SPY×FAMILY / スパイファミリー

SPY×FAMILYは遠藤達也による日本の少年漫画。ウェブサイトである『少年ジャンプ+』で2019年3月25日より隔週月曜更新で連載開始、2022年4月よりテレビアニメが放送開始された。
この作品の主人公は『黄昏』の二つ名を持つ敏腕スパイで、本名は明かされていないが、作中ではロイド・フォージャーと名乗っている。
架空の国、東国(オスタニア)と同じく架空の国、西国(ウェスタリス)が睨み合う世界を舞台としており、両国は休戦状態であるものの、何時、再び開戦が起きてもおかしくない危うい状態となっていた。
そんな世界で、西国のスパイである主人公のロイドは平和の維持、その先にある和平を目指し、東国へと潜入。開戦派と言われる東国の政治家ドノバン・デズモンドと接触するためにある命令を所属している組織より受ける。それは子供を作り、デズモンドの息子が通っている学校に通わせることだった。
命令に応じ、孤児院より少女、幼い少女アーニャを引き取り、母親役としてヨル・ブライアと言う女性と契約結婚、偽装家族を作り上げる。しかし何とアーニャは心を読む力を持つエスパーでヨルは殺し屋であった。妻と娘の秘密を知らないロイド、夫と娘の秘密を知らないヨル、全員の素性を知るアーニャ。秘密を抱えた3人はさまざま事件に遭遇し、次第に本当の絆を紡いでいく。ほのぼの日常×シリアスを描く物語、SPY×FAMILYはそんな話である。

SPY×FAMILY / スパイファミリーのレビュー・評価・感想 (2/2)

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

ハートフルなスパイ漫画

表面上は休戦状態で友好関係を築いている西のウェスタリスと東のオスタニア。戦争を企てる者たちが後を絶たず、スパイによる諜報活動、熾烈な情報戦が繰り広げられていた。1900年代の旧東西ドイツをモチーフにされていると言われているが、この世界はあくまで架空の話。
ウェスタリスの諜報機関WISEに所属する〔黄昏〕は変装、作戦遂行における失敗はない敏腕スパイだった。彼にある日下った指令は、オスタニアの国家統一党総裁ドノバン・デズモンドに関する調査である。用心深いデズモンドはあまり表に姿を現さず、謎に包まれた人物だが、彼の息子が通うイーデン校の成績優秀者のみが出られる懇親会に出席することが分かっていた。〔黄昏〕は疑似家族を作り、子供をイーデン校へ入学させ、懇親会に出席し、デズモンドと接触することを命じられた。そのために、「ロイドフォージャー」という精神科医を名乗り、養子を迎えることにする。孤児院で出会った少女アーニャは、オスタニアでかつて研究されていた超能力者を生み出す実験で作られた能力者だった。研究所を脱走したアーニャは場所を転々としながら、安心できる居場所を求めていた。彼女は人の心の中を読むことができた。その能力でロイドの興味を引き、二人は一緒に暮らすことになる。様々な困難を乗り越え、筆記試験を突破したアーニャだが、二次面接では父母揃っての参加が必須となっていた。急遽、母親代わりの女性を探すことになり、町の仕立て屋で出会った女性「ヨルブライア」と偽装結婚をし、面接試験に挑む。しかし、市役所職員ヨルの裏の顔はオスタニアの裏切り者を粛正する暗殺者であった。スパイ、殺し屋、超能力者の不思議な3人が一つ屋根の下で暮らし、それぞれの望みを叶えるため、偽りを演じながら暮らしていくコメディ作品である。毎回、面白い展開になり、涙あり笑いありのこの物語の行方はどうなるのか…ぜひ、その目で確かめてもらいたい。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

