高校スポーツマンガの最高峰!?
宮城県のかつての強豪男子高校バレーボール部の物語。ストーリーの構成は王道少年マンガであるが、多くのキャラクターが登場する中で、誰しも感情移入してしまう「推しキャラ」が見つかること間違い無しです。
1人1人に個性とストーリーがあり、青春時代に感じた言葉に出来ないような気持ちや感情が可視化されています。視線や表情や挙動など小さな人間の変化ですら繊細に描かれています。読了後、「面白い」や「感動した」という感想を持たれるのは勿論のことながら、それ以上に作品自体を「尊い」と思われる方も少なくないはずです。
また、アニメ版も展開されており、豪華な声優陣と数多の大ヒット劇中曲、挿入曲を生み出した林ゆうき氏が音楽で作品に命を吹き込んでくれています。サウンドトラックを拝聴するだけで、シーンやセリフを思い出して目頭が熱くなるかと思います。スポーツマンガということもあり、アニメーションがバレーボールの疾走感や迫力を乗算してくれているところも良い点かと思います。
読了、観了後には聖地巡礼をし作品の世界に入り浸ることも出来ます。多くの試合が描かれたカメイアリーナ仙台にはアリーナ内の至る所に、作品内でのシーンが展示されています。
一生楽しめる作品かと思いますのでぜひご覧ください。