スパイなホームコメディマンガ
ジャンプのアプリ「ジャンププラス」で連載していて、紙の単行本も発売されている、大人気のスパイホームコメディ「SPY×FAMILY」が面白いです。
主人公はエリートスパイのエージェント「黄昏(たそがれ)」が、ある任務でターゲットに近づくために、ターゲットの子供が通う名門校潜入のため「家族」を作れと命じられ、偽装家族を作らなければならない、というところから物語は始まります。
嫁役に本当は殺し屋のヨル、娘役に実は人の心が読める超能力者のアーニャを家族に迎え、黄昏はロイド・フォージャーとしてフォージャー一家のできあがり。
それぞれの正体はお互いに隠したまま、偽装家族として過ごすのですが、アーニャだけは父がスパイ、母が殺し屋、ということを知っている状態。
その状態で、黄昏が任務をこなすために四苦八苦する様子を中心に、アーニャのボケがものすごくいい味を出しつつ、ホームコメディとして家族愛的な展開もあり、すごく楽しめます。
物語が進むにつれ、予知の能力を持った犬「ボンド」が家族に加わったり、ヨルのシスコンな弟ユーリが参戦したりと、読者を飽きさせません。
主人公は基本的にロイド・フォージャーですが、アーニャ中心の話があったり、ヨル中心の話があったりと、主人公以外でも話が1話が普通に成り立ってしまうキャラの濃さが読んでいて楽しいマンガです。