スパイファミリー見てみたレビュー

最初はタイトルを見た時に、正直なところあまり見ようと思いませんでした。
時間ができた時に流し見で見ていたのですが、一話目を見終わった時には、続きが気になってしまい我慢ができなくなりました!
アニメ自体はとても好きなのですが、作品内容と作画なども含めてまず、偏見から入ってしまう私ですが、
内容も素晴らしく作画もかっこよくかわいい作品でしたので、毎週次の話を見るのがとても楽しみです!
作品の内容ですが、主人公はある秘密結社のスパイをしている男性のお話で、
世界を守るために悪の組織に近づくためスパイを送り込み難問を解決していくお話です。
主人公の男性は幼少期に辛い過去があり同じような苦しみを無くして世界を平和にするためにスパイをしています。
作品の中で極秘任務を課された条件で子供を作らなければならないことになり、ある少女と出会います。
その少女は不思議な力を持っており、人の心が読めてしまう(考えてることがなんでもわかってしまう)のです。
もちろん主人公はその力があることなど分かりません。
少女はとても可愛い容姿をしていて、見ていてとても癒されます!
少女に引き続き、次は奥さんも作らなければならなくなり、条件の合う女性を探していたところ、偶然その女性と出会います。
この奥さんになる女性も裏では、殺し屋をしており世界を平和にするために励んでいた女性でした。
3人は血の繋がらない家族となり、自分の本性を隠しながも愛と笑いのある、素敵な作品です!
まだ見ていない方や、アニメに偏見がある方でもとても見やすい作品になっていると思います!

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

アニメ『スパイファミリー』は何も考えずに楽しめる

アニメのオープニングから『ルパン』や『カウボーイ・ビバップ』などを彷彿とするジャズな感じがカッコイイです。
頭の良いカッコイイスパイであるロイド・フォージャーと、人の心が読める能力を持った可愛らしいアーニャ・フォージャー、優しい心の持ち主であり美人な人殺しヨル・フォージャー。それぞれ全く違った背景を持った3人が出会い、擬似家族になり、3人でさまざまな課題をのりこえながら絆を深めていくところに感動と面白さを感じます。アーニャの可愛さ、健気さ、成長には笑いと感動が沢山あり、又、アーニャから優しさの感情を学ぶロイドの姿にも注目です。
特にアーニャの成長を感じられるのがイーデン校への入学前の試験や面談、そして始まる学校生活です。同級生とのぶつかりあいで、自分の感情を抑えながらヨルのアドバイスを参考に冷静な判断のもと怒りを抑えて笑顔を作るシーンは、笑いとぐっとくるものがありました。(その笑顔は引きつった笑顔で、笑いもあり名シーンである為、SNSでもアーニャのコスプレでその笑顔を作る人やイラストを描いている人も多数見かけるほどです)
その大人の対応による笑顔によって友人ベッキーの心も掴み仲を深める子供社会の面白さも見どころです。
難しい事を考えず見れるのでスッとストーリーが入ってくる事と、カッコイイ、可愛い、笑い、感動、学び、ハラハラなど沢山の面白さが詰まったストーリーです。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

こんな家族が欲しくなりました。

『少年ジャンプ+』は、以前からツイッター経由で色々読みに行ったりしてたのですが、常にランキング上位にある人気作品、というイメージしかありませんでした。
ですが、アニメ化の前に何の気なく一気読みしてみたら…!
「なんでもっと早く読んでこなかったんだろう!!!」この一言でした。
そう、こういうのが読みたかったんですよ、こういうのが!
世界観も時代背景も、結構リアル寄りなはずなのに、どこか現実的じゃなくて。でも、親しみやすい。
登場人物の職業や素性も、どこか突飛で、でも、引き込まれずにはいられない。
ハードボイルドかな?と思いきや、ギャグあり、ほのぼのあり、恋愛要素もあり。
本当に久々に、こんなに次回が楽しみな漫画に出会えました。生きててよかった!(?)

