ハイキュー!! / Haikyu!!

『ハイキュー!!』とは、古舘春一による高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2012年12号より連載され、2020年33・34合併号にて完結した作品。
春高バレーの中継を見た主人公、日向翔陽が「小さな巨人」と呼ばれるエースに心奪われ、憧れの烏野高校から全国大会を目指す話。「劇的青春」というキャッチコピーを掲げ、バレーボールのリアルな試合や個性的なキャラクターからファンの心をつかみ人気を博している。また、作中でバレーボールのルールや戦略を解説しているため、バレーボール経験のない人でも楽しめる内容になっている。
2018年には「高校生が"好きなマンガ・コミック"BEST10」の女子部門で1位となっており、シリーズ累計発行部数は最終45巻発売時点で5000万部を突破している。2014年よりテレビアニメがTBS系列で放送されており、2021年時点で第4期まで放送されている。原作とは違った試合の迫力や躍動感を感じることができるものとなっている。原作漫画、アニメ双方共に人気が高くファンが多い要因になっている。

ハイキュー!! / Haikyu!!のレビュー・評価・感想 (2/7)

ハイキュー!! / Haikyu!!
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みんな見るべき

『ハイキュー!!』はバレーボールを意味する熟語の「排球」に由来している。

主人公の日向翔陽は「小さな巨人」と呼ばれ、躍動する地元・宮城県立烏野高校のエースに心奪われてバレーボールを始める。中学時代バレーボール部がなかったため自分で立ち上げたが、部員が入らずママさんバレーや女子バレーボール部と練習をしていた。
中学三年生になり入部した一年生と助っ人でやっとのことでチームを組み大会に出場するが、一回戦でのちの相棒となる影山飛雄が所属する北川第一と当たってしまい敗退した。
その一方で、影山は天才的なトスを持っているものの勝ちに対する貪欲さがゆえに無茶なトスを上げ続け、しまいには彼がトスを上げた先には誰もいなかった。そんな彼に当時のチームメイトがつけたあだ名は「コート上の王様」。
そんな二人が烏の高校に入部し、最初はもめてばかりいた彼らが、それぞれの才能を生かした“トスを見ない「変人速攻」”と
呼ばれるクイック攻撃を編み出した。

独りでは見ることのできない「頂の景色」を見るため、個性豊かな烏野高校の仲間たちと共に、全国大会を目指すこととなった物語である。また最初はばらばらだった烏野高校排球部が、紆余曲折を経て心を合わせて同じ目標に向かって駆け抜けていく姿に胸を打たれるだろう。見たことがない人にはぜひ読んでいただきたい作品である。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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敗者たちにスポットを当てた全員が主人公

昔強豪だったバレーボール部が、再び春高のコートに立つべく奮闘していく青春スポ根漫画。変人コンビの出会いや様々な強豪校との戦い、全ての試合が名場面です。

私が好きな試合はやっぱり白鳥沢戦。最強ウシワカに立ち向かい勝利する烏野高校はもう本当に感動しました。
試合が終わった後の日向の「牛島さん、かっこよかったな」と、勝ったにも関わらず満足していなそうで、既に次の課題に向かって考えているシーンが印象的です。

あと面白い所と言えば最終章のVリーグ編。何から話が始まるかと思えばデリバリーの仕事をしている翔陽の姿。もっと強くなるためブラジルにビーチバレーを学びに来ていました。どこまでも強くなるために貪欲で前を見ている翔陽は、いつでもキラキラしてます。

そしてVリーグ編の見どころは今まで出てきたキャラ全員の進路。
白鳥沢学園で仲良しだった天童と牛島。烏野との試合後のストレッチの時、「若利くんはプロ行っても仲良くしてね。『情熱大陸』とか出たら友達枠で出るよ」なんて話してた過去。テレビを見てみたら、ショコラティエ・天童覚の友達枠で出てきた若利くんは笑いました(笑)。

そしてやっぱりバレーボールの日本代表にも、あの時烏野と戦った強豪校のメンバーたち。日本に戻ってきて代表に招集された翔陽の対戦相手は、海外で活躍していた影山という、再会がコート上という展開がアツすぎました。
いつまでもライバルで切磋琢磨し合う変人コンビをはじめ、試合に負けた他の高校たちの悔しさ努力などがとてもリアルで感動する作品です。

「今日の敗者よ、明日は何者になる?」というテーマの通り、敗者にもスポットを当てた、バレーに捧げた青春時代が本当にキラキラ見えます。
バレー経験者はもちろん面白いですし、やったことない人でもルールなど分かりやすく書いてあるのでハマると思います。
私もバレーなんてやったこともないですが、『ハイキュー!!』を読んでルール覚えました(笑)。学生だけじゃなく大人も何かを始めようとしている人、何かに打ち込んでいる人全てに刺さる作品です。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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『ハイキュー!!』:心躍るバレーボールと成長の物語

