧倒的なスキルを武器に1年生からチームの中心となった天才の影山飛雄。この2人が新入生として入学した宮城・烏野高校バレー部で出会う所から物語は始まる。
もちろん彼ら二人のキャラや活躍が見所ではあるのだが、それだけではないのがハイキュー!!の面白いところだ。何かというと、チームメイトやライバルなど、主人公以外のキャラがどいつもこいつも立っているのだ。「堕ちた強豪」と言われている烏野高校バレー部で再起を図るバレー部の先輩達、その烏野高校バレー部と因縁がある、東京・音駒高校、影山の先輩である「大王様」こと及川徹率いる青葉城西高校、絶対的エース・牛島若利擁する白鳥沢高校…。その一つ一つの高校にしっかりとしたバックグラウンドが描かれ、一人一人のキャラに深みが増している。試合のシーンの躍動感だけではなく、キャラの魅力という点でもこのマンガは優れている。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

ザ・ジャンプ作品!バレー好きじゃなくても楽しいスポーツ漫画!

男子バレー漫画というのでどんなのかな?と思い読み始めました。はじめはよくあるスポーツ漫画な展開なのかな~(ただ熱いだけ、みたいな)ものかと思いきや、王道な展開も抑えつつギャグ要素も多く、テンポが良いので面白い!絵柄もきれいなので見やすく、アニメにっても甲乙つけがたい仕上がりです。
各キャラクターの個性がしっかり設定されているのでどのキャラクターがメインとなってもつまらないということがないんです。試合等で主人公コンビが必ず活躍するということでもなく、きちんとチームとしてのバレーが繰り広げられているので毎度展開が気になります。敵チームも設定がしっかりしており、ときにどっちも負けてほしくない…と思ってしまうほど感情が入って応援してしまします。高校スポーツ(バレー)での盛り上がりであるインターハイと春高以外の部分も多いのですが、普通に面白いです。練習試合や合宿なのに普通に面白いというのは珍しいかもしれません。
本誌(ジャンプ)のほうではたまに描き間違い(ポジション違いなど)があるようですが、単行本ではそこは修正され「実はこうでした…」と作者様のコメント付きなので比べて読むのも面白そうです(笑)
バレーの基本知識があったほうが楽しめそうですがなくてもしっかり楽しめる作品だと思います。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

バレーボールを知らなくてもおもしろい!

高校のバレー部が全国大会を目指す青春部活漫画です。
主人公の日向は小さいながらもアタッカーで、とても下手くそなのですが、努力と根性でだんだんと上手くなります。
日向の相方兼ライバルの影山は天才セッターとしてどんどん才能を伸ばしながらも、仲間を信頼することを覚え1年生ながらもチームの司令塔に成長していきます。
熱血根性スポコンかと思いきや、ギャグ要素が多く、バレーの説明もちょいちょい挟みながら話が進んでいくのでバレーボールのルールを知らない人でも楽しんで読むことができます。

チームメイトもキャラが一人一人魅力的です。
烏野高校だけでなく、ライバルの音駒高校、青城高校、梟谷高校などたくさんのキャラクターが出てきますがどのキャラクターも個性が強く印象的です。
一度見たら忘れられないキャラばかりです。一人一人の思いやエピソードを読むと感情移入せずにはいられません。
試合シーンは割と話が長かったりしますが、長くても飽きが来ず次はどうなるのだろう、どうやって試合が決まるのだろうとわくわくがとまりません。

読んでいると学生時代に戻って部活をやりたくなります。
アニメも公開されているので、アニメ・漫画両方で楽しんでもらいたい作品です。

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

熱血王道バレーボール漫画

週刊少年ジャンプで連載中の男子バレーボール漫画。
背が低い主人公日向翔陽が、天才肌のチームメイト影山飛雄とのコンビでコンプレックスを逆に武器として躍進していくという、王道スポーツ漫画。バレーボールのルールの解説もわかりやすく、もともと競技に興味がある人もない人も楽しめます。

主人公コンビの属する烏野高校、地元のライバル高校である青葉城西高校、東京の音駒高校など多くのチームが登場しますが、対戦相手の心理や背景を丁寧に掘り下げてくれるので、試合が進むにつれてどちらの登場人物も応援したくなってしまいます。
またジャンプのスポーツ漫画というと男の子ばっかりというイメージもあるかもしれませんが、マネージャー陣など女の子キャラがかわいいのが魅力。男女問わずハマれるマンガです。

そしてハイキュー!!の魅力は長らく連載しているにもかかわらず、よくある技のインフレが少ないことです。主人公日向と影山の「変人速攻」などいかにも漫画らしい必殺技もありますが、何よりもチームワークや個人個人のバレーへの熱意で勝ち上がっていく烏野高校の躍進に胸が熱くなります。努力・友情・勝利を地で行くスポ根漫画が読みたいという人にはぜひ手にとって欲しいです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

あの青い日々を思い出せるマンガ!!