どのキャラも本当に魅力的で、それぞれの能力値はある意味チート級なのに、どこか応援したくなっちゃうのも、不思議なんですよね~。
推し…というほどではないんですけど、ダミアンくんには本当に幸せになってほしいです。

これから、なかなかハードな展開になってきそうなのですが、年甲斐もなく、ハラハラドキドキしながら、最終回まで全力で見守っていきたいと思います。

あ~、自分も、こんな家族が欲しいなぁ~。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
7

偽装家族は本物の家族より本物らしく

『SPY×FAMILY』は集英社が配信する少年ジャンプ+のアプリにて配信されている漫画である。
作者は遠藤達哉。
1話だけでコメントが2000、5話までの閲覧数が300万達成、Twitterでトレンド入りなど、
ジャンプ+史上初めての快挙をいくつも達成している大作である。

東国オスタニアと西国ウェスタリスは現在かりそめの平和が保たれていた。
西国から東国にスパイとして送られた黄昏(ロイド・フォージャー)は、東国の政治家であるドノバン・デズモンドと接触するために任務を命じられていた。
その内容とは、偽装家族を作り子供をデズモンドの息子が通う学校に入学させること。
養子を探している途中、心を読める孤児院の少女アーニャと出会う。
アーニャは黄昏の心を読み賢いふりをして養子に迎えてもらう。

入学のための筆記試験はうまくいったが、なんと面接には両親がそろっている必要があるとのこと。
そこで黄昏は恋人役の女性を探すことになる。
ちょうどその時、公務員であるヨル・ブライアと出会う。
実は彼女は殺し屋で他人の目を避けるために恋人を探していた。
お互いの利害が一致したため2人はお互いを恋人役に選ぶ。
3人は素性を隠しつつ偽装家族を演じていくことになる。

この作品は3人の視点があり、それぞれの思惑や任務を隠しつつ偽りの家族をコメディチックに描いていく作品である。
どのキャラクターも天然だったりポンコツだったりするにもかかわらず、なんだかんだで上手くいってしまうのが面白い。
話の本筋自体はゆっくり進んでいくが、各話ごとのテンポが良く読みやすい構成になっている。
日常パートもキャラクターの魅力が出ていて面白いが、メインのストーリーも気になってしまう。
早く続きが読みたくなってくる、そんな作品です。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
9

ホンワカします。

架空の国(東西冷戦時代をモチーフ)のスパイが主人公の物語です。主人公は凄腕のスパイ(通称:黄昏)。任務のために必要となり、急ごしらえの家族を持つことから物語ははじまります。家族に選んだのは、孤児院から見つけてきた女の子(アーニャ)、店先で出会った妻役(ヨル)ですが、実は娘はエスパーであり、妻は殺し屋でした。
ただ、お互いの素性を隠したまま(娘だけがエスパーなので、父親と母親の本当の姿を知っている)、家族ごっこを演じていくのですが、スリリングな展開と笑いのでるドタバタ劇が繰り広げられます。とにかく愛らしいキャラクターの描き方と物語の進め方のバランスが絶妙であり、かなりはまっていきます。
娘のアーニャはかわいい容貌と共に、かなりおバカなところが愛らしく、妻のヨルさんは、とにかくかわいいく描かれています。最初は仮の家族でしたが、色々なミッションを通じて、お互いが無くてはならない関係になっていくプロセスも引き込まれていきます。この家族以外にも魅力的なキャラクターがドンドンと登場してきており(ヨルさんの弟や、ペットの犬、黄昏に憧れ・恋心を抱いている後輩スパイなど)、どのような結末を迎えるのか?楽しみで仕方ありません。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
9

スパイアクション×ホームドラマの融合

精神科医の父、公務員の母、名門校に通う娘の家族を中心に物語が描かれています。
裕福という点を除けば、ごく普通の家族だが、それはあくまで表向きの顔。本当の正体は、父はスパイ、母は殺し屋、娘は他人の心の声が読める超能力者であり、スパイの父が組織から与えられた任務のために作った偽装家族だったのです。しかも、互いに正体を隠したまま生活を送っています。
その任務とは、国家の危機を招く可能性のある危険人物の男に近づいて動向を探ること。男は公の場に出ることはゼロに近く、彼の息子が通う学校の懇親会に出るくらい。だから、スパイである父は家族を作り、子供を男の息子と同じ学校に入れる必要があった。
懇親会には、選ばれしものしか出られない。何としても懇親会に出るために、偽の親子が奮闘している姿が物語の中心です。
それだけではなく、父と母が偽装家族の生活を送りつつ、こなしている任務のシーンもあります。優れたスパイと殺し屋なので、アクションシーンは痛快で、この作品の魅力の1つ。
また偽装家族ではあるが、描かれている日常は、本当の家族のような温かみのあるシーンが多い。思わず笑ってしまうような場面もあり、ホームドラマ要素も強い。そんな生活を送る中で、家族に対する心情が変化する父や母の気持ちが何ともいえない。
国家の危機を救えるのか。偽装家族の結末はどうなるのか。続きが気になって仕方ない作品の1つです。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

