キャッツ・アイ(Cat's Eye)のネタバレ解説・考察まとめ
『キャッツ♥アイ』とは、1981年から1984年にかけて「週刊少年ジャンプ」に連載された、北条司氏による漫画作品。レオタードという来生姉妹のセクシーな衣装や、泥棒と刑事の恋愛描写が人気を博し、アニメ、実写映画、ラジオドラマなど、様々なメディアミックスがされた。瞳、泪、愛の三姉妹が『キャッツアイ』と名乗り、美術品の裏シンジケートに奪われた父親のコレクションを取り戻していく。行方不明の父親を捜す来生3姉妹の物語と、主人公・瞳と恋人で刑事の内海敏夫との恋模様を描く。
瞳は俊夫を愛していた。キャッツ特捜官だった俊夫にキャッツアイだとバレることは別れを意味していた。瞳は、キャッツアイになる時には死ぬ気で仕事をし、正体をバラさないように努力してきた。しかし、ハインツの作品が集まり、瞳は自身の正体をついに俊夫に打ち明けることにした。
「キャッツは 瞳のもうひとつの姿..ふたつでひとつのあたしなのよ 」は、まさに自身の正体を俊夫に明かした瞳のセリフであり、二人の恋の行方を左右する重要なシーンでもある。
内海敏夫「泪さん...こんな素晴らしい事って有りませんよ...だってそうでしょう?瞳ともう一度...もう一度恋ができる...」
瞳は自身の正体を俊夫に告げて、ロサンゼルスへ旅立った。俊夫は責任を取って刑事を辞め、瞳の元へ向かう。
しかし、ロサンゼルスであった泪や愛は浮かない顔を浮かべていた。泪は「愛に合わす訳にはいきません!」と言う。事態が飲み込めない俊夫だったが、このまま瞳に会わずに帰る訳にはいかなかった。俊夫の瞳に対する思いを知った泪は、俊夫を瞳に合わせる。瞳は一見何も変わりはなかった。しかし、瞳の口から出た言葉は「あなたは…だれ?…ごめんなさいわからないの…」だった。
瞳はウイルス性の脳炎にかかり、一命を取り留めたものの、記憶を失ってしまっていた。しかし、それでも俊夫は瞳を愛することを誓う。
日本にいる時、もし瞳がキャッツアイだったらどうするのか、と俊夫は聞かれたことがあった。その時、俊夫は「瞳がホントにキャッツだったら!?その時は...かまやしないさ! 2人して過去を捨てるさ!2人して記憶喪失にでもなってな!」と答えた。そして、2人の思い出のオルゴールを指して「なーにこの曲を聞けば思い出すさ!この曲で2人共懐かしい風を感じる 。それで2人が...特別な関係だと気付くさ!」と続けた。
俊夫はオルゴールを流しながら、泪たちにその思い出を話していた。すると、部屋から出ようとしなかった瞳がやってきた。俊夫が「瞳!!どうした...!?」と問うと、瞳は「分からないわただフッと外に出たくなって...」と答えた。それを聞いた俊夫は泪に「泪さん...こんな素晴らしい事って有りませんよ...だってそうでしょう?瞳ともう一度...もう一度恋ができる...」と言った。
俊夫の瞳に対する愛の深さがわかる名言である。
『キャッツ♥アイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
個人を偲んで開かれたキャッツアイ会
2013年にこの世を去った課長役の内海賢二を偲び、キャッツアイ会と評して主演キャストが集まった。「課長役の内海賢二さんを偲んで集まり、 泪役の藤田淑子さん、愛役の坂本千夏ちゃん、俊夫役の安原義人さんと私。 三姉妹とトシ。 献杯。 中々仕事でも会う事が少ない私達を、内海さんが又、会わせてくれた」と瞳役の戸田恵子が自身のブログで綴っている。
3姉妹になった理由
作者の北条司が当時たくさん女の子をたくさん書きたかったらしく、キャッツアイは3姉妹になった。
登場する女の子は、色っぽいお姉さん、勝気な美人、性格も外見も可愛い女の子、という3パターンに分かれたようだ。
映画化&テレビドラマ化された人気作
実写映画は『CAT'S EYE キャッツ・アイ』というタイトルで、1997年8月30日から公開された。上映時間92分。監督は林海象、脚本はアニメ版も手がけた土屋斗紀雄と林海象が手掛けた。
来生三姉妹の愛が主人公となっており、謎の失踪を遂げた父の行方を探す女怪盗団キャッツアイと、彼女たちの命を狙う秘密結社と壮絶な戦いを描いたアクションを繰り広げるストーリーとなっている。
愛を演じたのは内田有紀、瞳役は稲森いずみ、泪役は藤原紀香、俊夫は原田喧太が演じた。
1988年にはテレビドラマ化され、瞳を早見優、泪をピンク・レディーのMIEが、愛を立花理佐が演じた。また、俊夫役に西城秀樹、ねずみ役には小倉久寛、永石役を京本政樹が演じるなど、名実ともに人気の高いキャストが集結した。
『キャッツ♥アイ』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):杏里「CAT'S EYE」(第1期)
ED(エンディング):杏里「Dancing with the sunshine」(第1期)
OP(オープニング):刀根麻理子「デリンジャー」(第2期)
ED(エンディング):シェリー・サベッジ「HOT STUFF」(第2期)
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目次 - Contents
- 『キャッツ♥アイ』の概要
- 『キャッツ♥アイ』のあらすじ・ストーリー
- 『キャッツ♥アイ』の登場人物・キャラクター
- 来生三姉妹
- 来生 瞳(きすぎ ひとみ)
- 来生 泪(きすぎ るい)
- 来生 愛(きすぎ あい)
- キャッツ特捜班
- 内海 俊夫(うつみ としお)
- 浅谷 光子(あさたに みつこ)
- 課長
- 来生三姉妹の関係者
- ミケール・ハインツ
- 永石(ながいし)
- クラナッフ・シンジケート
- クラナッフ・ハインツ
- その他
- 神谷 真人(かみや まさと)
- 『キャッツ♥アイ』の用語
- 喫茶店「キャッツアイ」
- キャッツ・カード
- キャッツ特捜班
- クラナッフ・シンジケート
- 『キャッツ♥アイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 来生瞳「キャッツは 瞳のもうひとつの姿..ふたつでひとつのあたしなのよ 」
- 内海敏夫「泪さん...こんな素晴らしい事って有りませんよ...だってそうでしょう?瞳ともう一度...もう一度恋ができる...」
- 『キャッツ♥アイ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 個人を偲んで開かれたキャッツアイ会
- 3姉妹になった理由
- 映画化&テレビドラマ化された人気作
- 『キャッツ♥アイ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):杏里「CAT'S EYE」(第1期)
- ED(エンディング):杏里「Dancing with the sunshine」(第1期)
- OP(オープニング):刀根麻理子「デリンジャー」(第2期)
- ED(エンディング):シェリー・サベッジ「HOT STUFF」(第2期)