ハイキューは高校男子バレー部が舞台.
ズバ抜けた身体能力を持った小柄な少年が、バレーの天才少年と出会い、最強コンビとして全国制覇を目指していきます。
スポーツマンガは熱くなれる作品が多いので元々好んでいますが、ハイキューはそれだけではありません。

バレーに本気で打ち込み、仲間とも本気でぶつかる。自分が未熟であることを叩きつけられ、それを乗り越えようと奮い立つ。苦しい時の、あと一歩。心が折れてしまいそうな時の、ひとふんばり。友ではなく、仲間との絆。
何事にも全力で駆け抜けたあの日々を、未完成な心で真剣に生きて成長していた頃の感覚を、記憶の底から沸き上がらせてくれるマンガです。

このマンガを読んだなら、ある人は自分の中の熱い感情を思い出し、ある人は夢中になりきれなかった日々を悔いながらも、今こそはと背中を押されるのではないのでしょうか。
大人になると、熱くなる瞬間ってなかなか出てこないですよね。何かないかなぁ~と思っていても、行動にすることもなく自宅と職場の往復。
心のエンジンのかけ方を忘れた大人にこそ、読んでほしいと思えるマンガです。

こういった感情はスポーツだけでなく、仕事や恋愛でも必要なエネルギーだと思います。エンジンをかけることは、絶対に人生を豊かにしてくれます!
ぜひぜひ、読んでみてください!

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

使い捨てられる存在がいない

ジャンプ連載中のバレーボール漫画で、ジャンプらしい友情、努力、勝利という、バレーボールに青春をかける高校生たちの熱いストーリーです。
驚異的な身体能力があるが、バレーボールの技術は拙い日向と、天才的技術はあれど周りとのコミュニケーションに問題がある影山。この二人のデコボココンビを中心に、かつて強豪とよばれた烏野高校バレーボール部の勝利への熱い軌跡が読みどころです。同じチームの同級生、先輩と徐々に結ばれる強いキズナ。時に敗北し、そこから這い上がるまでの必死さ。決して最初から最強ではないゆえの葛藤も読みどころです。
問題のある主人公2人が中心ではあるものの、同じチームの同級生、先輩達も一人一人様々な事情や背景をもっています。他の漫画であればモブで終わってしまう、レギュラー以外のメンバーについても、それぞれスポットがちゃんと当たっていて、青春群像劇として非常に深い味わいをもっています。主役にはなれない、でもチームのなかでそれぞれが役割や居場所を見つけていく姿はとても感動しますし、読者に対しても勇気をくれる力となります。
対するライバルチームも格下格上に関わらず、一校一校ちゃんとストーリーを持っていて、使い捨てられる存在がいないのがこの作品の最大の魅力だと思います。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

バレーボール好きな人も、あまり知らない人もきっと引き込まれる!熱いモノがぎゅうぎゅうに詰め込まれた傑作

ハイキュー!!のタイトルは「排球」つまりバレーボールのことなのですが、読めば読むほど「ああ、確かに『ハイキュー!!』って感じだ」と、末尾の『!!』が表す熱さを随所に感じさせられます。
ジャンプと言えば「友情・努力・勝利」が定番のキーワードですが、それだけではありません。個性豊かなキャラクターたちの人間模様、それぞれの信条やこだわり、バレーボールに対する姿勢や心境の変化、葛藤・衝突・成長の過程などが、非常に丁寧な絵とドラマティックな演出を駆使して描かれています。
高さが武器であるバレーボールの世界で、低身長のカリスマが放つ存在感、それに衝撃を受けた主人公・日向翔陽の成長は特に、目が離せません。ライバルは他校の選手に限らず、チームメイトはもちろん、自分さえも越えていく対象と、貪欲に様々な情報と経験を吸収し、自分のものにしていきます。そして、周りにもまた負けず嫌いで、向上心でギラギラしたメンバーが揃っていて、ガチンコのぶつかり合いに心理戦や駆け引きも交え、コート上の熱戦を盛り上げてくれます。
各々のキャラクター「らしさ」が確立している、日常の何気ないやり取りも魅力的です。
個人的に特筆すべきはコマ割で、これは本当に読んでいただければ一番実感していただけることですが、とにかく魅せ方が抜群に巧いです。思わず息を飲む、やられたと思ってしまう、感嘆を漏らすしかないような「グッとくる」場面がいくつもあります。絵自体の上手さはもちろんですが、そこに至るまでに張り巡らされた伏線の、パズルのピースがピタリとはまる瞬間に似た心地よさと、驚きと、感動を、もっと多くの人に知ってほしいと思います。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