アーニャが可愛いすぎる。

私がおすすめするアニメは、SPY×FAMILYです。なんてったってアーニャが可愛い。
SPY×FAMILYは、ある有名なスパイ、通称「黄昏」が任務を言い渡され、その為に家族を作らなくてはいけなくなり孤児院から子供を引き取り、母親も見つけなくはいけないという下準備がある。
それにその準備までの時間もなんと7日間!
黄昏が家族を作る為に偽名を使い「ロイド・フォージャー」と名乗る。
子供を探しに孤児院へ行き、その時に出会った子供がアーニャ。アーニャには特殊能力があり、人の心を読む力がある。
そんな彼女だからこそ、ロイドがスパイということを知りワクワクドキドキしながら彼の元へ行くことになった。
アーニャはTVのスパイアニメが大好きだった為ロイドが居ないすきにスパイ道具を漁ったり。
そんな時にモールス信号をアーニャが送ってしまい的にお家がバレてしまう。
そんな中でもロイドはアーニャを助けに行き戦うシーンがあるがそこもとてもかっこいい。
危険な目に合わせてしまったとアーニャを逃がそうとするがロイドから離れないアーニャと二人の新しい生活が始まりこれから母も見つけに行く。
そんなハラハラドキドキのアニメですが心を読んだ時のアーニャの反応が可愛くてたまらないです。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

アニメ化で勢いがあります!

漫画アプリ「ジャンプ+」で2019年から連載されている「SPY×FAMILY」
なんといってもこちらの作品の魅力は登場人物一人一人のキャラクターの濃さです。
まずはスパイの<黄昏>
タイトルにもあるようにこの男がとある理由で家族を作っていく話なのですが、
とても凄腕のスパイであらゆる困難な場面を乗り切っていきます。
イケメンな上に仕事が出来る男なんて完璧ですよね!

この<黄昏>がまずはじめに「家族」として迎えたのが
アーニャという少女です。
環境の悪い孤児院で引き取ってきた女の子なんですが
この子にも秘密が…
実はアーニャはある組織の実験で生み出された「人の心が読める超能力者」なんです。
その過去からいくつもの里親に引き取られては孤児院に戻ってくるという
悲しい時間を過ごしてきた女の子でもあります。

ここで<黄昏>が子供を引き取った「理由」ですが
あるミッションで子供を学校へと入学させなければならなくなったんです。
そしてその試験の中には「両親と3人で参加する三者面談」がありました。

ここで<黄昏>は婚活をすることになりました。
ここで出会ったのが3人目の家族のヨルです。
スパイ・超能力者ときて3人目に家族になる人が普通のひとなわけないですよね!
ヨルも実は<いばら姫>と呼ばれている殺し屋なんです。
幼い頃から殺人術をたたき込まれたヨルはどんな危険な仕事もこなす凄腕の殺し屋です。
このあたり<黄昏>と似た境遇ですしお似合いな気がしますね。

こうして家族になった3人ですが設定だけでもものすごい濃さです。
アーニャは果たして無事に学校へ入学できるのか?
<黄昏>や<いばら姫>ヨルはアーニャの超能力をうまくかわせるのか?
3人はそれぞれの秘密を隠したまま本当の家族になっていくのか?
これからの展開が楽しみな漫画です!

さらに2022年春からアニメが放送されています!
画面の中で動くアーニャはとてもかわいいですよ!