『ハイキュー!!』は古舘春一によるバレーボールをテーマにした熱いスポーツ漫画です。この作品は小柄ながらも飛ぶようなジャンプ力を持つ主人公・日向翔陽と、天才的な才能を持つライバル兼チームメイト・影山飛雄を中心に、高校バレーボールチームの挑戦と成長を描いています。

まず注目すべきは、リアルで緻密に描かれるバレーボールの試合シーンです。プレイの緊張感、選手たちの動き、戦術の駆け引きが非常にリアルに描かれており、まるで実際の試合を見ているような臨場感を読者に与えます。

次に、キャラクターの個性と成長が魅力的です。日向や影山をはじめ、カラスノ高校のメンバーそれぞれに個性的なバックストーリーと成長の軌跡があり、彼らの挑戦と成長に感情移入しやすいです。またライバルチームの選手たちも魅力的に描かれ、彼らとの対戦は毎回ドラマチックです。

さらに『ハイキュー!!』は、チームワークと友情の大切さを強調しています。個々のプレイヤーの才能も大切ですが、それを超えるチームとしての絆や協力が強調されており、心温まるメッセージが込められています。
またこの漫画はバレーボールの技術的な側面だけでなく、精神的な側面もしっかりと描写しています。プレッシャー、モチベーション、チーム内の競争など、アスリートが直面する心理的な挑戦がリアルに描かれています。
最後に古舘春一のアートワークはダイナミックで、選手たちの動きや感情を鮮やかに表現しています。特に、試合中の緊迫感や勢いあるアクションシーンは、目を引く描写となっています。

総じて『ハイキュー!!』は熱い試合シーン、個性豊かなキャラクター、心に響くテーマ、そして鮮やかなアートワークが融合した、スポーツ漫画の傑作と言えるでしょう。バレーボールファンでなくても楽しめる内容で、幅広い読者におすすめです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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青春

『ハイキュー!!』は、バレーボールを通じて描かれる青春の物語で、その魅力は多岐にわたります。特に目を引くのは、主人公の日向翔陽が「最強のおとり」としての役割を担いながら、ライバルたちとの切磋琢磨の中で成長していく様子です。

この作品の注目点は、青春の輝きと挫折の痛みが共存するという点。日向や彼のチームメイトたちは、数々の強敵との試合を経て、自分たちの限界を超える努力を重ねていきます。彼らのライバルたちもまた、一人ひとりが個性的で魅力的なキャラクターとして描かれており、彼らとの試合は常に緊張感に満ちています。

「最強のおとり」としての日向の役割は、単なるアタッカーとしての彼の能力を超えるほど、重要なもの。彼の存在がチーム全体を引き立て、試合を有利に進めるキーマンになるのです。

また、主人公たちは挫折と向き合い、それを乗り越えていく過程も目が離せません。この挫折を経験することで、彼らはより強く、より深い絆で結ばれるようになります。それは、ただのスポーツ漫画以上の深いメッセージを持っているのです。

総じて、『ハイキュー!!』は、挫折と成長、ライバルとの競争を通じて青春の輝きを描いた作品です。登場人物たちの情熱、友情、努力が読者に強い感動を与え、スポーツの魅力を存分に伝えています。バレーボールというスポーツの楽しさだけでなく、青春の素晴らしさも感じられる作品になっています。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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バレーボール漫画「ハイキュー!!」は春がよみがえる作品

「ハイキュー!!」は、2012年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていたバレーボールを題材にした漫画。身長が低いけど圧倒的なジャンプ力を持つ日向翔陽と、独善的だけどバレーのセンスがある影山飛雄の2人が、同じチームで人間的にも技術的にも成長していく物語です。この作品の魅力は、何といってもキャラクター同士のやり取りがめちゃくちゃアツいこと!独善的な態度でかつてのチームメイトたちから突き放されてしまった影山が、日向を始めとする新たな仲間たちと信頼関係を築いていく様子にすごくグッとくるんです。また、「どうせいつか負けるんだから」と冷めた態度でバレーをしている月島というキャラクターが、幼なじみの言葉をきっかけにどんどんバレーにのめり込み、本気のプレーをするようになっていく過程もめちゃくちゃアツいです!
登場人物が多いので、感情移入できるキャラクターが必ずいるところも魅力の1つ。さらに試合では「負けたチーム」にもスポットライトが当てられるので、涙なしでは見られないシーンもたくさん出てきます。スポーツ経験のある人は共感できるシーンが必ずあると思いますし、そうじゃない人も学生時代を思い出してエモくなること間違いなしの作品ですよ。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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ハイキュー!!

