シンプルで分かりやすい!競馬をモチーフとしたアニメ。
ウマ娘という擬人化作品です。主に競走馬としてレースするスポ根+アイドル要素も含まれるストーリで、1話目を見た時は、レースに3位入賞するとウィニングライブという歌って踊るアイドルコンサートみたいなものがあって、鼻で笑ってしまいました。
正直、自分はアイドルものは好きではないので、「毎話、レース後に各キャラソン1曲まるまる聞かされるのかなぁ」と思うと気持ちが萎えてしまい、「これは合わないかもしれない」と思っていたのですが、2話目以降はレースがあってもウィニングライブは全然流されず普通にスポコン路線の流れになったので、個人的には嬉しい誤算でした。
ウマ娘たちは実際に存在していた馬の名前を起用し、レースも終盤まではほぼ史実通りです。馬番や人気もです。それに、各ウマ娘たちの髪色から装飾品まで実際のものに似せているので、競馬ファンには堪らない演出かもしれないです。サイレンススズカやトウカイテイオー、ゴールドシップ、エルコンドルパサー等々、いろいろと調べてしまいました。みんな強い馬だったんだなぁと思いました。活躍した年代や、牡馬が娘になる性別の違いはあれど、これだけ沢山の強い馬がいるのだから、どれが主人公になってもおかしくないレベルです。
この物語は、主人公のスペシャルウィークがサイレンススズカに憧れ、日本一のウマ娘になることを目標に切磋琢磨して成長していく熱血王道スポ根ものになっていて、中盤以降は胸アツ展開に号泣でした。特に、スズカが骨折したレース以降は、毎週ずっと泣きながら見ていたほどです。
素人の自分でも競走馬が骨折すると安楽死させられるのは知っているので、スズカが骨折した後も、生きてレースに出る姿を見られるだけで嬉しくて泣けてきました。復帰のレースなどは、もう涙で画面が見られなかったくらい号泣しました。ウマ娘のキャラ的にも可愛いし、史実通りの大喰らいで、でんでんのお腹も愛らしいです。数話のうち一瞬だけ見切れる形でしか出ていなかったですが、最終話でセリフがあったのは嬉しかったです。
最後にスズカのifルートといい、良い夢を見させて貰えたのと、「いっぱいの感動をありがとう」と言いたくなりました。