SPY×FAMILY / スパイファミリー
8

擬似家族のほっこりはちゃめちゃ物語。

諜報員のロイド、殺し屋のヨル、超能力者のアーニャ、異色の3人の擬似家族の様子を描いた漫画です。
擬似家族の中でも、それぞれの抱えている秘密、職業の癖が強いです!お互いが自分の正体を必死に隠しながら生活している様子に、クスッと笑ってしまいます。ロイドの子どもとして引き取られたアーニャは超能力者なので、両親の職業が諜報員と殺し屋であることは気づいているのですが、アーニャ独自の解釈ではちゃめちゃな展開になりながら物語が進んでいるのが面白いです。
また、ロイドの任務のためにアーニャを学校へ通わせるのですが、学校生活でのアーニャもとても可愛いです。反乱を企てているデズモンドの息子とアーニャを仲良くさせるため諜報員のロイドは試行錯誤しているのですが、いつもクールな彼が空回りしている様子も魅力的です。
家族3人それぞれの血は繋がっていなくても、少しずつ絆を強めていき本当の家族になっていく様にとてもほっこりしてしまいます。ロイドは任務のために家族を作り、常にそのような素振りを見せていますが、本当は家族のことを大切に思っているんだろうなぁとニヤニヤしてしまいます。
登場人物たちのそれぞれの設定が面白いことはもちろん、個性的すぎるキャラクターで飽きずに読むことができます。おすすめです!

SPY×FAMILY / スパイファミリー
8

個性的な登場人物

スパイの父(ロイド)、殺し屋の母(ヨル)を持つ超能力者アーニャの家族コメディ。アーニャは超能力で他人の考えていることを知ることができ、その上でとる行動が面白い。また、アーニャの舌っ足らずな話し方、コロコロと変わる表情はとてもかわいい。
絵も細部まで描かれており、とてもきれい。
父は百の顔を使い分ける敏腕エージェントでとても優秀なのだが、アーニャには振り回されることが多い。任務遂行のため、アーニャを娘として孤児院から向かい入れ、初めは任務のためだ、とアーニャを任務で仮の家族として捉えていたようだった。だが、共に生活するようになってからは本当の家族のように思うようになったのではなかろうか。
途中で母が必要になり、アーニャに母ができる。その母も一般人を装っているが実は殺し屋。料理が下手という弱点もあり、一時は母親として、妻としての役割が果たせていないと悩むこともあるが、夫、娘に必要とされていることに気がつく。
父、母の他にも情報屋のフランキー、アーニャのクラスメイト、ダミアン、ベッキー、ヨルの弟、ユーリなど、個性的な登場人物が登場する。
ギャグ要素が大きいと感じたが、家族や友情も描かれている。物語のテンポも良く、続きを早く読みたいと思いながら読んでいる。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

スパイなホームコメディマンガ

ジャンプのアプリ「ジャンププラス」で連載していて、紙の単行本も発売されている、大人気のスパイホームコメディ「SPY×FAMILY」が面白いです。
主人公はエリートスパイのエージェント「黄昏(たそがれ)」が、ある任務でターゲットに近づくために、ターゲットの子供が通う名門校潜入のため「家族」を作れと命じられ、偽装家族を作らなければならない、というところから物語は始まります。
嫁役に本当は殺し屋のヨル、娘役に実は人の心が読める超能力者のアーニャを家族に迎え、黄昏はロイド・フォージャーとしてフォージャー一家のできあがり。
それぞれの正体はお互いに隠したまま、偽装家族として過ごすのですが、アーニャだけは父がスパイ、母が殺し屋、ということを知っている状態。
その状態で、黄昏が任務をこなすために四苦八苦する様子を中心に、アーニャのボケがものすごくいい味を出しつつ、ホームコメディとして家族愛的な展開もあり、すごく楽しめます。
物語が進むにつれ、予知の能力を持った犬「ボンド」が家族に加わったり、ヨルのシスコンな弟ユーリが参戦したりと、読者を飽きさせません。
主人公は基本的にロイド・フォージャーですが、アーニャ中心の話があったり、ヨル中心の話があったりと、主人公以外でも話が1話が普通に成り立ってしまうキャラの濃さが読んでいて楽しいマンガです。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