まず一言いいですか?絶対見てください!
後悔はしないので!
バレーのアニメで一番好きです!
主人公の日向翔陽ももちろんカッコいいんですけど相棒の影山やら、同年代の月島蛍もバチくそかっこいいです!
2年の先輩もかっこいいですし3年も、もちろんかっこいいですよ!
みんなが主人公並にかっこいいので是非見て欲しいですね!
特にあんまり目立たないけど三年のキャプテンの澤村さんは縁の下の力持ちでもあり、チーム全体の心のよりどころでもあるのでチームに必要不可欠です!
もちろん主人公である日向もくそかっこいいですよ。
中学まで全くの無名の選手だったんですけど、高校ではU-18にも選ばれたセッターの影山のお陰で、変人速攻を使うコンビとしてめちゃくちゃ有名になります!
最初こそ日向も影山に、ボールを打たしてもらっていたんですけど、徐々にレシーブとかスパイクとかも自分で打つ場所を狙ったり空中戦をものにするために日々努力していき、高校一年生が終わるころには色々やれる事が増えていき周りにもいい影響を与えていきます!
漫画とかアニメには2年とか3年の細かい描写は描かれていませんが、卒業した後の描写は描かれており、ブラジルに単身でビーチバレーを学び日本代表にも選ばれるほどの選手になります。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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追う理由はただ1つ…まだボールが落ちていないから

主人公「日向翔陽」は中学3年にして念願のバレーボール公式戦の出場を果たす。だが初戦は強豪校の中でも、他校にまで名を轟かす天才セッター「影山飛雄」がいるチームだった。助っ人を集めて何とか出場規定を満たした日向のチームは、全国大会出場経験のある影山のチームに手も足も出ず、見る者は負けを確信していた。圧倒的な点差の中、明らかに間に合わないであろうボールを日向は懸命に追う。その姿に後輩はどうしてそこまでするのか疑問を投げるが、日向の答えは単純だった。「まだ負けてないよ?」その言葉に影山は思わず気圧される。どれだけリードしていても、既定の点を取らなければ勝利ではない。チームメイトが既に勝利を確信しているが、影山はただ1人気を引き締めていた。その矢先、セッターのトスミスで反対側に飛んだボールを、日向は抜群の運動神経で間に合う。奇しくもボールはアウトとなり敗北を喫してしまう。影山は日向の圧倒的な潜在能力を認めるが、それでも勝利し最後までコートに残るのは自分だと豪語する。
以来ネットを挟むことなく時は流れ、日向はバレーを始めるきっかけとなった「小さな巨人」の異名を持つ選手が所属した「烏野高校」へと入学する。入部は当然バレー部。勢いよく体育館に向かった先で出会ったのは、自身に敗北を与えた「影山飛雄」だった。コートを挟み争った2人は、高校で同じネット側に立ち、全国大会を目指すべくコンビとなる。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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青春のハイキュー!!

高校男子バレーを題材にした「ハイキュー!!」。
率直な感想は「見れば見るほどハマる」。
友人に勧められ正直気乗りしませんでしたが、時間があったので見てみることに。

第一話は主人公、中学生の日向と影山の出会いから始まります。
試合で対決した日向は影山を倒したいという思いを胸に烏野高校へ入学します。が!!何とそこにはライバルの影山が!!
最初は受け入れられずに対立する日向と影山ですが、先輩や先生に支えられ成長していく姿や前向きに取り組む姿勢にどんどん魅了され、あっという間に全て見終わりました。

そして何度か繰り返し見る度に、日向だけではなく、他の登場人物の視点でも、ハイキュー!!を楽しむことができます。
個人的に感じることは登場する全ての高校の3年生が素晴らしいです。
主将はもちろんですが、他の3年生も素晴らしく、1年生や2年生に指導する姿、最後の試合になるかもしれない、負けられない、勝ちたいと心から頑張る姿に、涙が止まりませんでした。
烏野高校での視点、音駒高校での視点、梟谷高校での視点。
それぞれに思いがあり、何度でも繰り返して見たくなる作品です。

友人から勧められてみたアニメにここまでハマるとは思いませんでした。笑
初めてアニメの登場人物のステッカーを購入しました。笑

皆様も是非一度、見ていただきたいです。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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共感する人続出!強い精神力に感動するアニメ

中学生の日向翔陽は、通りかかったお店のテレビで烏野高校のバレー部、小さな巨人に憧れを持ちます。それから烏野高校に入学した日向は、バレー部に入部します。そこで出会う仲間たちと切磋琢磨し合って、試合に勝つために練習や合宿に参加していきます。仲間割れすることもありましたが、春高バレーの切符を取るため、全員が全力でバレーに向き合います。そして、強豪校に勝ち、春高バレーへの切符を掴み取ります。

日向の真っすぐな心が試合にも出ていて、仲間の大切さや諦めない精神など見ていて学ぶことが多いです。日向以外の登場人物も、ひとりひとりストーリーがあります。苦しい時期を乗り越えて、部員の仲間と接していくうちに本人の気持ちが変わっていきます。例えば影山は中学生の頃に勝ちにこだわり過ぎて、仲間の気持ちを無視してしまい、影山から離れていってします。しかし、烏野高校の仲間はそんな影山を見捨てずに、仲間として心を変えていきます。私は中学生までバスケ部でスポーツしていたのですが、このアニメを見てずっとスポーツしていればよかったなど、後悔するほどこのアニメはスポーツの面白さをひき出してきます。スポーツをしていない方でも楽しめるアニメになっています。みなさんの中にも、このアニメを見て心を揺さぶられる方もいらっしゃるかもしれませんね!