【ハイキュー!!】すごく面白い。

私はこの作品をアニメで知り、ハマってしまったので思い切って漫画を買い始めました。
ハイキューがやっていた時間帯のアニメは見ていましたが、絵柄があまり好みではなくてそれほど興味はありませんでした。しかし、見てみるとネタ場面がほどよくあり、熱くなれる場面もあり、いつの間にか見入ってしまうような作品でした。
主人公の名前が「日向」と「影山」ということで対比している2人のケンカなどは楽しく笑えて、楽しいです。ハイキューとはバレーボールをテーマにした作品なのですが、私自身、バレーはあまり知りませんでした。ですが作品内でバレーのルールや、ポジションなどが詳しく書いてあるので理解ができました。
日向と影山のほかに色んなキャラクターも続々と出てきて、一人一人キャラが立っていて個性的なので、キャラ同士のやりとりなどもとても楽しめる作品です。キャラ達の中ですれ違いやケンカなどが起き、それを解決するまでに色んなシーンが描かれて読者が感情移入でき、自分まで泣きそうになるシールも多々ありました。
試合のシーンでは、一点一点取って取られてが続く中で、その時のキャラの心情、考えていることなどが描かれているのでたったの一点取れただけでも読者があつ〜い気持ちになれます。
とても面白いです!!!

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

ハイキュー!!最高

もともとスポ根というものが大好きで、スポーツに熱くなる高校生なんて最高だなって思っていたんですが、一度目は読んで一巻で挫折してしまいました。しかし二度目にドハマりして、最新刊まで読み、その頃が19巻まで出たところでそれから読んでいなかったんですが、最近になってまた読み返し、33巻まで追いついています。
頑張るってかっこいい。諦めないってかっこいい。自分が部活をやっていた人は特に熱くなれる内容だと思っています。私は中高ずっとバドミントンをしていて、そこそこしかいけませんでしたが、ハイキュー!!は負けた方にもスポットライトを当ててくれるので、共感して泣いてしまいます。強さのインフラもないし、勝てるのか?本当に勝てるのか?この状況で…いや勝ったー!!!という感じで、絶対に勝てるという描写もなくて好きです。
読んでて手に汗を握るのは、スラムダンクを読んだ時以来だなと思います。なんといってもキャラクターがみんな魅力的。敵の高校もみんな魅力的な人間が揃っていて、どっちも応援したくなってしまいます。どんどん新しい高校が出てきますが、書き分けが素晴らしいなと感じました。
作者が女性と知ったのが最近で一番の驚きです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
8

王道青春スポ魂マンガ!

連載開始時から気になってはいたものの、「どうせ内容はありきたりなスポ魂マンガなんだろうな」くらいにしか思ってませんでした。しかし実際に読んでみると続きが気になって仕方ないくらい引き込まれるものがあります。ストーリーはもちろん、キャラ一人一人の設定や人間関係など、つい感情移入してしまう部分がたくさんあり、どっぷりハマってしまいました(笑)
チームメイトの中で3年生’s(澤村大地・菅原孝支・東峰旭)が好きなのですが、この3人の仲の良さというか信頼関係は「愛だな…」ってくらい深くて、泣けます。
試合のシーンは鬼気迫るものがあり、読んでてすごく力が入ってしまいますね。特に春高予選の青葉城西・白鳥沢との試合は息切れしながら読んでました(笑)
マンガだけじゃなく、アニメの方もかなりクオリティが高いのでぜひ見て欲しいです!
制作はかの有名な「Production IG」が手掛けており、作画・動画ともに素晴らしい。試合のシーンは迫力満点で、マンガ以上に感情移入出来ると思います。ていうか絶対泣きますw
ジャンプマンガらしい王道スポ魂ストーリーで、スラムダンクとか好きな人は絶対ハマること間違いなし!是非読んでほしい作品です!