リアルと願望の融合
高校生が春高を目指す男子バレーボール部のスポーツ漫画です。
子供がバレー部に入ったことで買い始めたのですが、親もすっかりハマってしまってます。スポーツ漫画でありがちな、「現実としてあり得ないよね?」という部分も多少はありますが、ほぼリアルに忠実だと思います。
コートの中での選手の動きや、どう考えてそのポジションの子が動くかなど、実際のプレーそのままです。高校生男子なので、それぞれいろいろ考えてるけど、イジメなど陰惨な映写は今の所なく、読んでいてスッキリ。思わず、手に力が入って読んでしまうほど、スポーツに無縁な人間でもスポ根が芽生えてしまう、それくらい読み応えのある漫画です。
そして、描写の仕方もすごくキレイで、選手が飛び上がる姿は、本当にそのカメラワークから物語が見えるかのように、立体的。人体を描くことをとても練習されてるんじゃないかと思います。
そして、それぞれのキャラクターも魅力的。いろんな性格の子がいて、個性豊かだけどひとつのことに向かって、頑張っている姿は涙を誘います。自分の息子たちが頑張っているかのように、応援してしまいます。アニメもやっているので、両方で見ていますがどちらも良いです。