ハイキュー!! / Haikyu!!
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もう一度、青春を味わえる。

ジャンプで連載されていたスポーツ青春漫画。
アニメ化もされ大変人気な作品だ。
魅力的なキャラクターと、臨場感のあるストーリーでまるで一緒に部活をしているような感覚になる。
あらすじをざっというと、宮城県のとある街に住む主人公の日向翔陽。宮城県にある烏野高校が、バレーボールで全国大会に出た試合を見て、小さいが、跳躍力と技術でエースと呼ばれた「小さな巨人」に憧れ、バレーボールを始める。
しかしやる気はあっても下手くそで、中学校では人手不足で部活自体がなく思ったような部活動ができなかった。
中学校最初で最後の試合は、なんとか集まった寄せ集めチームで挑んだ。当たったのは、強豪の北川第一中学校。そこには、影山飛雄というコート上の王様と呼ばれる天才セッターがいた。
天才で貪欲がゆえに、周りとは上手くコミュニケーションを取らずにいた影山。早さにこだわりすぎてスパイカーとの連携ができず、孤独なセッターだった。

試合では、運動能力・反射神経・跳躍力がある日向がなんとかくらいついていく。それでも強豪相手に寄せ集めチームは勝てるはずもなく惨敗する。
日向は絶対に上手くなって、あのコート上の王様に倒してやると決意した。
卒業までの間、ママさんバレーや女子のバレーボールチームに混ざって練習をし、卒業後いざ烏野高校へいくと、あのコート上の王様影山がいた…と始まり、ここからハイキュー!!の面白さはどんどん加速していく。

日向の反射・バネ・スピードを上手く使いこなす天才セッター影山。
二人のコンビネーションを駆使して全国大会出場を目標に掲げて奮闘するストーリーなのだが、これがもう面白すぎて一緒に動いているような感覚になる。

まず、舞台設定がリアルなので物語の中に入っていきやすい。
宮城県の田舎にあるごく普通の高校で、自分もそこの1人だと錯覚してしまう。

また、日向と影山の2人だけではなく、さまざまなキャラクターに焦点を当てたストーリーもあり1人1人に感情移入する。
1年生にレギュラーを取られた3年生、バレーボールをするのが怖くなったキャラクター。共感できる人も多いと思う。

月島蛍という、烏野高校で最高身長で冷静で少し捻くれている生徒。
最初は「たかが部活」と思っていたバレーボールにハマる瞬間がある。あそこは何度見ても感極まって涙が出そうになる。
1人1人が、徐々にチームとしてまとまっていくのも見どころだ。

烏野高校が、大会で勝ち上がっていき色んな壁を乗り越える姿を見ていると応援したくなる。
実際に試合に勝つと、一緒に涙をながしてしまう。

そんな、青春を共に感じられる素晴らしいスポーツ青春漫画。

もう一度青春を味わいたい方、仲間と切磋琢磨するストーリーが好きな方、スポーツが好きな方、ハラハラドキドキ臨場感を味わいたい方におすすめ。
ぜひ一度でいいので漫画やアニメを見てほしい。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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ただのスポーツ漫画じゃない!前向きに生きようと思えるようになる漫画・ハイキュー!!

ハイキュー!!はスポーツ漫画でありながら、物語だけでなくセリフでも読者を勇気づけてくれます。物語でいうと、漫画17巻の青葉城西と戦うシーンで山口がサーブを決めるシーンです。インターハイ予選の青葉城西戦で、山口はジャンプサーブに挑戦するも失敗してしまいました。しかし春高予選の青葉城西戦では、山口は何度もジャンプサーブを決め、チームに貢献しました。インターハイ予選から春高予選までの間に、山口がジャンプサーブを練習している姿も描かれていたこともあり、ジャンプサーブで得点を稼いだ時にもとても嬉しい気持ちになりました。ハイキュー!!では、主人公だけでなくチームメイトも挑戦し続けており、自分も何かに挑戦したいと感じることが多いです。

またセリフでも前向きになる言葉が多いです。42巻では、「挑むものだけに勝敗という導きとその膨大な経験値を得る権利がある。今日 敗者の君たちよ 明日は何者になる?」というセリフがあります。このセリフは、バレーボール協会で働く男性が、全国大会で負けていく選手を見て心の中でいう言葉です。日本では「出る杭は打たれる」という言葉もあり、「失敗を恐れて挑戦しない」という選択をする人も多いと思います。そんな中、「失敗は恥ずかしいことではなく、挑戦したからこその結果であり、挑戦したという経験値を得られる」という言葉に勇気づけられる読者も多いのではないでしょうか。中高生だけでなく、社会人や子育てをしている人にもおすすめしたい漫画です。

ハイキュー!! / Haikyu!!
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話が進むほど面白い!The・王道スポーツマンガ!

