ガンダム・バルバトス（鉄オル）とは【徹底解説・考察まとめ】

宇宙空間での使用を前提とし、命中率より破壊力に重きを置いた折り畳み式の大型砲。基部には60mm機銃も併設されている。
破壊力の大きい武器であるのだが、抜群の対衝撃性を誇るナノラミネートアーマーを持ったモビルスーツ相手では、余程条件が良くないと有効打にはならない。しかし直撃させれば「転ばせる」事は可能なので、劇中では専ら相手のバランスを崩す、推進部・武装などの弱点に直撃させて戦闘不能に追い込む等の用途で使用された。

大型特殊メイス「レンチメイス」

肉食恐竜の頭蓋骨を思わせる柄頭が付いた新メイス。太刀に不慣れな三日月がモンターク商会からの物資の中にあったのを発見して持ち出した。
従来通り、勢いに任せての打撃攻撃も可能だが、頭部のレンチをさながら恐竜の口の如く展開して敵機を拘束し、更に口内部に仕込まれたチェーンソーで咥えた対象のナノラミネート被膜を切削して喰い千切る戦法も可能。
ヒロイックさの欠片も無い野蛮過ぎる武装だが、三日月は「 いいのあるじゃん 」と一目で気に入ってしまった。
しかし大型のため、取り回しには大きなモーションが付きまとい、反応速度の速い相手には見切られることも多かった。

ガンダム・バルバトスルプスの使用武装

ソードメイス

ルプスへの改修の際、機体の機動性を殺さず、かつ十分な破壊係数を叩き出すためにテイワズの技術者が設計した新型メイス。
「ソード」の名の通り打撃部の外縁は刃状になっており、重量斬撃で装甲を割断することが可能。 もちろん腹を打撃面にすれば、従来通り暴力的な衝撃破砕能力を発揮できる。性能を活かすには、相手の装甲特性を見てより有効な攻撃法を選択する判断力が必要となる。

前腕部200mm砲

ルプスの腕部マウントラッチに装着される大口径砲。マシンガンの如く連射可能。発射時には砲身がスライドバックして反動を相殺する機能が備わっている。 長砲身のため、回転式の接続を採用しており、非使用時は後方に向けて手持ち武器との干渉を避けるが、後方に向けた状態でも発射可能で、使い勝手が良い。

ネイルカバー

ルプスへの改修の際、ガンダム・フレームの特徴である爪状の指カバーに追加で取り付けられたナノラミネートアーマー製の覆い。
強度は抜群で、抉れたMSの装甲を貫く追い打ち用の暗器として機能する。 コクピットハッチにねじ込めばパイロットを抉り殺して無力化できる。

一部のガンダムシリーズを除き、ここまで「素手」が武器として機能するのは珍しい。

ガンダム・バルバトスルプスレクスの使用武装

超巨大メイス

初代メイスを更に大型化したもので、打撃部が約2倍ほどの大きさに巨大化している。更にパイルバンカーは先端部だけでなく柄頭の反対の石突部分にも増設された。 柄は伸縮機構が強化され全体で伸縮する様になったので携行時の負担をより軽減し更に戦闘時の間合いの調節も可能となった。
レクスの超強化された膂力を以て繰り出されるその破壊力は、重装甲艦の艦橋を一撃で粉砕する程である。

テイルブレード

レクスの背部に接続された、有線式の大型実体剣。モビルアーマー・ハシュマルの残骸から得た粘性合金ワイヤーに新造したレアメタル剣を連結したもの。 三日月の意思で自在にコントロールが可能で、重力下でも問題なく使用が可能。敵機に突き刺して激しく振り回せば、物理的な破壊力はもとより、慣性制御でも殺し切れない凄まじいGでパイロットを失神させることすら可能である。

本来人体に存在しない「尾」を動かす事に対し、三日月は「今まで自分になかったのが不思議なくらい」とのコメントを残している。

名シーン・名場面

「行こう。俺たち…みんなで」