キャッツ・アイ(Cat's Eye)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャッツ♥アイ』とは、1981年から1984年にかけて「週刊少年ジャンプ」に連載された、北条司氏による漫画作品。レオタードという来生姉妹のセクシーな衣装や、泥棒と刑事の恋愛描写が人気を博し、アニメ、実写映画、ラジオドラマなど、様々なメディアミックスがされた。瞳、泪、愛の三姉妹が『キャッツアイ』と名乗り、美術品の裏シンジケートに奪われた父親のコレクションを取り戻していく。行方不明の父親を捜す来生3姉妹の物語と、主人公・瞳と恋人で刑事の内海敏夫との恋模様を描く。

『キャッツ♥アイ』の概要

『キャッツ♥アイ』とは、北条司によって1981年から1984年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された漫画作品である。
来生姉妹のセクシーなレオタード姿や、泥棒と刑事の恋愛を描いたストーリーが人気を博した。作品は漫画だけではなく、アニメ、実写映画、ラジオドラマなど様々なメディアミックスが成された。本作は、北条司のデビュー作品でありながらも出世作ともなった。TVアニメは第1気が1983年10月8日からから1984年3月26日まで放送され、第2期は1984年10月8日から1985年7月8日まで放送された。第1期のオープニングテーマ「CAT’S EYE」はオリコン1位を獲得するなど、大ヒットしたアニメである。

犬鳴警察署の刑事である内海俊夫(うつみ としお)は、美術品を狙う怪盗・キャッツアイの逮捕を目標として駆け回る毎日を過ごしていた。そんな俊夫を恋人である来生瞳(きすぎ ひとみ)は励ましていた。
瞳は姉の来生泪(きすぎ るい)、妹の来生愛(きすぎ あい)と一緒に喫茶店「キャッツアイ」を営んでいるのだが、三姉妹には裏の顔があった。彼女たちこそが俊夫が追いかけている「キャッツアイ」だったのだ。
来生姉妹の父親はミケール・ハインツというドイツ人画家だった。ハインツは美術シンジケートに狙われて行方不明になっており、さらにその作品も所在が分からなくなっていた。キャッツアイは父親の作品を取り戻しながら、さらわれた父親の行方を探す。

『キャッツ♥アイ』のあらすじ・ストーリー

主人公の来生瞳(きすぎ ひとみ)と、姉の来生泪(きすぎ るい)、妹の来生愛(きすぎ あい)は、喫茶店「キャッツアイ」を営んでいる。実は来生姉妹には美術品を狙う「怪盗キャッツアイ」としての裏の顔があった。盗む予定の美術品の情報収集が完了すると、緻密に練られた計画のもと、キャッツアイに扮して盗みをしていく。盗む前に必ず犯行を予告する「キャッツカード」を出し、予告した上で華麗に盗みを遂行するのが彼女たちのスタイルである。
そんなキャッツアイに刑事の内海俊夫(うつみ としお)は逮捕の執念を燃やしていた。俊夫の恋人である瞳は彼のことを励ます。瞳は俊夫を愛しており、正体を知られることは2人の関係が終わることを意味していた。故に瞳は正体を隠し、キャッツアイとして行動するときは命をかけていた。

来生姉妹がキャッツアイとして犯罪を行う理由は父親にあった。
姉妹の父親であるミケール・ハインツはドイツ人画家であった。ハインツは幻の古代ギリシア彫像「アフロディーテ」を所有していた故に、美術シンジケートから狙われていた。美術シンジケートから逃げるハインツは姿をくらまし、ハインツの作品は美術シンジケートによって世界に散逸した。来生姉妹はキャッツアイとして父親の作品を取り戻しながら、父の行方を探っていたのだ。

ある時、瞳達に「ロサンゼルスで父親が生きている可能性がある」という知らせが入る。父親に会う為に瞳は、ロサンゼルスへ旅立つ決心をする。クランツの作品を集め終わった瞳は自身の正体を俊夫へ打ち明ける。旅立ちの日、俊夫は離陸直前に瞳の前に現れる。俊夫は刑事としてではなく、旅立つ恋人に会うために来たのだった。俊夫は瞳にプロポーズをして、瞳はそれを受け入れて旅立っていった。俊夫は責任を負って刑事を辞職してロサンゼルスへと向かった。
しかし、再会した瞳はウィルス性の脳炎にかかって記憶をなくしていた。しかし、俊夫はそんな瞳を受け止め、「また、瞳と恋が出来る」と愛することを誓った。

『キャッツ♥アイ』の登場人物・キャラクター

来生三姉妹

来生 瞳(きすぎ ひとみ)

CV:戸田恵子
来生家の次女。ストレートのきれいな黒髪で爽やかなセクシーさと抜群のプロモーションを持つ美人。
3姉妹の中で最も運動神経と行動力に優れているので盗み担当。キャッツアイのコスチュームは、青色のレオタードが主体。
性格は、明るく、勝気。多少ドジな可愛い所がある。恋愛に関しては、奥手な一面がある。
恋人でもあり刑事でもある内海俊夫にはキャッツアイの正体を知られまいと、盗みを行う時には、命の危険さえも顧みない覚悟をもって、キャッツアイとして盗みを行っている。