小柄な少年、日向翔陽は偶然見かけたバレーボールのテレビ実況で、「小さな巨人」と呼ばれる選手に強い憧れを抱く。中学最後の大会、日向は初戦で優勝候補と対決することになり、結果は惨敗。相手チームのプレイヤーである影山飛雄、通称「コート上の王様」を倒すと心に決めた日向は、「宮城県立烏野高校」に進学。するとそこには影山の姿があるのだった。

個性豊かな仲間たちと全国大会を目指し、ライバルたちと熱い闘いを繰り広げる、王道スポーツマンガ。
たくさんのスポーツマンガが存在する中、「ハイキュー!!」の圧倒的な人気の秘訣は、「キャラクターの個性」と「主人公たちがドンドン強くなっていく王道展開」だ。キャラクター1人1人が細かく心理描写されており、彼らはまるで本当に生きているかのようだ。
カタルシスを巧みに利用して、読者に満足感を与える作者の腕は確かなもので、読んだ後に没入感や達成感が感じられるのだ。

原作は完結しているが、その人気は底知れない。「好きなスポーツマンガ、アニメと言えば?」で「ハイキュー!!」と答える人は少なくないだろう。それほどまでに完成された世界観を持つ作品である。

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勝ちも負けもひっくるめて“成長”に繋がるスポーツアニメ

和名では配球、またの名をバレーボール。このスポーツを通して主人公は勿論、チームメイトや相手チームの成長を描いた作品です。

この作品の1番の特徴は、敗者にもフォーカスを当てていること。普通、負けたチームの相手の感情や背景は描かれないことが多いのですが、この作品は“勝負”の色を出す為、負けた側の感情や背景を描いており視聴者がより感情移入しやすいと思います。

そして何より、主人公負けっぷりを描く事で彼の感情や努力が活きてきます。ですが、この負けを描くというのは、私の日常にも当てはまります。勿論学生の頃には部活に重ね、大人になっても世の中の渦に負けそうになる私達を奮い立たせる作品だと思います。

負けていても、苦しくても、悔しくても、少しずつ毎日の中で成長する彼らの姿は視聴者のチャレンジする勇気を後押ししてくれるはずです。

彼等を自分と重ね、大人になってから気づく『青春』のあの頃に戻ることが出来ます。なんでも出来たあの頃、全てに全力だったあの頃、そんなキラキラとしたあの貴重な時間に戻れるのがこの作品の魅力です。

新しい事を始めるのに躊躇している人、挫けそうな人、負け続けてしんどい人は、是非1度ご覧下さい!

ハイキュー!! / Haikyu!!
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バレー熱に火をつけた「ハイキュー!!」の魅力

高校バレーボールを題材にした少年マンガ。主人公は、天才セッターと呼ばれた「影山」と、低身長ながら高い運動神経の持ち主のバレー素人の「日向」。
2人の出会いは中学3年、日向にとって最初で最後の公式戦で、影山率いる北川第一中と対戦し惨敗してしまう。
試合後、影山に目指したバレーを否定されたことから、日向は影山へのリベンジを誓い、憧れの「小さな巨人」と同じ高校・烏野高校へ進学するが、そこで影山と再会しチームメイトとなる。
最初は反発してしまう2人がお互いを高め合い、主人公2人を中心にチームメイトさらにライバル校の選手が、変化し進化していく。
辿り着いた全国大会の試合。特に「ゴミ捨て場の決戦」はファンの間でも印象に残る試合となっている。
高校卒業後、プロ選手となり初めて2人が対戦するリーグ戦は、かつてのチームメイトが集まり、2人の対戦を見守る。
春高バレーで対戦したライバル達はチームメイトとなり、一歩も引かないハイレベルな試合展開に、コートの2人も楽しさを隠せないでいた。
このリーグ戦の戦いは、マンガを飛び出し、「ハイキュー!! × V.LEAGUE SPECIAL MATCH」として行われ注目を集めた。
さらにマンガの最終回では、日本代表として東京オリンピック予選を戦う2人。
マンガの完結も2020年7月となり、実際の東京オリンピックとリンクさせて、幕を閉じるところもファンを喜ばせた作品である。

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青春漫画の最高峰!

学生たちの青春を描いた漫画は数多くありますが、その中でも『ハイキュー!!』はトップに入るほど面白い漫画です。

私はバレーボールは未経験でルールもよくわからずにアニメを見始めましたが、作中にはルールの解説がわかりやすく入っているので、バレーボールを知らない方でも楽しめるようになっています。個性の強いキャラクターがそろっていて、ギャグ要素も多め。
テンポよくストーリーが進んでいき、その面白さに漫画を全巻買ってしまうほど、どっぷりハマってしまいました。

烏野バレー部のそれぞれが仲間たちとぶつかりあって強い絆を築き、成長していく姿は、本当に涙なしでは見られません。
特にエースの東峰とリベロの西谷がぶつかり合うシーンは何度見ても泣けるほど、バレーボールに対する情熱や仲間に対する強い想いが伝わってきます!