笑いも涙もアクションも!魅力的すぎるSPY×FAMILYの世界

主人公である凄腕スパイが任務の為に偽装家族を作る所から物語が始まります。たまたま出会った妻は殺し屋、娘は心が読める超能力者、ペットも予知能力犬ととんでもない家族構成ですが、お互いを思う行動や言葉から少しずつ絆が生まれていく様子がとても魅力的です。
【キャラクターが魅力的!】
なんといっても娘のアーニャがとてもおもしろいです。台詞や表情、性格まで個性的すぎです。4〜5歳で勉強は苦手という事なので台詞は全てひらがな表記で子供っぽく。言い間違いもありますが「言い方…!(笑)」というシーンも多々あります。また連載誌のジャンプで「好きな表情ランキング」が集計されたほど、ギャグセンス溢れる豊かな表情が満載です。基本的には素直なのに時々現れる「黒アーニャ」な性格も可愛らしいです。
【家族を想う気持ちが泣ける!】
妻であるヨルのエピソードにはジーンとしてしまうシーンが多いです。彼女は料理が苦手なのですが、そんなヨルが夫であるロイドとアーニャの為に同僚に料理を習うシーン。そこで自身の母がよく作っていたシチューを作れるようになり、家族にも振る舞います。そこではじめて美味しいと言ってもらえて、涙するところはちょっぴり感動しちゃいます。
また小さかった弟を養い守る為に始めた殺し屋の仕事について。も自立した今、何のために続けるのかと自問自答を続けています。そこで脳裏に浮かんだのはロイドとアーニャ。ヨルにとって守りたい存在になっていたんだなぁ。と感動するシーンです。
他にも魅力的なシーンはたくさんあります。アニメ化も決まり男女問わず人気の漫画なのでぜひ一度読んで見ていただきたいです!

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市上位最強家族

お互いの利益のために家族になった父・母・娘。家族ののほほん物語?と思いきや全く逆!次々と起こる陰謀・与えられたミッションを遂行するために、敵を倒したり、学園に侵入したり、変装したり…。お互いに秘密を隠しながら暮らす日々でも、助け合って暮らすこの家族が大好きになる!
戦闘シーンに迫力があり、アクション好きは面白い思う!

凄腕スパイの父親が普通に見えてしまう(身体能力は普通ではないが)、偽りの娘と妻のスペックがやばかった!
人の考えがわかってしまう超能力者の4歳の娘。面白そうだとスパイの養子になるが、父のスパイになった想いを心を読んで知り、父の手助けをしたいと空回りながら頑張る。そんな姿が可愛いし、読めない行動でつい応援したくなる!
妻にしたのは陰で凄腕暗殺者。綺麗な見た目に素早い動きで相手を刺す。そんな彼女についた呼び名は「イバラ姫」普段は料理もできない・同僚ともうまくいってない不安だらけの女性。完璧じゃないそんなところが可愛い!
2人をサポートしながら任務をこなしていく、毎回、凄腕のはずのスパイ(父親)だけがぼろぼろで応援したくなる。

この家族で解決できない事件があるのかな?ってくらい史上最強家族。

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ほのぼのできて、楽しく読めるスパイ漫画

主人公は国の平和のために働く凄腕のスパイ。真面目な漫画かと思いきや、なんとギャグ漫画です。多彩なギャグが盛り込まれていて、クスっと笑えたり、大笑いできたり、気軽に読めるうえ、気持ちが明るくなります。家族愛や姉弟愛、友情の話が多く、ほのぼのとした気持ちになれると思います。そこに恋愛も絡んできて、この先どうなるのかドキドキ。主人公の娘が通うことになる小学校のモデルは、多分イギリスのセレブ向け超有名某ボーディングスクールだと思われますが、お受験の様子や学校の授業など、こういう感じなのか~と興味深く読ませて頂いてます。少年漫画ですが、絵がきれいでキャラクターデザインが可愛いので、女性にもおすすめ。特に娘と犬が可愛くてたまりません。主人公はイケメンなうえ、頭が良く、高身長で、身体能力も高いと超ハイスペックでかっこいい!仕事も真面目で、男女両方からモテるタイプだと思われます。子どもから大人まで楽しめる漫画だと思います。

