ウマ娘プリティーダービー

ウマ娘プリティーダービーのレビュー・評価・感想

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ウマ娘プリティーダービー
10

涙腺崩壊間違い無し!そこらの萌アニメとは訳が違う

まず第一話から超衝撃のラストで終わります。
最強とうたわれる主人公トウカイテイオーが伝説級の偉業無敗のクラシック三冠を目指し、クラシック3冠の内の2つ目の日本ダービーを華々しく勝利し、ライブになり観客は大盛りあがりしているのですが史実では父親であり、アニメでは憧れ、超えるべき目標であるシンボリルドルフとトウカイテイオーのトレーナーだけがトウカイテイオーの異変に気が付き怪訝な表情を浮かべています。
そして黒背景に白文字で第一話「トウカイテイオー」というタイトルがどどんとでて一話が終わります。
この圧倒的なテンポと最後のシリアスムードで続きが気にならない人は絶対にいないと思います。
ざっくり見所はこの一話と、ライスシャワーVSメジロマックイーン、七夕賞ツインターボ、トウカイテイオーVSビワハヤヒデです。
後半の3つは涙無しで見ることはできないと思います。
主人公のトウカイテイオーですが華々しい一話でしたがここから目を背けたくなるほど不幸と挫折に襲われます。
一話後足の骨折が判明します。走りがメインのウマ娘にとって足は命より重いものです。
それをこのトウカイテイオーは3回骨折し、無敗の三冠という目標も途絶えてしまいます。
しまいにはライバルで親友だったメジロマックイーンがウマ娘にとって不治の病である繋靭帯炎になってしまいもう走る事はできないと言われてしまいます。
トウカイテイオーはメジロマックイーンに希望を持ってもらう為、自分も走れるだけで奇跡と言える状況にもかかわらず、骨折復帰後所詮で有馬記念に望みます。
後は本編を見ていただけたらと思います。
最後に一つ言いたいのはウマ娘は史実にとても忠実であり内容の9割5分は本当にあった出来事です。
実況の内容もほぼ当時の内容のままですし、演出も当時のCMをイメージしたものが使われています。
それらを踏まえた上で楽しんで見てください。

ウマ娘プリティーダービー
10

挫折を乗り越えた先…

ウマ娘とは、実際の競走馬をモチーフにされている。一期は史実もあるが、もしこの馬がでていれば…という実際の競馬では起こらなかったifストーリーがあった。それはそれで面白かったが、season2ではすべて史実を忠実に再現している。それがウマ娘の醍醐味である。しかし、競馬に無知な人には面白くないのではといわれるとそうでもない。自分も競馬にそこまでの興味がなかったがこのアニメをみてとても競馬が好きになった。
ここからネタバレ注意です。
season2ではトウカイテイオーというキャラクターが主人公だ。このキャラは一期でも出ていたが主人公ほどは出ていなかった。トウカイテイオーはシンボリルドルフに憧れ、無敗の三冠馬を目指した。無敗で皐月賞、日本ダービー、菊花賞で勝てば無敗の三冠馬になれるのだが、トウカイテイオーは日本ダービーの後、骨折をして菊花賞には出られなかった。小さいころから憧れていた無敗の三冠馬になれなかったが、まだ無敗は残っていたのでそれを目標に骨折を乗り越えた。天皇賞春にメジロマックイーンに敗れたのち、2度目の骨折となった。無敗の目標もなくした今、走る理由がなくなってしまった。そんな時、メジロマックイーンが走る理由になった為、2度目の骨折を乗り切ることができた。そして三度目の骨折で走るのをやめようとしたとき、助けてくれるライバルやファンがいた。そして骨折から一年あいた復帰レース(有馬記念)で見事優勝することができた。このような文章を端的に書いても感動するとは思えない人が大半だと思うが、一度拝見してください!とてもいい作品です。

ウマ娘プリティーダービー
9

トウカイテイオー、奇跡の復活

ウマ娘プリティダービーseason2のレビューです。
1期よりもシリアス寄りの作品となっています。
主人公はトウカイテイオーとメジロマックイーン、史実の90〜93年頃の日本競馬がモチーフです。史実で父であるシンボリルドルフの無敗の三冠制覇(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)を夢に掲げるトウカイテイオーとその挫折、ミホノブルボンの三冠を菊花賞で阻みメジロマックイーンの天皇賞・春三連覇を阻止したライスシャワー、トウカイテイオーの挫折と奇跡の復活などが主なストーリーです。
トウカイテイオーは故障で菊花賞を回避し無敗の三冠の夢が敗れてしまいます。復帰後、連覇のかかるメジロマックイーンと天皇賞・春で対決し敗北し、トウカイテイオーは三冠と無敗二つの夢を失います。その後打倒マックイーンを目指しトレーニングに励むもののマックイーンと出走予定だった宝塚記念前に再度の故障が発生し一時は世論上で引退が囁かれますがチームメイトやファンに後押しされ再びレースに復帰します。そして自走の有馬記念でマックイーンと再対決することになりますが、次はマックイーンが繋靭帯炎を発症し出走回避を余儀なくされます。トウカイテイオー364日ぶりのレースである有馬記念に勝つことで、不治の病とされる繋靭帯炎をマックイーンが克服する奇跡は起こりうると勇気づけ、その後2人の対決が実現するというところで物語は幕を閉じます。
メジロマックイーンの故障とトウカイテイオーの復活には史実では特に関わりのないエピソードなのですが、擬人化アニメならではの見事な掛け合いで90年代初頭のレースを彩った両者の運命に深みが生まれています。
8話、10話、13話はかなり涙腺に来る内容となっており、1期を観ていなくても競馬か美少女物が好きな方でしたら楽しめる作品となっています。

ウマ娘プリティーダービー
8

ウマ娘プリティーダービー Season 2のレビュー

2018年4月に放送された『ウマ娘プリティーダービー』の第2期。実在の競走馬をモチーフとした「ウマ娘」達によるレースや成長など、熱いドラマパートが見所の1つである。今回はトウカイテイオーとメジロマックイーンの2人を主役とし、天皇賞(春)などに挑む姿が描かれている。ストーリーは王道だが、ウマ娘達の状況は常に順風満帆とはいかず、時には引退を余儀なくされる程の危機に見舞われたりもする。この起伏に富んだ展開はレースにリアリティを持たせていると言えよう。特にトウカイテイオーはかねてからの夢であった無敗の三冠制覇、そして度重なるレースにより三度もの骨折を経験し、治っても元通り走れるかわからないと医者から診断されてしまう。それでも仲間の励ましや、時には1人で立ち向かっていく事で自分を見つめ直し、夢の実現に向けて走り直す光景は、感動とカタルシスに満ちている。ウマ娘1人1人のドラマ、そして史実に沿いながらも独自の展開を迎える内容もあって、実際に、競馬に詳しくない人でも、「レースを見て感動した」「競馬に興味を持つようになった」と答える声は多い。おそらくトウカイテイオーにも更なる波乱が襲い掛かるだろうが、それらを全て乗り越えて成長した姿を見せてくれるだろう。