試合のシーンはとてつもない疾走感で、手に汗握るほど熱く、あっという間に『ハイキュー!!』の世界に引き込まれます!
小柄な主人公を舐めてかかるチームを圧倒するシーンも清々しく、見ているこっちが思わずどや顔をしてしまいそうなくらいです。
特に県内最強と呼ばれる白鳥沢高校との試合は、キャラクターの成長がよく表れている試合なのでとってもおすすめです。

アニメ化もされています。原作に忠実で、有名な声優さんも出演していますので、より疾走感や感動を味わえるアニメもおすすめです。
バレーボール経験者の方にも、未経験の方にも自信をもっておすすめできる作品です!

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高校スポーツマンガの最高峰!?

宮城県のかつての強豪男子高校バレーボール部の物語。ストーリーの構成は王道少年マンガであるが、多くのキャラクターが登場する中で、誰しも感情移入してしまう「推しキャラ」が見つかること間違い無しです。
1人1人に個性とストーリーがあり、青春時代に感じた言葉に出来ないような気持ちや感情が可視化されています。視線や表情や挙動など小さな人間の変化ですら繊細に描かれています。読了後、「面白い」や「感動した」という感想を持たれるのは勿論のことながら、それ以上に作品自体を「尊い」と思われる方も少なくないはずです。
また、アニメ版も展開されており、豪華な声優陣と数多の大ヒット劇中曲、挿入曲を生み出した林ゆうき氏が音楽で作品に命を吹き込んでくれています。サウンドトラックを拝聴するだけで、シーンやセリフを思い出して目頭が熱くなるかと思います。スポーツマンガということもあり、アニメーションがバレーボールの疾走感や迫力を乗算してくれているところも良い点かと思います。
読了、観了後には聖地巡礼をし作品の世界に入り浸ることも出来ます。多くの試合が描かれたカメイアリーナ仙台にはアリーナ内の至る所に、作品内でのシーンが展示されています。
一生楽しめる作品かと思いますのでぜひご覧ください。

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熱い気持ちを思い出させてくれる漫画

バレーボールが大好きだけど、下手くそな主人公。
それでも「バレーボールが好き!!」という思いだけで、前に進み、いろんな人と出会い、いろんな経験をし、バレーボール選手としても、1人の人間としてもどんどん成長していくストーリーです。「好き」という熱い思いが、上手いとか下手とか関係なく、行動を起こすきっかけになり、行動を起こした先にチャンスがあり、青春時代のガムシャラな自分と重ねてみたりして、とても懐かしく思いました。しかし、その一方で「今」の自分を見たときに、そこまで熱い気持ちを持って何かに取り組んでいることもなく、少し虚しくもなりました。アニメを通してもう一度何かに熱中できるものを見つけたい!!出会いたい!!と強く思うようになり、以前から気になっていたハンドメイドを始めました。まだまだ自分が表現したいデザインが曖昧だったり、上手に表現出来なかったりで、もどかしいことが多いですが、とても楽しくて、下手くそだけどそれなりに形に出来るようになってきたことがとても嬉しいです。いくつになっても、「○○が好き!!」という気持ちが原動力になるんだなと、だから、そういう純粋な気持ちをこれからも大事に大事にしたいなと思いました。

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ハイキュー!!ってどんな漫画?初めての人にもわかるオススメポイント!

ハイキュー!!は週刊少年ジャンプで2012年から2020年まで連載されたバレーボールを題材とした漫画作品です。

【あらすじ】
小柄だが抜群の身体能力を誇る日向翔陽が、翔陽と同じく小さな体で大活躍する烏野高校バレー部の「小さな巨人」に憧れを抱く場面から物語は始まります。
それから約4年後、翔陽は「小さな巨人」になるべく烏野高校に入学し、バレー部に入部します。
しかし、なんとそこで中学最後の大会で敗れた相手である「コート上の王様」と呼ばれる少年・影山飛雄と再会することになるのです(翔陽は中学最後の大会で惨敗した悔しさから、打倒・影山を胸に烏野高校へ入学していました)。
始めは互いを敵視しながらもバレーボールが上手くなりたい、勝ちたいという気持ちを同じくする二人は少しづつお互いを認め合っていきます。
そして個性豊かな仲間たちと共に全国優勝を目指していくのです。

【オススメポイント】
本物のバレーボールさながらのシーンが漫画ではありえないレベルで描かれており、その構図やコマ割りは大迫力の一言です。
また、キャラクターもそれぞれ非常に魅力的で主人公チームである烏野高校メンバーにはもちろん、相手チームのキャラクターにも一人一人にドラマがあり感情移入すること間違いなしです。
スポーツ漫画では相手チームは強大な敵、乗り越えるべき試練といった立ち位置で描かれる事が多いですが、ハイキュー!!では相手チームのバックグラウンドも丁寧に描かれており、思わず相手チームを応援してしまいたくなる場面もたくさんあります。

【まとめ】
他にも多くの魅力があるのですが、ここでは書ききれませんので少しでも興味を持っていただけた方はぜひ読んでみてください!
筆者自身バレーボールの経験は全くありませんが、過去に読んだスポーツ漫画の中でもオススメ度はイチバンです!
熱血スポーツ漫画・感動できる青春漫画が好きな方はぜひ読んでみてください!

