スポーツだけでなく、学業も。
アメリカン・フットボール選手「マイケル・オアー」の反省の話です。原作版はマイケルが主役ですが、映画では、彼の里親のリー・アンが主役です。リー・アンはお人好しで、もともと人助けが好きな人だったようですが、家のないマイケルを見てつい家に泊めてしまい、そのまま面倒を見ることになった話です。わたしはアメリカの高校のこととかよく知らなかったのですが、ある程度成績が良くないと部活の入団テストを受けられなかったり、大学奨学金ももらえなかったり、スポーツができるだけではダメなんだなと知りました。そうなると、家庭環境の影響で、難しい立場に立たされる子がたくさん出ると思います。リー・アンさんが、なんでマイケルの面倒を見てたのかわかりませんが、とてもいいことをしてるし、偽善ではなくどんどんマイケルを家族と思うようになるところがよかったです。また、コーチも最初、あいつは役立つかもぐらいの気持ちだったのに、敵チームに反則されたとき、メンバーは俺の息子だと怒るところがよかったです。本当のコーチはもっとしっかりしていて、マイケルの才能を伸ばした人らしいのですが、映画の中でのコーチはお人好しでちょっと間抜けで、好きなキャラでした。それに、リー・アンの子供たち、夫、マイケルの家庭教師もいい人だし、キャラも面白かったです。感動するし、面白い映画でした。