行方不明の父・ハインツの作品を全て集め終わると、自ら恋人の俊夫にキャッツアイの正体を明かした。
父親がロサンゼルスにいる情報を得てロサンゼルスに行くことを決意する。ロサンゼルスに旅立つ瞳を追ってきた俊夫にプロポーズされ、瞳は、幸せな気持ちでロサンゼルスに向かった。
その旅先で、脳炎にかかり、生死をさまようも生還。しかし、記憶を失ってしまっていた。記憶を失っている瞳には、俊夫を見ても誰かわからなかった。
だが、瞳と俊夫との思い出であるオルゴールを聞いた途端、ふさぎこんでいた瞳に笑顔が見える。
記憶がよみがえるかもしれないという可能性を見せた。

来生 泪(きすぎ るい)

CV:藤田淑子
来生家の長女。成熟した大人の色気を持つ美人。グラマラスで、ウェーブのかかった長い髪をしており、母親とよく似ているらしい。
冷静沈着で慎重な性格。状況判断をする司令塔の役割を持っている。ターゲットの詳細な情報収集を固め緻密な計画を立てる。
頭脳明晰、語学も堪能、多くの特殊免許も持っている。
その特技を存分に盗みの手口に利用している。キャッツアイのコスチュームは、紫色のレオタードが主体。

来生 愛(きすぎ あい)

CV:坂本千夏
来生家の三女。ショーカットで大きな瞳が特徴。キュートでボーイッシュな美少女。
いつも笑顔を絶やさない明るい性格だが、1度怒り出すと機嫌が直らず、姉の瞳でもお手上げするほどガンコになることもある。
コンピュータや機械には強く、盗みの際に使用できる小型ヘリコプターを制作するが、失敗作も数知れず。
キャッツアイとしての仕事も遊びの延長で、姉の瞳には危なっかしく思われている為、キャッツアイの仕事にも連れていってもらえないこともある。
ただ、美術品を見極める審美眼は姉たちからの信頼を得ている。
唯一、父親の顔を知らない為、ファザコン気味。キャッツアイのコスチュームは、オレンジのレオタードが主体。

キャッツ特捜班

内海 俊夫(うつみ としお)

CV:安原義人
瞳の恋人で、キャッツアイを捕まえようと躍起になっている犬鳴署の刑事。性格はポジティブで前向きである。
キャッツアイ以外の事件では手柄を立てることがあり、敏腕ぶりを発揮する事もあるが、キャッツアイが相手だと詰めの甘さから、取り逃がす事が目立つ。キャッツアイの正体まであともう一歩の所まで迫るも、一枚上手のキャッツアイにかわされてしまう。

恋人の瞳からキャッツアイの正体を告白され動揺するが、瞳にプロポーズを決意し、父親捜しにロサンゼルスに旅立つ瞳を見送る。キャッツアイの正体を隠している者としての責任を取り、辞職する。
ロサンゼルスにいる瞳を追ってきたが、瞳が記憶喪失と知ってショックを受ける。だが、もう一度瞳と恋ができると前向きにとらえ、瞳を愛し抜くことを決意する。

浅谷 光子(あさたに みつこ)

CV:榊原良子
犬鳴署の刑事で内海と同僚。眼鏡とショートボブの黒髪で知的でクールな美人。刑事としての経験と、女性の第6感から来生三姉妹をキャッツアイと疑っている。内海に恋意を持ち、恋人である瞳に嫉妬心を抱いている。

課長

kuma11920
kuma11920
@kuma11920

Related Articles関連記事

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

ジャンプの歴代ヒロインまとめ

日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

Read Article

ルパン三世VSキャッツ・アイ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

ルパン三世VSキャッツ・アイ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ルパン三世VSキャッツ・アイ』とは、モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』と北条司原作の『キャッツ・アイ』が時に戦い、時に協力しながら巨悪と対決していく2023年のアニメ作品。怪盗を題材とする有名作品のクロスオーバーとして、公開前から注目を集めた。 「ハインツ・コレクション」と呼ばれる美術品ばかりを狙う怪盗キャッツ・アイの泪、瞳、愛の来生3姉妹。しかしある時、彼女たちが回収した「少女と花束」という絵画がアジトからルパン三世に盗まれる事件が発生。その絵に隠された秘密を巡る大冒険が幕を開ける。

Read Article

海外でも評価が高い80年代のおすすめアニメランキングTOP20!【北斗の拳、シティーハンターほか】

海外でも評価が高い80年代のおすすめアニメランキングTOP20!【北斗の拳、シティーハンターほか】

日本が誇る一大カルチャー「アニメ」。日本のアニメはストーリーやキャラクター設定の綿密さ、作画技術の高さに定評があり、特に海外では高い評価を受けている。日本で放送されたアニメが外国で新たに制作されるケースもあるほどだ。本記事では海外で評価が高かった日本発の80年代アニメを、20タイトルまとめて紹介する。

Read Article

目次 - Contents