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運動大嫌いなアナタにこそ読んでほしい、スポーツの裏にある人間ドラマ「ハイキュー!!」

突然だが筆者は運動が苦手だ。運動会や体育会では常に端にいて、中心にいる輝かしい選手の活躍を羨望の眼差しで見ていた苦い思い出があり、スポーツとは無縁の人生を生きてきた。運動が嫌いという方は少ないわけでは無いため、もしかしたらこの記事を読んでくださっている貴方もそうかもしれない。そんな貴方にこそ見てほしいのが「ハイキュー!!」である。
まず、主人公の身長は男性の平均の壁と言われている170cmを満たしていない。そんな彼がテレビで、自分と同じくらいの身長でコートを制していた「小さな巨人」を目指すところから物語は始まる。バレーボールは身長が命!というイメージを持つ方も多いだろうが、実際その通りである。とすると、この時点で「ハイキュー!!」が他のスポーツ漫画と一線を画しているのが伝わるだろう。主人公は体格という意味で「才能を持たざる者」なのである。そう、この話は才能を持たざる者が「自分の持ち味を活かして」才能を持つ者に追いつき、追い抜かす成長物語なのだ。
また、「天才と言われているが実は平凡から努力でのし上がったセッター」や、「特筆すべき才能は無いが、当たり前の努力を当たり前に積み重ねることで主将に伸しあがったキャプテン」等、登場する敵キャラクターも個性が強い。このように人間味に溢れ、私たちと近い等身大のキャラクターだからこそ、どの試合も終わった痕は涙を流すほど感動してしまうのだろう。このアニメにバレーボールに関する専門知識は必要なく、彼らのキラキラとした青春はノスタルジーを感じること間違いない。興味を持った方は是非読んでみてほしい。

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すべての始まり

『ハイキュー!!』とは、古館春一原作、週刊ジャンプに2012年12号から2020年33・34合併号まで連載され2013年にはアニメ化もされた、バレーボールを題材にした物語。
舞台は宮城県、主人公は日向翔陽という小柄な少年。偶然電気屋の前の通った際にテレビに映る春高バレーを目にし、そこに映る「小さな巨人」と呼ばれた日向同様の小柄な選手の活躍に目を奪われ、すっかり心酔した日向は小さな巨人になると決意し、バレーボールを始める。
ところが彼の入学した雪ヶ丘中学校には男子バレーボール部がなく、女子バレー部に混ざって練習をしたり地域のママさんバレーに混ざるなどして練習をこなす日々。そんな状態でまともな練習をできるはずもなかったが、彼がバレーボールをやめることはおろか、情熱を絶やすこともなかった。
そんな日々を送りながら3年間を過ごしやっとの思いで試合ができる人数を集め、公式戦に臨む。雪ヶ丘中学対北川第一中学。この試合が日向にとっての中学校生活最初で最後の公式戦となり、後の相棒、中学最高の天才セッターである「コート上の王様」影山飛雄との出会いとなる。
結果はもちろん北川第一の圧勝で終わり、日向は影山に「お前はこの3年間、一体何をやってきたんだ」とまで言われてしまう。そんな影山の言葉を受け彼にリベンジを果たすべく烏野高校に入学するが、そこにはまさかの影山の姿があった。彼の戦いはここから始まった。個性豊かな烏野の面々の全国大会制覇をかけた物語が幕を開ける。

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ハイキュー

高校バレーの楽しみ方が全て詰まったアニメだと思いました。ルールを知らない人にも分かりやすく、主人公だけをクローズアップしておらず「バレーのチームワークとは何ぞ」という基本を主人公と一から学べるようなアニメです。なので、食い入るように自然と部員の一人になれるような気分になるのです。
その中でも他校との練習試合が見ものです。強豪校にはトップクラスの選手が必ずいるので、それぞれのキャラクターが好きです。その中から推しの選手ができたり、対戦校の選手と少しずつ打ち解け合う成長などが見どころです。
私の代ではスラムダンクが流行っていた世代でした。学生の頃はサッカーやバスケが人気のスポーツで、アニメは必ずスラムダンクを見ている子供がほとんどでしたがあまり興味がもてませんでした。運動神経の良くない私はルールも分からずただ見ていて面白いと感じなかったのでしょう。
ただ、ハイキューはルールも学べるので興味が涌くというところで魅力を感じました。そういったところから少しずつ興味をもつのもアニメのいい所だとおもっています。

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『ジャンプ』王道スポーツ漫画

おススメするのは『週刊少年ジャンプ』に掲載されていた漫画家、古舘春一による高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫画『ハイキュー!!』です。

主人公、日向翔陽は小学生の時にテレビで「小さな巨人」と呼ばれるバレーボール選手に目を奪われ、自身もバレーボール選手になることを決意。しかし中学ではまともに活動できず、中学三年で寄せ集めですが、ようやく初公式戦に挑みました。
対戦相手は強豪と呼ばれる学校で、「コート上の王様」と呼ばれている影山飛雄が所属しております。結果は惨敗。悔し涙を流しながら日向は、影山に「次は勝つ!」と言って中学時代が終了しました。