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スパイものが好きな人にはぜひ見てほしい

『SPY×FAMILY』は、洋画『Mr.&Mrs. スミス』のような作品が好きな人には是非読んでもらいたい作品となっている。
任務のため、とある政治家と接触を図るために疑似家族を作り、その政治家の息子が通う学校に子供を入学させることとなったスパイ、黄昏。作戦を遂行するため、子供のいない黄昏は孤児院へと趣き、そこで人の心が読める少女アーニャと出会い、アーニャを養子として選ぶ。黄昏に勉強を見てもらったこともあり、入学のための筆記試験には何とか合格をするアーニャ。これで作戦遂行の第一歩をなんなく突破した――かのように思えたが、次は両親同伴での面接試験という難題が立ちはだかる。黄昏は妻役の人間を探すため奔走するが、その矢先、ヨル・ブライアという一人の女性と出会う。しかしヨルにも裏の顔があるようで…。そうして互いの素性を隠し合う疑似家族の生活、SPY×FAMILYの幕が開けていくのであった―。

最初は「任務遂行のために疑似家族を作る」としか考えていなかった黄昏が、アーニャやヨルと過ごすうちに少しずつ気持ちに変化が生まれていく描写も見えるため、先の展開が気になる物語となっている。アーニャのことが気になる少年ダミアン、シスコンなヨルの弟ユーリや、黄昏に恋心を抱く同僚のフィオナの登場など、家族外のキャラクターにも味があり、どのキャラに目を向けても楽しめるだろう。また、「いつお互いの正体が分かるのだろう?」とハラハラしながら読むのもお勧めの読み方の一つとして推奨したい。ギャグ描写もしっかりとあるため、繰り返しになるが『Mr.&Mrs. スミス』のようなスパイアクションものが好きで「家族ものの心が温まるストーリーを読みたい」と思ったなら、まずは1巻からぜひ手に取っていただきたいと思う。

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スパイ×暗殺者×超能力者の家族日常コメディ

東国(オスタニア)から西国(ウェルスタリア)に送られた凄腕スパイ黄昏(本名ロイド)は、西の政治家ドノバン・デイモンドに接触するべく、デイモンドの子供が通っている名門イーデン校に養子を入学させる任務「オペレーション梟」を命じられます。
養子を探し訪れた孤児院で人の心を読める少女アーニャと出会います。
その場でアーニャが難しいクロスワードパズルを解いた(実際には、ロイドの心を読んでカンニングした)ため、難関イーデン校に合格できると考えたロイドは彼女を養子にします。
実はそれほど賢くないアーニャを合格させるためロイドは四苦八苦させられますが、なんとか筆記試験を通過しました。
しかし、次の面接試験には「両親」が揃って面接に赴かないといけない連絡がありました。
もちろん妻のいないロイドは急いで妻となる女性を探します。
その矢先、2人はヨル・ブライアという女性に会います。ヨルは公務員をする傍らいばら姫というコードネームで密かに殺し屋をしていましたが、婚期の遅れを親に指摘され形の上での恋人を探していました。
心を読めるアーニャは殺し屋であるヨルを好奇心から母親になってくれるように仕向けます。
妻役を探していたロイド、恋人を求めるヨル、ワクワクを求めるアーニャの3人の利害が一致し、互いの素性を隠しながら、即席の家族として生活をスタートさせます。アーニャの入学に向けて3人で奮闘していく姿、お互いの素性を隠しつつ暮らしていく中で芽生える家族愛や絆、スパイや殺し屋の任務の緊迫したシーンの中にある笑い、様々な要素が混ざり合いつい読み進めてしまいます。
アーニャは無事入学できるのか、その後家族はどうなっていくのか。
出始めてまもない作品のためぜひ手にとってお読みください。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

一番キテル、三世代マンガ!