そして、時が流れて日向は高校生になり、かつて「小さな巨人」がいたと言われる烏野高校に入学。これからの部活動に心躍らせながら部活動初日を迎えましたが、因縁の相手である影山の姿もそこに。奇しくもリベンジを果たしたかった相手が同じチームになってしまうのでした。
それから互いに反発し合いながらも、部活動に取り組む二人。練習で競って、試合に勝って、負けて、いろいろなドラマがあります。

そして、念願の全国大会に出場を果たした烏野高校。そこでも胸の熱くなる試合を繰り広げますが、大会中に日向は体調不良によって退場。烏野高校はその場で敗れてしまいました。

それから迎える最終章。烏野高校を卒業した日向と影山はプロのバレーボール選手になり、それぞれ違うチームに所属しました。そして、日向がプロとしてデビューする初公式戦。相手は影山が所属するチームであり、中学校以来の二人の勝負が幕を開くのでした。

最初から最後まで通して読むと、多くの伏線が上手く最後にまとめられている作品でした。最初の中学での二人の試合に始まり、最後はプロとして二人の試合で終わる形は、二人の成長をバレーボールを通して存分に描かれた作品だと思います。

もちろん魅力的な登場人物は日向、影山だけではなく、他にもたくさんいます。彼らの先輩、他校の選手、マネージャー、コーチや監督。それらの人達にもちゃんと物語があり、その全てが最終章にまとめられ、物語を形成されています。

数ある王道スポーツ漫画の内の一つとも言えるこの作品はバレーボールを知らない人でも読みやすく、バレーボールの面白さが伝わる作品であると思います。アニメにもなっていて、日向や影山の活躍が、動きが追加されることでさらに迫力ある作品となっています。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

こんな青春部活漫画/アニメ、待ってた!

幼少期から漫画を読む機会が極端に少なく、「漫画はファンタジー要素が多いからそれほど現実的なものはないだろう」と勝手な決めつけがあり、漫画を読むことが疎遠になっていました。
たまたまSNSで『ハイキュー!!』のアニメが流れ始めた頃、珍しく「これなら読みたい!」と心から思えました。私自身、バレーボール部出身のため余計に興味があったのかもしれません。

出産祝いを兼ねて旦那さんに全巻買ってもらい、早速読み始めると、部活動ならではの先輩や後輩の衝突。仲間意識が徐々に芽生え始める感覚…。すべてが自分の想像をはるかに超えて伝わってくるので、感動と部活を頑張っていたあの頃を思い出して思わず涙が出てしまいました。

人間離れした特殊な技が出るわけではなく、その場に登場人物たちがいるような感覚に浸れます。体育館の独特なにおいでさえも、漫画越しに伝わってくるような正確な描写に驚くばかりです。
アニメも並行してみていると、漫画だけでは伝わらない会場の雰囲気や音も聞こえて、よりリアルにバレーボールが感じられます。旦那さんと一緒に涙が枯れるほどアニメも見まくりました。素敵な出会いに感謝したいです。
「漫画/アニメって面白いんだよ」と子供にも自信をもってお勧めしたい、そんな漫画です。

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

スポーツマンがの最高傑作

特殊能力や必殺技のような人間馬離れした特技があるわけでもなく、地道に練習を重ねて敗北や苦悩を経験しながら少しづず勝利をつかんでいく姿が描かれたリアルなスポーツアニメです。
スポーツアニメが苦手な人でもハイキューは面白いと思います。

主人公のチームメンバーはもちろん、ほかのチームも一人一人がとても個性的です。
身近にいそうな感じがするし憎めないキャラクターばかりで親近感が沸きます。
基本バレーボールなんですが、その中で時々笑える部分があったり、高校生らしい会話もあり、なごみます。
主人公やメインキャラクターだけではなく、先輩や試合に出られないキャラクター、他校のライバルもすごく大事に描かれていているあたりに、作者のハイキュー愛を感じます。

セリフの一つ一つをとても大事にしている感じがして、セリフに無駄がないです。
そのセリフにはたくさんの意味をとらえられるようなメッセージ性を感じます。
「負けは弱さの証明ですか?」「6人で強い方が強い」「下を向くんじゃねえ、バレーボールは上を向くスポーツだ」など、他にも挙げたらきりがないんですが、バレーボールを通じて他の事にも応用できるような励まされる名言と言っても過言ではないセリフが多くいちいち感動します。

アニメを見ても滅多に泣けない私ですが、白鳥沢戦の後半は何度見ても泣けます。
やる気がなかった月島が、バレーボールにハマる瞬間。
皆が全力を出し切ってなんとかくらいついく姿は、息をするのも忘れて見入ってしまいます。
ハイキューをさらに良いアニメにしているのは音楽だと思います。
ハイキューのイメージに本当にぴったりでかっこいいし、あまりに良いのでサウンドトラックも購入しました。