少年ジャンプ+に隔週連載中のスパイ漫画。イケメン凄腕スパイが、国を守るため、身分を隠し養子をもらい、最強の美女と偽装結婚して物語は始まる。しかも養子の幼女や妻もまた、誰にも言えない過去(と現在)を持っている。3人は互いに自分を隠しながらも、事件が起きるごとに信頼を深め、本物の家族になっていく。敵と腹の探り合いやスパイものならではのクールでミステリアスな場面にドキドキ。幼女のお茶目で可愛い学園(小学校!)ネタには、おじさん達は悶絶必至だ。そして妻を演じる天然美女との、じれったいほど進まないラブコメ。どこを切っても面白い金太郎飴な作品。
1話目から応援コメントが半端ない数となっている。

作者の遠藤達哉は、この漫画を読むまで知らなかったが、なかなか目が出なかった20年選手だとか。この前の著名な作品(TISTA)の刊行が10年以上前だとかで、作者がその間を、どんな思いで過ごしていたのか…と、少し切ない気持ちにもなる。子供も、大人も楽しめるが、大人になって、大分経つ人に一番おススメなのは、こんな遠藤の背景があるからかもしれない。自分もそうだが、書かれていることが全て実感できる。変な時間に昔の映画を一人で見ているような、現実逃避感も味わえる。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
8

ギャグ要素満載のスパイ、アクションコメデイ漫画!

イギリスを舞台とした、凄腕のスパイの夫、殺し屋を家業とした妻、人の心を読める超能力を持つ6歳児の家族のコメディ漫画です。あることをきっかけにこの3人は疑似家族として同居することになります。スパイの夫は1つの国を守るため、情報収集できるようスパイであることを隠すために。殺し屋の妻は自身が殺し屋であることを実の弟に隠すために。6歳児は自身が超能力を持つことを本当の家族に知られて孤児になった経験から、能力を隠すことで家族を得るために。3人それぞれみんなが自分自身のことを隠しながら疑似家族として生活していきます。
彼らの職業・能力的には緊張感漂う設定であるはずが、妻の天然ボケや6歳児ならではの行動に、夫はスパイであることを知られないための責任感から振り回されるハメになります。その様子は本当の家族に負けないくらいのアットホームさで微笑ましく、面白いです。特に6歳児である娘アーニャは、超能力により父や母の本当の姿を知っているはずにも関わらず、あまりにも2人が良い父母を演じてくれるため居心地良く過ごしており、本当の家族以上に信頼している描写は心温まります。
イギリスのヒーロー、ジェームズ・ボンドが活躍する007やハリウッド映画のMr&Mrsに通ずる場面などもあるので、そういった作品が好きな方にもおススメです。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
9

超人気!「このマンガがすごい!」第1位のSPY×FAMILYの面白さ

スパイと家族。この二つのテーマを掛け合わせることで物語に生まれる深み。
決して人に情をもたない敏腕スパイのロイド。任務のために作った、かりそめの家族。任務が終わればお別れ。しかし、共に過ごすことで、変わっていくロイドの心情が描かれる。

そして孤児院で暮らしていた娘のアーニャ。服屋で出会った妻のヨル。この二人が持つ家族への想いも共感できるものがあり、つい感情移入してしまう。
単にスパイの物語だけでも十分にストーリー展開ができそうだが、そこにキャラクターの心理描写を巧みに盛り込むことで物語が充実。男女問わず楽しめるおすすめ作品だ。

また、登場人物の設定も面白味を加える。
妻のヨルは殺し屋。戦闘力は現段階でNo.1。凄腕のロイドも吹っ飛ばす力をもっており、時折見せる戦闘シーンは人間の度を越していて逆に笑える。
娘のアーニャは超能力者。人の心を読むことができ、ロイドとヨルのことはお見通し。そんな家族を誰よりも愛し、繋ぎとめようとする姿がかわいい貴重なキャラクターである。ロイドの任務に大きく関わる、キーキャラクターとなっている。

深みのあるストーリーと魅力的なキャラクター。「『よくこんな作品を生み出してくれた!』と作者の遠藤達哉さんには感謝の言葉を述べたい!」そんな気持ちである。早く続きが読みたくなる『SPY×FAMILY』を読んでみてはいかがだろうか。